イランと米国の対立は「まやかし」(オルタナティブ通信) | 日本のお姉さん

イランと米国の対立は「まやかし」(オルタナティブ通信)

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▼イランと米国の対立は「まやかし」(オルタナティブ通信)
オーストラリア最大手の資源会社ウッドサイド社は、中国の石油会社ペトロチャイナと、中国の江蘇省、河北省の唐山、遼寧省の大連に、巨大・液化石油ガスの供給基地を建設する事で合意した。 一見、米国に遅れオーストラリアが中国ビジネスに参戦した、とも見えるが、この3ヵ所の巨大ガス供給基地には、イランのガスが提供・備蓄される事になる。

このガス供給基地の建設には、中央アジアのタジキスタンのビジネスマン達が、米軍の軍人等と共に、イラン・ガス提供の仲介に関与している。 中央アジアのウズベキスタン、カザフスタン等の国々がトルキスタン系の人種である事に対し、タジキスタンだけがイラン系の人種であり、やや周辺国から「村八分」傾向にある点を正確に見取った中国政府が、中国への反旗を翻す潜在力のある中央アジア諸国の中で孤立気味のタジキスタンを味方に付ける形で、イランへの仲介のパイプ役に選んだ。 タジキスタンは、この地域全体に駐留する米軍の訓練施設を引き受けている国であり、中国が単独でタジキスタンと交渉する事は米軍の足場を中国が「掘り崩す」事になる。あくまでビジネス・ベースで米軍を「噛ませる」事で、今回の契約成立に至った形になる。 イランと米軍の対立、アジアにおける米国と中国の対立、といった「形式的な図式」が、「真相を見えなくさせるための煙幕」である事が、証明された。
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★芝居。タジキスタン接着剤でバレタ。イランと米国の対立は「まやかし」という事です。タジキスタン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3
首都はドゥシャンベ。・・・タジク(ペルシア語ではタージーク)の語源は明らかではないが、中国の唐がイスラム帝国を指した「大食」(タージー)と同じで、元はペルシア語で「アラブ人」を意味した語であると言われ、イラン系の言語を話しのちにアラブ人からイスラム教を受け入れたペルシア・イラン系の人々のことを指すようになったとの説もある。中央アジアの地図
http://yoshiokan.5.pro.tok2.com/chua/map.html
で 場所確認しておきましょう 。
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▼成金趣味の新ロシア人(連山・松緒錦江)
それにしても、ソ連崩壊後に現れてきた新ロシア人(新しい世代のロシア人、主に裕福階層を指す)の成金趣味というのは、どうにも目に余るものがある。最初のうちは、モスクワで特に目立っていたのはマフィア関係者だとか政治家のドイツ・イタリアなどの高級車だとか派手で悪趣味で機能的でない服装などの趣味であった。あの頃はまだ可愛げもあった。もちろん、やっていることは相当悪かったのか、一見して分かるほど人相の悪いヤクザがうろうろしているくらいで、モスクワ市民には直接害がないといって、それほど気にしてもいなかった。ちょうどプーチン政権になるまではそれくらいのどかなもので、マフィア同士の抗争事件は一般人には無関係という感覚だった。

しかし、今年ガスプロム15周年に呼ばれた歌手を知れば、笑ってしまいたくなる。なんと今更、ティナターナーとディープパープルをアメリカから呼ぶらしい。多分、ロシア人にしてみれば、金がうなるほどある現在の地位と立場を利用して、これまで散々自分たちを馬鹿にしてきたアメリカ人の歌手を一晩だけの祝宴で歌わせるのは、さぞかし快感だろう。一方、日本人から見れば、これらアメリカ人の歌手が一時よりは本国で人気落ちした二流なのに、それを喜んで招待するロシア人の趣味に驚かせられるのではないか?!ロシア人でも趣味のいい人はたくさんいるのだが、残念ながら現在の新ロシア人たちで、そういう人は皆無に思える。プーチン大統領だって、自分を魅力的に売り込む戦略には相当金と人材を注ぎ込んでいるだろうが、たかだか元スチュワーデスの奥さんに、「女王様」のようなドレスを着せて、サンクトペテルブルクの記念行事に出してみたりするあたりでもうアウトだ。

そして、その腰ぎんちゃくのような成金実業家ロシア人や多くのサンクトペテルブルク商店主などは、ソ連時代に掲げていたレーニンの肖像画の代わりに、安っぽい油絵の複製をさらに悪い印刷で伸ばしたようなプーチンの肖像か、酷い場合は昔あった「卓上レーニン像」ならぬ「卓上プーチン像」を飾っているそうな。これは地方高級官僚の間で流行だったとか。それでも、まだ任期の切れないプーチンとしては、自分の後釜に据える予定の男のポスターすら、自分の書斎に張るのを断っているとか。

極めつけに悪趣味成金の代表といえば、アブラモービッチとベレゾフスキーだろう。前者は、イギリスのサッカーチーム買収だとか華々しい「お買い物歴」で有名だが、自分のスタジアムで自伝的ストーリーのミュージカルを作るよう、エルトンジョンに依頼したとか。シベリアの果てのトナカイくらいしかいない地方都市の知事の地位を強引に手に入れ、どんなに国家的資源を私物化して稼いだところでちゃんと税金を払っているかどうかも怪しいのに、自社株を政府に法外な価格で売りつけたり、やりたい放題。

