頂門の一針(日曜日)2
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遺伝子操作と品種改良
━━━━━━━━━━寺田 嘉信
スーパーに買い物に行く度、豆腐、納豆を購入するがラベルには「遺伝 子組み換えでない」旨の表示記載がある。わが国の遺伝子操作に関する 雰囲気は学会及び大企業の食品企業も殆どが有害説の空気に支配されて
いる。
遺伝子研究権威、ノーベル賞候補の筑波大学村上和雄名誉教授は有害説 とは反対の立場と記憶しているが、如何せん有害説の空気支配は圧倒的 である。
これでは遺伝子組み換え植物食品は有害であるかの如く、一般消費者に 対して予断を与えることになる。予断とは国語辞典によると、なりゆき・結果を前もって判断することとある。
具体的な実例を示すと、かのロッキード事件が発覚して田中角栄元首相 が逮捕され地裁による裁判が開始されたタイミングで判決の下される前 に元最高裁長官経験者、藤林益三氏(7代目長官)岡原益男氏(8代目 長官)のお二方が地裁の証拠と証拠の照合も出来ていない不検証な状態 で田中角栄元首相を有罪であるかの如くコメントを新聞発表した。
この件は司法最大の誤りであることにご当人達は気付かず近代裁判とは 程遠い遠山の金さんと同等の専門バカ状態であるが、最高裁元長官の意 向により大多数の国民は裁判が不十分な状態であるにも拘わらず当然有 罪説を信じたものである。
地裁の判事は有罪以外の判決を下せるものではない。左様に予断とは完 全に一般消費者に遺伝子組み換え植物食品は有害であるかの如く、強力 な刷り込みが行われている。
古来我が国では現場先行で品種改良が行われてきた。
戦前、東北では冷害になると不作になるのが常識であったが品種改良の お陰で現在では冷害に耐えうる稲に改良され、こしひかり、あきたこま ち等々、おいしい米にまで恵まれる様になった。
種無しブドウなど品種改良は数え切れない位あり、品種改良による有害 説などきいたことがない。アナログ的品種改良であるのに対し、デジタ ル的遺伝子組み換えであるとさえいえる。
例えば大豆を何故遺伝子組み換え操作するのか、拙宅でも芝生の庭を家 庭菜園に切り替え15年目であるがトマトの連作を15年間連作障害なしに 年々豊作である。今年も直径12cmの超LLサイズトマトが160個収穫済であ る。
大豆の話に戻ると、畝の端に枝豆(大豆)を植えるのであるが、完全有 機栽培の為、当然無農薬でありトマトには何の虫害も無いが枝豆には30 %位は虫の被害を受ける。
虫害を最小限に抑制するには頻繁に農薬を散布する必要があるのである。「遺伝子組み換えでない」大豆とは大量に農薬を散布された代物であり、消費者は残留農薬の被害を受けているのである。
虫害に強く収量も多く栽培期間も短く全てにおいて有効な大豆を栽培す るのに必要なアナログ的品種改良では結果が出せなかった故にデジタル 的遺伝子操作による品種改良が必要とされているのである。
尚、有害説には確たる根拠は示されていない。倫理面での「遺伝子組み 換え」に反対している団体もあるやに聞くが臓器移植に口を出すのが先 ではなかろうか。
25年位過去のことであるが、魚の焼き加減によるおこげ及びご飯のおこ げ(炭化)は癌の原因元であるとする説が闊歩した時期があったが、現在 ではおこげによる癌化等聴いたことがない。
最近ではメタボリック症候群が専門医によると如何にも健康に有害であ るかの説があるが、他の医者の説によると医学の全体を知らない専門医 の説であり、メタボリック症の人間の方がデーター的にも長生きしてい ると言う説もある。説とはあくまでも仮説の世界であり決定的ではない。
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健康食品No.1が大豆
━━━━━━━━━━渡部亮次郎
大豆の語源は「大きい豆」ではなく「大いなる豆」である。何故かと言 えば、これほど安くて栄養のある食品は他に無いからである。たとえば納豆を欧米初め全世界が食べるようになれば人類全体の寿命が伸びる事だろう。
米語:soybean、英語:Soya bean ダイズ(大豆、学名Glycine max)は、マメ科の1年草、また、その種子のこと。大豆は低カロリーながらタンパク質やカルシウムを多く含むため、栄養源として重要である。
さらに含まれるゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインなどのイソフ ラボンは大豆イソフラボンと総称され、弱い女性ホルモン作用を示すこ とから骨粗鬆症や更年期障害の軽減が期待できる。
これらの作用から、大豆製品の中には特定保健用食品に指定されている 物もある。また、大豆イソフラボンはサプリメントとしても用いられる。
世界中で広く栽培されている。日本には縄文時代(紀元前1万年―前4世紀 頃)の出土例や、古事記にも大豆の記録が記載されている。
大豆の種子には苦み成分であるサポニンが多く含まれており、人類の主 食にまではなっていないが、植物の中では唯一、肉に匹敵するだけのタ ンパク質を含有する。
