中国・ロシアのスパイ連合(オルタナティブ通信)
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▼中国・ロシアのスパイ連合(オルタナティブ通信)
ロシアの最大手石油会社ロスネフチが、中国国営のペトロチャイナと合弁で、ボストーク・エネルギー社を創立。イルクーツクの油田開発に乗り出した。ロスネフチが51%、ぺトロチャイナが49%という出資比率で、ロシア側が主導権を握る形となっている。ロスネフチは、旧KGB色の濃い企業であり、中国=ロシアの諜報スパイ企業同士の「水面下での一体化」事業が結成された、とも言える。こうした一体化の動きを背景に、7月21日、ロシアのラブロフ外相が中国・北京を訪問し、40年間、両国が争って来た中ロ国境問題を解決させた。ロシアは、アムール川のタラバロフ島、大ウスリー島の西部を、中国に渡し、中国領土とする大幅譲歩を行った。原油開発で「主導権を握らせてもらった、商売人ロシア」の中国への便宜提供であるとも言える。米国の「手先となった」中国と、ロシアが戦争を起こし、第3次世界大戦が起こる、それがイルミナティの陰謀である等と主張する、「イルミナティ陰謀論者」の「予言」と、現実は「正反対の方向」に動き出している。ロスチャイルド帝国の一環としてのユーラシア帝国建設、その動脈となるパイプライン。このパイプラインによる「ユーラシア一体化」の障害であった、アフガニスタンのタリバン政権、イラクのサダム・フセイン政権の掃海作業に続き、グルジアでの戦争が開始されている。話し合いで解決の付く障害は、中国・ロシアのような協調政策が取られる。薬物療法では解決の付かない部分では、戦争と言う外科手術が行われる。このパイプライン事業は、ロシア・中国・米国の合弁である。グルジア等を巡り、イルミナティ陰謀論者の主張する、「ロシアVS親米派」等という「恐ろしく単純化された図式」は、「国家同士が戦争を行う」と言う20世紀の時代遅れの戦争観から出て来る。このような図式は虚偽であり、「ロシアVS親米派」の対立が、第三次世界大戦に発展する等という、「イルミナティ陰謀論者」の「妄想」と、現実とは何の関係も無い。なぜなら、ロシアのパイプラインは、米国ロックフェラー、そのボス欧州ロスチャイルドが建設しているからである。
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▼ 30代の若者には希望が持てる?(佐藤守)
柔道男子の内柴選手(30)が金メダルを取った。女子柔道でも19歳の中村選手が銅メダルを取ったが、その敢闘精神は絶賛に値する。勿論「ママでも金」を目指した谷選手(32)の敢闘も光っている。
内柴選手は「攻撃的」な柔道で常に先制攻撃をしかけていたが、これが良かったと思う。インタビューでは「これが僕の仕事」「息子の前で親父の仕事をしっかりやった」と言い放ったが、産経はこれを「ストイックな武道家のイメージとはかけ離れている」と評した。しかし「自分を頼る家族の存在が、強い職業意識に形を変える」のは当然だと思うし、それが「男の世界」である。
オリンピックなどを見ていると、日本人は「武道」にこだわりすぎると思う。日本古来の「柔道」は今や世界の競技になったが、日本以外の国で「武道精神」を強調し意識している国なんぞ有りはしない。第一、歴史的・文化的に見て不可能に近いと思う。日本以外の国にとっては、柔道もスポーツの一種に過ぎないのだから、勝てば官軍である。
国際競技で良い成績を勝ち取ろうとするのだったら、日本も「道」にこだわらず、勝つことを目指すべきだろう。如何に「勝ち」にこだわってもそこは日本人、試合場(道場)での礼儀は忘れてはいないから、見る者にはわかっている。本家本元としてはそれで十分ではないか?
