「福田は屈する!」 露大統領の強気 (青革の手帖) 中国はグローバルに膨張する (古森義久)
▼それはテクニカル的な抵抗線だろ 本当の恐怖 (青革の手帖)
「米国株の動向によっては、1万2000円まで下がる」なんて誰でも言えるわい。そんなのはテクニカル的な支持抵抗線に過ぎない。そもそも、日経平均株価なんて指標は時代遅れ。それに東京マーケット自体がローカル化してしまったため、誰も気にしなくなってしまった指標と成り下がってしまった。注目すべきはダウ平均株価の動向である。このまま下落傾向を強めてゆくと、恐らく11,000ドルを割り込んで、10,500ドル近辺まで下がってきたら、「セリング・クライマックス」が勃発する。要するに投売りだ。ここから世界は大悲劇へと突入するであろう。
関連エントリ:
└ バルカン主戦論2008 (2007/12/14) [青革の手帖]
└ あなたは絶望的な危機に耐えられるか (2008/03/22) [青革の手帖]
私は昨年末および昨年度末の時点で、そのエントリにズバッと絶望的な数値を示したことがあった。以前にも書いたとおり、私としては“低価法”としてこの絶望的な数値を目安としている。しかし、半年も経った現在ではその懸念が一層強まってしまった。なんという悪夢であろうか。現政権(福田康夫)に何も期待できない状況では、ただひたすら祈るのみである。これでまた日本潰滅に一歩近づいてしまった。
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▼「福田は屈する!」 露大統領の強気 (青革の手帖)
日露間で長年の懸案であった北方領土問題でロシアのメドベージェフ大統領が意欲的に強気な発言をしている。何十年間も膠着状態にある両国間の懸案なのに、どうしてそんなに強気なの?と疑問を抱いた方がほとんどであろう。しかし、露大統領が強気になる「先例」を作ってしまったことに福田康夫は気付いているのであろうか?
その先例とは、ズバリ「東シナ海ガス田問題および日中中間線」のことである。東京のメディア群はアホなくらいに[Win―Win]を喧伝しているが、実際はそうではない。国際的な視点から見れば、あれは明確に領海譲渡である。あの土下座外交を見たクレムリンのボスたちが、「これだったら、オレたちでもイケるぜ!」とばかりに強気の姿勢を示してきた。実際にメドベージェフ大統領から発せられる言葉には自信がみなぎっている。はっきりいって押されている。
「留萌―釧路を結ぶ線以北も割譲せよ!」
これは太平洋戦争末期にソ連の対日参戦によって、大日本帝国が満州、朝鮮半島、樺太、千島列島と怒涛の侵略を受けたときに、スターリンが要求した領土だと言われている。もし、留萌―釧路以北をも占領されていたらオホーツク海はソ連の内海と化し大きな脅威となっていただろう。あれから60年以上経ち、平和ボケした国民の上に土下座と譲歩しか能がない首相(福田康夫)が、まさしく「座して死を待っている」状態で据わっている。
関連エントリ:
└ 福田はバカか 親子2代でテロに屈する愚策 (2008/06/13) [青革の手帖]
└ あなたは福田康夫になっていないか? 事なかれ主義、責任放棄 (2008/06/27) [青革の手帖]
父の福田赳夫元首相が「人命は地球より重い」とトチ狂った声明を出し、テロに屈したその2代目もまた「全方位に屈する」を忠実に継いでいる。議員を世襲しただけでなく、「屈テロ」まで世襲しているのだ。これを見逃すロシアではない。福田康夫を屈させるべく奔走しているであろう。おそらく、福田康夫は屈する。そして、不可逆的な北方領土放棄へと至ってしまうであろう。そう、日本は2度と北方領土を取り戻せなくなる。まさしく亡国だ。
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▼中国はグローバルに膨張する――ドイツでの報告(8) (古森義久)
ドイツでの中国についての講演の紹介を続けます。今回は中国のグローバルな資源獲得の動きの拡張などについて、です。
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しかし中国は以上のような構造的な課題にもかかわらず、いまのところ経済の高度成長をしっかりと保っています。全世界でも最高水準の成長率で経済パワーを強め、広め、経済超大国への道を驀進中とも映ります。日本経済にとっての牽引車の役割さえ果たしているようにみえます。中国の経済力の強大なパフォーマンスはなお衰えをみせてはいないのです。しかしそれでもなお中国との経済交流を中期、長期に進めようとする日本側の企業人たちの意識のレーダースクリーンには、中国経済の以上のような構造的な特徴も常に引っかかかっているといえましょう。さてこれまでは中国の内部の実情と日中両国関係の実態について語ってきました。しかし中国に関する諸課題を立体的、総合的に考えるには、グローバル、そして地域的な視点からの考察も欠かせないでしょう。中国のグローバルな活動となると、まず目立つのは石油をはじめとするエネルギー資源を獲得するための国際的な経済外交の動きです。
