米国大統領選共和党大会最終日 マケイン演説(秋尾沙戸子)
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼米国大統領選共和党大会最終日 マケイン演説(秋尾沙戸子)
昨夜、マケインは本当に嬉しかったのではないだろうか。彼が壇上に登場してからしばらく、ずっと拍手が鳴り止まなかったのだ。2回の大統領選挙のキャンペーンを通して、彼がこれほど共和党員に歓迎されたことはなかったはずである。その理由の一番は、なんといっても、党員の予想をはるかに超えた副大統領候補ペイリンのカリスマ性にある。彼女を抜擢したというだけで、マケインの株はいきなり跳ね上がってしまった。それは、党員だけでなく、全国民にとっても同じである。そうしたユーフォリアの中での彼の受諾演説だったのである。
くわえて、彼を登場させるための演出がすばらしかった。シンディ夫人の紹介では、彼女のチャリティ活動を紹介し、英国王室や日本皇室の女性たちに匹敵するほどファーストレディであること、マザーテレサの助言もあり、バングラディッシュの子どもを養女にして育てたことを紹介した。もちろん、その背景には、バドワイザーのアンホイザーブッシュの筆頭株主であることがある。しかし、数千万円の飾りを身につけている彼女のセレブ性を、貧しかった父親がアメリカンドリームを体言したサクセスストーリーを強調して描くことで、見事に国民の反発をかわしていた。ご本人のスピーチは正直、やや長くパンチがないのだが、まあ、これまでなぜ彼女に発言させなかったかが理解できた。本人に発言させてメディアに突付かれることを避け、こうしてビデオで物語をつむいで彼女を紹介することは一石二鳥だったのである。さて、肝心のマケインのスピーチであるが、これまでになく良かった。だいたい彼の話し方は、よく言えばソフト、悪く言えば、弱弱しいのであるが、昨夜に限っていえば、とても説得力があるように思えた。党大会では全編、彼がベトナム戦争で捕虜であったことが強調されてきた。昨夜の演説でも、そこは本人の口から何度も語れ、囚われの身である間にアメリカへの愛国心が醸造されたことを語っていた。党員たちにインタビューしてみると、とりわけ若い世代には効果絶大。彼への信頼につながっている。また、グルジアを通して帝国復活警告にあるロシアへの警戒心にも触れている。このことは、冷戦時代、捕虜を経験した彼が言うだけに、妙な説得力を持った。困ったことだが、党大会の会場にいると、彼が大統領でもいいように思えてくる。マケインはブッシュの繰り返しだという民主党の指摘を忘れそうになるから怖い。すなわち、無党派層が私のような外国人に近感覚を持つ可能性は高く、ペイリン効果も含め、2ヶ月の間に米国の人々がどちらに振れていくのか、ますます難しくなってきた。
━━━━━━━━━━━━━━
▼マケイン氏の“切り札”シンディ夫人初登壇(スポーツ報知)
米共和党大会が4日、最終日を迎え、同党大統領候補のマケイン上院議員(72)は、温存していた妻・シンディさん(54)を登壇させた。大手ビール販売会社の創業者の娘で、モデル並みの華やかなファッションで登場したシンディさんは「私がジョン(・マケイン)の最大のファン。夫は国家に奉仕し続ける人」と演説し、国民に支持を呼びかけた。民主党の大統領候補・オバマ上院議員(47)の妻・ミシェルさん(44)は、選挙運動でたびたび演説しているが、シンディさんが公の舞台で本格的に演説するのは初めて。共和党大会が閉幕したことを受け、大統領選は11月4日の投票に向け、2か月間の選挙戦本番に突入した。マケイン、オバマの両上院議員の支持率の差はわずか。今月26日に予定される初回のテレビ討論会で支持率の変動がみられそうだが、それを支えるファーストレディー候補の動向にも注目だ。
━━━━━━━━━━━━━━
ようちゃん。↓
★マザーテレサの助言もあり、バングラディッシュの子どもを養女にして育てたことを紹介した。もちろん、その背景には、バドワイザーのアンホイザーブッシュの筆頭株主であることがある。しかし、数千万円の飾りを身につけている彼女のセレブ性を、貧しかった父親がアメリカンドリームを体言したサクセスストーリーを強調して描くことで、見事に国民の反発をかわしていた。ご本人のスピーチは正直、やや長くパンチがないのだが、まあ、これまでなぜ彼女に発言させなかったかが理解できた。・・マケイン上院議員(72)は、温存していた妻・シンディさん(54)を登壇させた。大手ビール販売会社の創業者の娘で、モデル並みの華やかなファッションで登場したシンディさんは「私がジョン(・マケイン)の最大のファン。夫は国家に奉仕し続ける人」と演説し、国民に支持を呼びかけた。民主党の大統領候補・オバマ上院議員(47)の妻・ミシェルさん(44)は、選挙運動でたびたび演説しているが、シンディさんが公の舞台で本格的に演説するのは初めて。目にも鮮やかな青のタイト・スーツと真黄色のパンツスーツ。素敵ですね。
