頂門の一針
日本を永久に武装解除せよ(3)
━━━━━━━━━━━━━━━平井 修一
産経新聞・古森義久氏の日本国憲法誕生の経緯についてのインタビュー を続ける。
<●古森 ケーディスさん、あなた自身の考えでは、憲法第9条の目的というのは、なんだったのでしょう。アメリカ側は第9条の規定を作ること で、一体なにを成しとげようとしたのでしょうか。
ケーディス 日本を永久に武装解除されたままにおくことです。ただ自国保存の権利は保有しておく。言いかえれば、日本は防衛用の兵器類以 外は、決してなにも持たない、ということです。
ひとつの例として、GHQは、憲法草案が内々に承認された後、日本の 国会に提出される前に、海上警備隊(後の海上保安庁)をつくることを 提案したといういきさつがあります。海上警備隊は小型海軍、あるいは 海軍の一部ですが、われわれはそれが憲法の規定に違反するとは考えま せんでした。古森 憲法にまったくふれない、自衛の範囲内という解釈ですね。
ケーディス 私たちの念頭に(禁止の対象として)まずあったのは、攻 撃用兵器でした。これはいまアメリカがサウジアラビアに売ろうとしている兵器の問題にも、いくらか似ています。
アメリカはイスラエルに対しては、攻撃用兵器と防衛用兵器の区別は簡 単にできる、といつも述べる。サウジアラビアに売却しようとするのは 攻撃用兵器ではないから心配はいらない。
早期警戒システムとかその他の航空機類はイスラエルの都市を爆撃する ような装備はしていない、というようなことです。とにかく当時の日本 に関しては、国際紛争解決の手段としての戦争を放棄させ、武装解除の ままにしておく、というのが目的でした。
古森 しかし戦争の放棄というアイディア自体は当時すでに全然、新し いものではなかったですね。ケーディス はい、パリ不戦条約の中にすでにありました。一方的な戦争放棄の宣言です。国連憲章の一部もそれをうたっています。・・・
古森 さてここで1946年2月13日の、あの有名な会合についてお尋ねした いと思います。ホイットニー准将やあなたをはじめとするGHQの代表 4人と、吉田茂外相をはじめとする日本政府代表四人が外務大臣公邸で 顔を合わせた会談です。
その時の出席者のひとり白洲次郎外相秘書官が後に述べているところで は、この会談の様子を伝えるアメリカ側の記録は必ずしも正しくない、 とのことです。
この会談でGHQの憲法草案が初めて日本側に示され、日本側はそれを 了承したとされているけれども、実は日本側はここでこうした憲法草案 が出されることを事前に知っていた、その内容もかなり見当がついてい た、だから驚くことはなにもなかった、というのです。この証言をあな たは正しいと認めますか。
ケーディス さあ、しかし日本側出席者はすくなくともとても驚いたよ うな行動をとりましたね。この会談後、すぐに私たちアメリカ側出席者 は会談の進行状況に関するくわしい覚書を書きました。
おもにハッシーが中心となって書いたのですが、もちろんアメリカ側出 席者すべてがその書く作業に加わりました。その覚書の重要ポイントのひとつは、吉田、白洲がいかに驚いたかの描写でした。それとは別にホイットニー将軍はその会合で日本側に脅しをかけています。あなたも多分、知っているでしょう。
将軍は“もしあなた方(日本政府代表)がこの憲法草案を、即座に、わ れわれと協議せずに、また日本側としての提案もしないで拒否するなら ば、マッカーサー司令官は今度の日本の選挙で、その草案を直接、日本 国民に示し、国民投票によって国民が憲法改正について日本政府に賛成 するか、GHQに同意するかを問うことになる”と述べたのです。
これがその会談での唯一の威圧でした。しかしその威圧でもなお、ホイ ットニー将軍は“日本国民に最終的には決定をゆだねよう。もし国民が 日本政府に賛意を表すれば、もうこのGHQ草案を固執することはしな
い。
しかしもし国民が日本政府に賛成しなければ、憲法問題はそれで決着し GHQ案が通ることになる。けれどもその前にあなた方にこの草案を検 討してもらい、コメントを得たいのです”ということをも、日本政府代 表に説明しました。・・・>