この経済外交には政治や軍事の意味あいまでがこめられています。中国はアフリカでは1990年代からスーダンで石油の開発を進めてきました。その開発のためにスーダン政府に対し経済や軍事の援助を現在も与えています。そのスーダン政府はいま話題のダルフールでの大量虐殺を進める勢力を支援しているとされます。中国はアンゴラやチャドの政府とも石油開発の協定を結びました。中東では中国はリビア、アルジェリア、イランなどと、それぞれ石油や天然ガスの開発のための協定を結んでいます。アメリカに近い中南米では中国はベネズエラ、エクアドル、ブラジルなどと石油やガスの開発のため、それらの諸国の政府と手を結び、種々の協定に調印しました。こうした中国の資源外交はアメリカの政府や議会の熱い関心を集めています。この種の資源外交自体は決して不自然ではありません。
エネルギー資源を持たない日本としても、実施している対外活動です。ところが中国の場合、その相手とするのは、おもしろいほど似た諸国です。ベネズエラやスーダンのような非民主主義国家であり、反米志向の諸国ばかりなのです。しかも中国側の進出母体は政府支配下の官民一体機関、相手国との協力では必ずといってよいほど軍事援助をも織り込んでいます。だからアメリカにとってはどうしても威圧的、挑戦的な動きとして映ってきます。(つづく)
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中国のグローバルな動きと、アメリカのそれに対する反応については、中嶋嶺雄先生とのこの共著で詳述しました。
「米中新戦争」 (暴走する中国、封じ込めるアメリカ ) 古森義久・中嶋嶺雄・共著。
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▼南モンゴルにおける中共(漢人)の暴虐(1) (賭人の独り言)
● チベット、東トルキスタン問題が中共による弾圧の代名詞になっているが、南モンゴル(中共名:内蒙古自治区)での中共と漢人の蛮行はそれに勝るとも劣らない。特に1966年以降の文化大革命によって、内モンゴル自治区内では多数のモンゴル人が「祖国分裂を企てる内モンゴル人民革命党員」というレッテルを貼られ、甚だしきは「モンゴル人である」というだけの理由で逮捕され、虐殺された。中共政府機関による逮捕者の数は諸説あるが、50万人~100万人。そして虐殺された人々は2万人~5万人以上である。しかもそれ以外に、漢人大衆によるリンチで殺害された多数のモンゴル人については、統計すら取れていない。
● 毎年「黄砂」の害が日本にも及んでいるが、清朝末期にモンゴルへ流入して草原を開拓し、土着のモンゴル人を圧迫して草原の砂漠化をもたらしたのが漢人農民であった。そしてモンゴル諸部族や各地域を分断し、上記の弾圧・虐殺や強制移住によって内モンゴル自治区の漢人支配を確立したのが中共である。要するにモンゴル人指導者や知識人を排除し、民族差別に基づくモンゴル人敵視政策をとった訳である。その過程で漢人入植者や下放青年(知識層)、あぶれ者(盲流)を取り込み、その人口圧力によってモンゴル人を少数派に押し込めていった中共のやり口は、チベットや東トルキスタンと同じである。漢人の「人口圧力」、これは他人事ではない。
自民の中川秀直や元法務省の坂中英徳らは「1,000万人移民の誘致」を目的とした「移民庁」構想を出したが、1,000万移民の中心になるのがシナ人、端的に言えば漢人になるのは火をみるよりも明らかである。これは漢人の「人口圧力」によって歴史ある日本国を滅亡させて、日本列島を単なる雑民の居住地に変貌させたいという願望があるのだろう。それで喜ぶのが中共と欧米白人勢力である。
したがって朝鮮系日本人も最終的には中共の漢人支配下では「少数民族」に転落するのだから中川氏らの企ても潰れる筈だが、もしかしたら胡錦濤から「中華“倭人”特別行政区」の初代行政長官に任命してもらいたいのかも知れない。とにかくチベット、東トルキスタン、南モンゴルの苦境は、明日の日本の姿でもある。彼らを支援し、中共の民族弾圧・人権弾圧を直視して非難・制裁を加える事は、実は我が日本の防衛でもある。特に南モンゴルに関しては歴史的に我が国も関係しており、それについては何回かに分けて述べてゆきたい。
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ようちゃんの意見。↓
