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国際派日本人の情報ファイルと、ようちゃんの気になるニュース

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山拓議員外交  (MoMotarou放送局)

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【山拓議員外交】

 「国会議員が、交渉を行っている政府よりも甘いことを言ってしまったのでは、政府の外交交渉能力を大きく損なう。百害あって一利なしだ」 6月18日 安倍元首相
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私もそう思うのです。安倍さんの主張を山崎拓さんは「幼稚な考えだ」と批判したそうです。大体「大人の対応」といった時には原理原則から外れる「現実的対応」が登場します。これも程度問題でしょう。山崎さんが批難されるのは、彼の現実的対応に不信感を持たれているからです。

■利権外交
「百害あって利権ありと言いたくなる。国会議員は国益を考えて行動すべきだ」(安倍)

私もそう思うのです。西暦2000年の頃、河野洋平外務大臣が音頭を取って北朝鮮に援助米を送りました。随分「大見得」を切ってやったことなのですが、全く効果がありませんでした。当時は米も余っており一種の「廃棄」の代わりになるのなら、という雰囲気もあったと思います。本来は安い外国産の米を贈れば一石二鳥という所でしょうが、北朝鮮は日本国産米でと注文を付けてきました。

これは恐らく日本側が北朝鮮に言わせたのでしょう。美味しいからかと思いましたが、実は別の狙いがあったのでした。

■積出港
援助米の生産地に興味を持ち、積出港を当時調べて意外なことを
知らされました。当然米の大産地でもあり輸送の便利な日本海側の
新潟・秋田県が中心となるものと思っておりました。しかし、パソ
コンの画面に出てきたのは、京都・岡山・神奈川でありました。???

 岡山は地元であり、積出港は玉野でした。なぜ岡山が。。

■答えと仕組み
その三県の共通項は何でしょうか。ふと出身政治家の名前が浮か
びました。

 「野中・橋本・河野」

商品を定価で売ることが出来れば大変儲かります。援助米を定価で売ることで各県の全農は大きな商売を成立させたことになった訳です。北朝鮮に直接販売すると代金は全く決済されませんが、政府相手なら即日税金より支払われます。政治家達はお金には一度も手を触れませんが、後々地元よりの「お返し」があるのは明白でありましょう。要するに、北朝鮮の人道援助を装いながら地元の選挙対策をやったわけです。

この話には後日談があります。これを地元の居酒屋で話したときに、隣の席の人が教えてくれました。あの時突然普通の米袋よりかなり大きい物の特注が入ってきたそうです。「人間でも入れるたのかな。。」と言っていました。

■「ホッ、ホッ、ホッ」
今回の日朝実務者協議の結果はかなり前から準備されていたものでしょう。福田さんが首相になったときから随分自信ありげでしたね。仕上げは、福田訪朝で国交正常化に踏み込む。これで親父さんの日中正常化に引き続き歴史に名を残すことができるわけです。

北朝鮮も亜米利加も中国も、福田さんの虚栄心が強い所をうまく
突きました。こういうのを「嵌められた」というのかも知れません。
安倍さんと国民の常識だけが頼りになってきました。

 (引用始)
新聞とテレビは、「議員外交」や「政党外交」の言葉を使うべきではない。議員には、外交を行う権限も責任も与えられていないのだ。
「拉致よりも正常化が重要だ」と言う官僚がいた。また政治家の中には「拉致よりも大きな問題がある」と言う人物もいた。こうした発言の背後には、拉致を適当に棚上げして正常化すべしとの「本音」が隠されていた。(終)  重村智計「外交敗北」より