かくして日本は外交とその延長の軍事を剥奪され、ソロバンだけの商人 国家となった。アジアにおける日本のプレゼンスがなくなったから支那 と朝鮮、ベトナムなどはソビエトの支援を受けて共産主義化した。マス コミ、世論もGHQの厳しい検閲でゆがめられたから、まっとうな言論 は封殺された。
<●古森 第9条を起草したこと自体、いまふりかえってなにか感じるこ とはありますか。たとえば戦争放棄とか再軍備禁止のお陰で、日本の経 済の繁栄が容易になった、結果的に日本にとってプラスになりすぎたく らいだ、という評価もあります。
ケーディス 第9条が日本にもたらしたことを考えてみて下さい。アメリ カのように巨額の資金を軍備に費やすかわりに、日本は経済努力に専念 できた。いまの栄える日本を見て下さい。そして日本に対し防衛面でもっと努力をするべきだという圧力がかかるたびに、この第9条は日本にとって完璧な言い訳となる。
極東の軍事力を十分に保つために、日本はもっと貢献(負担)すべきだ、アメリカはもう独力ではそれができない、という要請があるたびに、日本はぐるりとふり返って、“みて下さい。私たちは憲法の規定によりそうしたことはできないのです”と反論することができる。
だから第9条はアメリカの対日外交の手をしばる効果をはたしている。そ れも日本の立場からみれば一向かまわない。なぜならアメリカはソ連が 日本に向けて進撃し、日本を占領するような事態を決して座視しないこ とを、日本はよく知っているからです。
古森 アメリカの立場からみたらどうですか。ケーディス あまり賢明なやり方ではないですね。(笑い)>(つづく)
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「居酒屋タクシー」の功罪
━━━━━━━━━━━━馬場 伯明
マスコミが名付けた「居酒屋タクシー」には「気楽な稼業と来たもんだ (植木等)」的な雰囲気が漂っている。テレビに映る官庁街の客待ちタ クシーの種類に気が付きましたか。(やはり)個人タクシーで、かつ
「カタツムリ」だけが並んでいた。
本誌でタクシー業界の悲惨・過酷な労働実態が紹介されていた(1212号、平井修一氏)。しかし、冒頭の「居酒屋タクシー」、つまり儲かるロングの「官庁街の客待ち」には一般のタクシーはありつけない。官庁側(お客さん)が相手にしないだろうから。「居酒屋タクシー」について5~15年前頃私が経験した一部を記す。この種のタクシーにも十分な存在価値がある。功罪は相半ばするのだ。
当時会社が採用していたタクシーチケットは1種類で「カタツムリ」の みだ。屋根にカタツムリのような大きな黄色い表示灯が付いている個人 タクシーである。なぜカタツムリなのか。
(1)車が高級仕様である(オーディオ完備など)。(2)年配運転手 の個人タクシーである。(3)言葉使いやマナーがよい。(4)運転が 乱暴ではない(安全運転)。(5)カタツムリチケットは全国で使える。(5)(会社で)利用内容のチェックが可能、等である。
つまり、同じ金額で、安全・信用・汎用・管理を確保できるということ だ。そして逆のこと(1)暴走(乱暴)運転、(2)雲助(マナーが悪 い。お客への不始末)、(3)乱脈請求、などを未然に防ぐことができ る。
お客の接待用には絶対にカタツムリ車・運転手がよい。ほぼハイヤー的 な感覚で安く使うことができる。お客(接待される人)も満足する。
銀座のクラブでお客を接待する。私たちはあらかじめ特定のカタツムリ (Aさん)に台数を手配させ、クラブの近くで待機させる。店を出たら Aさんがさっと車のドアを開ける。私は最敬礼をし、バイバイだ。
外でタクシーを捜すのは愚の骨頂。探しても、つかまらない!また、何 台も同時に揃わない!美しいホステスに横でヨイショされ気分がよかっ たお客も、突っ立ったまま待ちぼうけなら、たちまち不機嫌になる。
