◎クライン孝子の日記
ようちゃん、おすすめ記事。↓◎クライン孝子の日記
■2008/08/26 (火) 急がば回れの日朝交渉を期待する!
■2008/08/26 (火) ドイツでは北京五輪、厳しい批判
■2008/08/25 (月) 政治の若返りを期待して!
*北朝鮮の再調査開始、即制裁解除とならず…中山拉致問題相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080824-OYT1T00461.htm
*北朝鮮、無能力化を中断 施設復旧の措置も示唆
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080826/kor0808261638001-n1.htm
何だか、北朝鮮、又、不可解な行動に出るようです。こんなこと、最初から、折り込み済みです。いずれにしろ,ベテラン中山大臣では北朝鮮も歯が立たないでしょう。なぜなら氏は常に国民の目線に立って、行動されるからです。
一市民氏より<<「灯台下暗し」「岡目八目」と言いますが、常に変わらぬ公平な目で祖国日本を観察し、大所高所からのご意見を述べてくださる姿勢に心強い思いをいたしております。漸く“北京オリンピック”が終わりました。テロの様な不測の事態が起きなかったことを心から喜んで
います。しかし、大会そのものは見えないころでいろんな問題を,提起していました。その中身は、欺瞞と偽装の集大成であったように思えます。特筆すべきは、IOCの不可解極まりない姿勢、特に、外国記者団に対するIOC報道担当者の対応姿勢、ロゲ会長の“100m金メダリストに対する苦言、一方で、前世界チャンピオンのレスリング選手が、試合中に日本の選手の顔に噛み付いた行為には何の発言もしなかった。
柔道の試合におけるIOC公認審判の不公平な判定や姿勢には,注意を与えた節もない。女子柔道での審判の態度は、終始中国選手に肩入れしている姿勢が目に付いた。特に、塚田選手の決勝戦での審判(試合中に5回も帯が解けた,中国選手に対し、何の注意も与えず減点もなしで、対する塚田に減点を与えて動揺を誘発したことには怒りを覚えた。中国選手が出ていない種目では感じなかったことだが日本選手は真相を語ろうとしませんが、陰に陽にいろんなプレッシャーをか掛けられていたのではないかと思う。大会前から、日本のマスコミが”日本は期待通りのメダルは取れない”と、頻りに予防線を張っていた事を考えれば、中国側の意図に操られていた大会であったと思えてなりません。
日本は、過ぎたことは忘却の彼方に吹き飛ばし、日米関係や国内の重要問題に意識を集中させ、日中、日韓、日朝の問題は慎重な話し合いで取組み、特に、日朝問題は性急にことを進めては、後世に負担を課し、後顧の憂いを残すことにならないように石橋をたたいて渡って貰いたい。急がば回れの日朝交渉を期待する>>
■2008/08/26 (火) ドイツでは北京五輪に厳しい批判
*【戯言戯画】北京五輪開会式 やっぱり期待に応えてくれた!?
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080822/oth0808220753003-n1.htm
練馬区の主婦さんから<<五輪開催中 「臭い物には蓋」の中国でしたが、開会式の演出(CGや56民族の子どもがみんな漢民族だった等)
からいろいろと物議をよび、ヤラセが「彼らの国民性」と一言では言い表せない事実が発覚しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080816-00000927-san-spo
最初に報じたのはアメリカで先月の7月末頃でした。それでも、疑惑の中国選手は五輪に参加し、中国初の女子団体総合金メダルを獲得しました。しかし、彼女たちの過去の大会参加公式記録でも、年齢の部分は「1993年生まれ」の記載は確実であります。体格が小さいほど有利になる「体操」では、低年齢化は重大問題です。五輪規約違反も然ることながら、幼児虐待にも繋がると報じられました。こうした諸外国の抗議にも平然と中国政府は彼女らのパスポートを見せて、年齢詐称疑惑を払拭しようとしました。我々の常識で考えると「ヤラセ」と思う開会式の演出等は中国政府が「パスポートを偽造」することなども同一に考えねばならないのでしょうか?「中国の国民性」と考えればよいのでしょうか?
