クライン孝子の日記・宮崎正弘の国際ニュース・早読み | 日本のお姉さん

クライン孝子の日記・宮崎正弘の国際ニュース・早読み

■2008/07/16 (水) 金で先生を買って、子どもに何を教えるのか
■2008/07/16 (水) 竹島は、今度こそ国際司法の場で争って!
■2008/07/15 (火) 勝利国の正義を押し付けられた敗戦日独両国

大分県の教員採用不正問題は大分県は氷山の一角と見ていいのではないかしらね。国会議員、県、市町村、教育委員、教組、皆つるんでいるのではないか。これでこどもを教育するっていうのだから、呆れてものも言えない。良心的な人物は、皆、排除ですから、

大分県教委汚職:「金で先生、子どもたちに何教えるのか」
/口利き断り、教員の夢断念した女性
http://mainichi.jp/seibu/news/20080715sog00m040005000c.html?inb=yt

今回、全県にわたって、徹底的に調査し、膿を出すべきと思いますね。
新潟県教委、採用合否を事前連絡 県議や市町村長らに
http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY200807160132.html

さても今日の産経新聞の社説は<<教員採用汚職 他教委も調査し改革せよ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080713/crm0807130249007-n1.htm
大分県の教育界は、教職員組合の組織率が高く、教育委員会にも教組出身者が少なくない。教委と教組が人事を含め多岐にわたる事前協議を行ってきた過去がある。こうした癒着体質も改めて問題にすべきだろう。

(参照:産経阿比留記者のブログ兄は山梨県韮崎市教育長を務めた輿石薫氏で支持母体が山梨県教職員組合である輿石氏の政治信条「逃げない、ウソつかない」と過去エントリ
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/626970/   )
文部科学省が当初、県教委の調査を見守る姿勢だったのには首をかしげる。渡海紀三朗文科相がやっと「保護者、国民が教委の人事にいろいろ疑問を持っているのは否めない」とし、他の教委にも調査を求めたのは当然だ>>

■2008/07/16 (水) 竹島は、今度こそ国際司法の場で争って!
練馬区の主婦さんから<<韓国人の方が兵役を終えられ、「今、考えるといい勉強になった」という言葉には今の日本人にはわからないであろう 言葉の重みを感じました。日本のニート、成人男性ばかりが話題に上りますが実際のところ男女比はほぼ半々とのこと。同じ数だけ、女性のニートも存在するのです。ただ、女性の場合「家事手伝い」という言葉が存在するため、社会的立場は男性ニートほどではないのです。また、犯罪に走る傾向も低いために男性のニートほど社会問題になっていないだけなのでしょう。

牛肉問題で揺れていた韓国は、この度の竹島問題で彼らの怒りは日本へスライドしそうですね。外国へのストレス発散で、国内を黙らる...古典的な手法ではありますが、民主主義が未熟な国家ではままある事でしょう。でも、今は北朝鮮観光地での事件のほうが大きいでしょうか。これを機に竹島は、今度こそ国際司法の場で争って頂く事を韓国にはお願いしたいものです。

=子ども(小学4年)がミッションスクールに通っております。毎日賛美歌を歌い、聖書を読み、小さな祈りを捧げております。私どもは仏教徒でありますが、お寺さんで法話を聞くように毎日を過ごせたら...そんな気軽な気持ちで入学をいたしました。私も中学生の時、父に「聖書を読みなさい。親鸞に通づるものがある。その場所がわかったら一万円をあげよう」といわれて読みました。初めは邪な気持ちで読み始めましたが、世界史も勉強でき、西洋美術の多くの宗教画を知る事ができました。多くの影響を与えてくれた聖書に、子どもにも触れて欲しいとの思いもあったことは否めません。にび色の夢...ゆっくりと拝読させて頂きます=>>

■2008/07/15 (火) 勝利国の正義を押し付けられた敗戦日独両国
読者氏より<<1.スターリングラードについて「スターリングラードの医師」H.G.ゴンザリクが有名です。日本ではフジ出版社から出ています。2.沖縄戦について空ろな思いの市民さんの
A)沖縄で死に追いやられた住民達、
B)地の果ての満州で日本軍に置き去りにされた開拓民達
は反日宣伝でしょう。残虐な敵米ソが隠されていますから。以上>>名無しさんから、沖縄のために死んでいった英霊のことを知ってほしいです

