<08米大統領選挙> ゴア前副大統領、オバマ氏支持を表明(AFP)
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▼<08米大統領選挙> ゴア前副大統領、オバマ氏支持を表明(AFP)
【6月17日 AFP】米民主党のアル・ゴア(Al Gore)前副大統領は16日、大統領選での民主党候補指名が確定しているバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員を支持すると表明した。同日夜にミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)で行われる集会で、直接オバマ氏支援を表明するという。ゴア氏は、ウェブサイト上で発表した声明文のなかで、「オバマ氏が米大統領に就任するまで、出来る限りの事をする」との決意を表明。イラクからの米軍撤退、経済再生、地球温暖化などに対するオバマ氏の政策を評価し、「山積みとなったこれらの今後4年間の重要課題を解決し、米国に変化をもたらす最良の候補だ」とオバマ氏を称えた。
ビル・クリントン(Bill Clinton)政権下で副大統領を務めたゴア氏は、退任後の地球温暖化対策を訴えるキャンペーンが高く評価され、2007年にノーベル平和賞を受賞している。民主党の指名候補争いでは、オバマ氏とヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員が数か月にわたり激しい選挙戦を繰り広てきたが、この間ゴア氏は中立を保ってきた。ゴア氏自身も2000年の米大統領選挙に出馬しているが、接戦の末、僅差でジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領に敗れている。
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▼米国務省日本部長にラッセル氏(iza)
日米関係筋は16日、米国務省の対日外交の要となる日本部長にダニエル・ラッセル駐大阪・神戸米国総領事(54)を充てる人事が固まったことを明らかにした。7月初めに正式発表される見通し。ラッセル氏は1985年から87年まで東京の米国大使館でマンスフィールド大使の補佐官を務めるなど、豊富な日本勤務の経験を持つ知日派。また、89年から92年までニューヨークの国連本部米国代表部に勤務したほか、99年から2002年まで駐キプロス首席公使、02年から05年まで駐オランダ首席公使を務めた。
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▼【中国大崩壊】落盤・地滑り・大洪水…止まらない災害大国(米流時評)
中国の今冬の大寒波は「世紀の冬将軍」と呼ばれたが、その記憶も薄れない4月に起きた四川大地震。その被害は尋常ではない。住む家を失った難民の数500万という前代未聞の民族大移動。この状態に速やかに対処しなければ極めて深刻な社会不安が解決されないまま五輪後へ残され、下手をすれば内乱一歩手前の動乱の時代に中国が突入するだろう事は、市場のダイビング曲線を見ずとも明らかである。また中国だけでなく、米国のテロ戦争の焦点が、今月に入って急激にアフガニスタンとパキスタンとの国境地帯「タリバニスタン」と俗称されるパシュトゥン族の辺境へと、急転してきている。この件に関しては、米国主体のテロ戦争の立役者を、拉致のあかないパキスタンから忠実な僕国のアフガニスタンへと鞍替えしつつあること。それに伴って、米国の膨大な軍事援助予算が、当然のようにパキスタンからアフガニスタンへと移行しつつある事。また、パキスタンを発信地とする核兵器の密輸ネットワークに関する白書が公開され、「核兵器の悪の枢軸」が新たに浮上してきた事……とパキスタンが急転直下、悪役の汚名を着て攻撃の的になる状況が展開している最中である。テロ戦線の大転換は、先週のたった数日のうちに公になったことであり、この動きに付随して先週お伝えしたタリバンのアフガン監獄襲撃による大脱走やら、その前の米軍のパキスタン軍誤爆事件やら、アフガン・パキスタン双方随所でのモスク爆破やら、とにもかくにもこのままパキスタン戦線が展開しそうな戦雲の雲行きである。これら一連の関連事件の資料は膨大であり、しかもそれぞれが連携しながら爆発する星雲のように現在急激に進行中なので、この次の記事から特集してお届けする予定である。その前に、中国の災厄続きの崩壊現象を、三つばかりまとめてお届けします。
中国南部広域豪雨で大洪水、死者57名、120万人が避難