しかし、パスポートの偽造が「国家」で行われているものであるならば中国の工作員やテロリストが入国する事も簡単であると言うことです。
「中国」という国を世界中に知らしめた北京五輪であったことは否めません >>
■2008/08/25 (月) 政治の若返りを期待して!
全国最年少同士が“結束” 箕面市長選当選の倉田氏が橋下知事を表敬
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080825/lcl0808251337003-n1.htm
橋下知事、又、若い仲間が登場しましたね。以下のような激励メールも届いています。お互いに競合しつつ、日本の政治に貢献してくださいますよう、お願いいたします!読者氏より<<いつも貴重な情報を有難うございます。今回は地方議員の方のホームページ情報が良かったです。日本の再建には若い政治家が必要です。選挙民にとっても彼らの連帯をたすけるためにも全国的な愛国政治家の情報は不可欠です。今後もご紹介下さい。以上 >>
HPご紹介 チベット独立などで活動しておられる安東正義思想研究会
連絡先 安東 幹
080-3396-2993 kanandoj@yahoo.co.jp
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kanando/
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◎今日のアフリカ
*********
今日のアフリカは、日本では報道されないアフリカの情報を、政治、経済、文化に渡って幅広く、いち早くお伝えします。クリック1つで世界の見方が変わります。先週末からTV5のページを見ると、一番上にある写真は横たわる死体とおびただしい血だった。死体が血にまみれているのではなく、血の海はなぜか死体の前方に広がっていた。タイトルと読むとソマリアのいつもの内戦で、記事は読みませんでした。それがやっときのう、アルジェリアでおきたイスラミストが軍によって殺害された記事に変わり、ソマリアの写真は2番目になりました。ところが今ジュンヌ・アフリックをみたら、まだ血の写真が2番目です。それで中身を読んでみると、41の死者を出した戦闘の末、武装イスラムグループはキスマヨを占拠したようです。それでも、土曜日にはこどもたちは学校へ行ったと書いてあるではありませんか。武装イスラムグループが占拠したって、こどもが学校へ行けるほうがいいと思いますが、この先はどうなっていくのでしょう?広い読みしただけですが、金曜日に2人の外国人フリー・ジャーナリストが連れ去られたということです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪ WEB 熱線 第1064号 ≫
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
▼▽ インド事報 ▽▼
☆ 環境問題~ガネーシャがインド人の意識を変える ―― はぐれ雲さん
インド・ゴア州政府は、石膏製のガネーシャ像の製造・販売を禁止した。環境保護法に基づく科学技術環境局の発令である。理由は、水質汚染を防ぐ為であるが、突然の発令にインド国中大騒ぎとなる事だろう。他の州がどう追随するか注目される。ガネーシャ(聖天・歓喜天)は、ガネーシュ、ガナパティ、ガンパチともいわれる。インドでは最も親しまれている神様の一人である。語源は「ガナ(民衆)のイーシャ(主)」座した太鼓腹の身体、片方の牙が折れた象の顔、4本の腕を持つ神で、商業の神、学問の神、開運の神として崇められている。ガネーシャは各家庭、道路脇や聖樹脇の祠、バスやトラック、タクシーやオートリクシャの運転席、事務所など至る所に祀られており、インド人は毎日欠かさずお香を焚き、献花し祈りを捧げる。インドには花屋が多い。花は必需品である。友人へのプレゼントや結婚式招待状のデコレーションにもガネーシャは使われる。プレゼントされたガネーシャは、捨てたり他人にあげたりしてはいけない。処分する時は‘聖地に戻す’のが慣わしで、日本のお守りや達磨の処分方法のようなものと思って良い。インド各地で、年に一度、ガネーシャ祭りが催される。祭の期間は10日間、特にマハラシュトラ州のガネーシャ祭りは盛大である。ムンバイのガネーシャ祭りは、インド最大の規模である。祭りの期間中、各家庭にガネーシャ像が華々しく祀られると共に、住宅地区、商店街など地区毎に数メートルもする大きなガネーシャ像が新たに祀られ、祭りの期間中、その大きなガネーシャ像の前で踊りや様々な催し物が繰り広げられる。連日大騒ぎである。クライマックスは最終日、ガネーシャ像を山車やトラックに載せ、地区住民が山車やトラックの周りで踊りながら聖地である海岸に引いて行く。最終的には聖地チョウパティ海岸に運ばれ、ガネーシャ像は地区住民に「また来年お会い致しましょう!」連呼されながら、海に流され沈められる。ムンバイでは、例年、約4500~5000のコミュニティーがガネーシャ祭りに参加する。最終日にはマハラシュトラ州各地から数十万人の人が祭り見物に来る。聖地チョウパティ海岸は、幅200メートル規模の、狭い遠浅の海岸である。当然、海岸沿いの幹線道路は通行止めとなる。海岸と幹線道路、至る所が数十万人の人で埋め尽くされる。
