頂門の一針
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五輪主要都市をテロ攻撃か
━━━━━━━━━━━━古澤 襄
「北京五輪は準戦争状態」という宮崎正弘氏の見方は正しい。スポーツ の祭典というより政治・軍事の中国祭典と化している。準戦争状態とい うのは直接的にはイスラム過激派による攻撃阻止だが、長期的には国内 の反体制派運動の圧殺にある。中国は国をあげてその戦いに突入してい る。
北京からのテロ予測報道には制約がある。準戦争状態にあるからイスラ ム過激派を利する情報が治安当局から洩れてくる状態にはない。むしろ イスラム過激派と戦争状態にあるアメリカとの間に不思議な連帯が生ま れているから、アメリカの中国情報が結構、役に立つことがある。
韓国の中央日報は、北京五輪で試合が行われる香港・青島など6都市を 集中的にイスラム過激派が攻撃すると予測情報を流したが、この流れか らすると北京五輪の期間中は”要注意”。もちろん中国側は、この情報 は知っている筈である。
<中国北西部に位置した新彊ウイグル自治区の独立を求め、4日、同自 治区カシュガル市内で起きた武装警察襲撃事件(以下・新彊事件)を主 導したと見られているイスラム過激派勢力が、北京五輪で試合が行われ る香港・青島など6都市を集中的に攻撃すると公言していたことが、5 日、確認された。
新彊事件後、五輪の安全開催が懸念される中で確認されたものであるこ とから不安感が広がっている。 5日付の香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは「米ワシントンに本部を置くテロ情報収集・分析企業のインテルセンター社(IC)関係者が、7月23日、トルキスタン・イスラム党(TIP)名義のビデオテープが届いたと明らかにした」と報じた。
同テープで「セイフラ」と名乗るTIP司令官は「我々は五輪に関連し た主要地点を狙っている。我々は試合が行われる中国の主要都市を残酷 に攻撃する計画であり、これまで我々が全く試みていない戦術で展開さ れるだろう」と話している。
中国公安当局はTIPについて、4日の新彊事件を主導したと推定され ているウイグル独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」の別称と見ていると、同紙は伝えた。 96年に組織されたETIMは、ウイグル族の中国からの分離独立を名分に掲げて、これまでおよそ200回にわたり中国の警察・民間施設を攻撃してきた。 TIPは今年5月5日上海、7月21日雲南省昆明市内でそれぞれ発生したバス爆弾事件も自分たちが主導したと主張している。
ETIMの海外亡命組織「東トルキスタン情報センター」(ETIC) のレクシティー報道官は「新疆事件については論評しない。ただ1つ明 らかな点は、同事件がテロではなく中国の抑圧と差別に対抗するウイグ ル族の正当な武装闘争だ」と述べ、ETIMが行った犯行であることを 強く示唆した。(中央日報)>
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「核廃絶」という言葉の虚妄
━━━━━━━━━━━━━花岡 信昭
6日は広島の原爆死没者慰霊式、9日は長崎だ。
毎年、この時期になると、なんとも鬱陶しい思いになる。「核廃絶」という言葉が、いかに意味もないまま、安易に使われているか。その情緒性が嫌悪感をすら催させる。原爆被災者の苦しみは痛いほど分かる。いまなお後遺症で苦しんでおられる方も多い。そのことに思いをはせないわけではない。
だが、そのことと政治家が発すべき言葉とは区分けして考えたい。「核攻撃から市民を守る唯一の手段は核兵器の廃絶です」秋葉忠利広島市長は、平和宣言で今年もまた、こういう表現をした。気持は分かる。誠実な思いであることも分かる。だが、政治家としては、まったく無意味な内容であることに気付かなくてはいけない。あるいは気付いていて、それでもなお、こういう空疎なことを述べるのならば、これはだれかが指弾しなくてはならない。
