イスラエルからのニュース(シオンへの架け橋)
2008年6月4日(水)
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*ヒズボラが停戦決議に違反してレバノン南部の防備を
固めていると、国境地帯を視察したバラク国防相が警告。
約150箇所の要塞が建設されているもよう。北部は平静
だが緊張は高まっている。(H)
*シリアは国際原子力機関の査察受入れの方針を表明して
いたが、疑惑のある3施設への立入調査は認めないことが
判明。(H,Y)
*シリアのアサド大統領が、ゴラン高原の全面返還は和平
交渉の絶対条件だと宣言。イスラエルとシリアの和平交渉
が木曜日に行なわれるとの報道が流れたが、イスラエル
政府関係者は否定した。(P,H,Y)
*イスラエル政府が離散ユダヤ人社会との関係改善策を
検討中。イスラエル国家が離散ユダヤ人の支援に依存して
いることを確認し「謙遜」になる方向性を打ち出すもよう。(P)
*警察が首相の汚職疑惑の情報をメディアにリークしたとの
非難に警察 長官が反論。漏洩したのは首相側近だとの
見方を示した。(H)
*米国に派遣された警察の捜査チームは、オルマート首相
に贈賄したとされるタランスキー氏の銀行口座の調査など
を実施中。(P)
*ユダヤ人の帰還移民を推進する「ユダヤ機関」が予算を
1割削減へ。寄付の減少とドル安で収入が減り、クリス
チャンの親ユダヤ団体など からの支援を模索したが、
穴埋めが出来なかった。(H)
*ハマスのガザ支配後、ユダヤ人を「蛇」と表現しイスラエル
の存在を認めない教科書が使われていると、教育調査委
員会が報告。(H,P)
2008年6月5日(木)
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*米国のユダヤロビーAIPACの集会で演説したオバマ候補
が「エルサレムはイスラエルの不可分の首都」と宣言。(H,P,Y)
*アッバス議長が突然、ハマスとの対話方針を打ち出し。
以前は、ガザの支配権を自治政府に返還しない限り対話
には応じないとして、事実上、対話を拒否してきた。(H,P,Y)
*訪米中のオルマート首相がブッシュ大統領と会談。大統領
は、イランが平和に対する脅威だとして、真剣に対応する
考えを示した。パレスチナ和平とシリア・レバノン情勢なども
話題になった。(H,P,Y)
*アルカイダのナンバー2、ザワヒリがガザ封鎖に協力する
エジプトを批判。アルカイダはパレスチナの武装闘争支持
の方針を打ち出しているが、パレスチナへの浸透には
あまり成功していない。(H,Y)
*ローマでの食料サミットに出席したイランのアフマディネ
ジャド大統領は早速、イスラエルの滅亡を宣言。
イスラエルのペレス大統領は、イランが食料ではなく爆弾
を世界に供給していると皮肉った。(Y)
*自治政府の和平交渉担当者クレイ氏が「奇跡がなけれ
ば今年末までに和平合意をまとめるのは不可能」と悲観
的な見方を表明。(P,H,Y)
*エルサレムでの同性愛者パレードを禁止する法案を、宗教
派議員が国会に提出へ。同性愛者によるエルサレムでの
パレードは、市民の反発を招いており、いつも物議をかもし
ている。(H,Y)
*給油拠点に対してまた砲撃があり、国防軍がガザへの
燃料供給を一時停止。燃料不足を演出しておいて支援者
だけに燃料を優先配給し、支持基盤を固めるのがハマスの
戦略と見られている。(P)
2008年6月6日(金)
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*ガザからの砲撃が工場を直撃し、
イスラエル人の男性が死亡。
国防軍は砲撃を行なった武装勢力に直ちに反撃したが、
武装勢力は逃げ、付近の民家にいた4歳の少女が巻き
添えで死亡した。(H,Y)
*オルマート首相が「ガザに対する攻撃が近づいた」と発言。
軍事的な選択肢を選ぶ可能性が高まっていると警告した。
バラク国防相も、停戦合意前にガザ攻撃を行なう可能性を
示唆した。(H,Y)
*オルマート首相が職務を継続できるとの見通しを、ブッシュ
大統領と アッバス議長に伝えたことが判明。収賄事件は
不起訴の可能性が高く、解散総選挙を求める意見も過半数
には達しないとの読み。(H,P)
*ヒズボラに情報を提供した容疑を受け、国外逃亡中の
ビシャーラ元議 が「イスラエルは十字軍と同様に追い出さ
れる」と発言。(H,Y)
*オバマ候補の「エルサレムは不可分」演説への反発を
受け、選挙顧問が「鉄条網等での分割には反対だが、
主権は別」と釈明した。(P)
*日本のイスラエル駐在大使が洞爺湖サミットの狙いを記者
会見で説明。
北朝鮮とイランの核開発阻止が重要課題だと語った。(Y)
*エルサレム近郊のベイタル・イリトで、14歳の少女が正統
派と見ら れる少年から顔に酸をかけられ負傷。この地区
では、派手な服装の世俗派を正統派が脅迫する事件が
続いていた。(Y)
*ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の専門家が、各宗教の
聖典の中で 宗教への暴力などを肯定する部分を解説する
本を共著。現在はフラ ンス語だけだが、他言語への翻訳を
目指している。(H)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本のお姉さんの意見。↓
宗教への暴力を肯定する部分の解説って、どういうこと?