大群衆が見守る中、参加したコミュニティーの数に等しい4500~5000体の大きなガネーシャ像が、大群集の間を通り抜け、最終的に海に流され沈められる。インド人の深い信仰心を、圧倒的に多い人の数で感じ取れる祭りでもある。流され沈められる無数のガネーシャが、海水に溶けなければ大変な公害問題となるのは必至である。マハラシュトラ州では、6~7年前、プラスティック製のガネーシャは禁止されたが、石膏製のガネーシャに関しては、どうなったか判らない。基本的に海水に溶ける土で固めたガネーシャ像にするよう指導した筈である。
┌--------
焼鉱法で製造される石膏像は、水に溶けにくく、直ぐには分解しない為、海や川の水生生物の生態系に多大な影響を与える。更に、酸化鉛など水質を汚染する有害物質が含まれており、有害物質が水中微生物に取り込まれ、微生物を餌にする魚に摂取され、最終的に魚を食べる人間に危害を及ぼす危険性がある。
└--------
というのが科学技術環境局の説明である。インド各地で催されるガネーシャ祭りは通常8月~9月、想像を絶する程の数のガネーシャ像がインド各地で作られる。突然の発令にガネーシャ生産業者がどのように対応するか…、大混乱が予想される。ガネーシャ像の素材を巡り、インド各地で環境問題が話題にされる事になる。インドで最も親しまれている‘神様’と、その‘祭り’に関連した話題だけに真剣に考えるに違いない。インド人が環境問題を考える絶好の機会でもある。= この稿おわり =
―――――――――――――――――――――
■2008/08/26 (火) 急がば回れの日朝交渉を期待する!
■2008/08/26 (火) ドイツでは北京五輪、厳しい批判
■2008/08/25 (月) 政治の若返りを期待して!
*北朝鮮の再調査開始、即制裁解除とならず…中山拉致問題相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080824-OYT1T00461.htm
*北朝鮮、無能力化を中断 施設復旧の措置も示唆
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080826/kor0808261638001-n1.htm
何だか、北朝鮮、又、不可解な行動に出るようです。こんなこと、最初から、折り込み済みです。いずれにしろ,ベテラン中山大臣では北朝鮮も歯が立たないでしょう。なぜなら氏は常に国民の目線に立って、行動されるからです。
一市民氏より<<「灯台下暗し」「岡目八目」と言いますが、常に変わらぬ公平な目で祖国日本を観察し、大所高所からのご意見を述べてくださる姿勢に心強い思いをいたしております。漸く“北京オリンピック”が終わりました。テロの様な不測の事態が起きなかったことを心から喜んで
います。しかし、大会そのものは見えないころでいろんな問題を,提起していました。その中身は、欺瞞と偽装の集大成であったように思えます。特筆すべきは、IOCの不可解極まりない姿勢、特に、外国記者団に対するIOC報道担当者の対応姿勢、ロゲ会長の“100m金メダリストに対する苦言、一方で、前世界チャンピオンのレスリング選手が、試合中に日本の選手の顔に噛み付いた行為には何の発言もしなかった。
柔道の試合におけるIOC公認審判の不公平な判定や姿勢には,注意を与えた節もない。女子柔道での審判の態度は、終始中国選手に肩入れしている姿勢が目に付いた。特に、塚田選手の決勝戦での審判(試合中に5回も帯が解けた,中国選手に対し、何の注意も与えず減点もなしで、対する塚田に減点を与えて動揺を誘発したことには怒りを覚えた。中国選手が出ていない種目では感じなかったことだが日本選手は真相を語ろうとしませんが、陰に陽にいろんなプレッシャーをか掛けられていたのではないかと思う。大会前から、日本のマスコミが”日本は期待通りのメダルは取れない”と、頻りに予防線を張っていた事を考えれば、中国側の意図に操られていた大会であったと思えてなりません。
日本は、過ぎたことは忘却の彼方に吹き飛ばし、日米関係や国内の重要問題に意識を集中させ、日中、日韓、日朝の問題は慎重な話し合いで取組み、特に、日朝問題は性急にことを進めては、後世に負担を課し、後顧の憂いを残すことにならないように石橋をたたいて渡って貰いたい。急がば回れの日朝交渉を期待する>>
■2008/08/26 (火) ドイツでは北京五輪に厳しい批判
*【戯言戯画】北京五輪開会式 やっぱり期待に応えてくれた!?