いまの日本を取り巻く安保環境の中で、政治家として言うべきはこうい うことではないか。「北朝鮮の核攻撃から国民を守る唯一の手段は、日本が核兵器を持つことです」あるいは百歩譲って、「アメリカの核の傘が本当に有効に機能するために、日米同盟をいっそう堅固なものとすることです」
これくらいのことをいえば、国際政治のイロハを認識したうえでの政治 家として責任ある発言ということになる。核廃絶」というのは空想的な理想論でしかない。もし、核廃絶が現実のものになったら、それこそ日本は核攻撃の危機にもろにさらされることになる。
核廃絶という状況下では、「核を隠し持っているもの」が君臨するので ある。現状では北朝鮮であることはいうまでもない。P5といわれる国連安保理常任理事国(米英仏露中)の核兵器とそのほかの核保有国とは意味が違う。P5は、核管理、核軍縮の舞台に乗っている。核バランスをはかりながら、周到に核軍縮を進めてきてもいる。P5のうち、1国でも核廃絶に踏み切ったら、世界の核バランスは一気に壊れ、すさまじい国際緊張の時代となる。仮に核廃絶の理想郷が実現したとして、次に脅威となるのは、生物化学兵器だ。これも隠し持っているものが絶対的な優位を確立することになる。世界はその国にひれ伏さなくてはならない。
したがって「核廃絶」というのは空想的プロパガンダではあっても、現 実の政策目標としてはなじまない。政治家はそこを見据えないといけな い。秋葉市長は対人地雷やクラスター爆弾の禁止についても高く評価した。日本の防衛・安全保障力をそぐことになるという厳粛な事実を分かっていないのであろう。日本の安全保障政策は、国際政治、周辺環境の現実に基づき、たゆまぬ外交努力、防衛力整備によって、初めて可能になる。その冷徹な次元では「核廃絶」はなんらの意味も持たないのである。
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【追悼】ソルジェニーツィン氏
━━━━━━━━━━━━━━平井 修一
氏は1946年に逮捕され、1956年に刑期満了で釈放された。独裁者スター リンが1953年に死亡、1956年にソ連共産党第一書記フルシチョフがスタ ーリンを批判し、「スターリン執政期における秘密の一部が暴露され、 個人崇拝が批判された」(ウィキ)。
これを受けて氏は名誉回復を得た(1957年)。
岩波文庫版「イワン・デニーソヴィチの一日」の巻末解説に「ソルジェ ニーツィンの復権証明」という資料が載っていたので転載する。いわれ のない罪状で氏が捕われたこと、および当時のソ連の思想統制の空恐ろ しいまでの厳しさを伝えている。・・・・
ソ連最高裁判所決定・第4H-083/57
ソ連最高裁判所軍事審議官一同は、法務参議ボリソグレブスキーを議長 とし法務大佐ドロテンツェフ、コーノフを交え、1957年2月6日の合同に おいて、軍主席検事の抗告を審議した。
本抗告は、ソ連邦内務人民委員部特務会議の1945年7月7日付決議に対し て行われたものである。アレクサンドル・イサエヴィチ・ソルジェニー ツィン――1918年、キスロウォック市の産、学歴・最高教育――は、右 決議に基づき、ロシア共和国刑法第58条10項の2および第58条11項により、8年の強制労働所刑を課せられたのであるが、同人は逮捕前、砲兵指揮官にしてドイツ・ファシストに対する諸戦闘に参加、祖国戦争第二級勲章および赤星勲章をもってその功を顕彰されている。・・・
ソルジェニーツィンの罪科たるべきものは、同人が1940年以降、逮捕の 日まで、知人間で反ソ煽動を行い、かつ反ソ組織創設のため諸手段を講 じた、となすものであった。
軍主席検事はその抗告において、ソルジェニーツィンに関する上記特務 会議の決議を廃し、下記の事由により、犯罪構成要素不備の故をもって、同人関係事件の停止を行うべきであると申し立てている。
事件の材料から明らかなところであるが、ソルジェニーツィンは、日記 並びに友人ヴィトケヴィチ宛の書簡において、マルクス・レーニン主義 が正しいこと、わが国の社会主義革命は進歩的なものであり、全世界に おいて不可避的に勝利するものであることについて語る一方、スターリ ン個人の尊崇には反対の旨述べていた。
