事故米で作ったあられを空港で無料提供していた
<事故米転売>あられを利用客に無料提供 中部国際空港
愛知県の業者が事故米を不正に転売していた問題で、中部国際空港会社(愛知県常滑市)は13日、事故米を原料にして作ったあられを空港ラウンジの利用客に無料で提供していたと発表した。このあられは、同県知多市の竹新製菓が製造した「ピリカラコンビ」で、既にラウンジから撤去した。利用客から健康不良の訴えはないという。同空港によると、12日に納入業者からの連絡で判明した。旅客ターミナルビル2階の国際線出発エリアのグローバルラウンジで、竹新製菓が自主回収対象期間としている11日までの4カ月間に無料提供したのは小袋1691袋。また出発エリアの免税店でも、同期間に小袋19袋が入った大袋576袋が販売されていた。【河部修志】
9月13日14時15分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000045-mai-soci
事故米転売:竹新製菓が9万袋自主回収
事故米を使ってあられを製造していた愛知県知多市の菓子製造会社「竹新製菓」は12日、新たに「おつまみみっくす」「菓ノ香千舞」など8商品の回収も始めた。一方、愛知県は同日、食品衛生法に基づく立ち入り調査をし、県衛生研究所であられの分析に入った。
回収するのは、このほか▽菓ノ香千舞おかき▽菓ノ香三色小粒▽さざ波▽和や菓千舞おかき▽三色小粒▽三色小粒サラダ。これで同社の自主回収は11商品、約9万袋になる。
同社の新美範恭副社長(54)によると、問題となった米は三重県四日市市の米穀販売「ノノガキ穀販」から「北海道や九州で集めたくず米がある」と持ちかけられ、1年半前から今年3月まで購入を続けた。餅米を精米した白米のくずとして1キロ100~150円で仕入れたといい、新美匡之社長(74)は12日夜、記者会見し「昨日の朝、事故米と判明し自主回収を決定した。残念で恥ずかしい」と話した。
一方、愛知県は竹新製菓への立ち入りで、あられの製造数や流通経路、在庫数などを調査。11日夜には農林水産省も職員を派遣し、ノノガキ穀販との取引量や伝票類を調べた。県は伝票などからノノガキ穀販との取引の詳細を調べる。
岐阜農政事務所も12日、岐阜県内の米穀取扱業者に任意の立ち入り調査を実施、岐阜県も県内での流通ルートの解明を始めた。
また、三重農政事務所の調査の結果、ノノガキ穀販が事故米を販売した12業者のうち1業者が四日市市にあり、すでに県外に転売していたことが分かった。【河部修志、月足寛樹】
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2008/09/13/20080913k0000m040170000c.html?inb=yt
事故米転売:保育園などの給食からメタミドホス検出 京都
米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の汚染米転売問題で、京都市は12日までに殺虫剤・メタミドホスに汚染されたとみられる餅精米が流通していた市内の高齢者施設や医療施設など10施設を立ち入り検査し、このうち保育園と老人保健施設の計2カ所に残っていた給食用の米から、食品衛生法の基準(0.01ppm以下)の2倍にあたる0.02ppmのメタミドホスを検出した。
一連の問題で、流通の消費段階にあった米から基準値以上が検出されたのは初めて。市は「この米を使った食品を食べても、健康への影響はない」としている。
市は福岡県や大阪府からの連絡を受け、10日に立ち入り検査を実施し、10施設のうち4施設で汚染米が残っているのを確認した。
3施設で抜き取り検査をしたところ、「上賀茂保育園」(京都市北区)と介護老人保健施設「洛和ヴィライリオス」(同市中京区)にあった米からそれぞれ0.02ppmのメタミドホスを検出した。残る1施設の米からは検出されなかった。
市内の10施設はいずれも堺市の食品卸業者「大和商会」から汚染米を仕入れており、同保育園は07年12月~今年8月に計13キロを、同施設では今年5~8月に計10キロを購入した。保育園は07年12月~今年9月に4回、同施設も今年6~9月に赤飯などの材料に使っていた。
同保育園では12日午後7時半から、緊急の保護者会を開催。池田岩太園長は「安全な食品が確実に届く仕組みにしてほしい」と話している。同施設を運営する法人の松田義史・経営管理部主席課長は「どうチェックしていいか分からない」と困惑していた。【武井澄人、小川信】http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080913k0000m040097000c.html
事故米転売:日清医療食品が購入量「30キロ増」と訂正
給食会社「日清医療食品」(東京都千代田区)は12日、三笠フーズから複数の仲介業者を通じて購入した事故米量を、11日に発表した704キロから734キロに訂正した。集計ミスがあった。
すべてを近畿6府県の医療施設や高齢者施設など119カ所で、赤飯やおこわなどの食用として消費していた。http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080913k0000m040071000c.html