中村選手の「喜怒哀楽」を表情に出さないところが又良い。「金を目指していたので、銅メダルは悔しい」と言ったのもすばらしい。52Kg級へ変わった時、谷選手との対戦を避けたのでは?といわれたが、そのとき「悔いはあるが、勝たなければ始まらない」と言った事にも好感が持てた。「若いのに分かっているナ・・・」と。
五輪は「参加することに意義がある」といわれているが、そんな言い訳は「負け犬の遠吠え」に過ぎない。その意味では準決勝で微妙な判定に負けた谷選手に同情する。しかし今朝の産経抄子は「微妙な判定にも不服そうな態度を示すことなく」3位を獲得した谷選手を褒めているが同感である。判定に一瞬怪訝な顔をしたが、彼女は残り時間少ない中、戦いに立ち向かった。そんなところに私は「武道家」の姿を見る。3位に終わりはしたものの、ご主人が「私には金色に見える」と言った様に、試合内容は「金色」であった。ご主人もなかなかいいことを言う!若い者は素直で良い。
16面に「好調イチロー4安打」と出ていて、イチロー選手が冷静に反応して打率を上げている裏話が出ていたが、彼は「追い込まれたらこの審判ではあかん」と判断、球審の癖を見抜き、すぐさま対応しているという。それが「サムライイチロー」の真骨頂であろう。審判も人間、癖もあれば間違いもする。おまけに国際試合になれば、色々な「誘惑」も絡んでくる。
高校時代から剣道にのめりこみ、学業をほったらかしにして先輩達から小突き回され、くたくたになった高校・防大時代を髣髴としたが、現役時代の大きな大会で、審判の判断に疑問を持ったことが多かった。出身部隊の選手が出ると、判定が甘かったり、練習試合で負けて意地になった審判が、意図的に?有効打を無視したことさえあった。
私が体験したそんなローカルの試合とは異なるのは分かっているが、試合には独特の雰囲気があり、試合場にあがる時の一種独特の精神状態は、選手も審判も共通している。
どちらにせよ場数を踏まないと「平常心」は築き上げられないものである。操縦技術もそうで、やはり本人の努力と訓練回数がものを言う。飯の数が支配?する世界を体験した者としては、北京五輪を見て、こんな頼もしい若い世代が育っていることが嬉しくなった。
そこで、国際試合は「スポーツ精神」で立ち向かうとして、国内では「武士道精神」を学ぶべき、武道教育をもっと普及すべきではないか?と思う。そうすれば秋葉原などの理解不可能な殺人事件や、不信感で凝り固まった“悲しい”親子関係の事件が新聞やTV賑わすことも少なくなるのではなかろうか。 次は水泳の北島選手の「戦争」に期待したい!
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▼こら、マンガと現実を一緒にするな!(江草乗)
オレは「課長島耕作」を全巻持っている。雑誌に連載しているものもずっと読み続けている。あのマンガの熱烈なるファンの一人である。しかし、あのマンガはやはりフィクションなんだと思ってしまう。現実の日本にはなかなかそんなスーパー経営者はいないし、仕事もHもあんなふうにバリバリこなすというのはなかなか困難で、仕事だけにがんばるか、Hだけにがんばるというのが普通なんだと思うのである。両立させられるのはよほどのスーパーマンだろう。そういう意味であの主人公は「こんなすばらしいヤツがいたら」「こんなすごい男になりたい」というサラリーマンの願望の表れなのである。いくら欧米で日本のマンガがブームになってるからといって、それを現実と混同して「理想の社長は島耕作」と言われても困るのである。そんな素っ頓狂なことを英国の雑誌が紹介したのである。読売新聞のWEBサイトの記事を引用しよう。
・日本の経営者は「島耕作」見習え…英誌が大胆・賢明さ絶賛
【ロンドン=是枝智】「日本の経営者は『社長 島耕作』を見習うべきだ」――。英誌エコノミストは8月9日号で、講談社の人気漫画・島耕作シリーズの主人公で、今年5月に、初芝五洋ホールディングスの社長に上り詰めた島耕作を、「日本の理想の企業トップ」として紹介した。
エコノミスト誌は、日本にはトヨタ自動車やキヤノン、任天堂などの世界的なトップ企業がいくつもあるのに、多くの日本の企業トップは調和を乱すようなことはほとんど口にせず、リーダーシップに欠けていると批判した。そして、「島氏は大胆かつ賢明で、古くさい無知な人間を押しのけることを恐れない。社内政治を軽蔑(けいべつ)し、年功序列ではなく、実力主義で人を登用してきた」と絶賛。「日本の経営者や政治家は彼から学ぶべき余地がある」と指摘した。(2008年8月11日10時30分 読売新聞)
オレは今の日本の企業のトップがだめだとは思っていない。あの経団連の会長のように人件費コストを極端に切りつめて利益を増やし、「偽装請負のどこが悪い!」と開き直れるような大胆かつ悪辣な経営者もいるじゃないか。少なくとも日本企業が多くの売り上げを上げて世界の大企業と渡り合ってるということは経営者がいろんな工夫をしてがんばってるからだと思うのである。
それよりもオレが面白いと思うのは、欧米で日本のマンガが実によく読まれているという事実なのだ。多くの作品が翻訳されて流通しており、海外にはその熱烈なファンも多いという。政府はその事実をもっと理解して、日本文化をもっと世界に広めるような戦略をどんどん導入すべきではないのか。 広く海外に日本の様々な文化が行き渡ったとき、「こんなに面白い国は世界の繁栄に欠かせない存在だ」と多くの国の人間が感じるようになることこそが、真の安全保障につながるのではないのか。もしも日本が滅亡してしまえば、今連載中のマンガの続きが読めなくなるから日本を攻撃してはならないと、世界中の人々が思うようになったとき、真の安全保障が実現するとオレは思うのである。マンガは日本を救うのだ。日本の政治家もそれをもっと意識して、国際的な場でコスプレで登場するとかして各国首脳を笑わせてやればどうだ。
しかし、ここまでメジャーになった日本のマンガ、きっと世界の各国で勝手にその中味を翻案したり盗作したりという作品が数多く生まれてるような気がするのである。それも有名税みたいなもので、また一つの宿命なのか。それとも断じて海賊版は阻止しないといけないのか。どうせまねしたりパクったりしてもろくなものは作れないとオレは思うのだが。