同人は、ソビエト著作家の文学作品が、芸術的にも思想的にも脆弱であ ること、その多くはリアリスティックでないことについて書き、また、 わが文芸作品にあっては、ソビエト人民ならびにソビエト軍の勝利が歴 史的に不可避のものであることをブルジョワ社会の読者に対して、幅広 く多面的に説明されていないこと、さらに、それは、ブルジョワが手軽 に作りあげるところのわが国に対する中傷に対抗し得ないものであると いうことについて書いていた。
ソルジェニーツィンのこれらの発言は犯罪要素を含むものではない。
ソルジェニーツィンの上告検討の過程において、レシェトフスカヤ、シ モニャン、シモニャンツが喚問された。ソルジェニーツィンがこれらの 者に対して反ソ的捏造を語ったとされていたのであるが、上記の者はソ ルジェニーツィンをもってソビエト・パトリオート(愛国者)とし、同 人が反ソ的会話を行ったとかいうことを否認している。
ソルジェニーツィンの軍事考課ならびに同僚メリニコフ大佐の回答から 明瞭なことは、ソルジェニーツィンが1942年以降、逮捕時まで、一再な らず勇士たるところを見せ、もってその指揮下部隊を感奮せしめたとい う点である。ソルジェニーツィン隊は軍規においても戦闘行為において も部隊中最優秀であった。・・・
軍事審議官一同は以上を確認し、ソ連邦内務人民委員部特務会議1945年7 月7日付のソルジェニーツィン関係決議を廃するものとした。また、犯罪 構成要素不備をもって、ロシア共和国刑事訴訟法第4条5項に基づき、事 件停止処置を講ぜしめることとした。
・・・・1961年10月、フルシチョフは第22回ソ連共産党大会で公式に内外へ向けてスターリンを批判し、過去を検証する必要を説いた。
「この種の権力悪用に関連あるもろもろの事件を、丹念にあらゆる視角 から解き明かすのは私たちの義務である。とき至れば私たちは死ぬ。私 たち誰しも、いずれは死すべきものである。
・・・しかし、生き、働いているうちは、多くのことを解明し、党と人 民に真実を語ることができる。また、そうしなければならぬ。・・・こ のようなことが将来再び決してくりかえされぬよう、そうしなければな らないのである」
1962年、「イワン・デニーソヴィチの一日」が公刊された。
合理的は正しいか
━━━━━━━━渡部亮次郎
合理的が真理と考えている人が案外、多いが、「合理的」に反対するこ とが日本の労働運動の主流を形成していた時期のあったことをご存知か。戦後、工場におけるロボット反対闘争のことである。労働を無条件に際限なくおこなうロボットが職場に導入されれば、低賃金に喘ぐ労働者は排除されると言う誤れる論理に根ざした労働運動の流れだった。
言葉の面白い引例で解説する辞書で有名な「新明解 国語辞典」によれ ば合理化とは「人員整理・労働強化や具術導入により生産性を向上させようとすること」とずばり言っている。
労働組合はアメリカ製憲法を遵守せよと合理を迫りながら経営者にはロ ボット導入による合理化には断固反対と矛盾した要求を続けたものだ。
間違いだったから、跡形もなく消えたが、「合理化」はアメリカの思想 として日本でも生きき続けている。労働の合理化はロボットに代わられ ると言う総評の主張も狂っているが、経営者側も確実に反論できなかっ た事は情ない。
合理化という言葉は日本にはもともと無かった言葉だったからではない か。日本人は言うなればすべて以心伝心で意思伝えてきた。「目は口ほ どにものを言い」で用が足りてきた。
ところがアメリカとの戦争に負けた。日本人が戦争に負けるのは有史以 来初めてだったから、進駐軍としてのアメリカを平穏のうちに迎えたが、進駐軍の持ち込んだ哲学こそが「合理的」だったように思う。
合理的。!)道理や理屈にかなっているさま !)物事の進め方に無駄が無 く能率的であること。(広辞苑)
物事の進め方に無駄が無く能率的であること、という思考は戦前の日本 人には無い価値観だった。中にはこのように考える人もいたろうが、大 部分は「長いものには巻かれろ」「泣く子と地頭には勝てない」であり、処世の術として「合理的」とは誰も持出さない論理だった。
握手と言うのも戦後、アメリカが持ってきたものだ。あれは狩猟民族が 森の中で出合った人間に敵愾心も武器も用いないことを身をもって示す ために出来上がった習慣。日本人はお辞儀で済ました。