米国時間2008年6月15日午前10時58分 | AP通信・北京支局発 | 訳『米流時評』ysbee
15日日曜、中国南部全域に広がった洪水の被害で、少なくとも住民57名が死亡し7名が行方不明と中国の国営メディアが発表。四川省を含む中国西南部の9つの省にわたって、河川流域の住民120万人以上に避難命令が発令された。四川省は先月12日の大地震以来、確認されただけでも7万人近い犠牲者を出したが、震災の傷も癒えないうちに新たに水害に見舞われたと、国営メディアの新華社通信は報道している。
中国南部豪雨で半世紀に一度の大洪水
新華社報によると、今回の洪水の被害がもっともひどかったのは広東省で、20名が死亡、8名がいまだ行方不明のままである。珠江流域のデルタ地帯では50年に1度という最悪の洪水に見舞われ、広東省内を流れる西江流域の道路や家屋は水没したと、国営新聞『China Daily』が報道した。洪水危機管理・旱魃救済本部の広東省局長であるファン・ボーチン氏は「もし雨がこれ以上続くようであれば、大規模な洪水が起きる恐れがある」と述べた。
広東省西江流域の住民12万人が避難
新華社通信の報道によると、常州市近郊を流れる河川の堤防が40メートルにわたって決壊した。また、決壊部分から増水した川の水が流れ込んだため、龍華(Longhua)の町では12万人近い住民が高台へと避難した。「決壊部分が広がって堤防が全面的に決壊すれば、広東省と省境を接する広西省の五洲市は、増水した川の水が直接流れ込んで街全体が水没する危機にさらされる」という広西省のザン・ジンシェン河川管理局長の談話を、新華社通信では発表した。
中国南部の洪水被害総額15億ドル以上
『China Daily』紙の報道によると、広東州の広州市を含む4都市で14日土曜調査した結果、洪水前と比較して野菜の小売価格が70%も上昇したそうである。また、今回の洪水による損害総額は15億ドルに到達するものと予測され、45万戸以上が全壊、14万戸がなにがしかの被害を被ったと報告された。 [第1話・了]
山西省の煉瓦工場で地滑り事故、19名死亡2名が生き埋め
山西省発 | 現地時間で14日土曜、中国北部の地滑り事故で煉瓦工場が土砂に埋まり、労働者19人が生き埋めになって死亡したと現地警察の消息筋は伝えている。13日金曜朝、山西省のルリアン市(Luliang)郊外の村で起きた地滑り事故で煉瓦工場が埋まり、現場での救出作業でこれまでに19名の遺体が発見されたが、少なくともまだ2名が生き埋めになっているものという、山西省の匿名の担当者の談話を新華社通信が伝えた。
二次災害を危惧して救出作業中断
新華社通信の報道によると、地滑り事故は13日金曜午前10時20分に山西省シャンガン村(Shangan)の山間部で起きたが、土石流は近隣の煉瓦工場を飲み込んだ模様。現場での救出作業で工員1名が救出されたが、二次災害の土砂崩れを恐れて、徹夜の救出作業は中断された。
ショベルカー20台、300名が救出作業
工場が土砂に埋まった生き埋め事故現場では、20台のショベルカーと作業員300名以上が救出作業にあたっていると新華社通信は伝えている。ルリアン市の担当者リウ氏の談話では、救出作業員が地滑り事故の原因も捜査中と語っている。 [第2話・了]
山西省の炭坑で坑道爆発事故 27名死亡、7名が生き埋め
山西省発 |中国時間で14日土曜、中国の炭坑で爆発事故が起き27名が遺体で発見されたが、生き埋めになった残り7名の救出作業は継続中と、中国国営メディアから報道された。事故は金曜、山西省北部のシャオイー市郊外にある炭坑の、深い地下坑道で誤って爆発物が爆破を起こし、坑内で作業中だった炭坑夫が生き埋めになったものと新華社通信は伝えている。
生存者15名自力で脱出
同日午後1時過ぎに起きた爆発で、炭坑のメイン坑道を爆風が走り連鎖反応で次々に爆発、それに引き続いて生き埋めになった炭坑夫のうち15人が自力で脱出した。またほかの9名の炭坑夫は、金曜夕刻に救出されたが、土曜の明け方には27名が遺体となって搬出された。しかし、まだ7名が坑道で生き埋めになっており、地元シャオイー市の3つの鉱山の災害救出チーム100名以上が総出で救出にあたっている。
鉱山事故、昨年だけで3800名死亡
新華社通信では、鉱山を運営するアンシン工業は最近安全検査をパスしたばかりと報道したが、中国の鉱山の労働環境はきわめて危険なことで悪名が高い。中国では昨年だけで3800名の鉱山労働者が事故で死亡しており、1日に平均10名が事故死している勘定になる。この数字はとりもなおさず、中国の鉱山採掘業は、世界でもっとも危険な産業であると言えよう。 [第3話・了]