最強ワーキングマザー対談 | 日本のお姉さん

最強ワーキングマザー対談

最強ワーキングマザー対談:西原理恵子×勝間和代(1)「女の人は働いたほうがいい」

 「毎日かあさん」作者の漫画家、西原理恵子さんと、いまビジネス書の分野で「勝間ブーム」を起こしている経済評論家の勝間和代さん。「毎日かあさんち」のリニューアルを記念して、このほど行われた特別対談のほぼ全部を7日間、13回に分けて掲載します。ワーキングマザーの本音を縦横無尽にぶつけあった、笑いあり、怒りありの一部始終、じっくりとお付き合いください。【司会・志摩和生(毎日新聞出版局)、まとめ・嶋野雅明】

 --(司会)本日はお忙しいところをありがとうございます。まあお二人は、もしかしたら、いま日本で最強のワーキングマザーのお二人という気がしないでもない。

 

勝間 最強って(笑い)。

 

西原 旦那がいないから働くしかない(笑い)、情けない現状で。旦那がいてもワーキング、ってんだったらかっこいいけどねえ。

 

--お二人とも離婚なさってますからね。

 西原 でもまあ、離婚できる自由ってのも素晴らしい。

 勝間 そうですね。離婚率高いです、働くお母さんは。

 西原 地方の温泉地で、離婚がすごく多かったという話を聞いたことがある。仲居さんができるから。

 勝間 ああ、仕事があるから。

 西原 仲居さんって70、80になってもできるでしょ。だから、クラスの4割が離婚だって。

 勝間 潜在離婚率がそれくらいあるってことなんでしょうね。

 西原 そうですね。保育園でお母さんたちと仲良くなって話すじゃないですか。そうすると、夫婦として破綻している人ってすごく多いんですよ。

 勝間 破綻してない人が少ない気がするくらい......。

 西原 本当に人間って一緒にいるのが難しいんだな、というのを感じます。

 --今のところ、世間的には、西原さんと勝間さんはイメージが重ならないかもしれませんが。

 西原 そうですねえ。

 --そもそもから言うと、『4000人に聞きました ハッピー・ワーキングマザーBOOK』という本がありまして。勝間さんがやってる「ムギ畑」というワーキングマザー支援サイトの内容をまとめた本。勝間さんが今みたいに有名になられる前、2年前に出た本ですが。

 その表紙に、西原さんの「毎日かあさん」の作品(『毎日かあさん2 お入学編』収録の「祝福」)を使われた。働く女性が保育園に子供を送り迎えする情景を描いた作品でした。この作品を選んだ理由は何ですか?

  勝間 この話がすごく私たちが言いたいことだったんですよ。「こんな苦労が男にできるかバカヤロウ」というのが。編集者さんもムギ畑のライターさんもこれを絶対使いたいとリクエストを出して。探していただいたんですね、これ原画を、たしか。

  西原 すみません、自分のもの一切管理できてないもんで......。

 勝間 原画を探して、たしか1カ月くらい遅れたんですよ、出版が(笑い)。それでも絶対、これで出したかった。

 西原 うれしいですねえ。本当はこれ、20ページくらいで書きたかった話なんですけどね。子供の熱が出て、まだちょっと調子悪いんだけど、保育園に預けなきゃいけない。子供もむずがって泣いている。お母さんは「何のために私、働いてるんだろう」、って思う。保育園代でお給料が消えちゃったりするお母さんもいるんですよ。

 勝間 ええ、ええ。

 西原 でもやっぱり、女の人は絶対働いたほうがいいと私は思ってて。保育園のお母さんたちって、もう同志なんですよ。野郎の体育会系の同志みたいになって。だから「あの人はああだこうだ」って言ってるヒマはないの。

 勝間 協力し合わないといけない。

 西原 小学校で、専業主婦の方なんかと一緒になると、嫁しゅうとめ問題や人間関係で頭がいっぱいで大変なことになってる人がいるんです。人間って、そんなこと考えるヒマがないくらい、忙しくしてたほうがいいと思うんですよ。途上国に行くと、ほんと悲惨な現場に行っても、みんなけっこう笑ってるんです。悲しんでいるヒマがない。憎んでたり悲しんでたりするというのはヒマだってことだから。