他の宗教の偶像を破壊するこを、神さまはイスラエル人に
命令されていました。約束の地、カナンの国に入るときは
周辺の民族の偶像をイスラエル人は取り込んではいけないと
モーセは神さまに言われていました。
実際にはイスラエル人は、周辺の民族の偶像の祭りに参加
したり、他民族の異性とつきあったりして神さまの怒りを
呼びました。イスラエル人は、モーセが神さまに与えられた
十戒(じゅっかい)を守ることができなかったのです。
これは、人間は自分の力や努力では、神さまを満足させる
ことはできない、つまり人間は自力では天国には
行けないと言う神さまからの啓示です。人間は神さまを
信じて神さまのお恵みで天国に行けるのです。
イスラエル人は、世界を創られた神さまを信じていながら
「高きところ」と呼ばれる偶像崇拝の場所を取り除かなかった
ので、裁かれてバビロンの捕囚の民となりました。
その後、イスラエル人は反省して、捕らわれの地から帰って
きて、町と城壁を再建し、それ以後は、ずっと世界を創られた
神さまだけを信じてきました。途中で激しくローマに迫害され
たりしましたが、イスラエル人は絶対にローマの皇帝を拝
むことはしませんでした。おしまいにはローマの皇帝も折れて、
ユダヤ人だけは、「ローマの皇帝を拝まなくてもよい。
税金さえ納めておればよい」という特別な扱いを受けていたの
です。
そういう時期にイエス・キリストが生まれて、ユダヤ人の王として
有名になったので、ユダヤの宗教家はイエス・キリストを憎み、
ローマの総督ピラトを脅して罪の無いイエス・キリストを
十字架につけさせました。でも、それは神さまの予定通り、
聖書の預言どおりのことが起るためだったのです。
救い主は、まず、罪びとを救うために、十字架の上にかかり、
罪びとの身代わりに罰を受けて死ぬ必要があったからです。
その後、聖書の預言どおり三日目によみがえられて、
500人以上の人々に現れて、自分が聖書の預言どおりの
救い主だと教え、大勢の見ている前で天に帰られました。
それを見た人々が全世界に出て行って、救い主を信じる者は
罪を赦され、天国に行けるという福音を伝えだしたのです。
人間の罪を赦すことができるのは、神さまだけです。
どんな罪びとでも、望むなら天国に行けるように、神さまは
ご自分のひとり子の神を人間として地球上に遣わしてください
ました。神さまのひとり子、イエス・キリストは、人類の罪の
罰を始末してくださったのです。
2000年前の出来事でも、神さまにとっては、今も有効です。
神さまには時間は関係ない。それは、あなたにも有効です。
あなたが生まれてから死ぬまでに犯す数々の罪は、
神さまに赦されなければ、そのままあなたの死後に罰が下ります。
人間は自分の力や努力で天国に行くことはできません。でも、
神さまのお恵みで行くことができます。神さまのひとり子が
十字架にかかって、あなたの罪の罰を身代わりに受けたことを
信じるなら、神さまはあなたの罪を全て赦してくださいます。
イエス・キリストが十字架の上で苦しまれたので、罪の罰はもう
「終わっている。」ので、あなたがそれを信じるだけで、罪の
罰から救われて天国に行ける永遠のいのちをいただけます。
そして生きている間も、神さまが側にいて日々必要な助けを
与えてくださいます。