≪アジマの街角から≫富士王朝の人々はノアの子孫?by 竹下義朗さん | 日本のお姉さん

≪アジマの街角から≫富士王朝の人々はノアの子孫?by 竹下義朗さん

▼▽ 歴史再考 ▽▼            by 竹下義朗さん
☆ 富士王朝の人々はノアの子孫? ――― 2008/07/11
                 原著 1998/07/05
7月1日、本格的な夏山登山を告げる富士山の山開きが行われました。私も前日、麓の北口本宮冨士浅間神社(山梨県・富士吉田市)での開山前夜祭に参加した後、夜行登山で翌朝4:30、好天の中、山頂で御来光を迎えました。と、以前から胸の中でモヤモヤしていたひとつの「疑問」が、瞬く間に解けていったのです。その疑問とは、
1.毎年8月26日に行われる「吉田の火祭り(富士山のお山じまい)」など、富士山に関する神事・祭事に、なぜ「火」が登場するのか?
2.宮下文書(富士古文書)に登場する西の高天原[たかまがはら]「阿間都洲」[アマツクニ]とは一体何処なのか?
3.富士山とアララト山(トルコ・アルメニア)は双子の兄弟のようにかくも似ているのか?などです。
というわけで、今回はこれらの疑問について私が感じた事を書いてみたいと思います。----ちなみに、これらは全て私のインスピレーションです。さて、まず最初に富士山と「火」の関係からですが、

私は「吉田の火祭り」の中に、古来、西アジア(主としてイラン)で広く信仰された「拝火教=ゾロアスター教」の「影」を見たのです。まあ、富士山自体が休火山で、過去幾度となく大規模な噴火をしてきたことを考えれば、「火」に対する畏敬の念から「吉田の火祭り」が生まれたといえなくもありません。しかし、高さ3m・直径80cmもの大松明60本と、井桁に組んだ松明で街中が文字通り「火の海」と化す「日本三奇祭」の一つです。薪能[たきぎのう]などに使われる松明とは全然規模が違います。

一応祭りの意義は「火を焚いて富士山の火を鎮める」為ということになっていますが、それにしては使われる松明の規模が他に例をみない程で、「火」に対する「執着」のようなものがひしひしと感じられます。
これはどうみても「火」に対する「信仰」=拝火教の名残のように感じられて仕方がないのです。ちなみに『宮下文書』に登場する第一世代=天之世七代)の神々の名前にも「火」が登場します。
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1代 男神名:天峰火夫神[アメノホホオノカミ]
   女神名:天峰火母神[アメノホホボノカミ]

2代 男神名:天高火夫神[アメノタカホオノカミ]
   女神名:天高火女神[アメノタカホメノカミ]

3代 男神名:天高地火神[アメノタカチホノカミ]
   女神名:天高千火女神[アメノタカチホメノカミ]

4代 男神名:天高木比古神[タメノタカギヒコノカミ]
   女神名:天高木美神[アメノタカギミノカミ]

5代 男神名:天草男神[アメノクサオノカミ]
   女神名:天草美神[アメノクサミノカミ]

6代 男神名:天高原男神[アメノタカハラオノカミ]
   女神名:天高原美神[アメノタカハラミノカミ]

7代 男神名:天御柱比古神[アメノミハシラヒコノカミ]
   女神名:天御柱美神[アメノミハシラミノカミ]
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次に、宮下文書=富士高天原王朝史とも呼ばれる)に登場する西の高天原「阿間都洲」の所在についてです。宮下文書では、自ら=富士王朝を開いた人々)の原郷を「阿間都洲」と呼んでいます。そして、その阿間都洲から、陸=後世、シルクロードと呼ばれる道と海=インド洋経由、の二つのルートに分かれて日本列島に渡来し、富士王朝を開いたというのです。では、富士王朝を開いた人々が、かつて住んでいた阿間都洲とは一体何処なのでしょうか? 研究者の間では、
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・西アジア北東部:中央アジアの西、アラル海に注ぐアムダリア・シルダリア両河の上流部高原地帯。
・バビロニア地方:ティグリス・ユーフラテス両河の上流部高原地帯-俗にメソポタミアと呼ばれる地域。
・アナトリア地方:現在のトルコ国土の大部分を占める地域-俗に小アジアと呼ばれる地域。
・ナイル河中流域:古来、上エジプト(南エジプト)と呼ばれた地域。
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などがその候補地として挙げられています。いずれも古代文明の発祥地と考えられている地域ですが、前述の「拝火教」との観点から考えると、西アジア北東部=イラン高原が有力といえます。しかし私は、更に西の「アルメニア地方」ではないかと思うのです。西の高天原「阿間都洲」はアルメニアか? 私がこう考える理由のひとつに、アルメニア地方を代表するひとつの「聖なる山」の存在があります。