ところで同じユダヤ系実業家でも、後者のベレゾフスキーは国政に色気を出したばかりにプーチンから逃れてイギリスに亡命中。しかし金さえあれば、亡命先のイギリスでも手厚く警護してもらって、それほど危なくもないのだろうか?ロシアにいる間には、厚かましくも自分がいかにして「国営自動車工場を乗っ取って金持ちになったか?」という自伝的ストーリーを映画化していた・・・上記ほどのスケールではないにせよ、日本に来る成金ロシア人もヘリコプターや寿司屋を借り切って、札びらを切ることが「甲斐性」だと思っている馬鹿どもばかりで、益々ロシア人の愚かなる転落ぶりを世に示しているのだ。

なぜ私がここまで新ロシア人をこき下ろすかというと、帝政ロシアの時代などは、たしかに天地の差ほどの階級制度があったかもしれないが、金持ちというのはもっと慈善事業に積極的にお金を出し、病院を作ったり、劇場を建てたり、ロシア国民の文化・芸術的な面で貢献している点が多くあり、貴族階級に限らず、これほど精神的に利己主義的な成金趣味は少なかったように思えるからだ。もちろん、どんな時代でも色んな人がいるわけで、ロシア人の低い身分や階級の人たちが非常に教養がなく、どうやっても高いレベルに引き上げるのは不可能なくらいに、上流と下層の階級差が悲劇的だったのは事実だ。しかし、まだしも上の階層だとか、それなりに財を成した商人たちには品格というものがあった。それは古い写真を見ても明らかだし、残っている文献、あるいは過去の人々の残した歴史的建造物や芸術を見ても、その理想の高さを感じることができる。

それと比べると、今のロシアにも富は戻ってきただろうに、あの時代(帝政時代)の文化的に高貴な空気は一切ない。お金を持つ人たちは、持てば持つほど「どけち」になるばかりで、中にホドルコフスキーのように新ロシア人実業家でも慈善事業をしたり、国政に関心を持ったりしてしまうと、シベリア送りの憂き目に遭うくらいのことだから、皆何もしないで、自分たちだけで馬鹿騒ぎしていたいのかもしれない。色々なロシア革命前後の芸術家の人生を見ていると、危ないと知りながらソ連に残った芸術家たちは、かなりの確率で自殺か死刑かシベリア送りになっており、きわどく逃げ切ったり、事情があって帰らなかった人がなんとか助かっている。レーニンはスターリンほどに酷い独裁者でなかったような印象を持つ方もいらっしゃるだろうが、彼がロシアに戻ってまずやったことは、「国内の知識階級の一番上から100人を無条件で国外追放」だったということである。

その後、革命という名の粛清や略奪によって、貴族階級どころか、商人や富農などに至るまで、まともな生活をしている中産階級はほとんど国外に逃亡したのである。だから、残念ながらソ連時代に残っていたロシア人というのが、ほとんどその他大勢の人々だったともいえる。そして、現在ロシアが一応民主化されても、革命時代に亡命したロシア人が故郷に帰ったという話をなぜか聞くことがほとんどない。多分、彼らは今のロシアの成金趣味が我慢ならないだろうし、明らかに今でもロシアが「危険な国」に変わりないと感じているからではないか。やはり、「成金趣味」に走るということは、つまり自分の精神的あるいは階級的な「卑しさ」を隠したいという潜在的意識が働いているということであって、現代の新ロシア人の罹る重度の精神疾患のひとつといえるだろう。
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▼地震でビクともしなかった家を壊してその跡地に仮設住宅を建てる(不条理日記)
これ、asahi.com内を検索しても出てこないニュース。6月12日朝日朝刊「急速復興 ひずみ生む」より。中国政府は四川大地震の被災者用の仮設住宅建設を急ピッチで進めているが、トンデモない二次災害?も生じているようである。

四川省北川チャン族自治県ライコ地区では約2万人が避難生活を続けているが、ある農家が2年前に建てた家は地震でヒビも入らなかった。「おから工事」ではなくまともな建築だったんだろう。ところが5月下旬のある日、突然役人が訪れて「この家を解体するから家財道具を出してくれ」
と告げた。馬鹿げたことに、地震でビクともしなかった家を壊して、その跡地に仮設住宅を建てるのだという。翌日にはブルドーザーがやってきて家を解体しはじめた。なんて馬鹿なことする国なんでしょうか?60代の家主は「一生かけて貯めたお金で建てた家を、何の説明もなく取り壊すなんて」と泣き崩れた。現在この6人家族は仮設住宅の近くの空き地でテント暮らしをしているという。

別の農家は、共産党幹部に「避難テントを建てるから土地を提供して欲しい」と言われ、2000㎡の畑の収穫間近の小麦や薬草がブルドーザーでなぎ倒された。「私だって家をなくした被災者。やりすぎだ」と抗議すると、当局は「いずれ返す。一定の犠牲は必要だ」と弁解したそうだが、
「いずれ」がいつのことになるやら?つーかこの国では「一定の犠牲」のスケールがでか過ぎるな。俺のドラえもん募金もこういうことに使われるんだろうか?なにやら利権が絡んでいるのかもしれない。

一方で共産党中央宣伝部は新華社通信など主要メディアに対し、「地震の報道を少しずつ減らしていくように」という通達を出した。ある記者は、「7月に入ると、震災で報道を自粛していた五輪の特集記事を一挙に掲載してムードを盛り上げていくことになる」と漏らしたという。中国政府は国民に、そろそろ地震のことなんか忘れてオリンピックに目を向けて欲しいのだろう。しかし全世界はこの恐ろしい人災と、被災者への扱いと、チベット族など諸民族への圧迫と、中国国内の人権弾圧を決して忘れやしないよ。
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