A)に関し<<靖国神社の「やすくに」3月号惠隆之介氏(元海自士官・作家)「堂々たる日本人の復活を祈願する!」
実は「大和」を旗艦とする第二艦隊には、高級士官しか把握できない崇高な使命があったのだ。昭和20年4月1日、沖縄本島に上陸した米英軍に対抗する県民への救援物資の輸送も作戦の一つにあった。このため巨艦「大和」の船倉には、多量の民需物資が極秘裏に積載されていたのである。この物資一つに関し、こういう証言が残されている。昭和58年8月20日発行中央公論増刊「歴史と人物」(太平洋戦争終戦秘話)に、海軍大尉待遇嘱託でシオノギ製薬元原料課農水産係長兼特需原料係長だった市橋立彦氏が「大和」出撃前、海軍から受けた特命を詳細に記録発表しておられる。「歯磨、歯ブラシ各50万人分、美顔クリーム25万人分」

さらに驚くべきことに、「メンスバンド(月経帯)15万人分」の調達指示である。当時のそれは生ゴム布が使用されていたが、国内では軍需用
の生ゴムさえ欠乏している時期であった。しかし、市橋氏は帝国海軍からの特命とあって、ある海軍大尉とともに大阪の中小零細企業をまわって何とかかき集めた。この物資は昭和20年3月下旬の深夜、大阪梅田貨物駅から十数輛の貨車に積載されて呉停泊中の「大和」に積載されたと言う。残念ながら「大和」は昭和20年4月7日、呉出港後5日目、午後2時23分、米軍艦載機の攻撃を受けて東シナ海沖縄北方400キロの地点で沈没した。私はこれを知ったとき、沖縄県民の一人として感謝の気持で涙が滂沱するのを禁じ得なかった。>>

B) に関し、当時、突如、ソ連軍が満州に侵入し、60万人余の日本兵士を戦争捕虜にしてしまった。そのため、開拓民を守る日本軍隊機能が崩壊してしまったのが原因で、決して日本軍は彼らを置き去りにしたわけではないのです。
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■2008/07/17 (木) 次は山梨を始め他県の教育界にメスを入れるべき!

産経新聞の阿比留記者、またも、バクダンを落とされました!
(他のマスコミさんもこれに続いて、目を瞑るような卑怯なことは
しないで、ぜひ、この事件についてメスをいれて下さいね。将来を担う子どもたちにためにも!)県教組の組織率65%の大分よりはるかに組合支配が徹底している県教組の組織率95%の山梨県の実態だそうで、山梨は「私の政治信条は、ぶれない、逃げない、ウソつかない」と豪語なさっている民主党の輿石東参院議員会長の地盤だそうですね。

<<山梨県の小中学校の教員人事には、組合がかかわっているなんて
ものではありません。組合が事実上、人事の決定権を握っているのです。平成16年の冬、私のインタビューに実名で応じてくれた山梨県の小学校教員、高村基貴さんは当時、その実態を赤裸々
に語ってくれました。本日は、その証言を紹介しようと思います。

大分県教員採用汚職でどうしても連想する山梨県教組
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/646249/
>>
こんなていたらくだから、民主党はむろん自民党の国会議員にも、
どこの国の代表かとつい疑ってしまう議員がごろごろおられる。

大分県は入り口です。これを機会に地方の教育界に巣食っているダニを徹底的に一掃することだと思いますよ。何しろ、よろしくない人間がカネとおかしなコネにどっぷりと浸かり、大手をふって闊歩し、天下を切り回しているのですから。いい人材が世に生まれるはずがないではありませんか。結果、日本はますます世界から見放され沈没していく、まさに悪循環と言うわけであります。

長野・群馬などでも、県議らに教員採用試験の合否知らせる
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080716-OYT1T00606.htm?from=top
それにしても、上記の件、ホント!ですかあ 簡単に信じていいものですかしらね。ホンネはこれだけでことを穏便にすませようとしているのではありませんか。お互いに隠蔽しあって、傷を舐めあい、逃げ切ろうとすると言うか。それはいけません!次世代の子どもたちのために、教師を含め教育に携わっている方々は、今こそ勇気を出して、告発すべきです。もし、何かやましい隠し事、これはおかしい、納得いかない
と疑問に思うがことがあるのであれば・・・
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)7月16日(水曜日)弐
通巻第2260号  

チベット民衆への血の弾圧が北京五輪を暗くした
 どの国でも五輪開催前は、株が上がった、と中国の投資家は不満爆発
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年初来45%の下落、昨秋のピーク時から55%の暴落。これが上海株価インデックスの動きである。庶民が首を傾げるのも当然だろう。
一般的に五輪開催国なら、どの国でも開会まで株価はあがる筈だし、実際に過去の開催国はどの株式も上昇した」。
 