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080822/oth0808220753003-n1.htm
練馬区の主婦さんから<<五輪開催中 「臭い物には蓋」の中国でしたが、開会式の演出(CGや56民族の子どもがみんな漢民族だった等)
からいろいろと物議をよび、ヤラセが「彼らの国民性」と一言では言い表せない事実が発覚しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080816-00000927-san-spo
最初に報じたのはアメリカで先月の7月末頃でした。それでも、疑惑の中国選手は五輪に参加し、中国初の女子団体総合金メダルを獲得しました。しかし、彼女たちの過去の大会参加公式記録でも、年齢の部分は「1993年生まれ」の記載は確実であります。体格が小さいほど有利になる「体操」では、低年齢化は重大問題です。五輪規約違反も然ることながら、幼児虐待にも繋がると報じられました。こうした諸外国の抗議にも平然と中国政府は彼女らのパスポートを見せて、年齢詐称疑惑を払拭しようとしました。我々の常識で考えると「ヤラセ」と思う開会式の演出等は中国政府が「パスポートを偽造」することなども同一に考えねばならないのでしょうか?「中国の国民性」と考えればよいのでしょうか?
しかし、パスポートの偽造が「国家」で行われているものであるならば中国の工作員やテロリストが入国する事も簡単であると言うことです。
「中国」という国を世界中に知らしめた北京五輪であったことは否めません >>
■2008/08/25 (月) 政治の若返りを期待して!
全国最年少同士が“結束” 箕面市長選当選の倉田氏が橋下知事を表敬
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080825/lcl0808251337003-n1.htm
橋下知事、又、若い仲間が登場しましたね。以下のような激励メールも届いています。お互いに競合しつつ、日本の政治に貢献してくださいますよう、お願いいたします!読者氏より<<いつも貴重な情報を有難うございます。今回は地方議員の方のホームページ情報が良かったです。日本の再建には若い政治家が必要です。選挙民にとっても彼らの連帯をたすけるためにも全国的な愛国政治家の情報は不可欠です。今後もご紹介下さい。以上 >>
HPご紹介 チベット独立などで活動しておられる安東正義思想研究会
連絡先 安東 幹
080-3396-2993 kanandoj@yahoo.co.jp
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kanando/
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◎今日のアフリカ
*********
今日のアフリカは、日本では報道されないアフリカの情報を、政治、経済、文化に渡って幅広く、いち早くお伝えします。クリック1つで世界の見方が変わります。先週末からTV5のページを見ると、一番上にある写真は横たわる死体とおびただしい血だった。死体が血にまみれているのではなく、血の海はなぜか死体の前方に広がっていた。タイトルと読むとソマリアのいつもの内戦で、記事は読みませんでした。それがやっときのう、アルジェリアでおきたイスラミストが軍によって殺害された記事に変わり、ソマリアの写真は2番目になりました。ところが今ジュンヌ・アフリックをみたら、まだ血の写真が2番目です。それで中身を読んでみると、41の死者を出した戦闘の末、武装イスラムグループはキスマヨを占拠したようです。それでも、土曜日にはこどもたちは学校へ行ったと書いてあるではありませんか。武装イスラムグループが占拠したって、こどもが学校へ行けるほうがいいと思いますが、この先はどうなっていくのでしょう?広い読みしただけですが、金曜日に2人の外国人フリー・ジャーナリストが連れ去られたということです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪ WEB 熱線 第1064号 ≫