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「北より日米が脅威」 韓国の中高校生を調査…
【ソウル=黒田勝弘】韓国の中学、高校生の半分以上は朝鮮戦争(1950~53年)が北朝鮮によって引き起こされたことを知らず、また韓国にとって安全保障上、北朝鮮より米国や日本が脅威と考えていることが明らかになった。これは韓国の行政安全省が朝鮮戦争58周年の25日を前に、全国の中高校生1016人を対象に行った意識調査で分かった。この結果について韓国の新聞は、過去10年の親北政権下で対北融和政策が進められたことや、学校教育で親北・左翼系の労組「全教組」の影響が広がったことなどを背景として指摘している。調査によると「朝鮮戦争を引き起こした国」として北朝鮮を挙げた正しい回答は48.7%に過ぎず、次いで、誤った答えとして日本13.5%、米国13.4%、ロシア10.9%などとなっている。「日本」が多いのはマスコミや教育などで依然、「侵略国家」のイメージが強調されているためとみられる。韓国の安保にとって最も脅威になっている国としては米国28.4%、日本27.7%、北朝鮮24.5%、中国13.0%の順になっている。また安保上、最も協力すべき相手では、米国34.6%が最も多く、次いで北朝鮮22.3%、中国17.7%で日本の14.8%を上回っている。
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★ようちゃんの気になるニュース

※「北より日米が脅威」 韓国の中高校生を調査
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080624/kor0806241741002-n1.htm


【ソウル=黒田勝弘】韓国の中学、高校生の半分以上は朝鮮戦争(1950~53年)が北朝鮮によって引き起こされたことを知らず、また韓国にとって安全保障上、北朝鮮より米国や日本が脅威と考えていることが明らかになった。

 これは韓国の行政安全省が朝鮮戦争58周年の25日を前に、全国の中高校生1016人を対象に行った意識調査で分かった。この結果について韓国の新聞は、過去10年の親北政権下で対北融和政策が進められたことや、学校教育で親北・左翼系の労組「全教組」の影響が広がったことなどを背景として指摘している。

 調査によると「朝鮮戦争を引き起こした国」として北朝鮮を挙げた正しい回答は48.7%に過ぎず、次いで、誤った答えとして日本13.5%、米国13.4%、ロシア10.9%などとなっている。「日本」が多いのはマスコミや教育などで依然、「侵略国家」のイメージが強調されているためとみられる。

韓国の安保にとって最も脅威になっている国としては米国28.4%、日本27.7%、北朝鮮24.5%、中国13.0%の順になっている。また安保上、最も協力すべき相手では、米国34.6%が最も多く、次いで北朝鮮22.3%、中国17.7%で日本の14.8%を上回っている。
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※抗議行動に「厳しく対処」 韓国大統領、米牛肉問題で
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080624/kor0806241908003-n1.htm
 韓国の李明博大統領は24日、米国産牛肉輸入問題での抗議行動が5月上旬から続いていることに関し、違法なデモには厳しく対処すると閣議で表明した。大統領が抗議行動を取り締まる意向を表明したのは初めてとみられる。

 検察や警察は、米国産牛肉の危険性を指摘した放送局や集会主催者への捜査に着手。政府は輸入肉の安全性を保障する検疫体制の確立を急ぐ一方、抗議運動の押さえ込みに本腰を入れ始めた。

 韓国では今月末から7月にかけてライス米国務長官とブッシュ米大統領が訪問する見通し。ソウル中心部では深夜に道路を占拠した集会参加者の一部が警察と衝突し機動隊員に負傷者が続出、政権退陣要求も出るなどしており、集会主催者の処罰などで早期に事態を収拾する狙いがありそうだ。
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※伊の世界遺産聖堂に落書き 岐阜短大生、学校名で発覚
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080624/erp0806242110006-n1.htm

岐阜市立女子短大の学生が今年2月、研修旅行で訪れたイタリア・フィレンツェで、世界遺産に登録された大聖堂の壁に落書きしていたことが観光客の指摘で発覚、短大側が大聖堂に謝罪していたことが24日、わかった。市立女子短大によると、生活デザイン学科の1年生が2月18日、学校主催の研修旅行で訪れたフィレンツェで、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」を友人5人と拝観した際、見晴らし台の大理石の壁に、油性ペンで学校名の略称や6人のニックネームを落書きしたという。大聖堂を後日訪れた日本人観光客が3月、落書きの写真を添付したメールを短大に送り問題が発覚した。学校の調査に、学生は「初めての海外だったので記念に書いた」などと釈明。ほかの5人も傍観していたとして、短大は6人と引率の教員2人に厳重注意した。(共同)