寒い雨の夜などは最悪だ。せっかく高級クラブに案内したのに効果は空 しく泡と消える。タクシーの手配をクラブに頼んでもいいけれども、運 転手の質が保証されるとは限らない。
酔っぱらったお客と運転手のトラブルはよくある。まずお客が悪い。カ タツムリの(私が懇意な)Aさんはこちらの意を汲み、決して怒らずい つも静かに笑っていたはずだ。後日報告がある。接待とはお客が無事に 自宅に戻ったときが「完了」なのだ。
私たちは、銀座接待のあとは、ビールと半玉ラーメンでも食って、23:00 時前なら、殊勝にも「経費削減のために電車にしようか」という行動を 時々とった。
ゴルフの送迎でもカタツムリは完璧だ。お客の自宅とゴルフ場を連絡す れば、事前にきちんとリハーサル(机上走行、仲間からの情報収集、ゴ ルフ場ヒアリング、道路情報等)を終えている。
安全で正確な到着が保証される。当時はカーナビがなかった。神奈川の 運転手は房総の新設ゴルフ場などは知らない。そこで行徳に住むカタツムリの出番だ。横浜の指定客へ嬉々として迎えに行く。なにせ、往復5万 円の獲物だ。プレー前のリポビタンDサービスなんか安いもの。
カタツムリとの間には「阿吽の呼吸」がある。せっかく3台(仲間)を揃 えたのに1台は埼玉・千葉ではなく新宿の住まいだったとする。そのとき は、次回に必ず埋め合わせをする。
禁じ手があった。カタツムリにチケットを渡せば、お客は金額欄に記入 しない。運転手は新宿行きで2万円と書きたい誘惑に駆られても、絶対に 書いてはならない。もちろん私たちも予めは記入しない。
禁を破ればあとが怖い。会社の賢いベテラン担当者(女性)はリピート お客の過去の接待伝票情報を覚えており、「異常金額」を摘発する。 「犯行」がばれたらそのカタツムリは踏み潰される。首だ。
報道されている「居酒屋タクシー」では、まさか禁じ手を使ってはいな いだろうか。「走った(仕事の)分だけ金を貰う」という「タクシー道」の基本を踏み外してはいないだろうか。朝日新聞社(2008/6/7)。《 携帯で呼び出し、なじみの運転手をつくり、見返りを得ていたのではないか。料金以上の金額をタクシー券に記入して見返りを受ける悪質な例・・・》
そして、《 なんともあきれた役人の実態/神経がどうかしている/なん とも情けない/一線を越えている/税を懐に入れていたといわれても仕方 がない/税金を自分のお金だと勘違いしている・・・。 》とお説教が続 く。
ところが、この社説は(よく読めば)妙に生臭い。仮に、言葉を変換し てみる。役人・官僚→社員、省庁→部局、財政再建→購読拡販、税金→ 会社の経費など。立派な(朝日新聞)社内警告文になるのだ。
そもそも、タクシーチケットで高額の支払いをするお客は運転手にとっ て神様である。サービスしなきゃ。私もいろんなものを貰った。(運転 手の田舎の特産物という)高菜漬、干物。ジュース、お茶、ガム、(ゴ
ルフの朝の)リポビタンDなど。
しかし、現金・金券は貰っていない。今回、ある一人が累積150万円の現 金・金券を貰ったというケースは、「20,000円のところを25,000円とチ ケットに記入し、2,000円の商品券をバックした」と常識的には邪推され る。事実なら、禁を破る犯罪である。
1ヶ月の内20日も深夜にタクシーチケットで帰宅したこともある。毎日午 前様だ。私は乗ったら「今日の売上は?」などと約5分間会話しその後 「今から眠るので○○インターで起こして」と頼むパターンだった。
いろいろなタクシーがあってもよい。名前を付けてみよう。元気が出る タクシー/癒し(以下、タクシーを省略) /悩み相談/たいこもち/政談/ オーディオ/落語/スポーツ/コスプレ、など。すごいオーディオセットを 備えたカタツムリもいたなあ。
「居酒屋タクシー」の功罪とは何か。運転手はサービスを競い、お客か らご指名をいただく。まあ、クラブホステスのサービスの後を引き受け る(送り届ける)仕事でもあるのだから、(節度がある)サービスなら どんどんやればよい。