アメリカ大陸に渡った狩猟民族は農耕民族に衣替えしながら握手の習慣 が治らなかった。ついでに曇天の欧州では想像もつかなかった太陽の眩 しさに閉口してサングラスを手放せなくなった。
馬鹿な日本の若者は、必要もないはずなのに、風俗と誤解して戦後、こ ぞってサングラスを掛けだした。今では己の容貌の醜さを隠す必需品ら しいが。
アメリカは土方(どかた)の飯場(はんば)みたいな非文化的な国だと思 うが、人種の坩堝(るつぼ)と言われるほどの多民族国家であるから、社 会生活を共にするキーワードは単純明快な言葉でなければいけない。多 数決がその最たるもの。
「理に適っている」合理化こそはそれに適合した言葉だったのだ。
raisonal。これほど公平で無差別な言葉はなかった。俺もお前も同じ条 件。とはいえ人間はもともと平等なんかではない。無理して平等をルー ルにしているだけだ。
人間は気候風土に左右されて多様な文化を作り、それぞれに似合った宗 教を持ち、言語を持つ。それなのにイラクにも民主主義が合理的だと押 し付けようとした結果がイラク戦争の現状ではないか。
あの砂漠の砂嵐の中では悠長な話し合いなどはできない。アメリカはそ れに気付けばイラクを見捨てるだろう。
脈略のない話だが、礼儀だって民族で異なる。「有難う」を英語では thank you 汝に感謝す と言うが 有難うはこの世に有り得ないいほど の感謝の意であって tank you 程度の感謝ではない。
「済みません」だって I am sorry だけではない。これは相手に迷惑 を掛けた自分の非を認め「償い済まない」ことを詫びる律儀で美しい心 根を示しているのである。合理的ではない美しさを持っている。
アメリカは人種の坩堝なら文化も坩堝になった。しかしてそれらが円満 に暮して行くためには、単純な価値基準でお互いを規制する以外にない 事は納得できる。それがアメリカ式合理性であり民主主義ではないか。
逆にいえば民主主義こそは歴史と伝統に根ざさないアメリカ人を平均的 に納得させるだけの方便であって、アメリカ向けの合理性に過ぎない。
それなのにアメリカ式がすべて合理的で正しいと決めてかかる事は まったく合理的でない。ところで現状の日本で合理的な日々なんてあるだろうか。アメリカでは考えることすら出来ない義理人情、しがらみがすべてではないかと思えるほど非合理の日々である。2006.12.12(再掲)
話 の 福 袋
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◎中川秀氏・麻生氏 路線闘争ますます過熱
自民党の麻生太郎幹事長が平成23年度にプライマリーバランス(PB、基礎的財政収支)を黒字化する政府目標の先送りを提案したことを受けて、経済成長重視の「上げ潮派」のリーダーである中川秀直元幹事長がさっそくかみついた。
新閣僚に与謝野馨経済財政担当相ら「財政規律派」が多数登用されたこ ともあり、自民党内の路線闘争はますます過熱しそうだ。
中川氏は6日、自らのホームページに「首相の明確な経済財政路線に反 対する人が党執行部にいるとは信じられない」と記し、名指しこそ避け ながらも麻生氏を厳しく批判。
PB目標の先送りを「政策論議の域ではなく『路線転換、即政局』を意 味する」と断じた。その上で、福田康夫首相がPB目標堅持の姿勢を明 言したことを強調。「首相の言うことが正しい。首相と党執行部の合意 形成を注視したい」と麻生氏らに警告した。
これに対し、麻生氏は6日、福井市内で講演し、「今度の内閣改造によ り、政調会長に保利耕輔氏、経済財政担当相に与謝野氏ら経済や景気を 理解できる方が就任した」とほめちぎり、上げ潮派の「知恵袋」である 竹中平蔵元総務相を「私とは全く意見が違う」と批判した。
その上で「財政の収支均衡は必ずやらなければならないが、いつやるか は別の話だ。経済のパイを大きくしてその中から借金を返済するのが正 しい」と語り、積極財政の有効性を重ねて強調した。8月7日8時2分配信 産経新聞
◎礼儀正しい強盗? 金奪い、逃走前に「ありがとう」
6日午前2時25分ごろ、新宿区大久保のコンビニエンスストア「ショ ップ99大久保2丁目店」に男が押し入り、レジのアルバイト店員(24) にナイフを突きつけ「金を出してくれる?」と脅した。
