最新軍事情報 | 日本のお姉さん

最新軍事情報

最新軍事情報 ◎◎◎
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■北鮮のプルトニウム量
一部報道が伝えた、北鮮が提出したとされる「全部の核計画申告」のプルトニウムによる核開発に関する部分のエッセンスです。
・抽出したプルトニウム総量は約38.5Kg
・兵器化するために使用した量は25.5Kg
・未処理の核燃料棒に残っている量は約8Kg
・廃棄物などに混入した量は約2Kg

⇒兵器化するために使用したとされる量は、単純計算で5~9個の原爆製造が可能です。なお、二〇〇六年十月に核実験を実施した際、約2Kg使用したと申告しているそうです。ソース元が中共、外交筋とのことなので内容を信頼することはできませんが、大筋でみると間違っていないようです。ただ、このはなしが明らかになった理由だけは明らかです。「六者協議の金づる日本は、一刻も早く北鮮支援の実施準備にかかれ」ということです。

■台湾調査船、領海侵入
四日、尖閣諸島の魚釣島南西海上で台湾国立大学の海洋調査船「海研1号」がわが領海に侵入しました。約三時間航行したのち、領海外に出ています。海水採取を行なっていたとのことですが、これは明白な軍事目的で、わが国政府は、断固たる態度で台湾政府に抗議する必要があります。

⇒海保が「出て行ってください」とお願いしたそうですが、「やかましい。やれるもんならやってみろ」と三時間居座って、やるべきことをすべてやってから帰っています。「断固たる措置を日本は取らない」という前例を、すでに対中共で作ってしまっているので、東シナ海周辺でわが国にできることはゼロに近くなっています。やられ放題で万事休すですね。災い転じて福となす「民間の努力」しか、頼りになるものはなくなったと考えます。
【参考】http://tinyurl.com/okigunnji

■外務省が文科省に懸念を伝える
一部情報によれば、中学校の社会科の新学習要領解説書に「竹島はわが領土」と明記することに対し外務省が「日韓関係が悪化するかもしれない」と懸念を伝えていることがわかりました。明記するなとは言わないが、予想される韓国側の反応、日韓関係への悪影響を伝えたとのはなしです。

⇒言質を取られることを極端に嫌い、責任逃れをするのが官僚の習性なので、尻尾をつかまれる言葉遣いは絶対にしません。しかし、こういう萎縮したマインド・姿勢・内向きベクトルこそが、対外関係でわが国の威信を損なう主因になっている気がします。(これは防衛省の背広、制服にも共通するように感じます)そもそも、「いやなことが起こりそうだからそういうことは言わないでくれ、やらないでくれ」という言葉が通用する社会が一体どこにあるというのでしょうか?そんなことばが通じるのはいまや血縁者のみでしょう。そんなことだから北鮮や中共、韓国に鼻面をもって引きずり回されるのです。こういう非常識な感覚で対外交渉にあたっているのは何とも恥ずかしく、申し訳ない限りですね。
外交の本来任務は「国家の威信をかけ、国家を代表し、国家間のトラブルを交渉で解決すること」です。それができないなら、外交の存在意義はありません。外には弱く内にはめっぽう強い。典型的な悪しき日本マインドを濃厚に残しているひとつが、この組織でしょう。

■カーン博士の証言
共同が四日に以下のような話を伝えています。パキスタンの核の父で現在軟禁中のカーン博士が共同記者に対し以下のような証言を行なった。
1.ブット元首相がはじめた弾道ミサイル取引のため、一九九四年に自分は北鮮を訪れ、中距離弾道ミサイル「ノドン」を持ち帰った。ミサイルは購入した
1.一九九九年五月、インドとの領有権争いでカシミール地方で発生した軍事衝突の処理に、当時陸軍参謀総長だったムシャラフ大統領は焦っていた。ムシャラフ側近の指示があり、携行型のミサイルを運ぶため自分は同年夏に二度目の訪朝をした。そのときに二百基の携行型ミサイルを持ち帰った。
1.軍は二〇〇〇年、北鮮に対し中古の中古のP1型遠心分離機と流量計を渡した。このとき、複数の軍将校の監督のもとで運ばれた。
1.ムシャラフ大統領は関与を否定しているが、彼はうそをついている
1.自分が渡航した当時、知るかぎりにおいて北鮮にはプルトニウム技術しかなかった。
1.十数回も訪朝したというのはでたらめで、実際は二回しか行っていない。

⇒九十四年に購入した「ノドン」が「ガウリ」になったとされています。携行型ミサイルを「持ち帰り」、その翌年遠心分離機を「渡した」ということで、遠心分離機提供はミサイルの見返りであったと見られます。軍のムシャラフ排除への動きが高まってきたということでしょう。

■福田氏、自衛隊機で訪中検討
<日本の福田康夫首相は、8月8日の北京五輪開会式に出席する際、政府専用機ではなく、航空自衛隊のU4多用途支援機(19人乗り)の使用を検討していることが分かった。4日の中国新聞網が伝えた。日本の首相が外国を訪問する際には通常150人乗りのボーイング747型旅客機を使用してきたが、今回は原油高などを考慮し、エネルギー節約の観点から自衛隊機の使用を進めることにした。空自に所属する政府専用機を除く自衛隊機が、中国に着陸するのは初となり、最近急速に接近している日中関係を象徴している。>

