頂門の一針
メイル・マガジン「頂門の一針」9月8日(月)
━━━━━━━━━━━
地方で圧倒的人気の麻生
━━━━━━━━━━━古澤 襄
地方では麻生幹事長が圧倒的に人気がある。それだけ地方経済の活性化を麻生氏に託す空気が強いといえる。遊説を続ける麻生氏は「8月1日から幹事長になりましたが、幹事長にはよほど縁がないらしい。前回は3週間、このたびは1カ月でまた・・・」と余裕の喋りで、聴衆を沸かせていた。毎日新聞社は各都道府県連幹事長を対象にした全国調査を実施したところ、麻生幹事長を自民党総裁に推す声が圧倒的だった。臨時国会の冒頭解散が必至とみられることから、各都道府県連幹事長は選挙の顔として”麻生首相”による盛り上がりを期待している。地方票は141票と衆参両院議員票387票の半分にも満たないが、総選挙を前にして臨戦態勢をとる自民党の全国組織の動向は、総裁選の行方に大きな影響を与えそうだ。<自民党総裁選で都道府県連に割り振られた各3票の行方は、全都道府県で実施されることになった「予備選」にゆだねられる。毎日新聞は、原則として各都道府県連幹事長を対象に全国調査を実施し5日にまとめたところ、麻生太郎幹事長を推す声が圧倒的だった。5人以上が立候補する見通しとなった現状については、歓迎する声が多かった。「次期総裁は誰が望ましいと思うか」という質問に、名前を挙げたのは23人。このうち21人が麻生氏と答えた。これはあくまで都道府県連幹事長の考えで、党員・党友による「予備選」の結果が反映される地方票の情勢にそのまま結びつくわけではない。候補者の顔ぶれが確定後、状況が変化する可能性もある。ただ、都道府県議が多い地方の幹事長の声は、次期衆院選に向けて、地方に「麻生待望論」が根強いことを示したとは言えそうだ。麻生氏以外を挙げたのは、「石原伸晃元政調会長か小池百合子元防衛相」と答えた福井県連、石破茂前防衛相を挙げた石破氏の地元・鳥取県連だった。
一方、「本格的な選挙戦を望むか」という質問に対して、北海道連の丸岩公充幹事長は「総裁を選べることは、入党の際の一番大きな魅力だ。選挙を盛り上げてほしい」と答えた。岐阜県連の猫田孝幹事長が「開かれた自民党をアピールする機会にすべきだ」と指摘するなど、乱戦模様を歓迎する意見が多い。次期衆院選を意識して、新潟県連の渡辺惇夫幹事長が「党の置かれた立場は厳しいが総裁選が盛り上がればイメージアップになる」と述べたほか、「主義主張を国民に分かりやすく説明すれば衆院選のプラスになる」という回答も複数あった。小沢一郎代表の無投票3選が固まっている民主党を意識した声もある。京都府連の田中セツ子幹事長は「民主党のように身内が足を引っ張り、代表選に出たくても出られない雰囲気はおかしい」と民主党を批判。福岡県連の江口吉男幹事長は「多くの候補者が出ることで民主党との違いが出せる」と指摘した。一方、宮城県連の柏佑整幹事長が「実態を反映させ、宮城には5票割り当ててほしい」と主張するなど、一律3票の是正を求める声も聞かれた。
【ことば】総裁選地方票
今回の総裁選は両院議員総会で行われ、党所属国会議員に各1票、都道府県連に各3票の計141票が割り当てられる。現在、衆院議員304人、参院議員83人で、国会議員票は387票となる。自民党は77年、全党員・党友が投票する予備選によって上位2人に候補者を絞り、国会議員投票で本選挙を行うことを定め、この方式で2回の総裁選を実施した。91年には党員・党友数に応じて都道府県連に票を配分する方式を導入。数回の見直しの末、01年から現在の仕組みになった。国会議員票の半分に満たない地方票だが、決して侮れない。小泉純一郎氏が橋本龍太郎氏らと争った01年総裁選は、国会議員票で劣勢が伝えられた小泉氏が地方票のうち123票を獲得。地滑り的に国会議員票も伸ばし圧勝した。また、昨年の総裁選で、地方票は福田康夫氏76票、麻生太郎氏65票だったが、党員・党友の得票総数では麻生氏が25万3692票で、福田氏の25万613票を上回った。この結果、福田支持を打ち出した派閥からも票が流れ、麻生氏は下馬評を上回る計197票を獲得した。(毎日)>
━━━━━━━
話 の 福 袋