店員が1万円札10枚を差し出したが、男は「1000円札もくれる?」とさ らに要求し、総額16万円を奪うと、「ありがとう」と言い残して逃走し た。当時客ら約7人がいたが、けがはなかった。警視庁新宿署は強盗事 件として男の行方を追っている。調べでは、男は40~50歳くらい。身長170~180センチで髪は短く、グレーのTシャツに茶のズボン姿だった。 8月7日7時50分配信 産経新聞
◎<米国>炭疽菌事件、自殺研究者の単独犯行…捜査終結へ
【ワシントン及川正也】米司法省は6日、01年秋に米国で炭疽(たんそ)菌を同封した郵便物で5人が死亡した事件で、陸軍感染症医学研究所(メリーランド州)に勤務し、先月末に自殺したブルース・アイビンス氏(62)が単独で実行したとの捜査結果を発表した。
犯行に使われた特殊な炭疽菌をアイビンス氏が保管していたことが確認 されたという。
米連邦捜査局(FBI)は6日、遺族らへの説明後、捜査関連資料の一 部を公開。司法省はアイビンス氏がすでに死亡していることを受け、7 年近くに及んだ捜査を終結させる。アイビンス氏は推定無罪となる。
司法省によると、犯行に使われた炭疽菌の追跡捜査の結果、アイビンス 氏が開発した炭疽菌の胞子と同一だったことが昨年になって判明したと いう。アイビンス氏は当初、ニセのサンプルをFBIに提出していた。
テイラー連邦検事は記者会見で「アイビンス氏は事件前の01年夏から秋 にかけて精神的に不安定だった。炭疽菌のワクチン開発に失敗し、仕事 に行き詰まっていた。アイビンス氏の単独犯行だったと確信している」 と述べた。アイビンス氏の弁護士は改めて無実を主張している。
事件は01年9月の同時多発テロ直後に発生。上院議員事務所やマスコミ などに送付され、死亡した5人のほか17人が発症して治療を受けた。米 政府は同時多発テロと関連付けて「生物テロ」と非難、全米を震撼(し んかん)させた。8月7日9時52分配信 毎日新聞
◎「自由の精神から離脱」、“鳥の巣”デザイン・コンサルタントが 北京五輪批判
【大紀元日本8月7日】北京オリンピック・スタジアム「鳥の巣」のデザ インコンサルタント・艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が米紙「ニュー ヨーク・タイムズ」のインタビューに応じ、あらためて北京オリンピッ ク開幕式に出席しない旨の意思を表明した。
中国における人権問題や言論の自由が改善されず、北京オリンピックが 「自由の精神から離脱している」として、艾氏は、中国当局に対して批 判的な態度を貫いてきた。
インタビューの中で艾未未は、「民主と自由が守られていない社会が、 人々に式典の喜びをあたえられるだろうか。自由と表現の権利も奪われ ている社会が、国際的に認められるだろうか」と中国の社会体制を非難 し、中国当局のオリンピック・フィーバーぶりを「見せかけの笑顔」と 揶揄した。
艾氏が特に失望したのは、オリンピックが民主主義に近づくチャンスだ ったにも拘わらず、逆に当局が取り締まりを強め、自由な社会から遠ざ かってしまったことだという。
北京当局が掲げていたオリンピックのスローガン「ひとつの世界、ひと つの夢」「新しい中国、新しい北京、新しいオリンピック」が全く守ら れておらず、艾氏は「新しいものが(中国に)あるのか」と疑問を投げ かけている。
艾氏は、スイスの建築会社「Herzog & de Meuron(ヘルツォーク&ド・ ムーロン)」とともに、北京五輪のシンボルである「鳥の巣」のデザイ ンを手がけた著名な中国人建築デザイナー。艾氏は、北京当局に対する 批判的なコメントから、五輪開幕式への招待状を受け取っていない。
◎JR熊本新駅舎 設計は安藤忠雄氏 県など合意 建設費20億円に 抑制
熊本県は6日、2011年春の九州新幹線の全線開通に伴い、建て替えるJ R熊本駅(熊本市)の在来線駅舎の設計者に日本を代表する建築家の安 藤忠雄氏を選び、事業を進める方向で正式に合意したと発表した。蒲島 郁夫知事がこの日、記者会見で明らかにした。
事業費は約30億円が見込まれていたが、20億円に減額することで安藤氏 と費用を分担する同県、熊本市、JR九州が合意。JRが近く安藤氏と 基本設計契約を結び、2016年度の完成を目指す。蒲島知事は「熊本が通 過点とならないためにも、品格ある駅舎を整備する必要がある」と述べ た。
