毎日英字紙にも「変態ニュース」 11年前から多数の記事掲載 (博士の独り言)
毎日英字紙にも「変態ニュース」 11年前から多数の記事掲載
毎日新聞社がかつて発行していた英字紙「Mainichi Daily News」が「バカ母SEX献身の実例」「ポケモンの意味は勃起した男性器」などと題した変態的な記事をたくさん掲載していたことがわかった。英語版ニュースサイトだけでなく、11年前の英字紙の時代からずっと続いていたわけで、ネットだからこそ起きたこと、ではなかった。J-CAST NEWS 8月13日付記事より参照のため抜粋引用/写真は「」と伝える同記事より参照のため引用
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読者からいただいた写真 (博士の独り言)
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この紙版記事の問題については、すでに、ネットの有志、有志ブログの多くがあつかわれていることと思う。諸氏の英邁な指摘と周知の尽力に敬意を表し、小ブログからも短稿を呈する。当該の記事(紙版)に関しては、筆者も、数日前に、幾人かの読者から「Wai Wai」の記事の写真(数枚)を頂戴していた、ご協力に感謝する。「11年前」との情報もいただいていた。だが、当初は、せっかくの写真ながら、その中に当該年を確認できなかった。写真で“Sunday October5,1”までは確認出来るが、そこで切れていたのである。
WaiWai記事(読者提供)
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おそらく、多くの方々が云われている通り、その後が“997”、すなわち「1997年」であろうとは推察できるが、あるいは、前後している可能性もあるのではないか、次の意見書に反映するためにも年号をさらに確認する必要があるのではないか、とふと考えた。しかし、事情により、しばし身動きが出来きずに報告が遅れた。折しも、J-CAST NEWS(8月13日付)が表題に引用する記事を報じ、掲載写真の中に当該の日付を確認できる、「1997年」だ。
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毎日新聞(7月20日付)の虚構
同記事の発掘は、毎日新聞(7月20日付)による「英文サイト出直します 経緯を報告しおわびします」(総題)に記されるおわび記事の中にある、一連の「検証」記事が対象としていたWeb開始後の期間よりさらに以前から、すなわち紙版のみの時代から卑猥記事を配信していた。その事実を示すものである。同「おわび」記事にこうあった。云く、「01年3月末、渡辺良行常務が総合メディア事業局長だった時にMDNは休刊となり翌月からウェブ上のみでの掲載となった。当時の英文毎日編集部長(故人)の編集方針で、紙面と同じ内容をネットで掲載することになり、「WaiWai」も継続された」と。
さらに云く、「英字紙時代の最後は外国人15人、日本人3人の計18人のスタッフがいたが、ウェブになってからは外国人5人、日本人3人の体制に縮小、のちに日本人は2人になった。「WaiWai」の執筆は、実質的に担当記者1人になった」と。このように、社内で“監督不十分”な状態になっために、「担当記者」が暴走を始めた(要旨)と強調する“説明”であった。取材でも同趣旨の説明を重ねていたのである。この対応の様子ついては、読者のみなさまがすでにご存知のことと思う。
だが、上記の発掘は、「WaiWai」が、「英字紙時代の最後は外国人15人、日本人3人の計18人のスタッフがいた」(上述)と記す時期、それ以前の段階から卑猥記事(紙版)を発信していたことが判ったのである。すなわち、当該の「担当記者」どころか、他の、多数の外国人の他に、日本人社員が関わって、卑猥記事を発信していたのであった。これにより、同紙の7月20日付の「おわび」記事の内容が不実であったことが明らかになったのである。
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それも「1つや2つではない」
表題記事に云く、「英字紙にもニュースサイトと同様に「低俗な」記事が数多く掲載されていた。例えば、1997年10月5日付英字紙では、「お母さんたちは墜ちていく、成績を上げるために!」と題された記事が掲載されており、この記事には「『受験生』バカ母SEX献身の実例」と日本語のタイトルも記載されているほか、日本人名の署名が入っている。内容は、成績を上げるために勉強前に息子の性処理をする母親がいるというもので、02年にニュースサイトで外国人記者の署名入りで配信された記事と同じものだ」と。
