大石英司の避難空港 | 日本のお姉さん

大石英司の避難空港

ようちゃん、おすすめ記事。↓ **大石英司の避難空港(月曜日)

▲▽種としての本能▽▲

※ 「私は娘が好きではありません」に反響 救いの手、求めて

http://mainichi.jp/life/love/kimochi/news/20080831ddm013070037000c.html 

くらしナビ面「女の気持ち」(東京本社版)に9日掲載した「成人するまでは」に、多くの反響が寄せられた。5歳の娘を持つ主婦(28)は「私は娘が好きではありません」「365日のうち360日は『産まなきゃよかった』と後悔します」とつづった。届いた意見はさまざまだが、子育ての苦悩に共感する内容も目立った。いくつかの投稿を要約して紹介する。

 ●私は味方です

あなたはとても頑張っていますね。頑張っているからこそ反省点が出てくるのです。自分を省みず虐待を繰り返しているママだって少なくない時代なのに。親に愛されなかった人はアダルトチルドレンと呼ばれ、自分の子を上手に愛せないのです。あなたのせいではありません。どうかご自身を責めないでください。ご主人に背いて、市のサポートセンターに登録し週末を心穏やかに過ごしてください。私はあなたの味方です。=神奈川県茅ケ崎市、佐藤雪・パート・38歳

 ●育児できて幸せ

私の娘は、わが子を残して分娩(ぶんべん)室で息を引き取りました。楽しみにしていた子育てを一日も経験することができなかったのです。あなたは悪戦苦闘しながらも子育てを十分にされています。幸せです。お嬢さんを連れてご両親を訪ね、子育てを頑張っている姿を見せてあげてください。あなたの文章を読んだ朝は、偶然にも娘の命日でした。何か人ごととは思えずペンを執りました。陰ながら応援しています。=神奈川県大和市、槝之浦トシ子・主婦・70歳

 ●抱きしめて

私には結婚した娘が2人いて4歳、1歳9カ月、6カ月の孫がいます。孫は宝ものです。育児に耐えられない時はサポートセンターにお願いするのも賢明だと思います。ちょっと他人の手を借りると、また新鮮な気持ちで子どもに接することができることを、私自身も経験しています。子どものまっすぐな目と小さな手を受けとめて抱きしめてください。「大好きだよ」と言ってあげてください。=群馬県安中市、中島育子・主婦・59歳

 ●預かり物

あなたはえらいです。23歳の若さでお母さんになり、子育てをなさってきたのですから。私は、子どもは「預かり物」だと思います。成長して巣立ちをする時までに、親としてやるべきことは二つあると思います。一つは子どもの命を守ること。もう一つは人間として生きていくために必要なきまりを教えることだけだと思います。「母は太陽のような人」であるべきなんて考えないでください。ただ娘さんの応援者でいてください。=埼玉県川越市、岩崎恵子・主婦・57歳

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 ■「成人するまでは」の要旨

私は娘が好きではありません。自分の子どもなのにおかしいとお思いでしょうが本当なんです。母は孫の面倒を見るのが好きじゃない人なので、産後も今も一度も娘を見てもらえませんでした。365日のうち360日は「私は育児に向いてない、産まなきゃよかった」と後悔し、残りの5日は「産んでよかった」と思っています。でも産んだ以上、娘が成人するまでは……と心の中で言い聞かせています。市のサポートセンターに登録したかったのですが、夫が「他人に子守させるのはだめ」といいます。ふと「私は子供のころ両親に愛されていたのだろうか?」と考えてしまいます。

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記事だけでは解らないけれど、生活調査とかしてみれば、たぶん理由があるはずなんですよね。子連れの女性が、新しい男が出来て、子供を虐待死や放置プレイで死なせる事件が偶に起こるけれど、これは動物行動学的に説明は付く。メスとしての地位を守るために子供を捨てる。本来なら、文化とか道徳とか、人間として身につけた倫理がそれを防ぐんだけど、偶に動物としてしか行動出来ない人間が出てくる。ここでのアドバイスとしては、「貴方は頑張っていますよ」とか励ましたり同情したりすることではなく、さっさと専門医の診断を受けなさい、ですよね。それで社会学的な原因が見当たらないのであれば、心療内科的な診断名は付くんだろうけれど、結局それは、まだ解明はされていないけれど、やっぱりある種の遺伝子疾患だろうと思います。だって生物の唯一の目的は、次世代への種の伝達なのですから、子作りと子育ては動物としての本能ですよ。それに反する行動を取るのは、ある種の遺伝子のエラーだとしか思えない。