安藤氏のデザインした駅舎は、熊本城の石垣をイメージした構造。熊本県産材を使い、外壁(長さ約180メートル)や大型の屋根を配置する。
工事は熊本県が事業主体となり、02年3月に熊本市、JR九州などと基 本協定を結んだ。最初は5億6000万円の事業費を見込み、07年1月に県 が安藤氏に駅舎のデザインを依頼した。
ところが、出来たデザインを基に県が事業費を試算したところ、外壁の 高さが計画の4倍(16メートル)に伸びるなどして、大量の県産材を使 うことが必要になり、事業費が約30億円に膨らむ見通しとなった。
県議会や熊本市が「費用が高すぎる」と難色を示したため、蒲島知事が 安藤氏にコスト削減を提案、了承を得たという。
今後、安藤忠雄建築研究所(大阪市)が外壁の縮小や資材の見直しを検 討する。安藤氏は「熊本のためにできることはしたい」と話している。 =2008/08/07付 西日本新聞朝刊=
反 響
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1)フジTVが農薬入冷凍餃子問題の追跡報道をしたとの「話の福袋」 の記事を拝見し、現地からひと言。日本にとっては大変不名誉なことですが、天洋食品が日系企業ということは (ほぼ)間違いのないところですし、日本の本社筋(?)からの圧力で、関係する日本人1人が自殺、もう1人が自殺未遂に追い込まれています。
問題の農薬は、食品テロなどという大袈裟なものではなく「不作為」に よる付着です。マスコミが知っているかどうかは知りませんが、関係する日本人は勿論、日中の警察や政府筋は、当然こうした事実を知っているはずですが、どういう落しどころへもっていくのか、、、。こうした問題は、嫌中感情とからめずに、はっきり分けて冷静に論じないととんだ赤っ恥をかくことになると思います。 OJIN @「アジアの街角から」。
日本の対中不信緩和が目的か ギョーザ中毒認めた中国
【北京=矢板明夫】中国政府は7月初め、天洋食品が生産したギョーザ が中国国内でも中毒事件を起こしたことを日本側に伝えた。「メタミド ホスの混入は中国国内で行われ、ギョーザ中毒事件の責任は中国側にあ る」と認めたに等しい。今年1月の事件発覚以後、「自分たちは悪くない」とのかたくなな姿勢を崩さなかった中国当局がなぜ、突然、態度を軟化させたのか。五輪開催を前にして日本世論の対中不信を和らげたいとの思惑があったようだ。2月に行われた中国公安省の会見で、中国側はギョーザ中毒事件の責任を完全に否定した。これは、国際社会の不安をかき立てることで、北京五輪への影響が出ることを避けるためとみられる。また、中国当局内部には、一定の期間が経過すれば、日本社会の関心が薄れ、「いずれは風化する」との見方もあったと証言する中国筋もいる。しかし、中国側のこうした対応が裏目に出る。3月にチベット騒乱が起き、国際社会が中国への批判を強め、五輪開会式をボイコットする動きも出てきた。5月初め、日本重視路線を全面的に打ち出し、外交の突破口を見つけたい胡錦濤国家主席が訪日したが、その際、日本社会のギョーザ事件への関心の高さを知らされる。胡主席はこれまでの日本の経済援助に謝意を表明し、パンダの貸与を決めるなど“微笑外交”を繰り広げたが、日本社会の反応は中国側が思うほど芳しくなかった。中国製食品のイメージもなかなか回復せず、売り上げは落ち込んだままだ。 8月6日22時16分配信 産経新聞
2)内田一ノ輔様の「パソコンダウン」のお話。小生も同じ経験をし たことがあり、思わず「うんうん」と頷きながら一気に読んでしまいま した。小生の経験でも、大型パソコン専門店などに持ち込んだ場合、こちらがパソコンより中のデータが大事なんだ、と強調していても、まあ内田様のようなひどい対応はされませんでしたが、ハードを預けて数日後「やはり初期化してOSの再インストールしか方法が無い」という返事が結局は帰ってきます。「そんなことくらい自分でできるんだよ。」と怒りながらも諦めたことが過去2度ほどもありました。