その名をアララト山といいます。万年雪を頂く聖なる山アララト―――標高5165mの大アララト(写真左側)と3925mの小アララト(写真右側)の2峰からなるコニーデ型(成層・円錐)火山。 
http://chinachips.fc2web.com/photo2/td/080711_1.jpg
旧約聖書「創世記」にノアの箱船が漂着したと伝えられる聖山で、この山を中心とした地域を古来よりアルメニアと呼んでいます。この山は万年雪を頂き、トルコ・アルメニア・イランなどの国境地帯に隣接する為、(現在はトルコ領)現在でも入山が厳しく制限されています。

このアララト山の写真をご覧になって、皆さんは何か感じませんでしょうか?周囲の風景を取り除いてみると・・・そう、霊峰・富士と見紛う程そっくりなのです。

富士山。標高3776m(剣ヶ峰)、山梨(ピークは白山岳3756m)・静岡(ピークは剣ヶ峰3776m)両県にまたがる日本の最高峰。アララト山と同様コニーデ型火山で、山頂・山麓間の標高差では世界最大規模を誇っています。これら二つの山がなぜかくも似ているのか? コニーデ型火山だからといえばそれまでですが、その他にも、
1.アララト山はノアの箱船の漂着地として、富士山は富士浅間神社の御神体として、両者共、古くから信仰の対象として崇拝されてきた。

2.アララト山と麓の都市(地名が分からない)の組み合わせは、富士山と麓の富士宮市(静岡県)の組み合わせと瓜二つといって良い程風景が似ている。これらは偶然なのでしょうか? 私は両者に「接点」があるように思えてなりません。もし、宮下文書に登場する阿間都洲がアララト山麓の都市だったとしたら、そこから陸海二つのルートを経て人々が日本列島に渡来したのだとしたら、故郷アララト山と瓜二つの富士山を目にした時、彼らはどんな感慨を抱いたでしょうか?

当時はまだ富士五湖はなく、宇津湖=後、河口湖・山中湖・忍野八海に分断)せの海=後、西湖・本栖湖・精進湖に分断)という二つの巨大な湖だったそうです。また、駿河湾の海岸線も現在よりかなり内陸にあったそうです。彼らの目に映ったのは、水(巨大な湖)の上に浮かぶ「第二のアララト山」だったのではないでしょうか?だからこそ、かつてアララト山麓に居を構えたのと同様に、富士山麓に居を構え、新たな王国、富士高天原王朝を築いたのではないでしょうか?= この稿おわり =
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▼▽ 只今、考え中… ▽▼            by RAM さん
☆ 内閣=行政について考える(2) ―――――――― 2008/07/11

前回、総理大臣の選び方を直接・間接の場合のメリット・デメリットの面で考え、皆様からのご意見を求めました。
直接選挙のメリット。
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1.国民が、候補者本位で選べる。
2.政党色が薄くなる可能性が出る。
3.「民意」が直接反映される。
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直接選挙のデメリット
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1.人気投票のようになってしまう。
2.内閣と国会の「ねじれ現象」が起きる可能性がある。
3.資金力のある候補が有利になる。
4.憲法上、天皇が国家元首と明記されていなければ、日本の国体は共和制になるという解釈が成立する。(天皇より公選首相のほうが上位に立つ)└--------

間接選挙のメリット
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1.選挙にかかる費用が安い。(国家、候補者とも)
2.政党のバックアップがあるので、次回の総選挙まではねじれが起きない。
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間接選挙のデメリット
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1.その人物を選んだのではないという思いを持つ国民ができる。
2.政党のヒモ付きになり、政策が拘束される。
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このほかに、次のようなご意見がありました。「最高裁判事の信任投票のように、直接選挙の立候補者に○×をつける。この場合、○の数から×の数を引く。マークシートのようにコンピュータ集計を考える」というものです。また、間接選挙のデメリットを補うために、RAM 案での参議院に直接選挙枠を設けたら、というご意見もありました。

ーーーいずれも傾聴に値します。有り難うございました。
さて、結論から言いますと、選出は国会から切り離します。米国大統領選、あれも、議会=立法府とは切り離された間接選挙ですね。それと同じように、首相の選出権を国会、つまり立法府に持たせるのではなく、同じ行政を担当する各都道府県知事47名を選挙人にしたいと考えます。これに、地域間格差を無くすために、人口1万人ごとに1ポイントの投票権を持たせ合算集計するのです。例えばこの2008年2月現在なら、