━━━━━━━
◎<スイカ>陸橋から高速道に投げ落とす? 車直撃 北九州
6日午前2時45分ごろ、北九州市門司区上藤松の北九州都市高速道で下り線を走行中の乗用車にスイカが落下し、助手席のフロントガラスにひびが入った。運転していた福岡県古賀市の女性(43)にけがはなかった。県警門司署は、スイカが近くの陸橋から投げ落とされたとみて器物損壊容疑で捜査している。調べでは、この陸橋は道路からの高さが約8メートル。車が通行でき、高さ2.2メートルのフェンスがついている。現場は片側2車線。 9月6日19時59分配信 毎日新聞
◎<霞が関埋蔵金>自民総裁選で論争再燃 バラマキ合戦にも
福田康夫首相の辞任表明で衆院の早期解散・総選挙ムードが広がる中、与野党ともに福祉や景気対策など選挙向け政策公約の裏づけとなる財源を特別会計の積立金など「霞が関埋蔵金」に求める声が強まってきた。景気悪化で税収の大幅な落ち込みが確実視される中、「不人気な消費税増税や赤字国債増発を避けながら、歳出拡大を訴えるには埋蔵金に頼るしかない」(自民党幹部)からだ。ただ、どれだけの財源が捻出(ねんしゅつ)できるかは不透明で、埋蔵金を当てにしたバラマキ合戦も懸念される。「埋蔵金」問題の底流には、特別会計を各省庁が縦割りで管理・運営し、仕組みも複雑なため、国民に分かりにくかったことがある。さらに、将来の年金給付のため特別会計に積み立てられた保険料で不採算な大規模保養施設を作って多額の損失を出すなど国民の不信感もある。小泉政権の塩川正十郎財務相は03年2月、「母屋(一般会計)でおかゆを食べているのに、離れ(特別会計)では子供がすき焼きを食っている」と批判した。
06年度からの小泉政権の特別会計改革ではその過程で、各会計の余剰な積立金の存在が明らかになった。経済成長促進による財政再建を訴える「上げ潮派」の自民党の中川秀直元幹事長はこれに注目、早期の消費税増税不要論の根拠とした。また、政権交代を狙う民主党も昨年7月、積立金の一層の活用を前提に増税なしでも「15兆円超の財源確保が可能」とする政権公約を公表した。これに対し、消費税増税による財政再建を重視する与謝野馨経済財政担当相は昨年11月、「特別会計に多額の積立金が隠されているというのは伝説の域を出ない」と中川氏や民主党をけん制、埋蔵金論争が勃発した。その後、一時下火になったが、衆院解散・総選挙に向けて、高齢者支援など社会保障の充実や、09年度からの基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げの財源(年間2・3兆円)問題解決が迫られる中、当面の財源対策として改めてクローズアップされた。中川元幹事長は今年7月、「最大50兆円規模の財源が生み出せる」と政策提言。定額減税の大規模化を主張する公明党も「財源は埋蔵金で」と主張しているが、「特別会計に余剰なカネがあるなら発行済みの国債の返済に充てるのが筋で、現在の埋蔵金の議論は巨額の財政赤字をどうするかという問題の本質から遠ざかっている」(櫨浩一(はじこういち))ニッセイ基礎研究所経済調査部長)との懸念も強まっている。
【ことば】特別会計
道路・港湾の整備、外国為替市場への介入資金、年金資金の管理・運用、国債の償還など特定事業にからむ資金の出入りを明確にするため、国の一般会計とは区分し、財政資金を取り扱う会計。使途を限定した税源や保険料、事業収入に加え、一般会計からの繰入金で賄っている。規模の肥大化や各省庁が縦割り管理し既得権益化してきたことに批判が高まり、小泉政権で制度改革に本格着手。特別会計の統廃合、歳出規模縮小のほか、特会の積立金や剰余金を一般会計に繰り入れる際のルールなどを定めた。06年度に31あった特別会計は現在は21。11年度には17に統廃合し、その後も5年ごとに必要性を再検討する。9月7日0時26分配信 毎日新聞
◎辞任覚悟!北の湖理事長 科捜研検査希望