このことから、近年の世界的な健康志向の中で、「ミラクルフード」と して脚光を集めている。「畑の牛肉」の異名もある。また、日本料理や その調味料の原材料として中心的役割を果たしている。
原産地と日本への伝来については説が各種あり定かではない。原産地は 中国東北部からシベリアとの説が有力で、日本にも自生しているツルマ メが原種と考えられている。
栽培の歴史も諸説あるが、約4000年前に中国で野生種大豆の栽培が始め られたと考えられている。日本では縄文時代の遺跡から炭化物や土器内 部の植物圧痕として確認された例があり、その頃の伝来と考えられてい
る。
ダイズは蛋白質や脂肪、鉄分、カルシウムなどミネラルが多い。日本で は色々な形に加工され利用されている。まず、大豆を暗所で発芽させる ともやし、畑で育てて未熟大豆を枝ごと収穫し茹でると枝豆。
さらに育てて完熟したらダイズ。ダイズを搾ると大豆油、煎って粉にす るときな粉、蒸したダイズを麹菌で発酵させると醤油・味噌。
また蒸した大豆を納豆菌で発酵させると納豆。熟したダイズを搾ると液 体は豆乳、その残りはおから、豆乳を温めてラムスデン現象によって液 面に形成される膜を湯葉、にがりを入れて塩析でたんぱく質を固めると 豆腐。
豆腐を揚げると「油揚げ」「厚揚げ」、焼くと「焼き豆腐」、凍らせて 「凍み(高野)豆腐」。 大豆にはサポニン等水溶性の毒性物質が含まれ ており、これらの加工は毒性物質を取り除く意味もある。
蒸した種子を発酵させてから乾燥させたものは、香鼓(こうし)という 生薬である。これには発汗作用、健胃作用がある。
大豆から作られる大豆油は、かつては燃料としても用いられたが、現在 最も安い食用油として発展途上国で、大量に消費されている。近年では 大豆油インクが環境に優しいなどとして利用が増加している。油の搾り
粕は醤油の原料や家畜の飼料となる。
なお、光の当たらないところで発芽させ、数センチメートル伸びた芽を 食べるのが「豆モヤシ」である。
日本は現在大部分を輸入に頼っている為、2003年に世界的不作から価格 が高騰したときには大きな影響を受けた。最大の生産国、輸出国はアメ リカ合衆国、ついでブラジル。
日本の輸入量は世界第3位。中華人民共和国では経済成長に伴う食生活の 変化により消費量が増加しており、これからも増え続けると見られてい る。この需要に応えるためブラジルでは天然林伐採を伴う大豆農地の拡 大が進んでおり、問題視されている。
日本では非常に珍重され、米・麦・粟・稗(ひえ)・豆(大豆)を五穀 とし、節分には大豆による豆まきが行なわれるほどである。
日本人はダイズをさまざまな形に加工し、食材や調味料として利用して きた。アジアの多くの地域ではダイズが様々に加工されて食べられてい るが、日本ほど加工のバリエーションに富んでいる国はない。
中国、日本、朝鮮半島で古くから穀物として栽培されており、アメリカへは1800年代の初めに伝わったが、長いこと飼料としてのみ栽培され、主流作物ではなかった。
1920年代初め大豆加工業が発展したことによって、ダイズ栽培に弾みが つき、今日ではトウモロコシ、小麦に続いてアメリカの主要穀物となっ ている。
93年にアメリカは世界の生産量の約45%を占め、ブラジル、中国、アルゼ ンチン、インド、カナダなどが続いている。アメリカ国内では主に中西 部とミシシッピ下流域で生産され、ダイズ生産量の40%以上が輸出されて いる。
私見としてはアメリカ人がダイズを家畜ではなく自分たちで食べるよう になれば平均寿命は飛躍的に延びるだろうと思う。脂身の多い牛肉より も豆腐ステーキを食べたら心臓マヒは激減するだろう。
日本はダイズ消費量の95%ぐらいを外国に頼っていて、大半はアメリカか ら輸入している。日本の国内では、北海道、秋田県、栃木県、茨城県、 富山県などで生産される。納豆用、豆腐用、エダマメ用が主流である。
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反 響
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1)人民を犠牲にしてまでも強行した昨夜の「五輪開会式」には、白け ました。周辺警護50万人も動員して、国家の威信をやり遂げたい疾しさ、これが「国家」の姿なのでしょうか。
時折うたた寝しながら見ていましたが、歴史を鼓舞しながら、「点火」 に到る締めくくりの空中演舞の演出には、「中国の過度の思い上がり」 を嫌と言うほど見せ付けられた恰好で、心からウンザリさせられました。
「虚構」に欺瞞を上塗りした「国家威信の誇示」。どうやらベルリンオ リンピックの再現のように思えるのは、小生だけでしょうか。
「感動」は多くの人民の意志と共に置き去りにされ、世界で観ている人 々に「五輪の持つ意義」をアピール出来たとは、到底考えられません。
けま 一三
2)拱手傍観、無為無策
これは拱手傍観という問題ではなく、血を流してまでも役人の次なる職 場をつくる命がけの事業だったのです。
さらに国益を盾にとって外資の参入をも許さない頑迷ぶり、官僚主導の 政治を維持する大変なことなのです。羽田だけでは養えない省益事業に ご協力ください。(なみお)