▼「もっとぶって新党」は小沢密命を帯びた偽装離党か (青皮の手帳) | 日本のお姉さん

▼「もっとぶって新党」は小沢密命を帯びた偽装離党か (青皮の手帳)

ようちゃん、おすすめ記事。↓

▼「もっとぶって新党」は小沢密命を帯びた偽装離党か (青皮の手帳)
民主党参議院議員の渡辺秀央氏、大江康弘氏をはじめ、姫井由美子氏、松下新平氏に、無所属の荒井広幸氏を加えた5人が新党を結成すると電撃発表をした。これに対し、民主党執行部は不快感を顕わにし、「議員辞職すべきだ」とのコメントをだしている。しかし、この動きは果たして本当の離党・分裂騒ぎなのだろうか? 民主党内の反小沢勢力は他にもイッパイいるのだが、急進的な言動をしていた渡辺氏や大江氏がピンポイントに騒動の中心にあり、あまりにもお話しがうまく出来すぎている。これは、ちょっとウガった見方なのかもしれないが、福田康夫総理と小沢一郎代表の間で取り決められた筋書き通りのシナリオではないだろうか。すなわち、「大連立構想の第2弾」(中連立も含む)なのかもしれない。かつてあった大連立騒動の「福田―小沢会談」では、公明党・創価学会切りがその重要条件でもあった。これは小沢氏側が挙げたと言われているが、その大連立騒動フィクサーであった「読売グループ総帥ナベツネ翁」の意見でもあったと噂されている。つまり、それが本格的に動き出したという説だ。もし、これが小沢密命を帯びた偽装離党だとすると、政局は一挙に政界再編の流動化に繋がりかねない。さらに、臨時国会での民主党による公明党・創価学会攻撃に拍車が掛かる可能性もある。民主党だけではない、ナベツネ翁の意向を受けた読売・日テレグループも加わった大掛かりなバッシング・キャンペーンともなろう。さーて、どうなるのか。今後の動きを注視しなければならない。
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▼大復活したロシア 汎スラヴ主義が狙うはバルカン半島のセルビア (青皮の手帳)
グルジア―ロシア紛争により、欧米白人社会は蜂の巣をつついた様な騒ぎっぷりを見せており、いよいよ混迷の度合いが濃くなってきた。フランスのクシュネル外相は、ロシアが今後、ウクライナ南部のクリミア半島や、モルドバの沿ドニエストル地方などを次なる標的とする危険があると発言した。フランスの外相ともあろうお方がそんな甘っちょろい認識で大丈夫なのであろうか?私の読みは違う。ロシアが打つ次なる手は、EU加盟を目論むセルビアの内部情勢を利用して、バルカン半島に潜在する汎スラヴ主義勢力を煽ると見ている。これにはEU分断へのクサビという意味と、西側諸国にとって紛争がより近くになるという効果があり、実際の軍隊(ミリタリーフォース)を使わずとも絶大な成果が期待できるからという理由もある。すでにその布石は打ってあった。プーチン時代に着々と打ってあった布石だ。見事なまでに配置された布石には、まるで陣取り合戦のボードゲームを行っているかのような錯覚をも覚える。
「なんで領土的に地続きでないセルビアなんだ?」と疑問を持った方もいるだろう。まさにそれこそがロシアが狙う真の動機でもある。上記の関連エントリで、「桂馬」という表現を用いたのも同じところに理由があるからだ。これでお分かりのように、ロシアが狙うのは、EU分断とNATOの弱体化である。第2次大戦後の西側ヨーロッパが、長年かけてコツコツと築き上げてきた体制を崩そうと目論んでいる。[メドベージェフ]―[プーチン]の双頭が目指すのは、まさしくロシア=汎スラヴ主義による覇権でもある。ますますもって、目が離せなくなってきた。遠く、極東の日本の地に居たとしても、欧州情勢も見続けなければならない。すなわち、これらは他人事ではないのである。
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▼誰も書けない! グルジア情勢の影と闇 (青皮の手帳)
http://extremist5123.iza.ne.jp/blog/entry/694087/
2008年8月8日にグルジア―ロシア間での戦闘が勃発し、紛争が本格化し始めてから、もうすぐ3週間が経とうとしている。両国の衝突に関しては、他のブロガーさんたちの方が理路整然と論拠や戦略的視野について語っている。特に、下記に挙げた2つのブログは凄い。一読の価値ありです。まだの方はリンクをどうぞ。