大相撲の幕内・露鵬(28=大嶽部屋)と十両・白露山(26=北の湖部屋)からマリフアナの陽性反応が出た問題で、北の湖理事長(55=元横綱)が辞任を決意していることが6日、分かった。2力士のA検体が精密検査で陽性反応を示したことがこの日、判明。8日に判明する予備のB検体の検査結果で最終結論が出るが、北の湖部屋関係者によれば、理事長は警視庁の科学捜査研究所での検査を希望し、その結果で進退を決める考えという。相撲界を揺るがす大麻問題は、いよいよ協会トップが決断をする段階に入った。A検体も陽性反応を示したという衝撃の事実が明らかになったこの日、北の湖理事長、白露山はともに東京・江東区の北の湖部屋から外に出ることはなく、取材にも応じなかった。
しかし、マリフアナ問題による自身の進退について沈黙を守ってきた北の湖理事長の胸中は、関係者を通じて初めて明らかになった。理事長に近い関係者によると、理事長は「いつでも辞任する覚悟はできている。しかし(弟子の)白露山が潔白を主張している以上、自分が辞任したら、それを認めることになる」と話しているという。これまで、理事長職に固執していると思われた協会トップは、辞任を覚悟していた。相撲協会の再発防止検討委員会が、検査を依頼した三菱化学メディエンスから、A検体が陽性反応を示したと連絡が来たのが5日深夜。これを受け、同委員会の大西祥平委員(日本反ドーピング機構専門委員、慶大教授)は、露鵬と白露山に予備のB検体の検査を受けるか確認を取った。露鵬は検査を希望したが、白露山は北の湖部屋の弁護士を通じ、三菱化学メディエンスでのB検体の検査を拒否したという。9月7日7時1分配信 スポーツニッポン
◎小倉競馬で1092万馬券飛び出す
7日、小倉競馬場で行われた3R・3歳未勝利(牝、芝1800m、16頭立て)で、田辺裕信騎手騎乗の12番人気ユーピロンユー(牝3、美浦・蛯名信広厩舎)が優勝。2着に13番人気ホッコーマスコット、3着に3番人気メイショウオバナが入り、3連単はJRA歴代3位、小倉競馬史上最高配当となる10,929,500円(3360通り中2759番人気)を記録した。これまでの小倉競馬における最高配当は、今年7月26日の6Rでの3連単・5,468,930円。なお、JRAの歴代最高配当は05年10月22日東京12Rの3連単18,469,120円で、これが日本競馬最高配当となっている。
9月7日12時49分配信 netkeiba.com
◎和歌山中谷早生柿が早くも出荷
柿の生産量が日本一和歌山県で、露地栽培の中では種なしの早生品種、中谷早生柿が最初に出荷され始めたこのうち紀の川市にある選果場には、2日前に収穫された渋抜きの柿が運ばれ、十分な糖度があることを確認した後、色の美しさや傷の有無によって等級を選別し箱詰めにした。今季は少しこぶりだが、実が成長する時期に晴れた日が多く、糖度の高い柿ができたということで、全体で約1000トンの出荷が見込まれているという。中谷早生柿は、9月中ごろまで東京や大阪の市場に出荷される。 at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | イケてるニュース2008年09月07日
◎大名の格付けは千石とか一万石という米の単位だった。今でいえばさしづめ企業の資本金といったところだろう。米は貨幣以上に重要な経済のモノサシになっていた。この観念は現代においてもまだ公式に残っている。明治になって軍隊の近代化が押し進められた。この戦略的構想の中に兵糧システムの補給は重要であった。兵隊に必要な量の栄養補給を行えるだけの食料を運ぶ。そのさい最も大切なのが主食となる米であった。ところがこの米は生のときと炊いたときで質量が変わる。食事として必要な量を計算して これをもとに生米に計算しなおす。このとき 食事として炊き上げたものを“めし”とよび 生のままの状態を“こめ”とよんだ。できあがった食事を“ごはん”という。名前を変えて呼ぶことで計算途中の混乱を避けたのである。この名称が今でも科学技術庁の日本食品標準成分表に使われている。ちなみに “めし”は100gで148kCalなのだが“こめ”は100gで356kcalであり 約2.4倍の比率になる。この数値を基礎にして例えば五千名の兵隊に対する10日分の米の運搬量を計算する。そして運搬に必要な車両や運転手を割り出す。思えば昔の武将に使えた兵糧の担当奉行は車両にかわる車馬や人足まで手配していたのだから何と言う難しい計算をしていたのだろう。