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20080705000019

⇒二〇〇七年に麻生外相が使用したときとは、時・処・位がまったく異なり、同列に扱うことはできません。海の次は空ですか。退任前に一挙に属国化への道筋をつけておきたいようですね。この人には独立国家のトップとしての誇りがありません。自らの手でわが国を中共に売り渡そうとしています。海外からそう見られることでよしとしているようです。福田という人には、軍を動かすことの何たるかがまったく分かっていません。たぶん自衛隊を、平和十字軍とでもいうような脳内花園ボランティア体のひとつ、もしくは輸送ツールのひとつと見ているのでしょう。「人命は地球より重い」とテロリストを釈放して世界にテロをばら撒き、国際社会の侮蔑を招いた父。そして子は、独立国家の意味もわからず軍を使って売国行為をする。親を見れば子はわかるといいますが、本当にそう思います。血は争えぬものです。「さざなみ」派遣で世界に恥をさらし、わが国を世界の笑いものにしたこと、指揮官に死より辛い屈辱を与えたことをなんとも思わぬ(というかわかっていない)この御仁に、自衛隊最高指揮官の資格・資質はありません。(某防衛大臣も同罪です)海の屈辱の直後にこういうことを発表する鈍感さ。わが国がネパールと同じく中共の属国化したと世界に見られても仕方ありません。
十年程前に唐なにがしという中共要人が豪州で「二十年もすれば日本という国はこの世からなくなっている」と発言しています。共産主義諸国指導部のこの種の発言は、中共や北鮮の核開発と同じで、本気でその言葉を現実化するべく工作を進めている証左です。彼らは唯物主義者ですから、口にしたことは必ず実行するのです。

彼の言葉は脅しでもなんでもなく、現実の進展状況が「口が滑って」明らかになっただけの話です。この人はこの種の舌禍が多いだけのはなしですね。あたまから舐めてかかってはいけません。一刻も早い防諜法制定を行い、国家中枢部に巣食う反日工作員を根絶やしにしなければなりません。それにしても行政トップの首相職にありながらこの体たらく。
陛下に対し奉り申し訳ないという気持ちはないのでしょうか?いろいろ書いてきましたが、この報道の意図は「空自の予算獲得」にあると見るのが自然だと思います。

■在日米陸軍司令官が中央即応集団司令部を訪問
中央即応集団によれば、7月2日、在日米陸軍司令官兼ねる一軍団前方司令部司令官のワーシンスキー准将が中央即応集団司令部を訪問しました。六月三十日に在日米陸軍司令官の交代式が行なわれ、同准将が新司令官に着任しており、そのあいさつとみられます。ワーシンスキー准将の前職は太平洋陸軍司令部の副司令官(在 ハワイ州スコーバラック)で、アフガンのOEF、イラクのOIFに戦闘指揮官として参加した経験もあります。一軍団は太平洋陸軍の中核部隊で、太平洋地域で紛争が起きたとき即応展開するのが任務です。その最前線拠点として作戦にあたるのが前方司令部です。前方司令部という名前ですが、確かアフガンのOEFで米がアフガンに進出したときに聞いた記憶があります。どこかの戦地ではあったのかもしれませんがその他に聞いたことがありません。今後の在日米陸軍司令官の意味合いは「在韓国連集団の兵站部門である9戦域支援コマンドのトップ」から「一軍団前方司令部司令官」へと変わるように思えます。ワーシンスキー准将は、これまでの在日米軍司令官とはまったく異なる毛色を持つ方です。半島の国連軍撤収、それに伴う在日米陸軍の変質を視野に入れた米の姿勢を示す人事と推察します。わが国はそのことをどこまで理解しているでしょうか?前司令官のパーキンス少将は退役されます。

⇒在日米陸軍司令部、一軍団前方司令部は座間基地でわが中央即応集団司令部と同居しています。横田の五空軍司令部と航空総隊司令部、横須賀の七艦隊司令部と自衛艦隊司令部と同じことです。しかし、中央即応集団司令部はあくまで一機動師団の司令部で、他の自衛隊と違って部隊最高位指揮官が在する司令部ではありません。これは統合作戦展開にあたって障害になると考えます。指揮系統簡素化の意味からも、陸部隊の最高位指揮官が在する陸上総隊司令部創設が望まれます。これらの司令部同居は、非常事態にあたり、部隊運用レベルで日米が緊密な連携をとるためのものです。太平洋地域の安定という意味もありますが、そうし
ておかないと自国存立すら危うくなるのが「軍事のしくみ」が存在しないわが国の現状です。「軍事のしくみ」が存在する同盟国・米に護ってもらうという発想です。しかし、憲法があるせいで連合作戦は取れず、せいぜい共同までしかおこなえません。これは「作戦にあたってわが国に必要な軍事情報入手に制限が加わる」ことを意味します。日米の司令部同居だから安心なのではなく、むしろわが国が自分の力でしなければいけない課題は増えたと考えるべきでしょう。憲法の制約下で国防を達成するためにはやむをえない措置とはいえ、主権を持つ他国の軍部隊司令部進出を許してまで、自国独力での護りを放棄する恥知らずな姿勢を強く恥じます。先祖・後輩に合わせる顔がありません。自国も護れないのに、太平洋地域の安定などと口にする資格はありません。改憲に言及せず司令部進出のみを非難するのは筋違いです。「金づるであること」のみに国家存続を頼る姿勢は、金の切れ目が縁の切れ目、金だけでは敬意を払ってもらえない、という現実・常識感覚を無視した机上の空論です。あわせて、後世に多大な精神的害を及ぼします。自衛隊の実力を最大限に発揮させるための「軍事のしくみ」が、わが国には必要です。あわせて、自衛官の生命という人的資源を損なうことなく、より低いコストで必要な国益を確保できる可能性を持つ「核武装」論議が進まないこ
とに、呆れの気持ちと同時に焦燥感を持ちます。