参考サイト:
└ 地政学を英国で学ぶ 
http://geopoli.exblog.jp/
└ 日々是勉強 地政学・国際関係 
http://roronotokoro.blog113.fc2.com/blog-category-1.html  
 
で、今回の私は、全く別のヤバイ視点からこの紛争地域を眺めている。実名だったならば、とてもじゃないが書けないようなことを紹介してみようと思う。もちろん、書ける限界もあるのだが…。掲の図は、みなさんおなじみの1ドル紙幣の裏面に描かれている米国の国璽の一部である。いろいろなウェブサイト等で語られる「秘密結社」や陰謀論には付き物のシロモノだ。一般に「全能の目」と言われている。よく米英系陰謀論と一緒に語られることが多いため、このデザインが米英とつながりの深い西側だけのものと思われているが、本当はそうではない。帝政ロシア、旧ソビエトの側にもガッチリと存在していたのである。今回戦闘となっているグルジア付近の南ロシアを含む地図を見てみると、北を上とする地図を手に取るのならば、A.ボルガ川を構成する大きな湖のある地点、B.ボルガ=ドン運河(川)がアゾフ海(黒海)に注ぎ込む地点、C.ボルガ川がカスピ海に注ぎ込む地点を結ぶ大きな三角形が出来上がる。(上図参照)さらに、それぞれの内側に街(人工物)を設け、結界を張るかのごとく構成している。これをモスクワ側から眺めると、三角形の上方頂点が C.アストラハン(Astrakhan')となり、左方頂点が A.サラトフ(Saratov)、右方頂点が B.ロストフ・ナ・ドヌー(Rostov-na-Donu)となる。そして、「全能の目」の中心、“目”の部分にあたる都市が泰然として存在する。都市名:ボルゴグラード 旧称「スターリングラード」ボルゴグラードという都市は、第2次大戦前の旧ソ連による工業化政策により、南ロシアにおける重要な重工業都市に発展した。それのみならず、1925~1961の間は「スターリングラード」という名称の街にもなっていた。つまり、それだけ価値のある場所だったということになる。また、第2次世界大戦中にはナチスドイツとの間で激烈な「スターリングラード攻防戦」が繰り広げられた。スターリンだけでなくヒトラーにとっても、この都市こそが地政学上のハートランドそのものだったと考えていたのだ。私もよく大戦中の欧州戦線を振り返るのだが、何度考えてもハートランドはここになる。話を元に戻そう。7世紀から10世紀初期までの間、この地域に栄えた王国があった。ハザール王国だ。この国は西からビザンツ帝国のキリスト教、南からはアッパーズ朝がイスラム教を掲げ、浸透してきた。これに対抗するため、ハザール王国の支配層がユダヤ教に改宗し、民もこれに習うようにユダヤ教徒となっていった。ゆえに、現在のここには「もうひとつのカナン(約束の地)」として、先ほどの地図にある聖なるトライアングルを固守している。今回の「グルジア5日間戦争」は、あまりにもここに近すぎた。戦闘地域が聖なるトライアングルに近すぎたのである。上記にある私の過去エントリ(08/05/26)で述べたとおり、ロシアは絶対に譲歩しないであろう。旧ソ連ボロボロの崩壊から、ロシアがここまで立ち直ったのは、この南ロシア地方にある聖なるトライアングルを治めていたからに他ならない。ハートランドは大陸国家(ランドパワー)の生命線そのものなのである。
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▼【福田首相辞任】頭のすげ替えだけで済むと思っているのか? ( 日々是勉強 地政学・国際関係)

・福田首相が辞意を表明
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008090100887
--------以下引用--------
福田康夫首相は1日夜、退陣する意向を固めた。同日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見し、表明する。求心力低下が指摘される中、12日召集予定の臨時国会を乗り切るのは困難と見て、自らの退陣により、事態の打開を図る必要があると判断したとみられる。首相は8月1日に内閣改造を断行、人気のある麻生太郎氏を自民党の幹事長に起用したが、低迷する内閣支持率に大きな変化はなく、党内からは「福田首相では次期衆院選は戦えない」との声も漏れていた。また、臨時国会の日程や懸案の新テロ対策特別措置法の延長などをめぐり、公明党との関係もぎくしゃくしていた。一方、民主党は、臨時国会で福田首相を衆院解散に追い込むことを目指し、徹底対決する姿勢を鮮明にしていた。自民党は、福田首相の辞意表明を受け、速やかに総裁選を行い、後継総裁を選出する見通し。麻生氏を軸に後継選びが展開されることになりそうだ。
--------引用以上--------
  
>公明党との関係もぎくしゃくしていた。ここが辞任決断の大きな要因です。以下のニュースが参考になります。

・公明党県本部:定額減税「政治の役割」 政経懇話会に700人
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20080901ddlk17010240000c.html
--------以下引用--------
公明党(石川)県本部は31日、次期衆院選に向けた「政経懇話会」を金沢市のホテルで開き、公明、自民両党の国会議員、支持者ら約700人が参加した。会では公明党の太田昭宏代表が「未来に責任を持つ政治」と題して講演した。能登半島地震直後に現場入りしたことなどを挙げて、「生活現場主義」を強調。29日に政府・与党が決定した定額減税について「『バラマキ』『財源がない』というが、無駄は削る。しわ寄せが来ている庶民や中小企業に感情を寄せ、手を打つのが政治の役割だ」と訴えた。会場には、森喜朗・元首相ら連立政権を組む自民党議員も勢ぞろい。公明党県本部の庄源一代表らは「総選挙勝利に向かって今日からがスタート」などと気勢を挙げた。
--------引用以上--------

別に公明党を支持するつもりなど120%ないのですが、この問題に関しては、ちゃんと取り組まなければ次の選挙で勝てないということを、公明党の方が遙かによく理解していると言えます。もちろん、自民党としても、公明党(というか、その支持母体である創価学会)の選挙協力がないと次の衆院選は大敗が確定なので、公明党に大幅に譲歩したいところなのですが、そうは行きません。自民党政権には、アメリカ以外に、国内にも「ご主人様」がいるからです。

・定額減税、政府が物価高対応で緊急措置必要と判断=杉本財務次官
--------以下引用--------
杉本和行財務次官は1日、総合経済対策に定額減税が急きょ盛り込まれたことについて、価格転嫁にタイムラグが発生し国民生活を圧迫する懸念があるため、政府による一種の緊急措置が必要と判断したとの見方を示した。杉本次官は当初、政府・自民党が慎重姿勢を取っていた定額減税が総合経済対策に盛り込まれた背景について、29日に発表された消費者物価指数(CPI)が2%を超えるなど「物価高が進展し、それに対してどういう施策を講じるかという議論がされたと思う」と述べた。その上で「資源や食料の高騰に起因する物価高は、本来、製品価格や賃金への転嫁の円滑化で対応されるべき。しかし、転嫁のタイムラグがあるので、国民は生活水準切り下げのリスクに直面している」とし、「こうした中で、政府が財源状況も勘案しながら、一種の緊急的な措置を講じることが必要かつ適切ということが、与党間の議論を踏まえて考えられたと認識している」と語った。総合経済対策は、特別減税の2008年度内の実施を盛り込んだ。物価高対応のため家計への緊急支援として単年度の措置と明記し「規模・実施方式などについては、財源を勘案しつつ、年末の税制抜本改革の議論に併せて引き続き検討する」としている。また、杉本財務次官は総合経済対策に伴って編成される1兆8000億円の補正予算の財源について「既存の歳出を見直す中で、ギリギリの財源捻出の努力をすることになるが、具体的な内容については早急に検討したい」と述べるにとどめた。
--------引用以上--------
  
