共産主義の圧政を忘れるな by 平井 修一 (頂門の一針) | 日本のお姉さん

共産主義の圧政を忘れるな by 平井 修一 (頂門の一針)

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共産主義の圧政を忘れるな
━━━━━━━━━━━━平井 修一

ソルジェニーツィン氏が4日、亡くなった。代表作「イワン・デニーソヴ ィチの一日」の最後にこうある。<こんな日が、彼の刑期のはじめから終りまでに、3653日あった。閏年のために3日のおまけがついたのだ>デニーソヴィチはラーゲル(強制労働収容所)での懲役と流刑で10年の刑期で、3日のオマケをつけたことに、ソ連共産党官僚国家を率いたスターリンの酷薄さを暗示している。

ソルジェニーツィンは優秀な砲兵中隊長だった。独ソ戦の第一線で活躍 し、1945年には2度も勲章を授けられた。しかし、その翌年、砲兵大尉 として東プロイセンで勤務中、いわれのない政治的告発を受け、8年の刑 を宣告された。次いでオマケの2年の流刑で、都合10年。

<黙って天井を見つめていた。もう、自分でも、自由の身を望んでいる のかどうか、分からなかった。はじめの頃は激しく望んでいた。毎晩の ように、刑期は何日過ぎて、何日残っているかと数えたものだ。

が、やがてそれも飽きてしまった。そのうちに、刑期が終わっても家へ 帰されず、流刑になることが分かってきた。・・・自由の身になりたかったのは、ただ家へ帰りたい一心からだった。ところが、その家へ帰してくれないのだ・・・>
共産主義の本質は冷酷、残虐、非道であり、その血を引くプーチン首相 が遺族への弔電で、「ソルジェニーツィン氏の逝去は全ロシアにとって 大きな損失だ。

彼の著述と社会活動、長く困難だった人生の歩みは、人々と祖国、自由 の理想、公正、人道主義に対する真の献身的行為の見本であり続けるだ ろう」と述べた(産経)というから、「大嘘つき」も共産主義の特質で あることを思い出した。プーチンの口から「自由の理想、公正、人道主義」の言葉が出ようとは!厚顔無恥、破廉恥も共産主義の特質だ。

中国には1045ヶ所の「強制労働収容所」があるという。数十万人が過酷 な労働を強制されている。法律があってもないのと同然の国だから、逆 らえば臓器を取られて殺され、闇に葬られる。白を黒という、あったこともなかったことにする、事実を隠蔽する、加害者なのに被害者だと居直る。中共の得意技だ。

有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された「毒ギョーザ」はどう なったのか。半年たっても音沙汰なし。日本のマスコミも政府もつっこ まない。知らんぷりして福田総理は五輪開会式へ行き、マスコミは勝っ た負けた、メダルはいくつだと騒ぐのだろう。コキントウはオンカホウ にこう言っていることだろう。

「な、小鬼子の諺どおりだろう、人の噂も75日って。既に冷凍食品の対 日輸出は75%までもどしてきたメーカーもあるから、全然没有問題(ノ ープロブレム)!」日本人の健忘症もたいがいにしてほしいものだ。不要忘記共産主義的専制政治(共産主義の圧政を忘れるな

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エスカレーター事故は必然だ
━━━━━━━━━━━━━内田一ノ輔

読売新聞によれば、『東京都江東区有明の東京ビッグサイト西展示棟で 3日、上りエスカレーターが急停止した後に逆走し、乗っていた10人が 軽傷を負った事故で、当時、エスカレーターの各ステップの多くに3人 以上の客が乗っていたことが、警視庁東京湾岸署の調べでわかった。1段あたりの最大重量は130キロで、総重量が7.5トンを超えると停止す るように設計されており、このエスカレーターが緊急停止する際に作動 するブレーキは、9.36トンの重さまで耐えられる設計だったことがわか った。

同署は、重量オーバーで停止した後、重みで下り始めた疑いがあるとみ て、会場内の安全管理体制を調べている。エスカレーターを製造した「日本オーチス・エレベータ」(中央区)などによると、事故機は1階から4階まで直行し、長さは約35メートル。幅102センチのステップが84段あり、建築基準法に基づいて、1段あたりの最大重量や総重量を設定している。・・』。

ここで、これらの数字を検証してみる。建築基準法施行令 第129条の12「エスカレーターの構造」にエスカレーターの積載荷重の算出方法が示されている。*エスカレーターの踏段の積載荷重は、次の式によつて計算した数値以上とする。