 勝間 子供をしかってるヒマもないというか。

 西原 顔合わせる時間は限られてんだから、お互い調子よく行こうぜ、みたいな(笑い)。

その2「スカートは、はかない」につづく

■かつま・かずよ

 1968年、東京都生まれ。経済評論家。慶応大学卒。在学中に公認会計士試験に合格。監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。97年から、ワーキングマザー支援サイト「ムギ畑」を主宰。その活動を評価され、2005年に米ウォールストリートジャーナル紙の「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれ、06年にはエイボン女性大賞を受賞。07年に経済評論家として独立、次々とベストセラーを生み出し、出版界に「勝間ブーム」を起こしている。18歳、14歳、9歳の娘の母。著書に『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『お金は銀行に預けるな――金融リテラシーの基本と実践』(光文社新書)、『効率が10倍アップする新・知的生産術――自分をグーグル化する方法』(ダイヤモンド社)、『勝間式「利益の方程式」――商売は粉もの屋に学べ!』(東洋経済新報社)、ほか。
勝間和代公式ブログ「私的なことがらを記録しよう!!」

■さいばら・りえこ1964年、高知市生まれ。漫画家。武蔵野美大卒。在学中に「ちくろ幼稚園」でメジャー誌にデビュー。「恨ミシュラン」などで一躍人気を博す。1997年、「ぼくんち」で文芸春秋漫画賞、2005年、「毎日かあさん カニ母編」でメディア芸術祭漫画部門優秀賞、06年、「上京ものがたり」「毎日かあさん」で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。10歳の息子と7歳の娘の母。
http://mainichi.jp/life/kaasanchi/news/2008/06/47.html

日本のお姉さんの意見。↓

専業主婦は、世界が狭くなっていて、心の中に占める

しゅうとめや近所の人の割合がものすごく大きくなっていると

思うのです。会社と家の往復だけをしている人も、

自分の世界が狭くなっていて、会社で怒られたことや、嫌な

人の言った嫌な言葉が、すごく心の中で大きくなっているの

です。そういう人は、自分の生活するスペースを広げた方が

いいのです。どこかの山に行ってボランティア団体のみんなと

木を植えたり、どこかの海岸に行って、ボランティアのみんなと

ゴミを拾ったり、世界のことや日本のことを考えて、いろんな

ことをやってみる。そうしたら、いろんな友達ができて生活の

スペースも広くなって、嫌な人や嫌な言葉が心の中に占める

割合が小さくなっていくのだと思う。

最近、会社の女子が、いろいろ会社の中の人間関係について

相談に来るのだけど、「あなたにとって、あなたの嫌いな

あの人は重要人物なんですね~。わたしにとっては、どうでも

いい人なのに。

でも、わたしも若い時は、そうだったな。あなたの嫌いな

あの人は、あなたにとって、どうでもいい人なんだって

自分で思わないと。タダの金儲け仲間の一人じゃん。

いつまでも心の中で重要人物のままだと、しんどいよ。

そんなに悩むような重要人物ではないじゃん。どこにでもいるよ。

性格が合わない人って。猫でも、何年たっても、合わない猫って

いるよ。相性が悪い猫同士は、同じ部屋にいても、見ない

フリしているよ。突っかかっていくから、イザコザが起きるんだ

から、お互い無視しないとね~。」などと言って慰めています。

嫌な人のことばかり考えて過ごすのは、時間の無駄です。

できるだけ、嫌な人とは、離れているべきです。昼休みに

一緒に弁当を食べてはいけない。無理に好きになろうとしなく

てもいい。猫たちのように、知らん振りしていたらいい。

昼休みは、語学の勉強をしたり歴史の本を読んで勉強する

ことに時間を使う方がいい。

他人を教育して自分好みの人間に変えることなんて

なかなかできないし、そんなに情熱をかけて他人をいい人に

変える努力をしなくてもいいと思います。ヒマなら自分のために

時間を使おう。忙しかったら、嫌な人のことなど、かまっていら

れなくなります。忙し過ぎて、好きな人のことも、かまってあげ

られないようになるのは、考えものですが、、、。

好きな人やペットは、適当にかまってあげてください。

~~~~~~~~~~~

余談:

わたしは、月に二日は猫の日を作って、猫とまったり家で

過ごすようにしています。でないと、急に死なれたら後悔が

残る。A猫ちゃんは、16歳なのです。最近、衰えがひどくて

心配です。おまけに、最近、血液を調べたらA猫ちゃんは

喘息だったのです。猫のパンナちゃんは、糖尿病だったの

ですが、先月急に死んでしまった。

一番好きだったN猫ちゃんは、4年前に死んでしまったし、

B猫君も腎臓と肝臓が悪くなって、2年前に死んでしまった。

猫も死ぬのが3匹目になると、だんだん慣れてきました。

猫は、人間よりも年をとるのが早くて、先に死んでしまうんだ

なって、分かってきた。猫たちの寿命は短いんだから、

できるだけ幸せに過ごせるようにしてあげたいです。