━━━━━━━
反 響
━━━━━━━
1)恥ずべき「刺客」、言い換えれば「殺し屋」だ。
この役割「私にやらせて」と率先して手を上げたのが小池百合子衆議院議員であるのはご承知の通りだ。自分の選挙区をわざわざ換えてまで刺客立候補でもあった。そして、小林興起という期待されるべき政治家を抹殺した。彼女は、1992年の日本新党を皮切りに、新進党、自由党、保守党、そして2002年の自由民主党と、10年でこれだけの政党を渡り歩いてきたため、「政界渡り鳥」と揶揄されている御仁でもある。色々変人の多い日本政界でも異色の政治家だ。おんなの武器を使ったのではという、下品な憶測までする輩もいるが、私は信じたくない。
防衛大臣としての成果は論外として、環境大臣としてのパフォーマンスは散々見せてもらったが、具体的な環境問題としての成果を評価する専門家は少ないのが実態だ。刺客は刺客に徹すべきであり、刺客が日の目を見るようなことが、まともな世界で実現するようなことが有ってはいけない。しかし、政界の際物としての存在感を発揮するのは構わないし、総裁候補に名乗りを上げることは個人の自由であり、自己責任でやれば良いことだ。もっとも、彼女に本気で総理総裁の手腕を期待する声が自民党議員の間から聞こえてこないのも事実であろう。総裁選挙を盛り上げるキャンペーンギャルだとの読みが正解であろう。ここで話が終われば、自民党はまだ正常であるといえる。しかし、この様なお方を自由民主党の「総裁候補」として、本気で「推薦し立候補させよう」とする議員がいれば問題だ。同じ自民党の仲間に対して、率先して刺客を行なった者を自分たちの代表とするよう推薦する彼等は自分たちが何をやっているのか理解していないアホだ。彼等には、国民の利益を委ねるべき代表とは言えまい。今後は議員をやってもらいたくないし、税金の無駄遣いに他ならない。彼等の名前を記憶し、来るべき選挙で主権たる国民の意思を示すべきだ。(内田一ノ輔)
━…━…━…━…━…━…━…━…━━…━…━…
━━━━━━━━━━━
地方で圧倒的人気の麻生
━━━━━━━━━━━古澤 襄
地方では麻生幹事長が圧倒的に人気がある。それだけ地方経済の活性化を麻生氏に託す空気が強いといえる。遊説を続ける麻生氏は「8月1日から幹事長になりましたが、幹事長にはよほど縁がないらしい。前回は3週間、このたびは1カ月でまた・・・」と余裕の喋りで、聴衆を沸かせていた。毎日新聞社は各都道府県連幹事長を対象にした全国調査を実施したところ、麻生幹事長を自民党総裁に推す声が圧倒的だった。臨時国会の冒頭解散が必至とみられることから、各都道府県連幹事長は選挙の顔として”麻生首相”による盛り上がりを期待している。地方票は141票と衆参両院議員票387票の半分にも満たないが、総選挙を前にして臨戦態勢をとる自民党の全国組織の動向は、総裁選の行方に大きな影響を与えそうだ。<自民党総裁選で都道府県連に割り振られた各3票の行方は、全都道府県で実施されることになった「予備選」にゆだねられる。毎日新聞は、原則として各都道府県連幹事長を対象に全国調査を実施し5日にまとめたところ、麻生太郎幹事長を推す声が圧倒的だった。5人以上が立候補する見通しとなった現状については、歓迎する声が多かった。「次期総裁は誰が望ましいと思うか」という質問に、名前を挙げたのは23人。このうち21人が麻生氏と答えた。これはあくまで都道府県連幹事長の考えで、党員・党友による「予備選」の結果が反映される地方票の情勢にそのまま結びつくわけではない。候補者の顔ぶれが確定後、状況が変化する可能性もある。ただ、都道府県議が多い地方の幹事長の声は、次期衆院選に向けて、地方に「麻生待望論」が根強いことを示したとは言えそうだ。麻生氏以外を挙げたのは、「石原伸晃元政調会長か小池百合子元防衛相」と答えた福井県連、石破茂前防衛相を挙げた石破氏の地元・鳥取県連だった。