そんなことがあると懲りて、外部メモリに最初はバックアップを頻繁に やるんですが、そのうち痛さを忘れてだんだんやらなくなるんです。そ してクラッシュ。馬鹿ですね我ながら。でも一度訪問してくれる業者さんに頼んだら、なにやら秘密の装置を取り出し「これはセキュリティソフトの○ートンに原因がありますね。
これをアンインストすれば、一応立ち上がると思います、本当はアンイ ンストできないとメーカーは言ってますが、これを使えばできるんです よね。」 とノタマイ、作業していただいたところ、見事に立ち上がりま した。そのときは約2万円程度払いましたが大事なデータのためには仕 方の無い費用で、十分納得できました。 50歳台のベテランの方でした。
この業者はかなり手広くパソコンの修理派遣を行っている業者だったよ うに記憶しています。まあいずれにせよ、日ごろから油断せず、バックアップをとる、という自衛手段を励行いたしましょう。 パソコン歴20年の割に必要最小限のことしか知らない 晃 でした。
3)いよいよ北京オリンピックの開幕だが、わくわくする物は何1つ 無い。間違いなく「愛国無罪」のイカサマオリンピックとなってしまうでしょう。中国選手と直接対決する外国選手は、KOする等の圧倒的な勝利でなければ勝利はおぼつかない事になる。
イカサマ審判でも、圧倒的な支持を得る事になり、裏では金が動く事に なる。街では、オリンピック観光客相手の狩場となり、イカサマ食品が跋扈する。騙された者がバカがまかり通り、騙した物が勝利者となる世界なのだ。しかも、相手は2度と顔を合わすことの無い外国人だ。中国にロマンを感じている輩は、狩場のうさぎでしかない。
そして、激しい下痢を起こし病院にいけば、とてつもない金を請求され るであろうし、やばい病気まで貰って帰ることにもなりかねない。点滴 は拒否しなければいけない。テロ警備に奔走している警察は、スリ、引ったくり、強盗事件には対応してくれない。
間違いなく、無政府状態であり、最も危険な街と化した北京で起ころう としていることは想像通りとなるはずだ。まさに、スリ、引ったくり、強盗が世界中から集まり、別のオリンピックが開催されることになる。
1発の爆弾が爆発すれば、町中の人がテロリスト容疑者であり、韓国人 のように強硬な抗議をすれば、射殺もありうる。外務省の中国に対する安全情報(危険情報)が、これでもかと山ほど書かれていることが、事前の弁解めいているように感じる。日本人観光客と選手が無事に戻る事を祈りたい。ここにはフクダは含まれない。(内田一ノ輔)
4)いつの日でしたでしょうか、貴殿のこのメールマガジンを知って 毎日朝に読むのが楽しみになりました。実は、私も秋田高校の卒業です。昭和41年卒業です。昨年の12月末でもって、勤務しておりました日本IBMを60才定年退職して現在は、新宿近くの商社に再就職しております。たまに、秋田に帰りますが、今ではクラス会もなくなり、また当時の友人たちも散ってしまい、たぶん秋田にいるのは2人くらいかな、と思っております。その友人も秋田銀行に長年勤めてやはり市内で再就職したとの連絡がきております。故郷の秋田には、まだ母が健在でとなりに妹夫婦がすんでおります。この夏は帰郷できませんが、またそのうち行きたいと思っております。以前、読売新聞の橋本五郎さんの講演を聴きに行って彼も秋田高校の同窓であることを知ってびっくりしました。秋田の先輩・後輩が、日本の多くの分野で活躍されていることを思いますと、たいへん誇りに思うところです。これからも、いい記事を書いてください。今日の、話題のなで、”第二自民党”というのが、興味をひきました。2つに割れたほうがすっきりしますね。では、暑い中体調に気をつけて少しだけ頑張ってください。全力はダメです。危険ですから。。。。では。
東京・江戸川区在住の藤谷恒夫。
主宰者より:そうですか。なおさらよろしくお願いします。橋本さんと は厚生省(当時)時代、大臣秘書官と担当記者として対面しました。
昭和29年卒業の我々は首都圏在住者で毎年10月に同期会を開催し、50人ぐらいが集まります。余興なし。酒と校歌だけ。元林野庁長官、元外交官、ノンプロ野球選手,英険専務など多彩。7日は拡大幹事会と名づけた納涼飲み会。
5)今号の「元秘書官風情としては何か起きる事を期待する。
騙されたままで終わってはならない。」が大変気に入りました。同じ思いの人が日本中にいることでしょう。 岡山 宇野