ましてや外貨準備高が未曽有の1兆8000億ドルを突破、過剰流動性によりカネが市場に群がる。それなのに中国では株も不動産も頓挫をはじめた。ならば、あの天文学的投機資金はどこへ蒸発したのか?おそらく最後の博打の対象は人民元で、大幅な切り上げがあれば、そこで解約して数千億ドルのカネは中国の鉄火場から海外へ逃げるだろう。

チベット騒ぎは巧妙な情報操作と本質の隠蔽工作と弾圧で本質をはぐらかした。あれほど開会式ボイコットを叫んでいたサルコジ仏大統領は、日本で洞爺湖サミットにでて胡錦濤と会見後、態度をがらりと変えて出席を言い出す。都知事の鵺的行動だけを批判できないだろう。

ラサの観光は再開された。
外国人記者団が招かれラサの平穏をレポートしてきた。月並みな報告しかないのも、監視されて取材が制限されているからだ。それはそうだろう。僧侶の大半を拘束しているのだから。英誌『エコノミスト』(7月12-19日号)はラサよりも、青海省のチベット族自治区を取材し、驚くべき状況を伝えっている。ロンウ村(音訳不明)はひっそりと静かで、チベット仏教寺院には人が寄りつかないほど。村を『鎖国』して、軍が統治している。大半の僧侶が拘束されている可能性を伝えている。

さて現在のチベットの支配者は誰か?
張慶黎という人物がチベット自治区党書記である。山東省兎城の人、共青団、つまり胡錦濤直系の「団派」出身である。いまや「治蔵大臣」とも「鎮暴大臣」とも呼ばれる。

▼弾圧と開発を共存させるのが共産主義青年団のノウハウか
履歴を調べると、この張慶黎は独特のキャラを保持しているようで、団派に所属して以来、山東省を飛び出して青海省副省長、省長代理を務めるあたりから、所謂「西部」専門家と見なされ、05年には中央政府、国務院の少数民族問題担当を兼ねた。

この人物の力量がでたのは98年蘭州書記を経て、99年に新彊ウィグル自治区へ「建設兵団司令員」として赴き、辣腕を発揮したあたりからである。新彊建設兵団とは、独自の入植で兵隊の自治区をあちこちに作って自作自衛、全十四個師団、174連隊。30万とも50万とも言われている。これは一般の軍事力ではない。

張慶黎は04年に新彊ウィグル自治区副書記に出世した。05年に先輩胡錦濤が嘗て支配したチベット自治区へ入り、党書記代理、06年から正式に書記となり、政治局の中央委員入りした。チベット開発の予算が少ないと言って張慶黎は5万6000戸分の建設予算30億元を手に、29万人の住民に住居を提供した。
民政の安定のため?

これは漢族支配と自ら妥協し、目先の住居を供与されれば、それでも構わないとするチベット族(かれらを中国共産党は民族分割・分離統治の先端で駆使する。イギリスがグルカを米国がモン族を分離工作したように。一般のチベット人が直接恨むのは、この漢族と妥協したチベット族である)や、入植してきた漢族、さらには民族隔離政策のため夥しくチベットへ移住してきた回教徒らに配分された。

チベット族に恩恵を与えなくとも地域の発展と安定には寄与した。だから張慶黎は「治蔵大臣」と呼ばれるわけである。
       
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♪(読者の声)昨晩の新喜楽、芥川・直木賞の選考委員会は、事前の予測通りに在日中国人女性の楊逸さんを芥川賞と決めました。
宮崎正弘さんが四年前に書かれた『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)のなかの「46」番目の予測で、「在日中国人が芥川賞を取るだろう」と明確に予見されたことが実現したわけで、その先見性はさすがですが、ご感想をお聞かせください。(II生、奈良)

(宮崎正弘のコメント)前回、楊さんは受賞を逸しましたが、小生がその時もコメントしたように、これは時間の問題で、いってみれば「亡命文学」でしょ?魯迅も賞とは無縁だったが、日本留学で小説の近代化を学んだ。中国人作家で初めてのノーベル文学賞を取った高行健はパリ在住、もっとも世界的に注目される鄭儀は、在米、といった風に、亡命文学の宿命です。ただし日本の特殊性を言えば、楊逸女史は日本語で書いた、というところに特徴があります。日本語で書くと言うことは日本的思惟、日本的論理、日本的情感が理解できないと表現できる限界がありますから。
衝撃を云々する向きもあるようですが、すでに日本文学は李舜臣、丘永漢、李恢生らを産んでおり、とくにどうこうするほどの事態ではありません。
          
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