WaiWai記事(読者提供)
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WaiWai記事(読者提供)
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その紙版のの時代の「卑猥記事」も、決して1つや2つではなかった。それに加えて、日本語のタイトルも、日本人名の署名も記載されている。卑猥記事が同紙内の多くの関係者によって創出されていたことが判明したのである。ゆえに、少なくとも、「スタッフは外国人のみで日本人の視点が欠けていた」。「ウェブに移行した時、海外も含めた社外に英文で情報を発信することの重要さについての認識が社全体に足りなかったことも指摘せざるを得ない」(7月20日付の検証記事)との説明は、不実であることが明らかである。不実というよりは、商業メディアでありながら、嘘八百を並べていた、と指摘する方がより現実に近いであろう。
表題に引用する記事(J-CAST NEWS)では、毎日新聞社による同社への対応をもとに、こう記している。云く、「実際はサイト掲載より以前から「紙媒体」で行われていたこと、英字新聞では日本人と見られる記者も執筆していることなど、ネットとは関係なく「不適切記事」を流していたのは明白で、背景には根深いものがありそうだ」と。同感である。その病巣は根深く、且つ奥深い。やはり「毎日新聞」という組織、それ自体の「体質」が根本的な要因がある、と。その視座からメスを入れる必要がありそうだ。
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「訂正のしようがない」
休暇中の関係者もおられるようだが、上記の事項について、毎日新聞に尋ねてみた。 (以下、敬称、敬語略)
筆 者: 紙版のみの時代から卑猥記事があった。良識によって発掘されているが。
毎 日: 同趣旨の問い合わせを数多くいただいている。
筆 者: 先の7月20日付記事の内容と、事実は異なるが。
毎 日: おっしゃる趣旨は判る。だが、この時代に一切クレームが無かったので、おわび記事(7月20日付)では、対象外としたのだ、と個人的には思うが。
筆 者: クレームが無かった、というよりは、クレームの記録が残されていない、ということではないのか?
毎 日: ... ...
筆 者: 紙版のみの時代の記事にも数多くの指摘の声が上がっているが、それに対して、御紙は対応されないのか?
毎 日: ご意見を上層部に上げたい。
筆 者: 先般から意見書で申し上げているが、商業メディアにあるべき「訂正」の方はなされないのか。海外で拡散を続けている英文の卑猥記事に対して、全面的な「訂正」公告がまっとうされて、はじめて、「おわび」と謂える、と。このように申し上げているのだが。これは御紙の名誉にもかかわることだが、それを理解されていないのか。
毎 日: ご意見を上層部に上げて確認したい。しかし、記事が多すぎて、現実的に無理ではないか。訂正のしようがない、と個人的に思う。
今般は丁寧な応対をいただいたが、紙版のみの時代の卑猥記事については、クレームが無かった、との回答が幾度かあった。英文サイトへのクレームについても、それが大きな流れになる以前に、握りつぶしていたのはどこの新聞社であったか。
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■ 主な関連記事:
・意見書について
・毎日記事で邦人が危機に
・意見書「毎日新聞は全面訂正を」
検証プロセス開示とコネル氏取材を求める
・毎日新聞への意見書(7月8日)
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【筆者記】
当該記事を発掘された方に、心より敬意を表したい。調べるほどに、さらに、新たな発掘が可能になるのかもしれない。これまでに確認された卑猥記事の膨大さを観るだけでも、毎日新聞の病巣の巨大さが判る。短稿にて。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。ささやかな国思う活動ですが、発展のために、どうか末永き応援を宜しくお願いします。
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博士の独り言さんの記事の紹介でした~。
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