稲田朋美議員の鼎談本に野田聖子議員が反発(なめ猫♪) | 日本のお姉さん

稲田朋美議員の鼎談本に野田聖子議員が反発(なめ猫♪)

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▼稲田朋美議員の鼎談本に野田聖子議員が反発(なめ猫♪)
夕刊フジ、これは産経新聞系列のタブロイド新聞なのですが、本日発売号に野田聖子議員が稲田朋美議員に激怒しているという記事が掲載されています。じつはこの問題の火種になった稲田議員の本というのは、私のことも登場しているPHP研究所発行の『日本を弑(しい)する人々』で、それも紹介されている同じ第7章の「『人権』の名の下に日本国民の人権を奪うのは誰か」のなかでの対談のやり取りに野田議員が反発しているということのようです。野田聖子議員は、造反組で復党した一人ですが、もともと古賀誠選対委員長に近く夫婦別姓推進、人権擁護法案賛成のリベラル派。

対する稲田朋美議員は小泉チルドレンの人ながら、同書で小泉改革を批判し、人権擁護法案反対の急先鋒であります。そういえば夕刊フジは以前も、猪口邦子男女共同参画担当大臣と山谷えり子政務官とのバトルや野田議員と佐藤ゆかり議員との公認争いを面白おかしく取り上げていました。私はこの本で批判されていることは正当な主張だと思います。(★日本を弑(しい)する人々 (単行本) 稲田 朋美 (著), 八木 秀次 (著), 渡部 昇一 (著) ¥ 1,575 (税込)ーーー内容紹介ーーーーー
「戦後レジームからの脱却」を掲げ、保守層ならびに多くの日本国民の期待を担って登場した安倍内閣は、教育基本法の改正や教育三法の成立、防衛庁の省昇格、憲法改正の国民投票法の制定など、政策では歴代内閣と比べてもはるかに大きな功績を残した。では、なぜその政権が昨年7月の参院選挙で歴史的大敗を喫したのか。また、そうした「保守退潮」の機をうかがっていたかのように台頭しつつある勢力の「狙い」とは何か。「グローバル資本主義、構造改革が日本を救う」「慰安婦非難決議に対する日本の弁明は無用」「差別に泣いている人たちのために人権擁護法を」「皇室のご負担軽減のために宮中祭祀の簡素化・廃止を」「映画『靖国』の上映中止事件は、表現の自由に対する制限だ」……彼らの言説を信じていいのか?われらが祖国「日本」を殺し、息の根を止めようと狙う内外の確信犯、無自覚にも“善意”で日本を弑する結果を招こうとする人々を名指しで糺す。) 野田、新たな女の戦い勃発…小泉チルドレンが火ダネ 「許せない」先輩議員に怒りブチまける 。次期衆院選での岐阜1区の自民党公認争いで佐藤ゆかり氏に勝利した野田聖子元郵政相に、新たな「女の戦い」が勃発しそうな気配だ。佐藤氏と同じ小泉チルドレンの稲田朋美氏が、近著で野田氏の家族観を「情緒的」などと一刀両断。野田氏が親しい先輩議員らに「許せない」などと怒りをブチまけたというのだ。火ダネは、先月末に発売された「日本を弑(しい)する人々」(PHP研究所)。「国を危うくする偽善者を名指しで糺(ただ)す」という過激なサブタイトルが付けられ、稲田氏と渡部昇一・上智大名誉教授、八木秀次・高崎経済大学教授の3人による対談形式で進んでいる。 「私益と私情のために国を断罪する“権力者”」として読売新聞の渡辺恒雄グループ本社会長が名指しされ、民主党の前原誠司副代表や自民党の猪口邦子元少子化担当相にも厳しい意見が浴びせられている。

野田氏の名前は第7章の「『人権』の名の下に日本国民の人権を奪うのは誰か」のなかで登場。
これまでも稲田、野田両氏は「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」とする「300日規定」で、離婚前に別の男性の子を妊娠していた場合などについて意見が対立している。稲田氏は「夫婦間の貞操義務は法律上の義務だ。規定があるとしても、別の男性の子供にするために法律上の手続きを取ればいい」と主張。野田氏は「貞操義務は本来愛する相手に果たすもの」「子供に罪はなく、権利は一律に守られなければならない。いったんは前夫の戸籍に入れる方法があると言われても、法律によって、父ではない人を父にされているのは権利侵害」という立場だ。