だが、私文書偽造の詐欺(料金の水増し記載)はいけない。ましてや、 勤務先の役所や企業が料金を支払うのであれば・・・、もってのほかだ。天下の官僚は、はっきりとけじめをつけてほしい。
それにしても、タクシー業界の現状は悲惨、格差もひどい。一般のタク シー運転手には「居酒屋タクシー」などは無縁の存在であり、高嶺の花 だ。一種の必要悪だけれども、いわば、業界のあだ花に過ぎない。
平井修一氏が指摘される「タクシー台数の規制復活」などタクシー業界 にとって、大きな対策が待ったなしなのであろう。(2008/6/11千葉市在
住)
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話 の 福 袋
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◎インド雨期 大雨による交通麻痺
【大紀元日本6月11日】インドが雨季に入って数日後、インド最大の経済 都市ムンバイでは交通が麻痺し、老朽化した家屋が倒壊し少なくとも5人 が死亡しているという。6月5日木曜日、インドは雨季に入った。まず、にわか雨が降り、7日の土曜には滝のような大雨となった。インド最大の経済都市ムンバイでは交通麻痺や列車の運休、一部の老朽化した家屋が倒壊し少なくとも5人が死亡している。インドメディアによると、ムンバイ市政府もこの暴雨の被災者で、老朽化した市政府の建物の屋根からは雨漏りをしている。そのため職員が帆布で書類棚を覆い、事務所に並ぶ雨漏りを受けるバケツには水が満杯になっているという。市政府指導者はこのようなひどい環境下でムンバイ市民のため洪水防止や救災を指揮している。
◎橋のたもとに飼い主不明の犬、大潟村 車道に座り、迎え待つ?
秋田県旧八郎潟干拓地の大潟村字方口の新生大橋のたもとにいる1匹の 犬が地域の話題になっている。しばしば車道に座り込み、通過する車を 目で追っているためで、住民は「飼い主を待っているのでは」などと口 々に話している。成犬の雌とみられ、体毛は薄茶色。首輪はない。近くに民家はなく、捨てられたか迷ったかは不明。同橋の補修工事を行っている建設会社社員の金子忠夫さん(56)によると、近寄ってくるものの、触ろうとすると警戒して離れるという。金子さんが初めてこの犬を見たのは先月末。橋の近くに車を止めて昼食を取っていたところ、姿を現した。足取りが重かったため、弁当のおかずを分け与えた。今では昼食時などに立ち寄り、餌を与えるのが日課。近くを通るドライバーも水やドッグフードなどを置くようになった。路上に座り込む時は大概、橋の向こうの鹿渡(三種町)の方を見ている」と金子さん。「早く引き取り手が現れてほしい」と願っている。(2008/06/11 10:35 更新)秋田魁Web
◎韓国集会「100万人」に 政府への抗議、最大規模
【ソウル10日共同】米国産牛肉の輸入制限解除反対に端を発した政府へ の抗議行動が続く韓国で、約1800の市民団体などでつくる「牛海綿状脳 症(BSE)国民対策会議」が10日、全国主要都市で大規模集会を開催 した。主催者推計の参加者はソウルで約80万人、地方で約20万人の計100万人となり、抗議が始まった5月初旬以来最大に膨れ上がり、韓国民主化が実現した1987年6月の街頭行動に匹敵する規模となった。警察は全国の参加者を約14万人と推計している。李明博大統領は10日に首相と全閣僚が辞意を伝えたのを受け、近く関係閣僚を更迭する見通しだが、世論は政府の大運河建設計画や公共サービスの構造調整政策、物価高騰にも不満を高めており、抗議行動の盛り上がりで早期の事態収拾は難しい情勢だ。
10日は1987年6月に全斗煥政権を事実上の退陣に追い込んだ韓国民主化 運動を象徴する日で、国民対策会議などはこの日に合わせ李政権を「審 判」するとして大規模集会を計画。今後、牛肉輸入条件をめぐる米国との再交渉や全般的な政策の変更要求を一層強めるとみられる。大統領退陣を求める声も出ている。2008/06/11 01:30 【共同通信】
