山本一太氏(初副大臣歴1ヶ月)が総裁選出馬? (すがすが日記) | 日本のお姉さん

山本一太氏(初副大臣歴1ヶ月)が総裁選出馬? (すがすが日記)

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山本一太氏(初副大臣歴1ヶ月)が総裁選出馬? (すがすが日記)
自民党総裁選が誤った方向に走りはじめた。なんとあの山本一太氏まで総裁選に色気をみせはじめた。山本氏といえば、安倍氏擁立の機運が盛り上がりはじめた頃、メディアの前で奇態なロックを披露し、世間から大顰蹙を買った人物だ。山本一太参議院議員は小泉応援団、安倍応援団を自任し、メディアへの露出は多かったが、当選回数では後輩にあたる舛添参議院議員に初入閣で遅れをとっていた。しかし先月行われた福田改造内閣で、晴れて外務副大臣に就任した。そんな山本氏が自民党総裁選への出馬を目指しているという。自民党総裁になるということはイコール日本の首相になるということだ。いうまでもなく日本は、世界第2の経済大国で、13千万人の人口を有する国だ。山本一太氏が、事実上の日本の首相選に出馬することは、党首選を行わなかった民主党と違って、「自由闊達」だとか、「活力がある」とか、「自民党は若々しい」ということで総括されてもいいのだろうか?民主党のアンチテーゼなら、何でもありで済まされるのだろうか?かつてソニー出井社長の誕生は、何人もの序列上位の役員を追い抜いてのもので世間的に話題になった。ソニーは日本を代表する大企業で、私自身好印象をもっている。しかし私はソニーの社員ではなく、ソニーの社長が誰になろうが、所詮他人事の話だった。しかし日本の首相が誰になるかは、日本国民13千万人にとって、これは他人事では済まされない。 失礼ながら山本氏の事実上の首相選出馬には、取締役どころか管理職でもないソニーの係長が、いきなりソニーの社長就任に名乗りを上げたような感覚がある。副大臣を1ヶ月しか経験していない人が、日本の首相選に出馬してもいいのか?議院内閣制とはそういうものなのか?山本氏は勝つ見込みはまったくないものの、若い人が積極的に名乗りを上げることは、自民党の活性化につながり、悪いことではないんじゃないの?という考え方も成り立たないわけではない。しかし自民党政権はたいへん残念なことに、2人続けて短命政権になった。小泉時代に比べ、日本の首相の地位や評価や威厳は、国際的にも国内的にもガタ落ちした。そんなさなか、まるで止めを刺すかのように山本一太氏の(事実上の)首相選出馬である。さらに山本氏は、もし自分が首相になったら、臨時国会の冒頭で解散を宣言すると、テレビの前でしゃべりまくっている。彼が出馬を表明するだけで首相の権威は地に堕ちているのに、さらに首相の解散権まで地に堕としている!この人、権威とか権力に関する感性が、ちょっとおかしいのではないか?
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「国策検査」 大麻問題ウラにインテリジェンスあり(青皮の手帳)