一方、「本格的な選挙戦を望むか」という質問に対して、北海道連の丸岩公充幹事長は「総裁を選べることは、入党の際の一番大きな魅力だ。選挙を盛り上げてほしい」と答えた。岐阜県連の猫田孝幹事長が「開かれた自民党をアピールする機会にすべきだ」と指摘するなど、乱戦模様を歓迎する意見が多い。次期衆院選を意識して、新潟県連の渡辺惇夫幹事長が「党の置かれた立場は厳しいが総裁選が盛り上がればイメージアップになる」と述べたほか、「主義主張を国民に分かりやすく説明すれば衆院選のプラスになる」という回答も複数あった。小沢一郎代表の無投票3選が固まっている民主党を意識した声もある。京都府連の田中セツ子幹事長は「民主党のように身内が足を引っ張り、代表選に出たくても出られない雰囲気はおかしい」と民主党を批判。福岡県連の江口吉男幹事長は「多くの候補者が出ることで民主党との違いが出せる」と指摘した。一方、宮城県連の柏佑整幹事長が「実態を反映させ、宮城には5票割り当ててほしい」と主張するなど、一律3票の是正を求める声も聞かれた。
【ことば】総裁選地方票
今回の総裁選は両院議員総会で行われ、党所属国会議員に各1票、都道府県連に各3票の計141票が割り当てられる。現在、衆院議員304人、参院議員83人で、国会議員票は387票となる。自民党は77年、全党員・党友が投票する予備選によって上位2人に候補者を絞り、国会議員投票で本選挙を行うことを定め、この方式で2回の総裁選を実施した。91年には党員・党友数に応じて都道府県連に票を配分する方式を導入。数回の見直しの末、01年から現在の仕組みになった。国会議員票の半分に満たない地方票だが、決して侮れない。小泉純一郎氏が橋本龍太郎氏らと争った01年総裁選は、国会議員票で劣勢が伝えられた小泉氏が地方票のうち123票を獲得。地滑り的に国会議員票も伸ばし圧勝した。また、昨年の総裁選で、地方票は福田康夫氏76票、麻生太郎氏65票だったが、党員・党友の得票総数では麻生氏が25万3692票で、福田氏の25万613票を上回った。この結果、福田支持を打ち出した派閥からも票が流れ、麻生氏は下馬評を上回る計197票を獲得した。(毎日)>
━━━━━━━
話 の 福 袋
━━━━━━━
◎<スイカ>陸橋から高速道に投げ落とす? 車直撃 北九州
6日午前2時45分ごろ、北九州市門司区上藤松の北九州都市高速道で下り線を走行中の乗用車にスイカが落下し、助手席のフロントガラスにひびが入った。運転していた福岡県古賀市の女性(43)にけがはなかった。県警門司署は、スイカが近くの陸橋から投げ落とされたとみて器物損壊容疑で捜査している。調べでは、この陸橋は道路からの高さが約8メートル。車が通行でき、高さ2.2メートルのフェンスがついている。現場は片側2車線。 9月6日19時59分配信 毎日新聞
◎<霞が関埋蔵金>自民総裁選で論争再燃 バラマキ合戦にも
福田康夫首相の辞任表明で衆院の早期解散・総選挙ムードが広がる中、与野党ともに福祉や景気対策など選挙向け政策公約の裏づけとなる財源を特別会計の積立金など「霞が関埋蔵金」に求める声が強まってきた。景気悪化で税収の大幅な落ち込みが確実視される中、「不人気な消費税増税や赤字国債増発を避けながら、歳出拡大を訴えるには埋蔵金に頼るしかない」(自民党幹部)からだ。ただ、どれだけの財源が捻出(ねんしゅつ)できるかは不透明で、埋蔵金を当てにしたバラマキ合戦も懸念される。「埋蔵金」問題の底流には、特別会計を各省庁が縦割りで管理・運営し、仕組みも複雑なため、国民に分かりにくかったことがある。さらに、将来の年金給付のため特別会計に積み立てられた保険料で不採算な大規模保養施設を作って多額の損失を出すなど国民の不信感もある。小泉政権の塩川正十郎財務相は03年2月、「母屋(一般会計)でおかゆを食べているのに、離れ(特別会計)では子供がすき焼きを食っている」と批判した。