★司馬遼太郎の「風塵抄」という本がある。この中に砂漠に生えた草原を越境して農耕民族の漢族が侵入する、そして耕作をするというくだりがある。其処は直ぐに、草木は育たない。雨水だけでは穀物が育つのは数年しかなく、やがて大地は保水能力を失い、水が枯れて風が吹きすさぶ砂漠になる。砂漠では、草木はわずかな水を利用して必死に生えてる場所だが、遊牧の民が訪れると贓物の糞の肥料を貰えるため、彼らが移動してる間は大地は保養期間が出来て、 次の草を生やせる余力がつく。「神なるオオカミ上下2巻」 姜 戒著には遊牧民の生態の詳述が掲載されてる。グーグル検索すると、「風塵称」でも「神なるオオカミ上下2巻」でも私・ようちゃんが掲載した、読書感想文で纏めてる内容が読めます。http://portable.blog.ocn.ne.jp/t/typecast/195358/194771/13438334/list_comments
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日本のお姉さんの意見。↓
「神なるオオカミ上下2巻」は、2004年からチュウゴクでは
ずっとベストセラーになっている本で、チュウゴク人は、この
本に影響をされている。今ではチュウゴクでは子供でも読んで
いる本らしい。
内容は、ヨーロッパ人には、かつてその地を支配したアジアの
遊牧民族の血が混じっていて、彼らの子孫が世界の経済や政治を
戦略的に支配し、勝ち組として君臨している。
チュウゴク人もまた、その遊牧民族の子孫である。
オオカミ(モンゴル語でチーナ)を神とするモンゴルの遊牧民族の
子孫なのだから、おとなしく捕食される動物のように過ごさず、
農耕民族的性格を捨てて、野生で群れて行動するオオカミのように
組織的にかつどう猛に、世界に躍り出て外国から富を奪い、
他民族を支配する民族となるべきだという、恐るべき内容である。
ちょうど2004年からチュウゴク人の反日のデモが激しくなったのは、
チュウゴク人がこの本で刺激されて興奮したからかもしれない。
その頃、チュウゴク人のある教授が新聞に、「チュウゴク政府は
抗日戦争に関する捏造の歴史を教えて、国民に憎しみを植え付け
凶暴なオオカミに育てるのは危険である。」というような文章を出して、
チュウゴク共産党に弾圧され教授の職を奪われている。その新聞も
一時廃刊されていた。
その教授の記事の中に「オオカミ」という言葉が自然に出てきたので、
違和感があったのだが、今から思えばチュウゴク人は2004年の時点
から、オオカミのようになって外国から金を奪うという考えに取り憑か
れているらしい。外国語を習う際にも彼らは「日本語(英語)を習って
日本(外国)から金を奪おう!」などというスローガンを看板に
掲げている。昔、チュウゴクで英語を習おうという宣伝を大きく
打ち出して、英語の教材を大量に売ったチュウゴク人も、
「英語を習って世界中から金を奪おう!」というスローガンを掲げて
いた。どうもチュウゴク人は、今まで貧乏だったのは外国のせいで
外国から金を奪うのが当然のチュウゴク人の権利だという教育を
受けているらしい。チュウゴク共産党の教育方針は、チュウゴクは
外国にずっと卑しめれ搾取されていたので、今後は外国から
奪おうということらしい。チュウゴクを貧しくしていたのは、毛沢東の
政治が失敗していたからのはずだが、全て日本など外国の
せいにしているようだ。反日教育も悪いことは全て日本のせいだと
して、日本を憎ませ、共産党を愛して共産党のすることは全て善で
あるという風に信じ込ませるためなのだろう。そのためなのか
チュウゴク人の劣等感は、すごい。
日本人が尊敬する漢詩や水墨画の上手い昔の漢民族は
今はどこにも残っておらず、漢民族は歴代の遊牧民族の支配者
たちの下で混血し、昔の漢民族とは違う別の「雑種」民族になって
いる。今では、漢民族と言われるチュウゴク人たちは
イスに座って生活し、箸をタテに置き、文化大革命で文化人や
芸術家を殺し、数々の美術品や文物や歴史ある建築物や寺院を
焼き捨て、少数民族を殺し、僧侶を殺害し少数民族の宗教と
言語と歴史と命を奪っている。彼らが漢民族から受け継いだのは、
漢字と土地だけで、やっていることはまさに狩猟民族的。
チュウゴク人は、最近ではあえて、おとなしい農耕民族の生き方を
捨てて、遊牧民族の血を受け継ぐ子孫として、モンゴルが神として
あがめるオオカミの子孫として、世界中にうって出て、外国の富を
積極的に奪おう!という考えに共鳴している。日本に来ている
チュウゴク人もそういう考えでいるのかもしれない。
「神なるオオカミ上下2巻」は、今やチュウゴク人にとっては
バイブル的存在なのです。
チュウゴク人なら誰でも読んでいる本らしい。
この本を読むと最近のチュウゴク人の思想がよく理解できるはず。