中国共産党の立国と「偽」を論ずる(大紀元日本9月11日)
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▼中国共産党の立国と「偽」を論ずる(大紀元日本9月11日)
【大紀元日本9月11日】北京五輪では、開幕式の足あと花火の偽造、歌手の女の子の口パク疑惑、少数民族児童の偽称、選手年齢の水増し疑惑などが呈された。実をいうと、すでに私はこれらのことを見慣れているため、まったく驚いていない。しかし、中国人の偽造に対する態度に私は強い衝撃を受けた。中国当局の官製メディアCCTVは北京の街頭で開会式での偽造行為に関する聞き取り調査を行った。その結果、8割の市民は「理解できる」と回答、その理由は、「国家の利益と国家のイメージにかかわるから」という。口パク疑惑がばれるまでに、開会式の総監督・張芸謀氏と口パク疑惑の張本人、林妙可ちゃんは、メディアの取材に堂々と応じ、これっぽっちも隙を見せなかった。私は特にこの幼い女の子の「貫禄」に目が点となった。このことについて、ある米国人が私に聞いてきた。「彼らはこの行為はよくないと知らないのか、これは一種の詐欺だとわからないのか」。この米国人は以前、中国の贋物商品について「これは経済発展の一つの段階である」と弁護していたくらいなのに、さすがに今回の件については、困惑したようだ。
この中国の大ファンの問い詰めに私は言葉を失ったが、この米国人に真実を伝えるしかないと思い、「中国では幼稚園から偽造の教育を施している。しかも試験という方式で強化し続ける。それによって、ほとんどの国民は平然とうそを言えるように鍛えられた。中国人の猜疑心が非常に強いのも、もちろんこの特殊な偽造教育の結果である」と説明した。実をいうと、北京五輪での偽造行為は、中国当局の他の行いと比べるとまだずっとマシである。例えば、五輪期間中に抗議を許可するという「デモ許可区域」。いかなる申請も許可されなかっただけではなく、それを餌食にして、多くの抗議申請者を逮捕した。 外国人記者はことの珍しさに大胆にもこの問題を北京五輪組織委員会の幹部に問い詰めた。結局、挙句の果てに、「自分だけが頭がいいと思わないで欲しい」と叱責されてしまった。中国のその幹部の答えは誠に合っている。これらの外国人記者は中国共産党が交わした約束を真剣に受け止めるなんて、頭がいいどころか、むしろ超大馬鹿である。少なくとも私が接触している中国人は、誰一人として中国共産党の約束事を信じるほど愚かではない。実際には、北京五輪そのものは、中国共産党が数百億ドルを費やして作った仮面である。しかし、まさに「偽が真になるとき、真も偽になり」との俗語のように、最後には、当事者自身でさえ、真偽を区別できなくなり、持ち上げた石を自分の足に落とすように自業自得の末路に就くであろう。かつての中華民族は「仁、義、礼、智、信」を重んじ、その「信」をもとに国を繁栄させた。今日、中国共産党が「偽」を国の土台にしていることが、先祖に知られたら、恐らくその祖先であることを大恥と思うに違いない。
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▼富裕国への移民元No.1は中国でしたとさ(今日の覚書)
OECDの年次移民報告書によれば、2006年は、対前年比+5%のおよそ400万人がOECD諸国に移住したとのことだ。 主な理由は、家族との合流や職探しであり、それぞれ全体の44%、14%を占める。 一番人気の移住先はアメリカで、130万人の移民を受け入れた。 OECD諸国へ移住する人間が一番多いのは中国で(とはいえ、イギリスとアイルランドは国籍をモニターしていない)。 中国人移民は南朝鮮、日本、カナダで最大の移民グループを形成しており、アメリカではメキシコに次ぐ第2位だ。 イギリスで国籍別のモニターをしてほしいものですね。 そうしたら下朝鮮、日本、カナダ、イギリスで最大の云々、となったはずなので…。
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▼金正日脳卒中説のカルテ…式典から消えた軍と将軍(東アジア黙示録)