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
▼▽ インド事報 ▽▼
☆ 環境問題~ガネーシャがインド人の意識を変える ―― はぐれ雲さん
インド・ゴア州政府は、石膏製のガネーシャ像の製造・販売を禁止した。環境保護法に基づく科学技術環境局の発令である。理由は、水質汚染を防ぐ為であるが、突然の発令にインド国中大騒ぎとなる事だろう。他の州がどう追随するか注目される。ガネーシャ(聖天・歓喜天)は、ガネーシュ、ガナパティ、ガンパチともいわれる。インドでは最も親しまれている神様の一人である。語源は「ガナ(民衆)のイーシャ(主)」座した太鼓腹の身体、片方の牙が折れた象の顔、4本の腕を持つ神で、商業の神、学問の神、開運の神として崇められている。ガネーシャは各家庭、道路脇や聖樹脇の祠、バスやトラック、タクシーやオートリクシャの運転席、事務所など至る所に祀られており、インド人は毎日欠かさずお香を焚き、献花し祈りを捧げる。インドには花屋が多い。花は必需品である。友人へのプレゼントや結婚式招待状のデコレーションにもガネーシャは使われる。プレゼントされたガネーシャは、捨てたり他人にあげたりしてはいけない。処分する時は‘聖地に戻す’のが慣わしで、日本のお守りや達磨の処分方法のようなものと思って良い。インド各地で、年に一度、ガネーシャ祭りが催される。祭の期間は10日間、特にマハラシュトラ州のガネーシャ祭りは盛大である。ムンバイのガネーシャ祭りは、インド最大の規模である。祭りの期間中、各家庭にガネーシャ像が華々しく祀られると共に、住宅地区、商店街など地区毎に数メートルもする大きなガネーシャ像が新たに祀られ、祭りの期間中、その大きなガネーシャ像の前で踊りや様々な催し物が繰り広げられる。連日大騒ぎである。クライマックスは最終日、ガネーシャ像を山車やトラックに載せ、地区住民が山車やトラックの周りで踊りながら聖地である海岸に引いて行く。最終的には聖地チョウパティ海岸に運ばれ、ガネーシャ像は地区住民に「また来年お会い致しましょう!」連呼されながら、海に流され沈められる。ムンバイでは、例年、約4500~5000のコミュニティーがガネーシャ祭りに参加する。最終日にはマハラシュトラ州各地から数十万人の人が祭り見物に来る。聖地チョウパティ海岸は、幅200メートル規模の、狭い遠浅の海岸である。当然、海岸沿いの幹線道路は通行止めとなる。海岸と幹線道路、至る所が数十万人の人で埋め尽くされる。
大群衆が見守る中、参加したコミュニティーの数に等しい4500~5000体の大きなガネーシャ像が、大群集の間を通り抜け、最終的に海に流され沈められる。インド人の深い信仰心を、圧倒的に多い人の数で感じ取れる祭りでもある。流され沈められる無数のガネーシャが、海水に溶けなければ大変な公害問題となるのは必至である。マハラシュトラ州では、6~7年前、プラスティック製のガネーシャは禁止されたが、石膏製のガネーシャに関しては、どうなったか判らない。基本的に海水に溶ける土で固めたガネーシャ像にするよう指導した筈である。
┌--------
焼鉱法で製造される石膏像は、水に溶けにくく、直ぐには分解しない為、海や川の水生生物の生態系に多大な影響を与える。更に、酸化鉛など水質を汚染する有害物質が含まれており、有害物質が水中微生物に取り込まれ、微生物を餌にする魚に摂取され、最終的に魚を食べる人間に危害を及ぼす危険性がある。
└--------
というのが科学技術環境局の説明である。インド各地で催されるガネーシャ祭りは通常8月~9月、想像を絶する程の数のガネーシャ像がインド各地で作られる。突然の発令にガネーシャ生産業者がどのように対応するか…、大混乱が予想される。ガネーシャ像の素材を巡り、インド各地で環境問題が話題にされる事になる。インドで最も親しまれている‘神様’と、その‘祭り’に関連した話題だけに真剣に考えるに違いない。インド人が環境問題を考える絶好の機会でもある。= この稿おわり =
―――――――――――――――――――――