06年度からの小泉政権の特別会計改革ではその過程で、各会計の余剰な積立金の存在が明らかになった。経済成長促進による財政再建を訴える「上げ潮派」の自民党の中川秀直元幹事長はこれに注目、早期の消費税増税不要論の根拠とした。また、政権交代を狙う民主党も昨年7月、積立金の一層の活用を前提に増税なしでも「15兆円超の財源確保が可能」とする政権公約を公表した。これに対し、消費税増税による財政再建を重視する与謝野馨経済財政担当相は昨年11月、「特別会計に多額の積立金が隠されているというのは伝説の域を出ない」と中川氏や民主党をけん制、埋蔵金論争が勃発した。その後、一時下火になったが、衆院解散・総選挙に向けて、高齢者支援など社会保障の充実や、09年度からの基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げの財源(年間2・3兆円)問題解決が迫られる中、当面の財源対策として改めてクローズアップされた。中川元幹事長は今年7月、「最大50兆円規模の財源が生み出せる」と政策提言。定額減税の大規模化を主張する公明党も「財源は埋蔵金で」と主張しているが、「特別会計に余剰なカネがあるなら発行済みの国債の返済に充てるのが筋で、現在の埋蔵金の議論は巨額の財政赤字をどうするかという問題の本質から遠ざかっている」(櫨浩一(はじこういち))ニッセイ基礎研究所経済調査部長)との懸念も強まっている。
【ことば】特別会計
道路・港湾の整備、外国為替市場への介入資金、年金資金の管理・運用、国債の償還など特定事業にからむ資金の出入りを明確にするため、国の一般会計とは区分し、財政資金を取り扱う会計。使途を限定した税源や保険料、事業収入に加え、一般会計からの繰入金で賄っている。規模の肥大化や各省庁が縦割り管理し既得権益化してきたことに批判が高まり、小泉政権で制度改革に本格着手。特別会計の統廃合、歳出規模縮小のほか、特会の積立金や剰余金を一般会計に繰り入れる際のルールなどを定めた。06年度に31あった特別会計は現在は21。11年度には17に統廃合し、その後も5年ごとに必要性を再検討する。9月7日0時26分配信 毎日新聞
◎辞任覚悟!北の湖理事長 科捜研検査希望
大相撲の幕内・露鵬(28=大嶽部屋)と十両・白露山(26=北の湖部屋)からマリフアナの陽性反応が出た問題で、北の湖理事長(55=元横綱)が辞任を決意していることが6日、分かった。2力士のA検体が精密検査で陽性反応を示したことがこの日、判明。8日に判明する予備のB検体の検査結果で最終結論が出るが、北の湖部屋関係者によれば、理事長は警視庁の科学捜査研究所での検査を希望し、その結果で進退を決める考えという。相撲界を揺るがす大麻問題は、いよいよ協会トップが決断をする段階に入った。A検体も陽性反応を示したという衝撃の事実が明らかになったこの日、北の湖理事長、白露山はともに東京・江東区の北の湖部屋から外に出ることはなく、取材にも応じなかった。
しかし、マリフアナ問題による自身の進退について沈黙を守ってきた北の湖理事長の胸中は、関係者を通じて初めて明らかになった。理事長に近い関係者によると、理事長は「いつでも辞任する覚悟はできている。しかし(弟子の)白露山が潔白を主張している以上、自分が辞任したら、それを認めることになる」と話しているという。これまで、理事長職に固執していると思われた協会トップは、辞任を覚悟していた。相撲協会の再発防止検討委員会が、検査を依頼した三菱化学メディエンスから、A検体が陽性反応を示したと連絡が来たのが5日深夜。これを受け、同委員会の大西祥平委員(日本反ドーピング機構専門委員、慶大教授)は、露鵬と白露山に予備のB検体の検査を受けるか確認を取った。露鵬は検査を希望したが、白露山は北の湖部屋の弁護士を通じ、三菱化学メディエンスでのB検体の検査を拒否したという。9月7日7時1分配信 スポーツニッポン
◎小倉競馬で1092万馬券飛び出す
7日、小倉競馬場で行われた3R・3歳未勝利(牝、芝1800m、16頭立て)で、田辺裕信騎手騎乗の12番人気ユーピロンユー(牝3、美浦・蛯名信広厩舎)が優勝。2着に13番人気ホッコーマスコット、3着に3番人気メイショウオバナが入り、3連単はJRA歴代3位、小倉競馬史上最高配当となる10,929,500円(3360通り中2759番人気)を記録した。これまでの小倉競馬における最高配当は、今年7月26日の6Rでの3連単・5,468,930円。なお、JRAの歴代最高配当は05年10月22日東京12Rの3連単18,469,120円で、これが日本競馬最高配当となっている。