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※ 「死んで魔法の世界へ」 土浦連続殺傷、ゆがんだ願望

http://www.asahi.com/national/update/0830/TKY200808300199.html 


「死んで、魔法の世界に行きたかった」――。茨城県土浦市のJR荒川沖駅で3月に起きた8人連続殺傷事件で、殺人容疑などで逮捕された金川真大容疑者(24)が、犯行動機について捜査関係者にそう語っていることが分かった。自らを「特別な存在」と思い込む一方、現実社会とのはざまで不満が募り、高校卒業後に強まった死への願望が、ゆがんだ形で膨れあがったとみられる。 金川容疑者は事件を起こす数日前、自室の壁に赤いペンで記号(○の中にZの文字)を書いた。子どものころからお気に入りだった映画「オズ(OZ)の魔法使い」を意味していたという。「死」という文字も並んで書かれていた。 「魔法の世界は現実とは違い、自分は特別な存在になれる。すべてが自分の思い通りにできる。だから死にたい」。金川容疑者は、捜査関係者に説明した。死にたいと思うが、自殺は「痛いからいや」だった。「派手な事件を起こして死刑になりたかった」などと供述したという。  金川容疑者は連続殺傷事件の4日前に別の男性(当時72)を殺害した容疑で、県警から指名手配された。自宅を捜索した捜査員は、金川容疑者の携帯電話をみつけ、1通の受信メールをみた。内容は「自分がすべてだ。世界も人も自分のもの。だからこそ自分の終末は自分で決める」。もう1台持っていた携帯電話から自分に送信していた。 茨城県の私立高校では弓道部で、全国大会に出たこともあった。学校関係者によると、成績も悪い方ではなく、2年までは進学希望だった。3年で就職希望に変更したが、「あまり熱心には就職活動をしていなかった」という。

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死刑制度廃止派の大きな論拠として、死刑は抑止効果を持たない、というのがありますよね。逆に言えば、この手の「自ら死刑を望んでいた」とか言う連中は、じゃあ死刑制度が無ければ事件は起こさなかったのか? という疑問が出てきますよね。こういう連中は、どうせその時には、「仮釈放無しの終身刑になりたかった」とか言うんでしょうね。皮肉なことに、死刑というのは、その制度を持つ国々でも、どんどん「人に優しい殺し方」になりつつあるわけですね。首つりから電気ショックに、更に注射にと。それは関わる人間にとっても、あまりトラウマになるような処刑方法は好ましくないから致し方ない部分はあるけれど。私はこいつらが本当に死刑になりたくて人を殺したなんてアマちゃんな言い訳は全く信じていないけれど(強いて言えば、法廷では動機が必要だから、そういう所に落ち着かざるを得ない)、いっそ、死刑を限りなく残酷にして、こんな痛い眼に遭っても死にたいんだな? ということを世間に衆知すべきだと思うんですよね。死刑制度反対派が訴えるほど、死刑は残酷ではないし、知られてもいない。

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※ 【正論】精神科医・国際医療福祉大学教授 和田秀樹 どこまで落ちる大学生の学力

http://sankei.jp.msn.com/life/education/080901/edc0809010221001-n1.htm 

≪少子化がもたらす弊害≫


私たちはさまざまな形で、学力低下を論じてきたし、その甲斐(かい)があってか、学習指導要領もゆとり教育撤回の方向に向かうことになった。しかし、学力低下の誘因としてもう一つの大きな問題がある。それは、少子化である。少子化そのものが学力低下の原因になっているわけではない。フィンランドなどは、子供が減ることで、生徒一人ひとりに行き届いた教育を行い、むしろ学力が向上している。だが日本の場合は、子供の数が減ることで、受験圧力が大幅に緩和されて、それが学力低下に直結する。第2次ベビーブーム世代は1学年200万人以上いた。その際に、「15の春は泣かせるな」の掛け声とともに、公立高校が大増設された。その後の少子化で、現在は1学年が120万人程度になっているが、結果的に、びりのほうでも新設の公立高校の普通科に入れるようになった。おそらくは、それが中学生のインセンティブを奪ったのだろう。各種調査で、中学生の4割以上が学校の外で全く勉強していないという結果がでている。このような少子化による学力低下の影響が、さらに激しく出ているのが大学だといわれるようになってきた。現実に、第2次ベビーブーム世代と比べて、1学年70万人も減っているのに、大学生の数は当時と比べ、4学年で60万人も増えている。要するに少子化にもかかわらず、大学側が定員を増やし続けたため、大学が大幅に広き門となってしまったのだ。