過去最大規模と謳われた北朝鮮の建国60周年パレード。しかし、予想に反して金正日と朝鮮人民軍は式典を無視した。各国が情報収集に奔走する脳卒中説。戦術なのか、本当のアクシデントなのか…貴賓席に金正日が姿を見せることはなかった。節目となる重要な国家行事を独裁者が無視するという異常事態である。9月9日に平壌で行われた「建国60周年パレード」。北朝鮮は関連式典を含め盛大に開く準備を進め、久々の金正日登場が確実視されていた。しかし、予想は覆された。金正日は、50周年・55周年の式典では当然のように、貴賓席の中央に座り、行進を眺めていた。最高司令官に就任した91年以降で、金正日が閲兵式に出席しなかったのは、これが初めてのケースとなる。最高司令官就任後、10回行われた軍事パレードのすべてに金正日は登場。今回の出席キャンセルは異例中の異例だ。そして、パレード自体も前評判とは違って粗末なものだった。朝鮮人民軍もまた建国60周年式典で“勇姿”を見せることはなかった。人民大学習堂前の金日成広場を行進したのは、労農赤衛隊。正規軍ではなく、民兵組織に該当する。しかも女性が中心だ。労農赤衛隊が手にしているのは旧式の自動小銃。対空重機関銃を装備した車両が参加した程度で、武器を持たない兵員の行進も続いた。5年前の建国パレードには、シルクワームなどのミサイルを積載した車両や戦車部隊が次々に行進。昨年4月の人民軍創建75周年パレードにも大型ミサイルが登場し、北の重装備ぶりをアピールした。それらに比べ、今回の“軽装備”と“素人軍団”の行進は際立つ。金正日の欠席は「本格的な軍事パレードがなかった為」とする見方もあるが、朝鮮人民軍の不参加自体が異様だ。雛壇には趙明禄(チョン・ミョンロク)の姿が1年4ヵ月ぶりに確認されている。革命第1世代の軍ナンバー2が見守る中、当の軍隊が行進しなかったのだ。金正日の健康不安説に拍車が掛かるのは、当然の成り行きである。
【金正日異状説で緊急北京会談…】「金正日が深刻な健康問題に見舞われたようだ。脳卒中かもしれない」
AP通信やCNNなど複数のメディアが、米情報当局者の話として金正日脳卒中説を一斉に伝えた。情報当局者が一部記者に集め、匿名でリークしたものだが、情報には相当な自信を持っているようだ。「金総書記が病気のため式典に出席できなかったと信じるだけの理由がある」
一部メディアは、金正日が脳卒中に見舞われたのは「8月14日だった」と具体的な日付を挙げている。現在も治療が続き、独仏中3ヵ国から招かれた医療チームの中には脳外科の専門医も含まれているという。また朝鮮日報は9日付け紙面に、金正日が体調悪化で倒れたのは「8月22日」とする記事を掲載。情報の出元は在北京の韓国大使館当局者で、同時に「北京の北朝鮮大使館や貿易関係者に大きな動きは見られない」と伝えている。以前から金正日は糖尿病による心臓疾患を抱えているとの説が根強く、これまでにも金正日の動静が途絶える度に、同様の似たような情報が流れた。最近では、9月6日に同じく朝鮮日報が、8月末にシナ人医師5人が「北朝鮮入りしたまま帰国が確認できない」と重病説を報じている。しかし、今回の「脳卒中情報」は、やや趣きが違う。米のシンクタンク「防衛分析研究所」のコンダン・オー研究員は、重病説には複数の根拠があると明言。さらに、こう語っている。「日米中韓などの各国政府は、少なくとも非公式レベルでは金総書記の身に何かが起きているとの認識で一致している」クリストファー・ヒルは9月5日に北京入りし、翌日までに北朝鮮を除く4ヵ国の交渉担当者らと相次いで会談したが、主題は、金正日の健康問題だったとも囁かれている。この“5ヵ国協議”は、核無能力化中断を巡る緊急対応が主旨だった。しかし、9月4日にヒル訪支が判明し、翌5日に斎木局長が北京に急遽入るなど、動きは慌ただしかった。実に妙な連続会談だったのだ。
この北京連続会談当日に、朝鮮日報発の重病説が取り沙汰されるのだが、これまで重病説が流れる度に、金正日は噂を打ち消すかのように公の場に姿を見せていた。しかし、今回は逆だった。【年始から過去最大規模のパレードを準備】昨年4月の人民軍創建75周年式典の直前にも、金正日重病説が駆け巡ったが、金正日はパレードに出席し、身を乗り出して手を振るなどオーバーなアクションで歓声に応えた。ところが、今回は欠席したばかりか、朝鮮中央テレビのパレード報道には、奇妙な表現が用いられていた。「将軍様が健康でいてこそ、強盛大国の明るい未来もある」金正日の健康に言及したのだ。重病説が噴出する中、妙な憶測を生む要因にもなる。敢えて触れる必要のない事柄だ。北朝鮮国民の一部や朝鮮総連は、北当局が「建国60周年式典」に熱を入れていたことを知っていただろう。新年今年初めから「重要な年」と宣伝し、早くから大動員を掛けていたのだ。当初のスケジュール通りなら、この式典までに、米国によるテロ支援国家指定は解除されていた。金正日政権は、それを外交的な大勝利と位置付け、9月9日に盛大なセレモニーを開く思惑だった筈である。複数の総連関係者も式典に向け平壌を訪問。前日には総連幹部の姿も確認できた。朝鮮総連の副議長・南昇祐(ナム・スンウ)。北朝鮮代議員ではないが、総連最高幹部の1人だ。