細かくてどうでもいいことをグダグダグダグダしゃべっていますが、要するに財務省が言いたいことは、「この減税は緊急措置だ。増税という我々の方針は変わりがない」ということです。引用記事中で、>「年末の税制抜本改革の議論」
などと、きかれもしないのに述べていることからも、それがよく分かります。この財務省というのは、もう自民党政府にはコントロールできない怪物になってしまっているようです。「財政均衡」「増税と支出削減によるプライマリーバランス回復」以外のデータ入力やプログラムのインストールに応じない、欠陥コンピュータと言っても過言ではありません。構造カイカクで支出を削減しろと喚いていた小泉や竹中は、このコンピュータの外部出力端子に過ぎなかったのかも知れません。そして、その欠陥コンピュータには、アメリカやイギリスで財政学や経済学と名の付いた机上の空論を頭に詰め込んできた留学組の財務官僚が部品として入っているわけです。こんなに役に立たない(むしろ有害な)道具は、おそらく世界中探しても二つと見あたらないでしょう。福田首相の苦し紛れの辞任は、公明党(選挙対策)と財務省(財政均衡)との軋轢に悩まされた結果だったのでしょう。しかも、後者は日本を動かしているのは自分たちだという、意味不明のプライドに凝り固まった連中で、今更考え方を変えるとは思えません。そう思うと、いくばくか同情の余地があります。
  
 *今後の動きを簡単に予想します。
まず、福田がここ最近で敷こうとしていた路線=景気対策による政権浮揚をそのまま継続するとすれば、その旗振り役である麻生太郎・自民党幹事長が同党の総裁兼内閣総理大臣として就任するのが妥当なところです。 しかし、自民党の最大勢力である「清和会」(町村派)と「小泉チルドレン」、言うなれば小泉純一郎派が黙っているとは思えません。麻生はかつて、安倍政権での自民党幹事長に就任した際、「小泉は自民党をぶっ壊した。自分はそれを立て直す」と発言した(●こちらのリンクを参照)人物であり、小泉の宿敵である平沼赳夫衆院議員の復党を図ったことで、小泉に潰された経験のある人物です。要するに、麻生は小泉や、そのバックにいる財務省、アメリカ政府のコントロールが利かない政治家なのです。こういう人間をトップに据えて、幼稚でつまらないプライドばかり大きい小泉が我慢できるわけがありません。考えられるケースとしては、「カイカクの継続」を掲げて、自分の子飼いの政治家、たとえば小池百合子や中川秀直を総裁候補としてぶつけてくることです。そうすれば、たとえ負けたとしても、小泉一派の勢力を見せつけることで、その後の政権運営に干渉しやすくなります。さらに、可能性は薄いのですが、自分の手下を連れて「小泉新党」を結成するかもしれません。メディアや外資、アメリカ政府などの応援を得て、さらに民主党から前原誠司、野田佳彦、岡田克也といった新自由主義シンパの協力を得れば、うまくすると選挙後第1党になれる可能性さえあります。(小泉新党が出来た場合の選挙の動向などは、●こちらのカテゴリの記事で予測しています。もしまだご覧でなければ、ご一読ください。)
まあ、私の予想では、麻生総裁の誕生でほぼ間違いないと踏んでいますが、だからといって期待して良いとは思っていません。現在の自民党政権の最大の問題は、個々の自民党の国会議員が、国民のための意思決定を出来ない状況に置かれていることです。理由は簡単で、彼らにはちゃんと雇い主がいるからです。「アメリカ政府」「外資」「経団連」そして、「財務省」です。カイカク派などと言われている連中は、ほぼ100%上に挙げたどこかの紐が付いているといっても過言ではありません。これらの勢力による縛りが切れない限り、自民党に本当の意味での国民経済再生策など打ち出せるわけがありません。私や、私が好意を寄せるブロガーの方々が、「自エンド」を主張しているのは、こういう連中とのしがらみを断つには、政権を変えるのが現状では一番有効な手段だと考えているからです。あまのじゃくに自民党を憎悪していたり表面的なイメージで政治家を叩きたがったりする左翼的思想の持ち主とは全く基軸が違います。最後に、一言。
自民党よ、小手先の弥縫策で国民を幻惑するな!!悔しかったら、カイカクを否定してみろ!!高度成長の頃に戻ってみろ!!