イスラエルからのニュース(シオンへの架け橋)
2008年7月30日(水)
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*西岸地区のニリンで暴力的な防護壁反対デモがあり、
11歳の少年が銃撃を受けて死亡。警察が原因を調査して
いる。(P,H,Y)
*政権末期のオルマート首相が和平交渉をすべきでないと、
カディマの党首選に立候補するモファズ運輸相が語った。
元参謀長のモファズ氏は、自分が和平交渉に適任だと
強調。(H,P)
*国防軍がハマスの議員を釈放するなら、自治政府を解体
するとアッバス議長が国防軍に警告。国防軍兵士と引換え
に多数の議員やテロリス トが解放されると、ハマスの勢力
が強まると見られている。(H)
*ドイツが1億ユーロの天然ガス輸入契約をイランと締結。
イランに対する制裁方針に反すると、内外から批判が出て
いる。(H,P)
*ホロコースト生存者に対する手厚い支援を求める委員会
報告は、今す ぐ実施するつもりがないと首相官邸。ホロコー
スト生存者の支援制度は、複雑な基準で生存者をランク
分けしており、不満が多い。(H)
*月曜日の暗殺事件で、警察が組織幹部アベルギルの訴追
を目指して実行犯を追及中。殺害命令の有無が焦点となる。
被害者の家族からは、 警察の組織犯罪に対する対応は甘い
と怒りの声。(H,P)
*ガザ撤退への抗議行動などで逮捕され、罪に問われている
右派活動家を特別減刑する法案が、国会の一次朗読を
通過。(Y)
*ハマスの軍事キャンプで大規模な爆発があり、少なくとも
6人が重軽傷。ファタハ勢力による犯行と見られている。(Y)
2008年7月31日(木)
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*オルマート首相が、9月の党首選挙には出馬しない方針を
表明。新党首が決まれば、直ちに辞任する。政敵が様々な
方法で自分を陥れる工作をしたと不満を語り、汚職疑惑を
否定した。(H,P,Y)
*オルマート首相の辞任の真の理由は、汚職・詐欺事件の
ためだと、捜査関係者。旅行会社と組んで、同じ航空券を
複数の団体や個人に支払わせていたという疑惑には、多く
の確実な証拠がある。(H,P)
*首相の辞任表明に、カディマ議員からは惜しむ声。しかし、
野党陣営からは「辞任は遅すぎた」などと厳しい評価が出た。
(H,P,Y)
*少年の死者1人を出したニリンでの防護壁反対デモの取
締りで、実弾が使われていたと国境警備隊が発表。射殺さ
れた少年は兵士らに向って投石を行なっていたとの証言も
出ている。(P)
*ハマスの武装部門イザディン・カッサムが、アッバス議長や
ファイヤ ド首相ら要人を「イスラエルの協力者」として暗殺する
とチラシで宣言。自治政府は要人の警備を強化する措置を
取っている。(P)
*停戦で砲撃が止まったスデロットでは、地域最大のプールが
営業停止中。長年の休業のため、整備には何ヶ月もかかる
見込み。(H)
*20年前に運転手として外務省に入ったミズラヒコカ氏が、
リスボン領事に。同氏は労組委員長として外務省と戦った
経歴も。(P)
*ガザではハマスとイスラム聖戦が子供向けのサマーキャン
プを実施中。 ロケット砲発射などの軍事戦闘訓練や、
コーランの講座、イスラエル 全土がパレスチナのものだと
する「歴史教育」などが内容。(Y)
*クリスチャンに改宗したハマス幹部の息子にインタビュー。
ラマラへ帰れば殺されるため、米国で暮らす。死を崇拝する
イスラム教に毒さ れたハマスとイスラエルの間に平和はあり
えないと語った。(H)
2008年8月1日(金)
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*オルマート首相は9月の辞任までパレスチナとの和平交渉
を続け、何らかの合意をまとめることに全力をあげる構え。
アッバス議長も「イ スラエルのどの指導者とでも交渉を続け
る」と語った。(H,P)
*自治政府関係者やアラブ紙は、オルマート首相の辞任で
和平合意は停滞すると予想。和平交渉の本格化は来春か。
(P,Y)
*リブニ外相が、党首交替後もカディマを支持して和平を推進
するよう、各党に呼びかけ。しかし、リクードのネタニヤフ党
首は、カディマの新党首が決まれば、総選挙を実施すべきだ
との考え。(H,P,Y)
*ハマスがガザで拘束したファタハメンバーの半数を釈放。
アッバス議 長も西岸地区で拘束したハマスのメンバーを
釈放した。(H)
*レバノン上空を偵察飛行するイスラエル空軍機に、ヒズボラ
が「具体的対応策」を準備中だと、レバノン紙が報道。ヒズ
ボラはイランなど の援助で地対空ミサイルの整備を進めて
いるもよう。(H)
*ヘブライ大学の社会学部で大規模なセクハラ事件。ベンアリ
教授に強姦された等と10人以上の女性が苦情を申し立て
ている。(H)
*ニュージーランドの首相選はユダヤ人のキー候補がリード中。
もし当選すれば、同国で3人目のユダヤ人首相となる。(P)
*拘束したパレスチナ人にゴム弾を発砲して軽傷を負わせた
兵士の上官 が、発砲を命じたと認めた。しかし「冗談だった」
と主張。(P,Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本のお姉さんの意見。↓
クリスチャンに改宗したハマス幹部の息子が、
ラマラに戻れば殺されるのでアメリカで暮らすことになる。
やっぱり、今でもイスラムは改宗者を殺すんだ。
日本人は、イスラム教徒と結婚するために、簡単に
イスラムに改宗するけど、イスラムから改宗すると
殺されるということは事前に知らされていない。
いくらイスラム教徒と結婚したくても、自分も自分の
子供もイスラムの組織から一生逃れられなくなるということを
頭に入れて、よけいなトラブルから自分を守るべきだと
思う。自分の子孫が一生イスラム教徒にされて
イスラム教徒としか結婚を許されなくなっても
かまわないのか。日本にイスラム教徒が増えると、日本人は
根がまじめなだけに、いちずで
頭の良い優秀なテロリストが大勢出てくると思う。
まじめで一生懸命なテロリストほどやっかいなものはない。