これについて稲田氏は本の中で、「貞操義務は愛する相手に果たすなんていうのは、小説の世界の言葉で(笑)、とても政治の世界で語るものではない」と切り捨て、夕刊フジの取材にも「野田さんの考えでは、自由に不倫しても、法律上問われないことになる」と批判する。
また、これは渡部氏の発言だが、「稲田さんはご主人がいて子供さんも二人おられるのに対し、野田聖子氏は一昨年(平成18年)、鶴保庸介参院議員との事実婚を解消されてい一人身でおられる。親子や家族の問題は、それをもって初めて知ることも多い」とも書かれている。
当然、野田氏もこの本を読んだようで、同氏と親しい自民党ベテラン議員は「野田氏は『こんなことを書かれた。許せない』と怒り心頭だった」と打ち明ける。そもそも野田氏は古賀誠選対委員長と近く、党内でも激しく意見が対立している人権擁護法案の賛成派。稲田氏は反対派の急先鋒だけに、ここでも意見が異なるが、稲田氏は「さすがに渡部さんの発言部分は言い過ぎかな。私は全然こんなこと思っていない。野田先生は意見が違うこともあるけど尊敬していますよ」と話す。野田氏は最近、史上初の女性総理を目指すべく、自民党総裁選出馬への意欲を見せているが、果たして反撃に打ってでるのか。
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▼中曽根康弘、不破哲三、加藤紘一、太田昭宏、菅直人、小泉純一郎、辻元清美。「ヘンな取り合わせやなぁ」と、辻本せんせ(Birth of Blues)
>「ヘンな取り合わせやなぁ」全然w  ジェラルド・カーティスさんってよく存じませんが、ググる先生にお尋ねしたところ、親中派で北朝鮮拉致問題拘泥反対派で笹川せんせの食客みたいです。

●「永田町航海記リターンズ68」(『週刊金曜日』2008.6.13発売号) 辻元清美ブログ: つじともWEB

呉越同舟で迎える、熱くて奇妙な2008年夏。
中曽根康弘、不破哲三、加藤紘一、太田昭宏、菅直人、小泉純一郎、辻元清美。「ヘンな取り合わせやなぁ」と思われそう。これはアメリカ人政治学者ジェラルド・カーティス教授の著書『政治と秋刀魚』(日経BP社)の出版を記念した「日本政治を語る会」の発起人メンバー。名著『代議士の誕生』のあのカーティス教授だ。
六月九日、会場の日本プレスセンターには、発起人の外、増税派の与謝野馨前官房長官、与謝野氏と対立する上げ潮派・中川秀直元幹事長、民主党の仙谷由人議員・・・・・・。政治家だけでなく会場は財界やマスコミ関係者でテンコ盛り。
「日本にとって必要なのは説得の政治。国民に粘り強く説明し、納得を得ながら政治を進めることが肝要」とカーティス教授。「今の政治にはカーティス教授の批判こそが必要だ」と中曽根さん。「中曽根さんも最後はいいこと言うようになったのねぇ。不破さんと三人で後期高齢者医療制度反対のノロシを上げたいわね」と、「天敵」だった土井たか子さんが私の隣で呟く。
後半、福田首相も現れた。「お久しぶりですね」と私が声をかけると「懐かしいねぇ」と意味不明の反応。スピーチでは「ここには、国会の中で日頃イガミ合っている人もいますが、国会の外ではそんなことないんですよ」と笑いを取ろうとするが、会場はシーン。
そのイガミ合いという国会の「中」。参議院で福田首相の問責決議案が、史上初めて可決される。後押ししているのは後期高齢者医療制度やガソリン税再値上げに怒る国会の「外」の声だ。
その国会の「外」の大きな声が沖縄の県会議員選挙の結果として現れたよ、福田さん。沖縄では社民党が野党第一党だ。共産党も強い。新基地反対にも大きな力が発揮できそうだ。イガミ合いは国会の「中」だけではない。
さて、国会の「外」、若者はどうか? 六月七日、大学生などに呼ばれ、雨宮処凛さんと対談。雨宮さんはプレカリアートの現状を、私は野党による労働者派遣法改正の動きなどを話す。
会場から「日雇い派遣をやめたらホームレスが増えるのでは」という質問。財界からよく出る意見と同じ。いま大企業の収益は戦後最高。企業に都合のいい使い捨ての働き方しかさせてない。分け前をしっかり労働者にまわして、正常に戻せと言っているだけ。
私は「なぜそんなに他人ごとなのか?」とアツくなって反論。同じ若者が苦しんでいるのに、もっと怒れよ。
先日、東大の大学院でも学生と議論したが、この間感じるのは、エリートと言われる学生たちが、自分自身に何ができるのかと問いかけることなく、醒めているということ。一方ではワーキングプアの若者たちが、組合やNPOなどの連帯のツールを武器に、「生存権実現」の闘いを続けている。対照的だ。両者の連帯が生まれないものか。
中曽根・不破・土井のド迫力の「ツメの垢」を私も若者も飲んで、熱くて奇妙な闘いの夏2008に突入だ。
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プレカリアートの問題提起は大いに肯首しますが、労働者派遣法改正案→民主党「1000万人移民受け入れ構想」改~自民党「移民法」→民主党:人権侵害救済法案+自民党:人権擁護法案=話し合い解決法案→永住外国人地方参政権法案という電車道の先にあるのは、支那国の倭国省誕生ですかね。で、辻本せんせ。冒頭の「呉越同舟」ってのが、これからのキーワードなんでしょうか。実に感服しました。それとブログは最近ほぼ毎日更新されているみたいですが、東北の地震について微塵も触れないのは何故?誰が言い出したのか知りませんが、何を書いたより、何を「書かなかった」ってのは名言ですな。