毎日記事で邦人が危機に(博士の独り言) | 日本のお姉さん

毎日記事で邦人が危機に(博士の独り言)

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▼毎日記事で邦人が危機に(博士の独り言)
毎日新聞「Wai Wai」記事でエクアドルの在留邦人が危機に
 多くのネット有志が指摘されている通り、毎日新聞の英文サイトが積年にわたって配信したコラム「Wai Wai」記事内容の創意捏造の醜悪さと、その膨大な分量については、これまでの新聞史上に類を見ないほどの変質性を露呈している。すでに、英文を通じて海外に拡散している誤った日本人情報は、各国随所で風評被害をもたらしているようだ。小稿では、その1つの事例を紹介する。博士の独り言/写真は危機を記す「南瞑」(南米からの独り言)殿の記事。参照のため引用
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エクアドルで風評被害

毎日新聞が一応の謝罪文や社内関係者の「処分」を発表したとはいえ、商業メディアとして、真の意味で謝罪や処分になっていない。商業メディアの謝罪には、個々の『訂正』が必須であるにもかかわらず、これらについては、先稿で指摘した通り、「大新聞」でありながら、その姿勢はなく、意思表示もない。同社がすでに積年にわたって配信した膨大な捏造記事について、少なくとも、全面的な『訂正』がなされなければ、すでに拡散し続けている「誤った日本人情報」をもとにした風評被害も同時に広がるばかりである。

その中に、「エクアドルで日本人が子供をジャングルに放し、それを銃で狩る」という記事があった。それに危機を感じられたエクアドルの在留邦人の方が、毎日新聞社へ、次の質問を送られたが、現時点まで、毎日新聞社からは対応も、回答も無いという。もしも、万一の事件が起きれば、同新聞社はどのように責任を執るであろうか。ここで、その方の質問文を紹介する。

この方は、質問を送られた心境について、次のように記しておられる。云く、「すでにコラムは閉鎖、発信された情報のアーカイブも削除されていますが、世界を駆け巡る情報は、毎日新聞の手を離れ、世界の様々な処で、「毎日新聞発」という権威付けをされて、残存しています」と。

また、「ところで、その発信された虚偽情報の中に「エクアドルで日本人が子供をジャングルに放し、それを銃で狩る」というものがありました。これについて、ネット上に存在するキャッシュを添付、毎日新聞社宛、問い合わせのメールを致しました。毎日新聞の問い合わせフォームを使い、丁寧に確認をお願いした次第ですが、残念ながら三日という余裕を提示したにも関わらず、その三日を過ぎても返信を戴けませんでした。以下に、私が問い合わせをしたメールを全文公開致します」とご自身のブログで語っておられる。

(以下、転記)

謹啓

御社益々ご清栄の段、お喜び申し上げます。
さて、今般、世情で話題になっております、御社配信の英語記事に以下の記述があると友人より知らされました。以下の英文に付き、御社配信の記事に相違ないか、確認致したく存じます。ご多忙中とは存じますが、何卒ご助力願えれば幸いです。

以下友人より知らされました英文です。
2003年7月5日配信

Outbound travel has been hit hard this year by such factors as the war on Iraq and the SARS outbreak, but plenty of Japanese have headed overseas on underground tours involving sex, slavery and savagery, according to Tokusatsu Shinsengumi.

For Japanese men sick of plying professionals, there are always the rape brokers of Vietnam - touts who'll apparently drag a woman off the streets so a Japanese man can violate her.

In Ecuador, Japanese can, according to the men's weekly, hunt for children in a different manner as they are armed with a rifle and permitted to track down a youth let loose in the jungle. About 10 Japanese have so far taken part in the tours, with only three getting a shot off at their target and no fatalities reported.

Japanese are tapping into the underground in European countries, too. Belarus attracts a monthly gathering of people from all over the world for its sickening slave auctions.

"Customers are looking for something different these days, right? Eastern Europeans or South Americans just aren't good enough any more. So, I decided to get myself some black women. A coordinator I know told me about the slave auctions in Africa and asked if I was interested in taking part. The coordinator's job is to bring foreign women to Japan. He said he was going to the auction again. I thought it looked interesting, so decided to tag along with him," the operator of an Osaka bordello tells Tokusatsu Shinsengumi. "It was held in Kenya. They brought out over a dozen young men and women and lined 'em all up in front of us like they were products. I asked who they were and was told they were all people badly in debt. Just looking at what was going on, I couldn't possibly buy anybody. I came home empty handed, but I've heard of sex businesses in Japan that use slaves. If they ever got picked up, there'd be an almighty uproar."

この英文のうち、エクアドルに関する記述につきまして、是非とも御社ご配信の記事であるか、ご確認願いたく存じます。ご多忙中大変恐縮ですが、記載致しましたEメールアドレスまで、ご確認、ご返信いただければ幸甚です。 ご理解願えるかと存じますが、私はエクアドルに在住する日本人でございます。仮にこれが本当に御社により配信されたものであるとしましたならば、場合によっては当地在住の全ての日本人及びその家族に「生命の危険」がございます。何卒、事情ご賢察の上、早急にご返答願えれば幸甚です。 現在のご事情は当方でも理解致します故、本日より三日間ご返答をお待ち申し上げます。もし、それ以降ご返答がありませんようでしたなら、当方、これが実際に配信されたものとして扱わせて戴き、しかるべき対策、対処を致させて戴く事になります。 もう一度申し上げますが、これが「新聞等」によって配信されたものだとしますと、当地在住の日本人及びその家族に「生命の危険」がございます。この国では子供を相当な事情無く殺害等致した者には、司法の外での処断がなされる事が多々ございます。従いまして、御社へのご確認は非常に真摯なものとお考えいただければ幸甚至極でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。 敬具