相撲界での大麻汚染疑惑が連鎖している。先に逮捕され、相撲協会からも解雇された若ノ鵬(本名:ガグロエフ・ソスラン・アレクサンドルヴィチ)につづき、露鵬(本名:ソスラン・フェーリクソヴィッチ・ボラーゾフ)、白露山(本名:バトラズ・フェーリクソヴィッチ・ボラーゾフ)兄弟からも連続して大麻吸引の陽性反応が出た。日本のイエロー・ジャーナリズム群は、自民党総裁選そっちのけで、日本相撲協会北の海理事長はじめ、所属部屋や横綱審議委員会などへの過熱取材を敢行している。まるで、何かを隠したいかのように。解雇された若ノ鵬を含め、当事者である露鵬、白露山兄弟の3人は同じ出身地域である。場所は北オセチア共和国。そう、現在、ロシアグルジア間での武力紛争となっている南オセチア共和国の北側(ロシア側)にある共和国だ。つまり、紛争のど真ん中と言っても過言ではない。
では、誰の意を受けて、誰が「国策検査」をしているのか? ここが最大の疑問点であろう。私が見たところ、[米国務省外務省]ラインが、米国やEUなど西側諸国の要請に応じようと、陰謀を仕組んだ可能性を疑っている。そして、実際に企画、立案し動いたのは、おそらく横綱審議委員長の海老沢勝二氏であろう。そう、元NHK会長の座にあったあの御仁である。なぜ海老沢氏なのか。ここがポイントとなる。故島桂次元NHK会長直系である海老沢氏は、NHK会長時代にその経歴や人脈、NHK局内での絶大な権勢など、使えるものは全て使って、外国での諜報活動に一役買っていた。そして、政治家、外務官僚の御用達諜報機関をウラで養っていた。事実、海老沢氏がNHK会長を退任する時、海老沢派(島系)で対外インテリジェンス・オフィサーの一人だった手嶋龍一氏も、追うようにNHKを去っている。これで話しはつながる。グルジア紛争に対し、西側諸国でありながら、表向き日本は何ら支援をしていない。つまり、インテリジェンス面(主にヒューミント)で支援しようという画策だ。ゆえに、若ノ鵬、露鵬、白露山の3人はピンポイントで狙われた。
 ここからは、これからの展開を凝視しなければならない。在京民放局だけでなく、大手新聞社や雑誌、スポーツ紙などの記者たちが大挙して北オセチア共和国を訪れるであろう。その中に、インテリジェンスの密命を帯びた記者がいるはずである。その記者がどういった諜報活動をやるかは分からないが、ヤバくて際どい活動を行いそうだ。私はちょっと危惧している。マジで記者が撃たれる事態がありうるからだ。まさしく、命懸けである。しかし、あまりにお粗末なインテリジェンスを仕掛けると、欧米西側からも見放されかねない。慎重を期すべきである。もし、一連の大麻汚染騒動が陰謀だとしたら、事は相当進行しているであろう。場合によっては、日露関係悪化の起因ともなりうる。今の政治家たちを見ていると、そこまでの「国策」がある日本国だとは到底思えない。やっぱり、官僚主導なのだろうか。今後の動きに注視しなければならない。
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イギリスの狡猾なリアリズム(地政学を英国で学ぶ)

今日のイギリス南部は昨日の雨と対照的によく晴れまして、気温は低いのですがスッキリとした天候です。さて、あまりグルジア紛争ネタに振り舞わされてもしょうがないと思いつつ、またこれについて書きます。とりあえず第六艦隊の旗艦がポチの沖合に到着しましたが、ロシア側には積み荷検査をさせないと言い始めましたね。これはちょっとした方針転換です。けっこうアメリカ側は強気に出ているような気が。そうした状況をふまえて、今回は「ヘラルド朝日」(笑)に載っていた優秀な論文を一つご紹介。これはイギリスの元外相、マルコム・リフキンドの書いたものなのですが、とにかく議論のうまさにびっくりしました。とりあえず読める人は読んでみてください。=======(英文の概略をする=======
基本的には「今回の紛争には介入するな」というリアリスト的な提言なんですが、とにかく議論のしかたがうまいと感心しました。こういう論文を日本の政治家もかけたらいいんですがねぇ(苦笑)小国(ウクライナやグルジア)の安全を大国(アメリカ)が保障するような制度に組み入れてしまうと第一次世界大戦の再現になってしまうぞという警告です。歴史的な経緯から、日本ではあまり第一次世界大戦の重要性がいまいちピンと来ないわけですが、彼らにとっては第二次世界大戦以上に強烈な記憶ですからこういう議論も説得力を持ってくるわけです。この人はイギリス人ですからクリミア戦争の例も持ち出しましたが。
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安保論に戦略的思考がない石破茂、前原誠司氏(島田洋一)
下記ニュースについて

以前このブログで、石破茂氏の政治姿勢に何度か注文を付けたことがある自民党総裁選に名乗りを上げている候補のうち、氏は、少なくとも現在のところ、最も首相にふさわしくない人物だと思う。その理由については、下記の3エントリを御覧頂きたい。



・石破氏は防衛大臣の器にあらず2008/02/23 http://island.iza.ne.jp/blog/entry/491179/
・石破氏は防衛大臣の器にあらず(その2 2008/02/23http://island.iza.ne.jp/blog/entry/491500/