総数1万2769ポイント中、東京都知事は1258ポイント、島根県知事は73ポイントの投票権を持ちます。そして、任期は4年、3選まで、というようなものでしょうか。但し、各任期の1年を過ぎて2年が終わるまでに一度、全国民による信任投票を受ける。これを「一般信任投票」と位置付け、投票用紙に×がなければ信任とみなす。さらに、現在の衆議院による「内閣不信任」権の代わりに、「特別信任投票勧告」権を与え、これが可決されれば、投票用紙に○がなければ信任とみなさない、というようなものです。

ーーーつまり、選出は間接ですが、落とすのは直接、ということです。
これにより内閣は、その顔を国会ではなく、国民に向けざるを得なくなり、さらに、地方分権の足がかりになるのではないでしょうか?勿論、信任投票の欄に名前が載るのは首相だけでなく、すべての大臣・長官が対象となるのは当然です。これによって「首相の各大臣に対する任命責任」についても明確になります。三権分立は大切だと考えます。

国会と内閣を、今のように一部重複したものではなく、独立させるために選定基盤を違うところに求めることが、行政改革の第一歩ではないでしょうか。リーダーシップが発揮できないということに関しては、国会が首相を指名する現在の議院内閣制に問題があると考えます。この制度の下では必然的に第一党の党首が首相になることになり、顔は常に国会のほうを向かざるを得ず、党利党略の許でしか職務が果たせません。その結果、第一党の党首の任期が首相の就任にリンクするという、国民とは関係のない部分での内閣の動きも起きます。ーーーさらに、党内での多数派工作が上手なことと、行政での手腕が確かなことは全くの別問題です。

私案では、首相候補になるのは必ずしも党首である必要はなく、候補者として指名されるまでは党内を見なければならないでしょうが、それ以上に直接国民を見ておかないと2年以内にクビになります。党首が首相をクビになれば、これは恥ずかしいでしょうね。故に、こうなれば現在の民主党などは、党首自らは出たがらないのではないでしょうか。また、特定地方に利権を持っている国会議員なども、大臣になってそれを使おうとすれば、信任投票時に他地方の国民から落とされる可能性が高くなりますね。国政が、国政として機能しやすくなるのではないでしょうか。

また、選挙人が都道府県の首長となると、地方の権限は強化の方向に行かざるを得ず、地方分権が推進されることは制度改革を待たずとも容易に考えられるのではないでしょうか?勿論、制度も変える必要はありますが、それについては随分先の「地方自治」のところでご提案させて頂く予定です。さて、肝心のリーダーシップについては、これは制度をいくら整えても、人物がいなければどうにもなりません。これが一番難しいのではないでしょうか。ただ、現在の66条3項や74条の解釈、及びそれに基づく内閣法での閣僚の全員一致原則などは撤廃する必要があると考えます。これが無くなるだけでも内閣総理大臣は随分仕事をしやすくなると同時に、緊急・切迫の事態に対する対応が今より遙かにとれるようになります。ーーー皆様のご意見をお待ちしております。= つづく =
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▼▽ インド徒然 ▽▼            by はぐれ雲さん

☆ インド最高裁スチュワーデスの体重制限を容認 ―― 2008/07/11

ーーー悪評紛々のインディアン・エアライン(IC:インドの国営国内線)。
悪評の理由は多々あるが、最も不満とされる点は、定刻通りに飛ばないこととスチュワーデスの態度の2点。ーーー2年以上前のことなので、状況は変っているかも知れないが…。定刻抗通りに飛ばない理由は、政治家が定刻ギリギリに飛行場に着き、飛行機を待たせることが頻繁に起こるからだ。ギリギリまで誰かが陳情しているからでもある。政治家が機内に乗り込むとインディアン・エアラインのお偉方が挨拶に来る。乗客のうちに選挙区内のお偉方がいれば握手を求めに来る。一通り儀式が終わり、やっと飛行機が動き出す。乗客は黙って待つしかない。文句も言わない。
ーーーいつも変らぬ光景である。
もう一つの悪評、それは横柄なスチュワーデスの態度、しかも後期若年層?が多い。後期といっても十分40歳は過ぎているだろう。殆ど全員が肥満体。しかもユニフォームはサリーにサンダルである。サリーの合間から豊満な脂肪が揺れて見える――――。国営航空会社、彼女らは準国家公務員である。組合が強く‘人権問題’‘女性問題’になるような就業規則は作れず、スチュワーデスの条件は組合の要求通り認めていた。