≪AO・推薦で入試変質≫

1998年に行われた京都大学の西村和雄教授と慶応大学の戸瀬信之教授による大学生の数学力調査で、早慶クラスの大学でも、数学を受験しない文系学生の2割が分数ができず、7割が2次方程式の解の公式を使う問題が解けないことが明らかになった。しかし、昨今では、それとは質の違うレベルの学力低下が問題にされている。日本語の読み書き能力の著しい低さ、英語の基本的文法知識の欠如、歴史や地理的知識の著しい欠如(坂本龍馬やゲーテすらも知らないなど)である。現実に、大学の入学定員と志願者数がほぼ同数となり、大学の半分近くが定員割れとされる状態であるから、事実上、中位・下位校では無試験で大学に入学する。そしてさらに新たな問題が最近になって浮上してきている。それは、AO入試(学力試験の代わりに書類審査、面接、小論文などで選抜)、推薦入学の激増である。2000年に旧文部省が、私大の推薦入試の上限をこれまでの3割から5割に引き上げ、国立大学協会も2008年度入試から5割に引き上げている。それ以外にAO入試の実施校が激増しており、現在では私大入学者の1割近くを占める。帰国子女選抜や社会人選抜、そして付属校からの進学者を含めると、私大では、入学者のうち、一般入試で入学した学生の割合が半分を割り込んでいるのである。建前上は、一発勝負の受験の弊害を排したり、多様な学生を集めるためのものだが、有効に機能しているとは思えない。推薦組、とくにAO入試組の低学力が、各大学で問題になっているのだ。


≪早急に「資格試験」導入を≫

現実には、中低位校では定員割れを少しでも避けるための学生確保に用いられ、上位校では、これを行うことで、一般入試の定員が減り、見かけ上の偏差値が上がるために学校の格を上げることに用いられている。もともと、一般入試組が無試験同然になっている低位校以上に、上位校では、推薦入試、AO入試組と一般入試組の学力格差が問題になっているそうだ。私の知る限りでも、早慶レベルの学校に、それより偏差値が10以上下の大学の付属校から成績不良で大学に上がれなかった生徒が推薦やAOで数人入学している。基本的にAO入試というのは、アメリカで行われている試験制度を採り入れたものということになっているが、アメリカの場合は、SATと呼ばれる統一学力テストの点数も評価したうえでのセレクションが原則だ。ところが、日本では、推薦入学を文科省が11月まで認めていないので、その代わりになそのため、秋に大学入学が決まった学生で自動車免許の教習所がいっぱいになるという。いちばん勉強するはずの高校3年生の秋以降がいちばん勉強しなくていい時期になっているのだ。中教審や教育再生懇談会でも、この事態を認識して、高大接続テストの導入を検討しているそうだが、早急に大学入学の資格試験を作らないと大学教育のみならず、高校教育までが崩壊しかねない。(わだ ひでき)

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そういえば、フランスはバカロレアがあるし、イギリスはどうだったけかな。いっそ入学した後に国公立私立含めての統一試験を行って、毎年、下位5パーセントの大学に関しては、私学助成金は打ち切り、もし国公立がそれに入ったら3年の猶予期間内に改善なくば廃校ということでよろしいんじゃないでしょうか。ただ、昨日、学力低下の話をしたばかりだけど、世界の中の日本という視点で見ると、日本人全体の学力がそんな低いという状況は無いんですよね。日本人旅行者って、未だに世界中で、驚異の暗算能力を持つ稀有な民族として尊敬されているし。日本人くらいのものですよ。お店のレジで、あんな複雑なお金の出し方をするのは。英語は下手くそだけど、それは日本人の勉強不足が原因ではなく、母国語で世界中の優れた文学哲学、論文に触れられて、語学習得の必要性が無いからに過ぎないし。逆に北欧等は、それがないから複数の語学をマスターしないとやっていけない。

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※ 直下地震、徒歩帰宅「自信ない」5割…銀座で100人に聞く

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080831-OYT1T00690.htm?from=main1 


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銀座からはしんどいなぁ。多摩川まで出られれば何とかなるけれど。ただ直下型となると、どうせ鉄道は長い時間止まってしまうんだから、線路を避難民に開放するということでどうでしょうね。新幹線の線路を含めて。逆に言えば、徒歩帰宅の必要性が無い状況というのは、鉄道が短時間で復旧できる状況なんですよね。たぶんその時は、線路状況よりも、電力供給がネックになるんでしょうが。

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