山拓の浅はかな議論とレーガンの経験 (島田洋一) 山崎拓思考は「サルの売国」 (青皮の手帳) | 日本のお姉さん

山拓の浅はかな議論とレーガンの経験 (島田洋一) 山崎拓思考は「サルの売国」 (青皮の手帳)

▼山拓の浅はかな議論とレーガンの経験 (島田洋一)
不本意な中途退陣の責任を取るべく、安部晋三氏が、安全保障、人権の問題で積極的な言動を見せている。山拓など相手にするのは刀汚し、と斜に構えるのでなく、地上戦も闘うという姿勢は立派だ。安倍氏が官房長官時代から主導してきた対北朝鮮制裁(厳格な法執行を含む)という実体を伴った行為を「犬の遠吠え」と表現するあたり、「(山拓は)日本語能力がないのではないか」という安倍氏の寸評を自ら実証した格好になっている。哀れなまでに愚かな男だ。山拓は、また、「安倍氏には核問題の視点が欠けている」と述べているが、六者枠組の現状を、北の核廃棄に向けた進展と見るのではなく、(すでに抽出したプルトニウムを用いた)北の核武装の着実な進展と見る視点こそが、すでに北のミサイルの射程内にある日本の立場において、とりわけ緊要である。「不完全きわまりない核申告」や冷却塔爆破ショーを、山拓や多くの福田ブレーンのように、“核廃棄に向けた進展”と浅はかにも誤認し、エネルギー支援や制裁緩和を行ったりすれば、ますます北が背後で行う核武装を進展させてしまう。制裁に関して、山拓は、「結果が出ていないことは事実」と、これまた浅はかな断言をしている。

かつて、ロナルド・レーガン米大統領(任期:1981年1月半ば~1989年1月半ば)が、「西側の勝利をもって、冷戦を終わらせる」として、キッシンジャー風のデタント(緊張緩和。平和共存を所与として東西交流促進)を忌避し、対ソ締め付けに乗り出した時も、多くのインテリや二流政治家は、あのソビエト帝国をつぶせるはずがない、現にソ連は痛痒を感じておらず「結果が出ていない」などと盛んにレーガンを批判した。レーガンの大きな美点は、そうした批判をまったく気にせず、あくまで自らの信念に基づく締め付け政策を継続、加速させたことだ。その結果、レーガンの退任直後の1989年から、東欧の共産党一党独裁体制がドミノ敵に崩壊し、1991年にはソ連本体も崩壊した。もしレーガンが、その任期途中において、インテリの「忠告」を入れ、締め付け政策を放棄していたなら、未だにソビエト帝国は存続していたかも知れない。山拓や“外務省のペット”と呼ばれる御用学者らの「制裁は効果がなかった。制裁を解除しつつ、国交正常化を目指した交渉が必要」といった小戦略論をいかに平然と無視し、締め付けて北朝鮮体制をつぶすという大戦略に立った行動を取れるかが、政治家の器を決めるだろう。もちろん、「全方位土下座外交」の福田氏は、“穴の開いたおちょこ”レベルの器であって、話にならない。

・安倍外交は「犬の遠ぼえ」山崎氏、対北朝鮮で(イザ!ニュース08/06/28 15:19更新)

自民党の山崎拓元副総裁は28日、テレビ西日本(福岡市)の番組で、北朝鮮への「圧力」を重視した安倍晋三前首相の在任中の外交姿勢について「結果が出ていないことは事実。犬の遠ぼえ的なところがあった。小泉純一郎元首相のように直接乗り込んで交渉しなければ駄目だ」と批判、対話の必要性を強調した。同時に「安倍氏には核問題の視点が欠けている。北朝鮮の核兵器が日本に向けて発射されると壊滅状態になる。日本国民は核問題の重要性をもっと強く意識しないといけない」と指摘。北朝鮮の核計画申告に関しては「核兵器や濃縮ウランの記述がない。次の段階に移る中で2つの問題が解決されなければ完全放棄とは言えない」と述べた。
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山崎拓思考は「サルの売国」 (青皮の手帳)
コイツの頭ん中はマジで狂ってるらしい。こういう人間を国会議員にしておいていいのだろうか? 今の法律じゃムリかもしれないが、マジで国外追放とかにしたほうがいいぞ。売国奴たちが復権し始めた日本はマジでヤバイ国になる。売国するヤツから順番に生き残れるとことなってしまうのだ。あぁ、なんという亡国か。【サルの売国=山崎拓】こういう日本国の現状において、あなたは日本と心中しますか? それとも売国はじめますか? はたまた、第3の奇手を捜し続けますか? 悲しいかなこれが現実なのだ。
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▼あなたは断末魔の苦しみに耐えられるか パニック・アゲイン (青皮の手帳)
http://extremist5123.iza.ne.jp/blog/entry/624915/
日本では株主総会集中日が過ぎ、定期人事異動などの動向に注目しているであろうが、そんなのはローカルな日本の風物詩に過ぎない。今回の日本企業の株主総会集中日に外資系ファンドやハゲタカたちが本気のプロキシー・ファイトを仕掛けてこなかったのは別な理由がある。そう、国際的な逆資産効果である。ここ半月ほど、ダウをはじめとする米国株式市場が一層弱含んでおり、シャレにならない事態が懸念されている。以前にも書いたかもしれないが、第2四半期決算発表で絶望的な数値がまさに現実化しそうなのだ。  
関連エントリ:
└ あなたは絶望的な危機に耐えられるか (2008/03/22) [青革の手帖]
└ 会計モラトリアムの限界 市場は再びパニック売りか (2008/05/24) [青革の手帖]
└ ちぐはぐ・モラトリアム どうなっちゃうの? (2008/06/24) [青革の手帖]

米国の大手金融機関は官民挙げてルールをねじ曲げ、永久粉飾可能なように奔走したようなのだが、ここへきてダメそうな雰囲気になってきたらしい。そこで、生き残りのために金融機関同士が足の引っ張り合いの様を呈している。さらに、国際的なスタグフレーションも懸念され、日本なんかも他人事ではなくなりつつある。こういう断末魔の状況下でワラをも掴まんばかりに軍事ケインズ主義的な動きも水面下では活発化している。北朝鮮に大幅な譲歩をしたホワイトハウス筋はこの路線だという。なるほど、それならアノ惨憺たる外交も納得できる。
参考サイト:
└ スタグフレーション -Wikipedia- (ウィキペディア)
└ 軍事ケインズ主義 -Wikipedia- (ウィキペディア)
 
さて、こういった複雑で苦しい国際情勢の中で日本はどういった選択をすれば良いのか。今こそタブーなしで真剣な議論が必要である。
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