(以上、転記)
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現時点まで、上記に対する返信、対応が無い。今少し待ってみる方法もあるかと思うが、しかし、それでも、対応が無ければ、同紙に対するフォーラムからの取材にこの事項を加えるつもりだ。その状況については後稿に報告する。 上記の質問の書かれたこの邦人の方は、このように述べておられる。

(以下、転記)
これについて、この問い合わせに返信出来ない、なにか特別な理由があるのでしょうか? すでに三日が経ちましたので、メールに記載の通り、この英文は毎日新聞社がそのオーソライズの上で新聞紙上(含むweb版)に発表したものとして扱わせて頂きます。この問い合わせは、私の実名、実住所、実電話番号を記載して行っております。私のエクアドルにおける移民ビザは当初日本のエクアドル大使館にて発行されたものですので、国際電話の必要すら無く、東京23区内料金で確認可能です。それでも、返信がなされないのは何故でしょうか? さて、エクアドルに在住する日本人であるところの私たちは、この毎日新聞社の発信した記事で将来の可能性も含めて、大変な一般生活上での危険を背負い込む事になりました。エクアドルの現状の治安状態を考慮すれば、相当に由々しき問題と言えます。この件は毎日新聞社が国内、国外に謝罪しただけでは済みません。エクアドルという国名を挙げ、そして、日本人と国籍を特定して、「子供を銃で撃っている」と書いたのです。これをエクアドル人が知ったなら、どういう反応をするでしょうか?その程度の想像力もこの新聞社の従業員には欠如しているのでしょうか?

このエクアドルには、少なからぬ日本人が住んで、それぞれに安寧な生活基盤を築き、平和に生活しています。毎日新聞社は、一体、どんな資格、権利をもって、私たちエクアドル在住の日本人の安全を毀損したのでしょうか?仮にこの記事の内容が事実だったとしても、それをもって、この国に在住する全ての日本人の安全を毀損して良いのでしょうか?ましてや、この記事に書かれた内容は、まったく信憑性のかけらすら無い、ゴシップとすら言えない「妄想」に近いものです。このようなもので、私たちエクアドル在住日本人が、その生命を危険に晒されなければならない正当な理由を、毎日新聞社は私たちに開示出来るのでしょうか?

毎日新聞社の社員の方が、誹謗、中傷された、訴訟だ、と安全な日本で騒いでいる、今、この時にも、私たちエクアドルに住む日本人は、毎日新聞社の記事によって生命を失う危険に直面しています。毎日新聞社がどうであろうと、このような危機に私たちは自分たちの力で対処していかなければなりません。 しかし、私たちも手をこまねいている訳には行きません。なにしろ、自分の命のみならず、家族の生命も危機に晒されているのですから。 すでに、私は駐エクアドル日本大使館に連絡を致しました。安全保障担当の領事とお会いし、状況は伝えました。また、現地の日本人会会長にも連絡を致しております。すでにこちらでは安全確保のための動きは始まっています。また、周辺各国の在外公館にも周知をお願い致しました。幸いにもいまだに、日本人が何らかの行為を為された話はありませんが、まだまだ安心してはいられません。
毎日新聞社は一刻も早く、世界各国に対して、その発信した記事が虚偽であり、記事を掲載した事自体が誤りであったと、公式に表明しなければなりません。それも、あらゆる媒体を用いて、世界の隅々に行き渡るまで、繰り返し、表明しなければなりません。それがなされてすら、私たちの安全が100%確保できたとは言えないのですから。

最後にエクアドル人の名誉の為に書いておきます。
エクアドルは決して裕福な国とは言えませんが、それでも、自分の子供を「銃の的」に売るような親は存在しません。貧しい人々がいるのは事実です。子供が過酷な労働や、路上生活、物乞いなどをしているのも事実です。しかし、自分の子供を殺される為に売るような人々でない事は断言します。 この記事を書いた豪州国籍と言われる記者、そして毎日新聞は恥を知りなさい。エクアドルには人間が住んでいるのです。あなたがたのような、人間の形をした何かではないのですよ。

(以上、転記)
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特に、海外のみなさまの安寧とご健勝を祈るばかりだ。毎日新聞の醜悪な配信に気がつけば、各国にお住まいの方々や、職務に就いておられる方々の中にも同様の不安を抱かれるだろう。有志で協力して調査すれば、実害すらあり得るかもしれない。謂うなれば、同英文サイトが累々たる醜悪記事を配信し続けた「事実」には、もはや、犯罪と指摘すべき凶悪性すら胚胎している。そう読み取れる。 「おわび」と「懲戒処分」を発表し、サイトを閉鎖したからといって、「もう、いいじゃないか」と済ましてしまうようなことが仮にあれば、「犯罪」と、新たな「犯罪」を生み出す要因を放置するに等しい。毎日新聞は廃刊覚悟で『訂正』に臨むべきだ。短稿にて。
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【筆者記】
行き着く先で、同サイトの配信記事を手がけた、ライアン・コネル氏を直撃するしかない。日本国内に居るそうだが、同紙に居場所、連絡先を尋ねても答えない。卑怯である。
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