9月7日12時49分配信 netkeiba.com
◎和歌山中谷早生柿が早くも出荷
柿の生産量が日本一和歌山県で、露地栽培の中では種なしの早生品種、中谷早生柿が最初に出荷され始めたこのうち紀の川市にある選果場には、2日前に収穫された渋抜きの柿が運ばれ、十分な糖度があることを確認した後、色の美しさや傷の有無によって等級を選別し箱詰めにした。今季は少しこぶりだが、実が成長する時期に晴れた日が多く、糖度の高い柿ができたということで、全体で約1000トンの出荷が見込まれているという。中谷早生柿は、9月中ごろまで東京や大阪の市場に出荷される。 at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | イケてるニュース2008年09月07日
◎大名の格付けは千石とか一万石という米の単位だった。今でいえばさしづめ企業の資本金といったところだろう。米は貨幣以上に重要な経済のモノサシになっていた。この観念は現代においてもまだ公式に残っている。明治になって軍隊の近代化が押し進められた。この戦略的構想の中に兵糧システムの補給は重要であった。兵隊に必要な量の栄養補給を行えるだけの食料を運ぶ。そのさい最も大切なのが主食となる米であった。ところがこの米は生のときと炊いたときで質量が変わる。食事として必要な量を計算して これをもとに生米に計算しなおす。このとき 食事として炊き上げたものを“めし”とよび 生のままの状態を“こめ”とよんだ。できあがった食事を“ごはん”という。名前を変えて呼ぶことで計算途中の混乱を避けたのである。この名称が今でも科学技術庁の日本食品標準成分表に使われている。ちなみに “めし”は100gで148kCalなのだが“こめ”は100gで356kcalであり 約2.4倍の比率になる。この数値を基礎にして例えば五千名の兵隊に対する10日分の米の運搬量を計算する。そして運搬に必要な車両や運転手を割り出す。思えば昔の武将に使えた兵糧の担当奉行は車両にかわる車馬や人足まで手配していたのだから何と言う難しい計算をしていたのだろう。
━━━━━━━
反 響
━━━━━━━
1)恥ずべき「刺客」、言い換えれば「殺し屋」だ。
この役割「私にやらせて」と率先して手を上げたのが小池百合子衆議院議員であるのはご承知の通りだ。自分の選挙区をわざわざ換えてまで刺客立候補でもあった。そして、小林興起という期待されるべき政治家を抹殺した。彼女は、1992年の日本新党を皮切りに、新進党、自由党、保守党、そして2002年の自由民主党と、10年でこれだけの政党を渡り歩いてきたため、「政界渡り鳥」と揶揄されている御仁でもある。色々変人の多い日本政界でも異色の政治家だ。おんなの武器を使ったのではという、下品な憶測までする輩もいるが、私は信じたくない。
防衛大臣としての成果は論外として、環境大臣としてのパフォーマンスは散々見せてもらったが、具体的な環境問題としての成果を評価する専門家は少ないのが実態だ。刺客は刺客に徹すべきであり、刺客が日の目を見るようなことが、まともな世界で実現するようなことが有ってはいけない。しかし、政界の際物としての存在感を発揮するのは構わないし、総裁候補に名乗りを上げることは個人の自由であり、自己責任でやれば良いことだ。もっとも、彼女に本気で総理総裁の手腕を期待する声が自民党議員の間から聞こえてこないのも事実であろう。総裁選挙を盛り上げるキャンペーンギャルだとの読みが正解であろう。ここで話が終われば、自民党はまだ正常であるといえる。しかし、この様なお方を自由民主党の「総裁候補」として、本気で「推薦し立候補させよう」とする議員がいれば問題だ。同じ自民党の仲間に対して、率先して刺客を行なった者を自分たちの代表とするよう推薦する彼等は自分たちが何をやっているのか理解していないアホだ。彼等には、国民の利益を委ねるべき代表とは言えまい。今後は議員をやってもらいたくないし、税金の無駄遣いに他ならない。彼等の名前を記憶し、来るべき選挙で主権たる国民の意思を示すべきだ。(内田一ノ輔)
━…━…━…━…━…━…━…━…━━…━…━…