関連 :恥ずかしい…モラルの低下

・「死ね」「ブタ」…逮捕の母親、乳児の腹に赤ペンで落書き
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080311/crm0803111111011-n1.htm


奈良市で生後4カ月の二男が両親に虐待され、意識不明の重体になった事件で、殺人未遂容疑で逮捕された母親の松本琴美容疑者(21)が、二男の腹部に「死ね」「ブタ」と赤色のペンで書いていたことが11日、奈良署の調べで分かった。1週間以上前に書いたと供述しているという。調べでは、琴美容疑者は子育てにストレスを感じ、二男がぐずって母乳を飲まないことなどに腹を立てて書いたとされる。殺人未遂容疑で逮捕された夫で無職の一也容疑者(29)が、生後間もなく虐待するようになり、琴美容疑者は「夫の暴力を止められなかった」と供述。自身も「8回ぐらい平手でたたいた」と供述している。二男は両脚や肋骨(ろっこつ)を骨折して数週間から1カ月以上放置され、骨がゆがんだままだという。2008.3.11 11:12

・イスラム教徒墓碑に落書き 仏の戦没者墓地
・聖火リレー辞退の善光寺、国宝の本堂に落書き
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NZの氷河に落書きした独観光客に大ブーイング
ドイツ・ミュンヘンの男(28)がニュージーランド南島を旅行中に岩や氷河にスプレーで落書きしたとして警察に逮捕され、落書きを消すよう命じられた。警察当局者によると、男は1日半かけて落書きを削り落とす間、ほかの観光客の非難を浴びていたという。男が落書きしている写真を英国人観光客が撮っており、男は現場の村からバスに乗るところで捕まった。
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・【やばいぞ日本】忘れてしまったもの
■「自分たちがきれいにした」
ゴミのポイ捨てや落書きといえば、「今どきの若者」のモラルや規範意識の薄さを象徴する行為かもしれない。だが、教育の工夫次第で子供たちは驚くほどに変わる。今年7月下旬、東京都立広尾高校(渋谷区)1年の生徒約200人が、表参道、宮下公園などでゴミ拾いや落書き消しの作業を4時間体験した。生徒たちは汗だくになり、ゴミだらけにもなった。午後、学校に戻ってきた生徒たちを見て、1年生学年主任の高木春光教諭(46)はある変化に気付いた。「みんなの表情ががらりと変わり、目も輝いていた」翌日、高木教諭らは生徒に感想文を書かせた。圧倒的に多かったのは「もうゴミのポイ捨てはできない」という声だった。「ボランティアなんて損するだけだと思っていた。だが、作業を終えたときは満足できた」(男子)「大勢の人が通る町を自分たちがきれいにしている。そう思うとうれしかった」(女子)

これが都が全国に先がけて今年度から高校の必修科目に導入した「奉仕」授業の一つの成果である。実は、今春の新学期開始前から、各校の先生たちは頭を抱えていた。必修1単位(年間35時限)の約半分を奉仕体験学習にあてて、残りは事前学習と事後の反省にあてる仕組みなのだが、教科としての前例などないし専任教師もいない。どの学校でも何からどう手をつけてよいのか、暗中模索状態にあった。広尾高校の場合、200人に奉仕体験をさせるには、活動の種類も限られる。「清掃作業をさせてはどうか」との案が出たが、ありきたりに学校の周囲を清掃させるだけでは、生徒たちに義務感を強いるだけのむなしい結果になりかねなかった。
「地域のボランティア団体と共同作業をさせ、大人たちと触れ合う場にすべきだ」と助言したのは、都立高全体のカリキュラム開発を手伝ったボランティア専門家、村上徹也さん(50)=日本青年奉仕協会調査研究員=らだった。渋谷の繁華街などで清掃作業や暴走族などによる落書き消しを続けている地元NPO団体に協力を求めた。4、5月は学年集会の場を設けて、NPO代表らを招いて生徒たちに「なぜボランティアが必要なのか」を話してもらった。