◎ディムスドライブは、10代~60代以上のモニター8383人を対象に 「ミネラルウォーター」に関する調査を実施し、飲み方や購入・好きな銘柄などについてまとめた。
●好きなミネラルウォーター銘柄ランキング
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また、家族人数別で見ると、一人暮らしをしている人の51.9%がミネラ ルウォーターを愛飲。一方で、家族が3人の人は45.4%、5人以上と答 えた人たちでは38.7%が利用と、家族の数が増えるにつれて、ミネラル ウォーター利用の割合は減少する傾向にあるようだ。また、「どのように飲用・使用していますか?」という質問には、84.7%の人が、「ふだんの飲料水として飲む」と回答。その結果ゆえか、「ミネラルウォーターを飲用・使用しているのはなぜですか?」という質問には、「おいしい・飲みやすいから」という回答がTOP(62.6%)、さらに2位に「水道水はおいしくないから」という意見が続き(38.6%)、水の安全性や健康面よりも、味そのものにこだわりを持って飲んでいる人が多いということがわかった。
さて、そんなグルメさんたちが支持するミネラルウォーターの銘柄は何 だろうか? 「最も好きなミネラルウォーターの銘柄(ペットボトル・瓶 入りのみ)」という質問からは、なんと好きな銘柄から回答者の年齢が 推測できるという面白い結果が浮かび上がった。
全体の結果からみると、最も支持が高かったのが「サントリー天然水< 南アルプス>」(16.5%)。さすが山の神様がくれた水といったところ。2位(11.9%)、3位(11.8%)となったのは「ボルヴィック」と「六甲のおいしい水」。さらに、「アルカリイオンの水」、「エビアン」、「コントレックス」と続いた。製品の特長が現れたのが、ひとつの銘柄に対する年代別の割合。総合TOPとなった「サントリー天然水<南アルプス>」の年代別傾向を見ると、最も多いのが60代以降。
「六甲のおいしい水」や「富士山のバナジウム天然水」など、国内の水 源から採水されたミネラルウォーターは、日本人の “侘びさび” まで も感じさせるのか、もしくは日本の風土から生まれたので日本人の舌に 合うのか…は、定かではないが、総じて年配のユーザーからの支持が高 め。一方、総合2位となった「ボルヴィック」は20代の支持が最も多く、年代が上がるにつれ、支持者の割合が減少する。「ボルヴィック」ほど如実ではないにせよ、「エビアン」や「コントレックス」も同様の傾向が見られることから鑑みると、海外のミネラルウォーターは若者に人気のようだ。
◎ 小中学校で太田市教委、子供の「携帯」禁止
携帯電話のインターネット機能を悪用した子供に対する犯罪、いじめの 多発を受け、群馬県太田市教委は小中学生の携帯電話所持を原則禁止す る方針を固めた。市立小中学校校長会を通じ児童生徒や保護者に来月、学校での所持禁止と、家庭に持たせないことを求める「緊急アピール」を通知する。有害情報から子供を守るため、政府の教育再生懇談会は先月末、小中学生の携帯使用制限を打ち出しており、制限の動きが広まる可能性がある。
所持禁止の方針は相沢邦衛市教育長が10日、市議会6月定例会の一般質 問で示した。相沢教育長は、子供の位置が確認できる衛星利用測位シス テム(GPS)機能など携帯電話のメリットを認めた上で「プラス面と はかりに掛けるとマイナス面の方が大きい。もはや良識だけに頼れない」と規制の理由を説明した。市小中学校PTA連合会(市P連)が昨年10月、市内の小学6年生と中学3年生を対象に行ったアンケートによると、自分専用の携帯電話の所持率は小6が25%、中3が63%。携帯やインターネット利用に関する家庭内での決まりは小6の60%、中3の77%が「ない」と答えた。また中3の9%が「メールを通じて知ら ない人と直接会ったことがある」と回答した。上毛新聞6月11日(水)
これによると、ふだんミネラルウォーターを飲用・使用している人の割 合は46.2%。特に “水が不味い” と言われる関東での飲用・使用率が 最も高く50.7%。