イスラエルからのニュース(シオンへの架け橋) | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース(シオンへの架け橋)

2008年6月15日(日)
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*和平交渉のために昨日イスラエル入りした米国のライス

 国務長官が、イスラエルの入植地での住宅建設計画に

 懸念を表明。長官は今日、リブニ外相とエルサレムで会談

 の予定。(P,H,Y)

シリアの副外相が「和平交渉によらなくてもゴラン高原は

 奪還できる」と発言。武力攻撃の可能性を示唆した。また、

 ゴラン高原の住民に「子供をゴラン高原で育てるな」と警告。

 (P,H,Y)

*EUがイランに、核開発中止に対する新たな報奨を提案。

 しかし、イランは「ウラン濃縮を中止するいかなる交渉にも

 応じない」と宣言し、直ちにEUの提案を拒否した。(P,H,Y)

*「誘拐した国防軍兵士の解放と停戦は別」とハマス指導者

 のハニエが発言。しかし、バラク国防相は兵士の解放無く

 して停戦合意は無いと語った。エジプトの仲介による停戦

 交渉は最後の詰め。(P,Y)

*国会を解散すれば、リクードが政権を獲得する結果になると、

 ラモン副首相が懸念を表明。カディマへの批判を強め、オル

 マート首相の退陣を求めるバラク国防相を牽制した。(H)

*入植者と見られる覆面の男がパレスチナ住民に暴行する

 場面を、パレスチナ人女性がビデオ撮影。人権団体が公開

 した。(H,Y)

*ガザ北部で多くの死傷者を出した先週の大爆発は、国防軍

 の攻撃だったとの発表をハマスが撤回。誤爆事故だと

 認めた。(Y)

*ベエルシバのベングリオン大学寮で掲示板に鍵十字が彫ら

 れる騒ぎ。寮生間の紛争が原因と見られている。(Y)


2008年6月16日(月)
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*トルコで行なわれたシリアとイスラエルの間接交渉は

 「良い雰囲気」だと関係者。来月にも直接交渉へと進む

 可能性もある。(H,P,Y)

*2005年にバス内でアラブ系市民4人を射殺した国防軍

 兵士を、拘束後に暴行して殺害した罪で12人のアラブ系

 市民を起訴へ。殺人罪ではないが、アラブ系市民は反発を

 強めている。(H,P,Y)

*米国のフルブライト奨学金を受けた学生が、イスラエルの

 ガザ封鎖で渡米できないことに、ライス国務長官が抗議。

 7人の奨学生のうち4人は通過を認められたが、あと3人は

 許可が出ていない。(H)

*東エルサレムで数万戸の住宅建設が許可されたと、エル

 サレム市が発表。イスラエルはエルサレムのユダヤ人

 地区は「入植地」ではないとの見解だが、パレスチナ側は

 入植地と同一視している。(P,Y)

ヒズボラとの捕虜交換が近いとの報道。近日中に閣議で

 交換合意を承認するだろうと、関係者は語った。ただし、

 ヒズボラに誘拐された2人の兵士は、死亡した可能性が

 高いと見られている。(P)

*ガザ近くの基地での新規徴兵者訓練を中止へ。訓練施設

 ではなく、いきなり現場に配備して、そこで訓練する方法に

 変更するため。カッサム砲の脅威が原因ではないと軍は

 説明している。(Y)

*OECD加盟国の中で行なわれた労働調査で、イスラエル

 が長時間労働のランキング4位。1~3位は韓国、日本、

 メキシコ。(H)

2008年6月17日(火)
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ガザからアシケロンにロケット砲

 攻撃があり、1人が負傷。

 イランから提供されたと見られる

 高性能のミサイルが使われた。

 (H,Y)

*ハマスのハニエが、ガザ停戦合意は間近だと説明。

 バラク国防相も、近日中に国防軍兵士とテロリストの交換が

 あると示唆した。(P,Y)

国連のラーセン特使が、イスラエルとシリアの和平交渉を

 非難する書簡をイスラエル外務省に送付。シリアが何の

 代償も払わず、一方的に利益だけを受けるのは良くないと

 非難した。(H,P)

*昨年夏に突然倒産した大手建設会社ヘフツィバ社の社長が、

 司法取引に応じ、検察が7年の刑を求刑へ。工事費を払った

 まま家が完成しない人が多数出て、大きな社会問題に

 なっていた。(H,P,Y)

*イランが大統領の指示でヨーロッパの銀行から750億ドル

 の資金を引き出し。経済制裁による資金凍結を予測した

 動きか。(H,P)

*パレスチナとエジプトの抗議にもかかわらず、EUがイスラ

 エルとの関係改善を発表。イスラエル政府は歓迎を表明した。

 (P)

*国連人権委員会からイスラエルによる占領の実態調査を委託

 されたユダヤ人のファルク氏が、パレスチナによる戦争犯罪も

 調査する方針を表明。一方的だとの批判をかわすのが狙いか。

 (H,P,Y)

*26日にエルサレムで行なわれる同性愛者のパレードに

 対して、超正統派は大規模な反対運動を避ける方針。

 騒ぐとかえって同性愛者の宣伝になるため。同性愛者も

 パレードの規模を抑える構え。(H,Y)

*「高齢で裁判に耐えない」との理由で、オーストリア政府が

 引渡しを拒否した95歳の元ナチス幹部が、サッカーを観戦

 か。シモン・ウィーゼンタール・センターはオーストリア政府

 を非難した。(P,H,Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 

http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp