簡易炉で「常温核融合」か~核融合反応を示すガンマ線を検出 北大院・水野氏が確認 国際学会で発表へ
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▼簡易炉で「常温核融合」か~核融合反応を示すガンマ線を検出 北大院・水野氏が確認 国際学会で発表へ(北海道新聞)
北大大学院工学研究科の水野忠彦氏(エネルギー環境システム)は十一日、水素と炭素を簡易な反応容器(炉)で加熱する実験で、通常の化学反応では起こりえない異常な発熱(過剰熱)の確認と、核融合反応を示すガンマ線を検出したことを明らかにした。水野氏は「常温核融合」が確認できたとして、八月に米ワシントンで開かれる国際常温核融合学会で報告する。
実験はステンレス合金製の炉(内容積八十八cc)の内部に、炭素を含む多環芳香族炭化水素の一種フェナントレンを〇・一グラム投入した上で、高圧水素ガスで満たし密閉して行った。 ガス中の水素原子などを規則正しく配列させて反応を促進する働きを持つ白金とイオウを触媒に用いた。
水素を七十気圧まで加圧し、加熱器の設定温度を六六○度とした場合、設定温度に達して加熱を止めた後も炉内の温度は約一時間上昇を続け、最大で六九○度に達した。この過程で過剰熱の出力は六十ワット、発熱量は二百四十キロジュールで、化学反応で得られるエネルギーの少なくとも百倍以上だった。 水野氏は同様の実験を三十回実施し、すべてで過剰熱を確認。また実験後の炉内で《1》地球上の炭素の約1%を占めるにすぎない炭素同位体「炭素13」が大量に発生《2》実験当初は存在していなかった窒素が発生-し、いずれも化学反応で説明できない現象から、水野氏は「炉内で水素と炭素の常温核融合反応が起きているとしか考えられない」と話す。
岩手大工学部の山田弘教授(電気エネルギー工学)は「通常の化学反応では起こりえない過剰熱が発生している可能性が極めて高い。注目に値する研究だ」。 ある大手メーカーの有力研究員も「過去に報告されている常温核融合とは全く異なる実験結果で、興味深い」と話している。
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▼新手のフリーエネルギー詐欺か(週刊オブイエクト)
某巨大掲示板群の某スレッドを見ていたら、「これ戦車用のAPU(補助動力)にもってこい?」という書き込みを見ました。それは水から電流を取り出すことを可能にした新しい発電システム 「ウォーターエネルギーシステム」 とやらです。
●エネルギーシステム"WES"(ウエス)とは - 株式会社ジェネパックス
・・・発電メカニズムの最初の反応の行程ってただの水の電気分解で、この反応を起こす為に電力を消耗しちゃうのでは? これって電力を生み出す為にそれ以上の電力を消耗しちゃうのでは? 何の意味も無くね?・・・一見しただけで胡散臭いとしか思えなかったので、「こりゃきっとあの人が速攻でツッコミを入れているに違いない」と思っていたら、やっぱり仕事が速かったです。
●何のエネルギーも使わずに水を燃料化?高校の物理化学から出直して来い。 | 幻影随想
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「水をエネルギーに変える」というネタは昔から世界各地で何度も繰り返し持ち出されては消えている、疑似科学をネタにした出資詐欺の一つの定番である。
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黒影さんが紹介しているWES発明者のプロフィールを見ただけで胡散臭さが爆発、普通こんなのに騙される人居ないよなぁ、と思いましたが、既に政治家が2名(民主党)もバックにいる上に、大阪府もこのプロジェクトに公金を支出しているそうです。
●大阪府経営革新支援法経営革新計画承認企業(平成16年11月)
大丈夫か大阪・・・4年前か・・・
このジェネパックス社のWESというシステム、本当に実現したら戦車のAPUよりも潜水艦のAIP(非大気依存推進)として有望そうです。もし水と酸素がループして使い回せるなら永久機関だし、ええっと原子力要らず? 水と酸素は段々消耗していくんだ、という説明だとしても、酸素タンクを積んでいくのはスターリング機関でも同じ事だから、使い勝手は良いでしょうね。水なんて潜水艦の外に幾らでもあるし。・・・実現するわけないですけどね。
結局、この商売の正体はこんなものだったみたいです。
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GIGAZINEのレポに質疑応答が。
1~2年程前の製品でアクアフェアリー(略)水を供給すれば発電するというものだったのです。原理的には極めてよく似ておりまして、それは水にアルミ粉末を主体としたティーバッグのようなものを入れて水素を取り出すわけですね。30時間ぐらい経つとティーバッグのこしが抜けてしまうのでまた取り替えてくださいというしろものだったんですよ。基本的な考え方は同じようなものです。はい、アルミ粉末酸化反応による水分解型水素発生器確定。触媒ではなく、ただの化学反応ですね。反応物質が変質(アルミ→酸化アルミ)している以上、「触媒」ではありえません。アルミを鉱石から精錬する段階で、電力を投入しているわけですが、それをエネルギー源として利用するに過ぎません。端的に言うと、「アルミ粉末が燃料」ってことです。「水」に注意を向けさせて、「触媒」などの付属物の存在を軽く見させるのが、この手の商売のテクニックですねー。手品と同じ手法ってわけ。
Posted by 名無しT72神信者 at 2008年06月13日 11:51:53
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アルミニウムを酸化させて電気を得る・・・で、そのアルミニウムは元々、酸化アルミニウム(ボーキサイト鉱石)を電気精錬して作っているわけで・・・トータルで見て電気を余計に消耗するシステムですね。全然エコロジーじゃない。
posted by JSF at 05:31 | Comment(68) | TrackBack(0) | 雑談
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★テレビ東京のワールドビジネスサテライトでもこのニュース流れたんですか・・・WBSといえば、竹中先生やミラーマンが出演されていた頃がなつかしいですね.。゚+.(・∀・)゚+.゚実現したら常温核融合どころの騒ぎじゃなくなるでしょ。こちらは公開実験で実証されましたが。水からフリーエネルギーで石油価格は大暴落。エネルギー問題は解決。ほんとなら エネルギー うれしい2話ですが・・・?
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▼竹島の次は尖閣諸島も盗られそうな勢いだなあ~台湾首相「最後の手段として開戦も排除しない」(フテキセツ)
Yahoo!ニュース【<尖閣諸島事故>「開戦も排除しない」 議会答弁で台湾首相】
【台北・庄司哲也】沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島(台湾名・釣魚台)付近の日本領海で10日、台湾の遊漁船が日本の巡視船と接触し沈没した事故をめぐり、台湾の劉兆玄・行政院長(首相)は13日、日台間の領有権争いに関する議会答弁で「最後の手段として開戦も排除しない」と発言した。
立法院(国会)は12日、尖閣諸島周辺への軍艦派遣の要請書を国防部(国防省)に提出した。台湾で対日抗議の声が高まっており、馬英九総統も尖閣諸島の領有権問題で強い姿勢を示さざるを得ない。台湾では05年6月にも日本の漁業取り締まりの強化に抗議し、フリゲート艦を「視察」名目で派遣している。
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ようちゃん。↓
★日本の周辺は全て反日国家になりました。
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▼タンカー重油流出事故以後、泰安(テアン)郡で人口急増 補償金狙いの偽装転入が幅をきかせる(厳選韓国情報)
去年、タンカーの油流出事故で最悪の環境被害を被った忠南泰安(テアン)郡の海岸地域で人口が増える怪現象が起きている。特に油類被害補償を控えて、直撃弾が当たった所遠面と加露林湾潮力発電所建設予定地でテアン総合エネルギー団地造成事業などが進行中の梨園面・遠北面地域に人口流入が目立って増えており、被害補償を狙った偽装転入の可能性が申し立てられている。9日、テアン郡などによればこれら海岸地域には去年12月に発生した油流出事故以後、人口が急激に増え始めて先月末まで最近6ヶ月の間に合計931世帯957人が増加したことが明らかになった。(中略=地域別増加人数)
これと反対に郡の所在地である泰安邑は去年11月末までずっと増えていた人口が、油流出事故以来、減少傾向に反転した。去年11月末2万6757人だった人口が、12月末には2万6676人で一月の間に81人が減るなど、5月末まで合計159人が減ったことが分かった。このような現象は、政府の緊急生計費援助課テアン支援特別法制定による各種補償対象者に選定されようとすれば、被害現場に居住すると有利だからと解釈されている。実際この地域の素手漁業の兔許申請者は去年12月7日の油流出事故以前には合計8204件だったが、事故後新たに5381件が増えて合計1万3585件に集計された。テアン郡関係者は「こんなに一時的に特定地域に転入者が増えるとか、素手漁業兔許申請者が急増したのは異例のこと。最近、一部の住民たちが補償を期待して偽装転入した可能性が大きい。」と述べた。
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ようちゃん。↓
★重油流出現場はここニカ?ウリ被害者ニダ。ウリモ被害者。・・・・補償金よこせニダ。デモするニダ!
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▼エタノールガソリンは“穀物系”から“非穀物系”へ~バイオ燃料の普及に情熱を燃やす中国の実態(世界鑑測 北村豊の「中国・日経・キタムラリポート」)
・エタノールガソリンしか使ってはいけません
2008年4月15日、中国南部の広西チワン族自治区(以下“広西自治区”)の省都・南寧市で、広西自治区内における自動車用エタノールガソリンの限定販売による実証試験を開始する式典が行われた。4月11日までにエタノールガソリンの供給元である中国石油化工の広西分公司及び中国石油の広西販売分公司は、既に広西自治区内に合計16カ所の“自動車用エタノールガソリン調合センター”を完成していたし、自治区内にある1000カ所のガソリンスタンドはエタノールガソリンの販売を開始していた。2007年8月に自動車用エタノールガソリンの普及試験地区として認定された広西自治区は、約7カ月間の準備期間を経て実施にこぎ着けたものであった。軍事用などの特殊ケースを除き、4月15日以降、広西自治区内では自動車用ガソリンはエタノールガソリンのみの販売となり、通常のガソリンは販売禁止となったのである。 エタノールガソリンとは、植物から抽出した燃料用エタノール(=エチルアルコール)とガソリンを混合した自動車用燃料であり、中国では前者10%(純度99.9%以上)に対して後者を90%の比率で調合した“E10エタノールガソリン”を指す。中国では2004年からエタノールガソリンを普及するためのテストが順次開始され、既に黒龍江省、吉林省、遼寧省、安徽省、河南省の5省が全省規模で、河北省、山東省、江蘇省、湖北省の4省が地域限定で、E10エタノールガソリンの使用が実施されている。従い、広西自治区は中国国内で10番目のエタノールガソリンのテスト地域となったのだが、特筆すべきは広西自治区が中国で最初の穀物以外の植物から抽出したエタノールをガソリンに混合した“非穀物”エタノールガソリンのテスト地域となったことである。 中国政府は2005年に、吉林燃料乙醇有限公司、黒龍江華潤酒精有限公司、河南天冠燃料乙醇有限公司、安徽豊原燃料酒精有限公司の4社を燃料用エタノール生産指定企業と認定したが、これら4社の生産能力量の合計は102万トンに達し、中国は米国、ブラジルに次ぐ世界第3位の燃料用エタノール生産国となっているのである。また、2006年2月28日に全国人民代表大会常務委員会で承認された「再生可能エネルギー法」は、中国政府が普及に努める新型エネルギーの1つとして燃料用エタノールに法的根拠を与えた。現在進行中の「第11次5カ年長期計画」(2006~2010年)の終了する2010年には、中国国内のエタノールガソリンの市場規模は6650万トンに達すると見込まれている。従い、見込み通りの市場規模となれば、665万トンの燃料用エタノールが必要となるわけで、そのためには燃料用エタノールの飛躍的な増産が不可欠となる。
・穀物から非穀物へ
ところで、上述した燃料用エタノール生産指定企業の原料は、河南天冠燃料乙醇だけが小麦であり、他の3社はすべてトウモロコシである。中国が燃料用エタノール生産の推進を図った理由の1つは、穀物の豊作続きで古い穀物の備蓄量が大きくなりすぎたことにあり、エタノール生産によって古い穀物を活用することにあった。1トンのエタノールを生産するには、トウモロコシなら3.3トンが必要となるが、2006年には備蓄していた古い穀物を使い果たしたことと、これと時期を同じくした穀物価格の上昇がエタノール生産に大きな障害として立ちふさがった。 2006年12月には、国家発展改革委員会から「燃料エタノールを生産するための原料を穀物から非穀物に転換せよ」との緊急指令が発せられ、非穀物を原料とするエタノール生産技術の開発が急務となった。2007年6月には、“穀物を原料とする燃料用エタノール生産事業”は既に指定生産企業として認定されている4社に限定し、新たな事業計画は認めないこと、また新規事業計画の禁止には当該4社も含まれることの決定がなされた。 一方、これに先立つ2006年12月、燃料エタノール指定生産企業4社中の3社(吉林燃料乙醇、黒龍江華潤酒精、安徽豊原燃料酒精)の親会社である中糧集団は、第1期工事の総事業費7.57億元(約114億円)で、広西自治区南部の北部湾にタピオカ澱粉を原料とする年産20万トンの燃料エタノール生産事業を開始していた。ちなみに、タピオカ澱粉は熱帯低木のキャッサバ(cassava)の根が肥大して巨大な芋状を呈したもの(これを“タピオカ”と呼ぶ)から作られる。広西自治区は中国最大のタピオカの産地であり、キャッサバの植付面積は600万ムー(=40万ヘクタール)、タピオカの生産量は780万トンで、いずれも全国の60%以上を占めている。(写真1) 公開されている資料によれば、1トンの燃料用エタノールを生産するのに必要とする原料は、概数で、トウモロコシ(玉蜀黍):3.3トン、タピオカ(tapioca):7トン、サツマイモ(甘藷):10トン、サトウモロコシ(砂糖蜀黍):15~16トンである。上述した広西自治区のタピオカ澱粉を原料とする燃料用エタノール生産工場は、年産が20万トンであるから原料のタピオカ澱粉を作るためのタピオカは210万トン(=タピオカ7トン×エタノール20万トン)必要となるが、これは広西自治区のタピオカ生産量の約27%に相当する。(写真2) タピオカを産出するキャッサバは、中国では広西自治区と海南省でしか生産されておらず、一般には輸入に頼るしかないので、国産のタピオカを原料とする燃料用エタノールの生産事業は広西自治区と海南省でしか可能性はないと言える。これとは対照的に中国が世界の生産量の80%を占めている作物にサツマイモがあるが、研究結果によれば、燃料用エタノールの生産に適しているサツマイモは3種類しかなく、中国で生産されているサツマイモの大部分は燃料用エタノールの原料には不向きであることが判明している。上述した中糧集団は広西自治区のタピオカに続く第2弾として、沿海の港湾都市で水上輸送にも便利な江蘇省北部の連雲港市にサツマイモ栽培基地を建設して燃料用エタノールの生産事業を立ち上げることを検討しているという。
・不可欠な政府補助金
ところで、何と言っても、燃料用エタノールの生産効率が最も良いのは、3.3トンで1トンの燃料用エタノールを生産することができるトウモロコシである。ただし、このトウモロコシでさえも、中国政府は燃料用エタノール生産指定企業4社に対して、企業所得税と増値税(VAT=付加価値税)の減免措置を取ると同時に国家財政から補助金を支給して事業の継続を後押ししているのが実態である。この実態を4社中の3社が原料としているトウモロコシで見てみると次の通りである:
[1] 2006年における燃料用エタノール1トン当たりの買入価格は5000元(約7万5000円)
[2] 当時のトウモロコシの買入価格は1トン当たり1400元(約2万1000円)。1トンのエタノールを生産するのに必要な3.3トンでは4620元(約6万9300円)。これに燃料代ほかの製造原価や経費を加えると5500元(約8万2500円)前後となるので、1トン当たり500元(約7500円)ほどの赤字となる。
[3] この赤字を埋めるのが、燃料用エタノール1トン当たり1373元(約2万600円)の政府補助金であり、この高額な補助金が4社の利益を確保している。従い、原料のトウモロコシの価格の推移にもよるが、政府の補助金が無くなれば事業の存続は困難である。 これは広西自治区のタピオカの場合も同様である。以前は第1四半期のタピオカの価格は1トン当たり400元(約6000円)前後であったが、タピオカを原料とする燃料用エタノール工場の生産が始まった2008年の第1四半期には600~700元(約9000~1万500円)に跳ね上がった。タピオカはエタノール1トンの生産に7トンが必要なので、1トン当たりの原料代は4200~4900元(約6万3000~7万3500円)となるが、当初の計画段階における生産原価4500元(約6万7500円)で、タピオカの仕入価格は1トン当たり300元(約4500円)以上というものであった。これではエタノール1トン当たり1373元(約2万600円)の政府補助金を加えても、エタノール製造企業に残る利益はトウモロコシを原料とする場合よりも少ないのが実情であり、これ以上にタピオカの価格が上昇すれば、補助金の増額は不可避と思われる。
実験は順調? 「エタノールガソリンは普通のガソリンに比べて、二酸化炭素の排出を25~30%、炭化水素化合物の排出を15%前後、それぞれ削減することができるので環境にやさしい。また、20万トンのエタノールガソリン生産事業は農民に2億元(約30億円)の増収をもたらし、今後の生産拡大を考慮すれば、荒地を利用したキャッサバの栽培は農業の振興に大いに役立つ」と、広西自治区政府の話は良いことずくめだが、“非穀物”エタノールガソリンの使用を余儀なくされた広西自治区住民の反応はどうなのか。 エタノールガソリンの導入から間もない時期に、庶民の反応は冷ややかなものが多いのが実情であるが、何事も新たな事態に対する反発があることは驚くに当たらない。庶民の声の主体は次のようなものである:
[1] エタノールガソリンは価格が安いという話だったが、従来のガソリンと同価格。
[2] エタノールガソリンを使用する前に添加剤を購入してエンジンの燃料パイプを洗浄・保護しないと燃料パイプが損傷するが、この費用は自己負担である。
[3] エタノールガソリンの走行距離は従来のガソリンに比べて20%少ない。燃費が悪ければ、自動車の経費はますます高くなる。
[4] 広西自治区外から来る車は通常のガソリンの給油を受けることができない。エタノールガソリンの給油を受けるには燃料パイプの洗浄が必要で面倒くさいことおびただしい。 導入反対の声はあるものの、広西自治区における“非穀物”のタピオカを原料とするエタノールガソリンの実証試験は順調に進行しているかに見える。しかし、エタノールガソリンの導入が自動車の燃料消費量を激増させたことは事実のようで、需要が予想を上回ったことから、4月末には自治区内でエタノールガソリンの品不足が発生し、“無油”(=ガソリン在庫なし)の看板を掲げるガソリンスタンドが多数に上ったのである。品不足はその後改善されたようだが、ともかく、広西自治区における「実証試験は順調に推移している」のである。(北村豊=住友商事総合研究所 中国専任シニアアナリスト)
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