★やはり 論より 動画Youtube で紹介します。
Remarks by Mrs. Cindy McCain http://jp.youtube.com/watch?v=8awYa_BZxig
John and Cindy McCain Lie http://jp.youtube.com/watch?v=Hv7LUT1ezm0
━━━━━━━━━━━━━━
▼中国は「国家もどき」な国です 9月9日(月)(中韓を知りすぎた男)
世界の国数は196カ国(2007年)、北京オリンピックに参加した国及び地域は204です。世界の人口は67億。ところが民族は7000以上あるといわれています世界で もめ事が起こらないほうがむしろ不思議で、もめ事が起こって当然なのです。国の中に住んでいる少数民族は多数民族に同化されることを嫌って、常に争います。日本もある意味 多民族国家ですが、列強諸外国の外圧によって大同団結した。日本は幸いなことに海に囲まれた列島の中で暮らしてきた、その為に外圧の脅威によって簡単に一致団結することができた。しかし中国の場合の困難さは 中国大陸に住んでいる人たちの共通の言語が存在しない。言葉が違うということは、たとえ隣村に住んでいても、一致団結することなどありえない。国という漢字は四角い囲いの中に王がいる、囲いとは城壁のことで中国人にとって国とは城壁の中にある都市のことで、その城壁を一歩出れば、そこは異民族がすむ外国である。中国人はそうやって2000年以上も生きてきた。こうした皇帝システムの中で生きてきた中国の人たちの心の中には国家とか民族というものは存在しなかった。民族の区切り、言語の区切り、血族の区切りでバラバラになっている中国が生き残る道は、皇帝の私有物である帝國を一挙に中国という国民国家にすることだったのです。そして1912年中華民国が建国され、国民国家への歩みを始めた。今回の北京五輪は中国に住んでいる人たちに中国人、あるいは国を意識さすためには最高の祭典だったのです。北京五輪でたとえ5兆円掛かろうと、少数民族問題で各国から非難されようと、「国民国家」という最強の国家システムを手に入れるためには最高のチャンスだったのです。その点日本は幸運でした、海に囲まれているため、大陸国家と違い外界から隔絶した状態で、日本語が独自に成長したのです。お陰で日本が日本人という民族意識を持つことが出来た。すなわち欧米諸国と接触する前に「日本人」という国民が成立していたのです。
中国は今必死になって国民を作っています。一体化政策で中国は、宗教を禁止して民族色を薄め、言語も統一してそこに住んでいる人は 全て以前から中国人であると思わせようという神話を作りあげようとしています。しかし中国は欧米や日本が既にもっている「国民国家」のシステムを構築できません。なぜなら最強の国家システムである「国民国家」の基本は、国民が国家の主人であり、所有者なのだという考えが 中国共産党にはまったく無いからです。中国は強大な軍隊もあり、経済も発展し 国連常任理事国でもあり、国家としての体裁を充分整えているように見えますが、国民意識についてはまだまだ問題が多い。結局、国とは何かと言えば、正常な国民意識なのです。中国を外から見ていますとナショナリズムが強烈で国民は一つにまとまっているように見えますが、国民は自国の政府を恐れ嫌悪し、直ぐ海外へ脱出することしか考えていません。少数民族の離反は別にしても、国内は全国的な規模で「暴動」が頻発しています、今 起こりつつある中国の経済危機は中国全体の社会秩序を危険な状態に追いこんでいます。一般の国民がまともな生活が出来るような社会システムが未だ構築されないまま、国民の不満は沸点に達しようとしています。国民を銃と暴力でしか統制できない中国は、国家の体をなしていないといえます。北京五輪で庶民の貧しい現場を塀で囲ったり、無理やり追い出したりした中国は いまだに皇帝システムの方法で国を運営しています。こういう国は結局 国民意識を育てることは出来ません。中国は国ではなく「国もどき」の国なのです。
-----------------------------------------------
ようちゃん。↓
★国民を銃と暴力でしか統制できない中国は、国家の体をなしていない、ごろつき部落集団の支配してる村落です。
-----------------------------------------------