P=2,600A
この式において、P及びAは、それぞれ次の数値を表すものとする。

P エスカレーターの積載荷重(単位 ニュートン)
A エスカレーターの踏段面の水平投影面積(単位 平方メートル)
この式に拠れば、総荷重7.5トンは妥当である。また、84ステップに均等 作用したものとすると、1ステップ当り89kgが許容荷重となる。即ち、1ステップ当り、荷物を持った大人1人程度しか乗れないことにな
る。

記事の『1段あたりの最大重量は130キロで・・』は大きな間違いである。このことは、「社団法人 エレベーター協会」のHP内の「よくある質問」で次のように書かれている事と合致する。

Q: エスカレーターに定員はないの?
A: 全てのステップに乗客を1人乗せた状態(満員)が定員です。

結論としては、この幅1mのエスカレーターの定員は「1ステップに、荷物 を持った大人1人」なのだ。即ち、今回の事故を起こしたエスカレーター は84人乗りなのである。この幅1mのエスカレーターは何処でも見られる標準タイプであって、右側を歩くとか左側を歩くとか、または2人並んで静かに乗るという議論は、陳腐以外の何物でもない。

全段に2人乗っている状態は、定員オーバーの何物でもなく、定員以上の 利用者をエスカレーターに載せたのであれば、メーカーではなく施設管 理者の管理責任が問われることになる。ただし、通常の使用状況は1ステップ空けて乗っている場合が殆どであり、この場合は、2人乗っても問題とはならない。あくまでも、メーカー側からの重要事項の説明がなされていると言う前提であり、為されていなければ、メーカーの説明責任も生じる事になる。

一方、構造物の設計では、部材の磨り減りや劣化による全体の強度低下 を見越して、「安全率」という配慮がなされている。例えば、ワイヤーロープで人を吊る機械としてエレベーターがあるが、この場合の「安全率は10」である。

ワイヤーロープが破断する強度の1/10の荷重が使用時の許容荷重となる。ここから、吊られる機械の重量や衝撃荷重を差し引いた荷重が乗員の制限荷重となる。エレベーター内には必ず定員何名 制限荷重何百kgと書かれているが、この数字がこれに当たる。それらを支えたり作動させる、吊り上げモーターや制動装置にも同等の安全率が考慮され設置されているはずだ。また、エレベーターの場合は、定員オーバーとなればブザーが鳴り機械も作動しないシステムが義務付けられている。エスカレーターに関しては、建設基準法のエスカレーター強度検証法によれば、部材の「安全率 2~3」程度を見込んでいる標準的な安全率だ。

ここで、読売新聞の『重量が7.5トンを大幅に上回った場合、安全装置が 働いてブレーキが作動し、徐々に減速しながら止まる仕組みで、「9.36 トンまで耐えられる」よう設計されていた』とすると、9.36トンが終局 時の破壊荷重であり、積載荷重7.5トンなので、エレベーターが滑り出す 安全率は、9.36トン÷7.5=1.248となり、明らかに安全率不足と言える。 設計上では、f=1.248 < 2~3となり完全にNGな設計だ。設計ミス、否定 できない。これは、1ステップに1人乗った正常な運用をした場合の話であって、仮に、70kgの人が2人乗れば、67ステップ目で逆送してしまう。今回の事故状況どおりの結論が導ける。

私が最も疑問と思うのは、9.36トン、f=1.248の耐力しかないモーターと 制動装置を使用している事だ。設計ミスまたは機械設備の偽装も頭に浮 かぶ。あくまでも私の勝手な想像であるが、「日本オーチス・エレベータ」のカタログには揚程(全体の高さ)9.5mまでしかカタログに載っていない。今回のような揚程17.5mはシステムに無いのである。

仮に、揚程9.5m用のモーターや制動装置を、そのまま転用したとすれば、当然強度不足となる。揚程9.5mの場合の総荷重は約4トンとなり、f=9.36÷4=2.34 < 2~3となり、揚程9.5mの場合では、ほぼOKなので、揚程9.5m用のモーターや制動装置の可能性を否定できない。倍の荷重のかかる揚程17.5mに転用したとなれば、事故は必然だ。あくまでも、新聞記事からピックアップした数字を基にしたものであるが、書かれていた数字が正しければ、本考察もそれほど間違っていないと思うし、起こるべくして起きた事故とすれば言いすぎか。

一番の問題は、エレベーターのように明確な許容設計荷重が表示されて いないことであり、関係者の誰にも周知されていないことである。仮に 許容能力が低いとしても、これを認識していれば、それに見合った乗降 管理をすればよいだけの話しである。部材の磨り減りや劣化等の考えられる要因と、万一の場合の重大性を考慮して安全率が決められている訳であり、許容荷重を厳守しなければならないと言う認識を持って管理しなければ、何度でも同様の事故が起きることになる。