初めは興味がなさそうだった生徒たちも、やがて「何が楽しくてゴミ拾いをやるのか」と、関心を持ち始めたという。一方で、教師側にも不安があった。生徒を授業時間帯に校外に出すことで「どこかへ消えてしまわないか」「地域の大人と意思疎通ができるだろうか」との悩みがつきまとったからだ。だが、生徒たちの感想文を読んで、教師たちは「ウチの生徒を見直した」と満足げだ。「ゴミを捨てるな、といわれるだけでは身につかないが、体で覚えた内発的な規範意識はずっと残る」と村上さん。奉仕の授業は、過密な受験勉強や競争社会の中でいつしか忘れられた「日本人の心」を取り戻す試みともいえる。「私も生徒たちに感動させてもらいました」というのが、村上さんの実感である。

≪「社会の一員」心に刻む≫
「チョーかわいい!」「一緒にボール投げしようねっ」
乳幼児らの笑顔を囲んで、高校生のにぎやかな声がはずむ。新宿区の都立市ケ谷商業高校。校舎の空き教室を利用して開いている区の子育て支援施設「ゆったりーの」では、2年生男女14人が交代で奉仕体験に取り組んでいた。この日の「ゆったりーの」に参加したのは、ゼロ歳から4歳までの乳幼児5人とお母さんたちだ。生徒たちは子供をあやしたり、すべり台で遊ばせる。合間に母親らとのおしゃべりを通じて育児や出産の難しさなども学ぶ。「小さな子と触れ合う授業なんて、ほかにないので、役に立ちます」と女子生徒(17)。「ゆったりーの」運営委員の西美智子さんも「生徒たちの熱心さは驚くほど。赤ちゃんをだっこしたこともない生徒も多いので毎回、やりがいがある」。

奉仕や助け合いの心が忘れられがちなのは、日本だけではない。
奉仕活動の先進国・米国でも約10年前、「ボウリング・アローン」という論文が話題を呼んだ。地域社会のきずなが失われ、昔は家族や仲間で楽しんだボウリングを1人さみしくプレーする姿が描かれていたからだ。

奉仕体験を教育に組み込む必要が米国で早くから叫ばれてきたのは、個人主義が根強い国民性とも無関係ではあるまい。前述の村上徹也さんによると、米国の「サービス・ラーニング(奉仕体験学習)」を全米で最初に高校必修科目としたのはメリーランド州だ。1992年からは計75時間の社会貢献活動を卒業要件にしている。今では全米の公立高の8割以上がこうした教育を採用しているという。一方、都が「奉仕」必修化を打ち出したのは2004年の「教育ビジョン」だ。子供たちの規範意識の低下が全国的に指摘され、社会の一員であることの意味をどうやって教えるかが極めて重要な課題だった。
結局、「サービス・ラーニング」をベースに、社会や地域のためになる貢献を実際に体験させることとし、都立高全校(夜間部も含めて約280校)で一斉に導入することが決まった。だが、実現までの道は簡単ではなかった。カリキュラム作成に専心してきた都教育庁の江本敏男・主任指導主事は「初めは『奉仕を強制するな』とか『戦前の教育に戻すのか』といった反対論も根強かった。保護者や学校を回って説明するのがたいへんだった」と苦労を語った。

市ケ谷商業高校は以前からボランティア活動がさかんだった。お年寄りのパソコン指導や、小学生に本を読んで聞かせるなどの実績を積んでいた。このため、奉仕体験でも▽お年寄りとの交流▽小学生へのパソコン講習▽学童クラブの手伝い-など多様なプログラムを用意できた。「活動の準備や受け入れ先探しは難しくはなかった」と山下哲校長は説明する。学校や教師の側にも意欲がなければうまくいかない。中には「地元の団体にプログラム作りを丸投げしようとした」「旅行会社のパック旅行に体験学習を組み込んでお茶を濁せば」などの話も聞こえてくる。生徒たちの規範意識を育て、社会のために役立つ心を養うのが「奉仕」だ。その成否は教師たちの心意気にもかかっている。(高畑昭男)