事故米転売:三重・ノノガキ穀販、食用で12業者に販売
愛知県の2業者が事故米を不正に転売・譲渡した問題で、名古屋市瑞穂区の「浅井」から事故米を買っていた三重県四日市市の米穀販売「ノノガキ穀販」は12日、事故米862トンを1府7~8県の計12業者にすべて食用米として販売したことを明らかにした。このうち、愛知県知多市の米菓製造会社「竹新製菓」は同日、ノノガキ穀販から仕入れた米を原料に使っていたあられの自主回収を始めた。
野々垣勝社長(45)によると、12業者のうち1業者が製菓業、残り11が精米業と米穀販売業で、飲食店などで消費された可能性がある。ノノガキ穀販が「浅井」から購入したのは「砕き米」だけでなく、飲食店などで出す主食向けの米もあった。特に「うるち米」は04~07年に販売しており「大半が消費された可能性がある」という。
また竹新製菓によると、自主回収を始めたのは「さつき」「味千舞」「ピリカラコンビ」の3商品約6万袋。【清藤天、高木香奈、安達一正】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080912k0000e040102000c.html
事故米転売:東京「福徳長」、焼酎8万本を自主回収
三笠フーズによる事故米の転売問題で、酒造会社「福徳長酒類」(東京都中央区)の持ち株会社「オエノンホールディングス」(同)は12日、原料に問題の米が含まれていたとして、芋焼酎6商品計約8万本の自主回収を始めたと発表した。
6商品は6月上旬以降、全国のスーパーなどに出荷した「本格芋焼酎 さつま美人」の「黒麹25度」1.8リットル、「白麹25度」720ミリリットル、「黄金千貫25度」720ミリリットル(いずれも瓶)と「本格芋焼酎 黒久宝25度」の3商品(紙パック1.8リットル、同900ミリリットル、瓶900ミリリットル)。健康被害の報告はない。
6商品は西酒造(鹿児島県)と自社生産の原酒をブレンドして製造しており、西酒造側は9日、事故米の混入を否定したが、11日「混入の疑いがある」と連絡してきたという。福徳長酒類の酒井憲之社長は、都内で開いた会見で「消費者にご迷惑をおかけしました」と謝罪する一方「(事故米は)国が海外から買ったもの。管理を徹底すべきで憤りを感じる」と述べた。回収に伴う損失は約2億円。問い合わせはフリーダイヤル(0120・621・560)。
この問題は、三笠フーズが殺虫剤「アセタミプリド」などに汚染された事故米を約12社に転売。西酒造は、この転売先の一つである仲介業者から米を購入した。西酒造も自社生産の芋焼酎「薩摩宝山」の自主回収を進めており、西酒造から原酒を購入したアサヒビールも焼酎「かのか」など9商品を自主回収している。【林哲平】http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080912k0000e040069000c.html
事故米転売:アサヒビールが芋焼酎9商品の自主回収始める
米卸加工会社「三笠フーズ」(大阪市)による事故米の転売問題で、アサヒビールは11日、同社が販売している芋焼酎の原酒の材料に問題の米が含まれていたと発表、9商品約65万本の自主回収を始めた。大手メーカーの製品で事故米の使用が発覚したのは初めて。
対象商品は、6月以降、全国のスーパーやコンビニエンスストアに出荷した芋焼酎の「さつま司25度」「さつま司黒麹仕込み25度」「さつま司黒壺36度」「かのか25度」「かのか黒麹仕込み25度」「かのか20度」「本格芋焼酎かのか25度」「とんぼの昼寝25度」「ちょこべこ25度」。一部は飲食店にも出荷した。現時点で健康被害の報告などはないという。回収に伴う損失は約15億円に上る見通し。
同社は芋焼酎の原酒の製造を西酒造(鹿児島県)に委託。仕入れた原酒をグループのニッカウヰスキーの工場などで製品に加工し、出荷していた。三笠フーズの問題発覚後、西酒造に問い合わせたところ、「事故米の使用はない」との報告を受けていたが、10日に「原料米の一部に基準を超える殺虫剤『アセタミプリド』が含まれていた」との訂正があったという。
問い合わせは、アサヒビールお客様相談室0120・011・121。12日からは専用ダイヤル0120・500・341で受け付ける。【小倉祥徳】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080911k0000e040053000c.html
事故米転売:愛知の2社の不正も判明 「食用」確認急ぐ
農林水産省は10日、愛知県内にある飼・肥料卸などの2社が、工業用のりとする目的で国から購入した事故米を目的外で使用したり転売していたと発表した。有機リン系殺虫剤「メタミドホス」の汚染米を転売するなどしていた。いずれも食用としての転売は否定しているが、同省は、転売されるなどした後に食用として流通している恐れもあるとみて確認を急ぐ。
2社は「浅井」(名古屋市瑞穂区)と「太田産業」(愛知県小坂井町)。三笠フーズ(大阪市北区)の食用への不正転売を受け、03年度から今年7月までに国から事故米を購入した16社に対する農水省の8日からの調査で判明した。他の14社に対しても不正がないか調査を進めている。