・元・拉致議連会長・石破茂氏に問う 2007/08/01 22:53http://island.iza.ne.jp/blog/entry/253806

下記記事では、ともに「安保政策の論客」である石破氏と前原誠司氏(民主党)が「大の仲良し」ともある。この二人は、基本的にクリストファー・ヒル氏を支持する立場を取っている。すなわち、日米の立場の違いも視野に入れた上、あくまで日本の安全保障確保を最優先に立論するという戦略的思考が非常に弱い(詳細は下記エントリ)。得意と自称する安保問題でその程度だから、とても日本の舵取りをゆだねられるような存在ではない。まあ、今後の成長に期待しよう。

・安全保障論もレベルが低い前原誠司氏2008/02/15 12:47 http://island.iza.ne.jp/blog/entry/483229/

産経新聞:自民総裁選】続々名乗り、麻生氏苦虫2008.9.6 00:55

【5日の動きと当面の政治日程】 3日夜、衆院赤坂議員宿舎で、前防衛相の石破茂と民主党元代表の前原誠司がばったり会った。両氏とも安保政策の論客で、鉄道やプラモデルなど「オタク趣味」でも大の仲良しだ。前原「オッ、石破さん、出馬したらどう? 私が推薦人になりますよ」石破「じゃあ、民主党代表選に前原さんが出馬したら、私が推薦人になってあげるよ」この時、石破の総裁選出馬はまだ冗談だった。石破は横にいた同僚議員にこう言った。「僕は麻生太郎幹事長は大好きなんだよ。オタク対オタクの戦い? 秋葉原で麻生さんが『オタクのみなさん』と呼びかけたら、僕が横で『ハ~イ』と手を挙げたりして」だが、4日夜、ジョークは現実に変わり始めた。
          

石破の所属する津島派(平成研究会)は田中角栄元首相を源流とする名門派閥だが、過去2回の総裁選で独自候補擁立を見送った。麻生や元防衛相、小池百合子ら総裁候補が次々に出る中、「このまま擁立を見送れば他派閥の草刈り場となる」(中堅)と危機感が高まっていた。白羽の矢が立ったのが石破だった。5日未明まで都内の飲食店で前環境相の鴨下一郎、元文科相の小坂憲次ら中堅10人ほどに出馬を口説かれた石破は次第に目つきを変えた。石破が5日午前、記者団に「(推薦人が)20人集まったら逃げない」と宣言したため、午後1時半から都内の津島派事務所で開かれた運営幹事会は紛糾した。石破「民主党の外交・安保や農業政策を論破できるのは私だけだ」総務会長の笹川堯や元経済企画庁長官の船田元ら津島派幹部は「自制して派の影響力を保つべきだ」と猛反対したが、石破はかたくなだった。若手・中堅も「過去2回結束して見送って、このザマじゃないか」と擁護。最後は会長の津島雄二が「推薦人を集められるなら出馬は歓迎する」と派内候補としないことを条件に出馬を了承した。
      

石破出馬の背景には2つの思惑が交錯する。1つは笹川らが麻生を推し、参院津島派が経済財政担当相、与謝野馨を推し、露骨に「勝ち馬」に乗ろうとする派内上層部への反発だ。そして、候補者を乱立させることで麻生の過半数獲得を封じ決選投票に持ち込めば、次期政権に「貸し」を作ることができるというソロバン勘定も働いたようだ。他派閥も同様の事情を抱えており、これが乱立の伏線になった。古賀、山崎両派も自主投票を決めながら、各派上層部は水面下で与謝野や元政調会長の石原伸晃らを推し、麻生を揺さぶり続ける。特に与謝野は若手・中堅まで支持を拡大して、麻生を脅かす。麻生は5日夕、名古屋市で講演し、「意見は違って当たり前。同じだったら全体主義だ。総裁選に4人も5人も出るのはよいことだ。みんなで選ぶんだから間違えたら選んだ方が悪いんだ」と余裕を見せたが、その心境は複雑だ。危機感を募らせた麻生陣営は5日昼、元総務相の菅義偉が麻生支持の各派中堅を国会内に招集し、支持拡大にハッパをかけた。割を食ったのは小池だ。最大派閥の町村派では前首相の安倍晋三ら麻生支持勢力がフル回転で巻き返しを図り、小池の支持は思ったように広がっていない。参院議員の山本一太らが改革を旗印に出馬に動き出したのも「改革派のパイの食い合い」を生んだ。5日朝、羽田空港に姿を現した小池はこう語った。「昨日は青空が見えたんですが、少し雲が立ちこめてきたかな」=敬称略(石橋文登、水内茂幸)