最も怖いと感じたのは、日本中の殆どのエスカレーターがオーバーロー ドで運用されていることが判った事である。さらに言えば、「定員は、1ステップに1人」は、運用上公表しにくいので敢えて隠していた疑いもある。マスコミは、このことを大々的に報じる義務がある。

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2つのカシュガル事件報道
━━━━━━━━━━━━古澤 襄

カシュガル事件を北京情報だけで報道すれば「イスラムテロ組織関与を 示唆…中国当局」の毎日記事のようにならざるを得ない。だがチベット 報道で中国当局から睨まれた産経北京支局の福島香織記者はブログで、 この事件の複雑性を書いている。まずは福島ブログを読んでみたい。言葉を選びながら文章を綴っているが、ウイグル族に対する気持ちが伝わってくる。チベットの人たちにみせた同情と同質の感情だから共感できる。

<殉死された武装警察官には深い哀悼をささげたいし、テロには断固戦 わねばならないが、この事件の1年以上前から、五輪にむけた治安維持 のために、民間人のウイグル族を巻き添えにした、えげつない「テロ組 織」壊滅作戦が実行されてきたこともやはり思い出してしまうウィグル族女性の都市部への移住政策と漢族との結婚政策は民族融和といえば聞こえがいいが、これがウイグル族の深い恨みを招いていることもやはり考えねば、本当の平和は来ないのではないだろうか。

■漢族には漢族の意見があろうが、私はウィグル族が、そう遠くない将 来、日本のアイヌのような運命をたどってしまうのではないかと、同情 の気持ちも禁じ得ない。五輪というのは、本来ならスポーツを通した民族や国境を越えた理解、尊重など調和を考える機会でありたいのに、どんどん本質と離れてゆくイベントになってきて悲しいかぎりである。

■国内の少数民族政策についての問題点や国際社会の意見を自由にかわ せる機会を五輪の競技場の外で設ければ、本当はそれが11万人の治安 要員の動員よりももっと有効なテロ防止策になったかもしれない。中国が、テロや暴力には一貫して反対しつづけるダライ・ラマ14世やラビア・カーディル女史を開幕式に招待するくらいの懐の深さをみせれば、五輪はもっとよい雰囲気で行えたかもしれない。まあ、あと3日で始まってしまう今は、何をいってもせんないが。五輪が無事におわりますように心から願っている。(産経新聞・福島香織)>

毎日の北京報道は中国当局が「東トルキスタン・イスラム運動(ETI M)」をテロ組織と断定して、さらなる鎮圧に乗り出すことを窺わせる。このために過去の襲撃事件まで地元警察が公表し始めた。こちらの方は問答無用の強硬策。

【北京・浦松丈二】中国新疆ウイグル自治区カシュガルの国境警備隊襲 撃事件は5日、地元党幹部が独立派のテロ攻撃と断定した。中国当局が 捜査経過を公表することは異例で、国連などがテロ組織と認定する「東 トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」の事件関与を内外に印象づ ける思惑がありそうだ。史大剛カシュガル地区党委書記によると、ETIMは今年初めにテロ攻撃を毎月実行するようメンバーに求め、7つの指示を出していた。自治区警察は今年に入りETIMメンバー18人を逮捕したが、いずれも海外で訓練を受けていたという。

警察は国境警備隊襲撃事件の現場で、手製爆弾9個と自動小銃1丁、犯 行に使われた刃物2本と「聖戦」を呼びかける宣伝物を押収した。分析 の結果、昨年1月5日、自治区南部パミール高原のETIM訓練キャン プを襲撃しメンバー18人を殺害した際に押収した武器弾薬との間に類似 点が見つかったという。

ETIMは自治区の独立を綱領に掲げる非合法組織。同地で20世紀前 半に2度にわたって独立政権を樹立したウイグル族主体の「東トルキス タン共和国」再興を目指している。カシュガルは独立運動の中心地の一 つだ。中国は01年の米同時多発テロ後、米国から対テロ協力を求められた見返りとして、米国と国連にETIMを「テロ組織」と認定させた。孤立したETIMは国際テロ組織アルカイダなど国外のイスラム武装集団との連携を強めたといわれる。

ETIMは今回の事件で犯行声明を出していない。ETIMと同一組織 とみられる「トルキスタン・イスラム党」(TIP)を名乗る組織が、 中国雲南省昆明市のバス連続爆破事件で犯行を認め、五輪テロを予告す る声明を出しているが、中国当局は声明の内容を疑問視している。(毎 日新聞)>