両社は三笠フーズ同様、二重帳簿を作成するなどして農水省のチェックを免れていたという。
農水省によると、「浅井」は03~07年度、残留基準の5倍に当たるメタミドホスに汚染された中国産もち精米や、カビが生えたり水にぬれた国産うるち精米など1297トンを購入。一部は工業用のりに製造・販売したが、862トンを「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)に転売した。同省に対して、浅井は「米は砕いてノノガキに売ったが、のりの原料としてではなかった」と目的外使用を認めている。
太田産業は03~07年度、メタミドホス汚染米など1136トンを購入。このうち1000トンを自社で肥料に加工して販売、残る136トンは関東地方の肥料製造業者と工業用のり製造業者に無償で譲渡した。
農水省は「浅井」に対して05年度から今年度までに計16回、「太田産業」に対しては06年度から今年度までに計26回調査をしていたが、不正を見抜けなかった。
農水省は「転売したり無償譲渡した後に、食用として転売された可能性もあり、今後流通ルートを調べる」としている。【奥山智己、稲垣淳】
【浅井の会社概要】 民間信用調査機関によると、49年創業で穀物類を原材料とした接着剤の添加物や、飼料の卸売りを行っている。名古屋市港区や佐賀県伊万里市に支店や工場がある。浅井利憲社長(56)は75年に入社し、85年から社長を務める。05年時の従業員は5人。
【太田産業の会社概要】 民間信用調査機関によると、39年創業で、海外から仕入れた牧草などの飼料を卸売りしているほか、大豆粕(かす)や菜種油粕を肥料として農協などに販売している。太田博之社長(56)は、05年に兄に代わって社長に就任した。5月現在の従業員は8人。http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080911k0000m040081000c.html
子どもたちが口にしていた米の残りから、殺虫剤・メタミドホスが検出された--。汚染米転売問題で12日、メタミドホスが検出された米を仕入れていた京都市内の保育園と老人保健施設。市は「人体に影響はない」としているが、この保育園は同日夜、緊急の保護者会を開催。「何を信じたらいいのか」。関係者は一応に困惑し、対応に追われた。
上賀茂保育園ではメタミドホス検出の連絡を受け、園児を迎えに来た保護者に向けに経緯を説明する張り紙を入り口に掲示。説明会は保育園の本館1階ホールで午後7時半から約1時間開いた。
出席した保護者はショックを隠せない様子。長女(5)を通わせている女性看護師(34)は「親の知らないところで目に見えないものが子供の中に入っていた。『体内に入っても安心な量だ』と説明されても安心できないが、今は大丈夫という園側の説明を信じたい」と言葉少なだった。
長男(2)を通園させている宇佐美愛子さん(36)は夫(35)が焼酎「薩摩宝山」の愛飲者。「夫に続き、まさか子供にも影響が及ぶなんて」と驚きながら、「悪質なのは業者。保育園は防ぎようがない。これからの先の園の対応を見守りたい」と話した。二男(3)を通わせている著述業の長尾庸子さん(35)は「三笠フーズ(の関係者)は人間として最悪。絶対やってはいけないことだ」と憤っていた。
保育園では汚染米を07年12月から4回、購入しシューマイやちまき、赤飯に使った。今回、メタミドホスが検出された米は8月28日に赤飯用に仕入れた5キロの残りで、赤飯は園児約140人と職員約30人が食べたという。保護者会ではこうした経緯と、市から検出されたメタミドホスは微量で食べても問題はないと説明されたことなどを話したという。
一方、メタミドホスが検出された米があった京都市中京区の介護老人保健施設「洛和ヴィライリオス」では、6~9月の毎月1日の4回、いずれも入所者と職員の計約150人が昼食として赤飯を食べ、7月2日と8月8日の2回、同計約95人がおやつとしておはぎを食べたが、この日までに体調不良など異常の訴えはないという。
同施設を経営する医療法人社団「洛和会」の松田義史・主席課長は「入所者へは不安を取り除く説明をしていきたい」と話した。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080913k0000m040102000c.html
もしも自分の子供が給食でメタミドホス入りの米を
食べさせられていたら、嫌だなあ。子供はいないし、
結婚もしていないが、猫はいます。自分の猫に
毒入りキャットフードを食べさせる飼い主はいないだろう。
高くても安全なキャットフードをあげていると、病気になりにくいから
逆に得だと思う。子供は、毒を食べると大人よりも影響を
受けやすいから、今はすぐには症状は出ないだろうけど、
問題が無いなんて言えないと思う。
なんともないから食べてもいいという話ではない。
やはり、微量でもメタミドホスは食べさせたくないと思うよ!
以前、除草剤を売る会社で働いていた知人が言うには、
雑草でも大人の雑草は、なかなか毒が回らないけど、
若い雑草はすぐに枯れる。雑草を見ていると、
若い子がタバコを吸うのを法律で禁じられているのは、
利にかなっているとのことです。