実際体験したハプニングだが、離陸前には通常、熱いタオル・新聞・雑誌・飴などのスウィートを配るのだが、一切何もせずにスチュワーデス全員、何かを探して大騒ぎしていた。離陸寸前にその何かが見つかり、喝采していた。お陰で何のアナウンスもなく離陸したのだが、その‘何か’はスチュワーデスのリーダーの‘老眼鏡’・・・それがないとアナウンス用の原稿が見えない状態だった。最前列の通路側に座っていたので状況は良く見えた。

彼女たちの慌て方は少々面白かった。しかし…、一切乗客の客の事などお構いなし、堂々と‘緊急事態’に‘対処’していた。いつもこんな状態であった。この10年、民間航空会社が急成長、特にこの数年新規参入の民間航空会社が急増し競争が激しくなった。ジェット、サハラ、エア・デカン、キングフィッシャー…、続々と民間航空会社が登場。

ーーー格安料金、スチュワーデスのサービス合戦…。
民間航空会社は、競って美形・ファッション(ミニ・スカート)・機内サービス等々で競い合い、インディアン・エアラインの乗客はガタ減り、採算悪化、生き残り戦略の一環として、スチュワーデスの体重制限を強行した。2005年のことだ。18歳、身長152cm、体重52kgを基準として、年齢や身長で制限を調整する。標準で26~30歳のスチュワーデスの体重上限は56kgとなる。それでも結構肥満体ではあるが――――。

この体重上限を超える場合は地上勤務にまわされる。もちろんインドのこと、3kgぐらいのネゴシロや、数ヶ月の努力期間=執行猶予)もある…。組合はすぐに訴訟を起こした。

そして3年、最高裁判所は結論を出した。「体重を落とさなければ地上勤務を命じる」という経営者側の考えを容認する判決である。「猶予と譲歩は法的権利の問題ではない。これは(経営)方針の問題であり、なんら違法性は見当たらない」と、意味深な根拠説明である。肥満度は一般的にBMIで示される。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
52kg・152cmであれば、52÷1.52÷1.52=22.50
56kg・152cmであれば 56÷1.52÷1.52=24.24

日本の場合はBMI=22が理想(?)とされ、年齢を加味して適性肥満度が計算される。アメリカではBMIが30を超えると肥満とされる。ーーー2年前のアメリカ人を対象とした調査では、BMIが30を超える成人男性は31.1%、成人女性は33.2%、女性のほうが多少肥満気味である。

ラフに計算すると、男性の場合は身長175~180cmで体重100kg、女性の場合は身長170cmで体重95kg、アメリカ全体で3人に1人、アフリカ系が47%、メキシコ系が37%、白人系の30%が肥満体である。ーーー貧困層に肥満が多い。

ーーーインドには肥満体を美とする文化が根付いている。
BMI22.5~24.24は多少ふっくらとした程度で、決して肥満とはいえない。それでも最高裁が、インディアン・エアラインのスチュワーデス体重制限に関する社内規則を違法としなかったのは、インドがグローバル社会の中でサービスの質の経済的価値を認めた、という点でインドの変化が見られる。インド人の場合、10代から20代前半まで結構スリムで、Gパンが似合う女性が多い。20代後半、特に結婚後、急激に太るのが一般的である。従い、体重制限は年齢制限にも近く、航空会社経営陣にとってはスチュワーデスの若返り、経費削減の為に極めて有利となる。

日本ならBMI22.5はぽっちゃり型の範疇に入ると思う。日本の場合はBMI云々より、児童の肥満と痩せ過ぎが急増している事が問題になっている。深夜の食事と朝飯抜きなど、摂取時間の不規則性、好物しか食べない事による偏食が主因といわれている。親の責任でもある。
子供の将来を十分考慮し、親は十分配慮・教育すべきだろう。メタボの親も増えているが、我が身を見て、子供に肥満を押し付けないよに…。スチュワーデスになれないから、とBMI22.5以下に抑えるよう子供に言い聞かせるのも良いだろう。

この判決はスチュワーデスが起こした訴訟であるので話題性があったが「猶予と譲歩」に関しては、全ての企業経営に通じるものがある。「アメと鞭」の「アメ」ばかり使い「鞭」を使い切れない日本企業経営者。企業の特殊ニーズに応じた「方針」を決め「規定」を作り「遵守」させる。そこに違法性がないならば「徹底」すべしということだろう。
ーーーインディアン・エアラインのスチュワーデス、どれぐらいスリムになるか、ユニフォームはどうなるのか、競争の激しい世界だけに見ものである。= この稿おわり =