総連サイドも、式典前に万景峰号の往来を復活させ、福田政権下で“対日勝利”を祝う予定だったろう。しかし、それが頓挫したのに加え、式典に金正日が姿を見せることもなかった。誤算の連続だ。そして、総連だけが肩透かしを喰らったのではない。9日のパレード金正日不参加はドタキャンに近い印象が否めないのである。【翌日に否定会見する北の狼狽ぶり】式典の直前には、平壌東部の美林(ミリム)飛行場に、射程60キロの240ミリ放射砲などの集結も確認。準備している人員や装備の面から、パレードは過去最大規模になると予測されていたのだ。
実際に、9月8日に平壌のメーデースタジアムで披露されたマスゲームは大規模だった。これは8月に始まった「建国60周年記念」の10万人マスゲームから引き続くものだが、記念日に向けた北朝鮮の「熱の上げ方」を物語っている。しかし、その成果を“将軍様”が直接目にすることはなかった。金正日は、前夜の祝賀行事も欠席。マスゲームも袖にしたのだ。2日続けての“将軍の失踪劇”である。北朝鮮の大規模セレモニーは、外国向けの政治宣伝である同時に、国民を威圧する演出の色が濃い。10年前の「建国50周年」式典では、直前にテポドンを発射。大々的に宣伝して国家の“成果・発展”を強調した。それが10年後の今年は、見掛けも大幅に劣る労農赤衛隊が行進して終了。住民を大動員したマスゲームも無視された…海外のメディアや専門家よりも、異変を敏感に察知しているのは、むしろ平壌市民、北朝鮮国民だろう。
高位脱北者である康明道(カン・ミョンド)氏によれば、平壌市民の間では噂が猛スピードで広まるという。ロイヤル・ファミリーに関する「密かな話」は特に早く、金正日の式典欠席は、既に尾ヒレが付いて拡散しているに違いない。「一顧の価値もないどころか、一つの謀略策動だとみなしている」日朝交渉の担当者・宋日昊(ソン・イルホ)が10日、共同通信の取材に対して、重病説を否定。続いて、名目ナンバー2の金永南(キム・ヨンナム)も会見に応じて海外報道を一蹴している。異例の素早いリアクションだ。無視するのが通常の北の対応だが、何故か今回は、火消しに腐心している。重病説を否定するのは実に簡単だ。金正日が公の場に姿を現せば、それで済む。【ヒートアップする関係国の情報戦】
韓国の李明博は10日午前、青瓦台で緊急の主席秘書官会議を開催し、対策を話し合った。そして、国情院は一定の“結論”を導き出した。
「脳卒中か脳溢血のどちらかだが特定が難しい」「言葉に障害はなく、動くこともできると把握している」この分析結果を額面通りに受け取る訳にはいかない。金正日の健康問題は、北朝鮮の最高機密である。側近や軍の老将軍ら極少数の権力中枢しか知り得ないものだ平壌市普通江区の「烽火診療所」は小児科も併設されたロイヤル・ファミリー専用病院である。治療を受けているのが、金正日とは断定できない。米シンクタンクの「グローバルセキュリティー」は、北朝鮮北西部にあるICBMの新たな発射基地の写真を公開した。近くには本部ビルも建設中で「あと1~2年で稼働できる」準備状況だという。寧辺核施設の封印を一部解くなど、再び北朝鮮が恫喝モードに入る中、情報戦ヒートアップの様相を帯びてきた。現在、米朝は水面下で激しく動いているとも言われる。事態が急転する前兆だ。それが何なのかは未だ解らない。しかし、ハッキリしているのは、金正日と朝鮮人民軍が共に、最重要行事を直前になってキャンセルしたことである。金正日は、絶対に現れなければならない場所に姿を見せなかったのだ。ごく最近、北の権力中枢に異状があったことは、確かである。
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