アメリカの相対的衰退と無極秩序の到来(フォーリン・アフェアーズ::リチャード・N・ハース米外交問
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼アメリカの相対的衰退と無極秩序の到来(フォーリン・アフェアーズ::リチャード・N・ハース米外交問題評議会(CFR)会長の論文)
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現在の国際システムの基本的特徴は、国がパワーを独占する時代が終わり、特定の領域における優位を失いつつあることだ。国家は、上からは地域機構、グローバル機構のルールによって縛られ、下からは武装集団の挑戦を受け、さらには、非政府組織(NGO)や企業の活動によって脇を脅かされている。こうしてアメリカの一極支配体制は終わり、無極秩序の時代に世界は足を踏み入れつつある。そこでは、相手が同盟国なのか、敵なのかを見分けるのも難しくなる。特定の問題については協力しても、他の問題については反発し合う。協調で無極化という現象を覆せるわけではないが、それでも、是々非々の協調は状況を管理する助けになるし、国際システムがこれ以上悪化したり、解体したりしていくリスクを抑え込むことができる。
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アメリカのパワーはなぜ衰退したか
大国間のライバル抗争が起きないとしても、一極支配の時代はすでに終わっている。この体制の終わりを説明する三つのはっきりとしたファクターがある。まず各国が発展を遂げているという歴史的事実そのものだ。生産性と繁栄を高めるような人的、財的、技術的資源をうまく束ねて利用する力を各国が持つようになった。同様のことは、企業やその他の組織についても言える。もはや、新しいパワーの台頭を抑え込むことなど望みようもない。こうして、ますます多くのアクターが、地域的、世界的に影響力を行使するようになった。
二つ目のファクターはアメリカの政策だ。戦後漫画のヒーローだったウォルト・ケリーの作品に登場するポーゴ風に言えば、アメリカは「解決策は自分だ」と言わんばかりの政策をとってきた。やったこと、そして、やらなかったことの双方を通じて、アメリカは世界に多様なパワーセンターを誕生させ、自らの相対的パワーを失墜させた。
例えば、アメリカのエネルギー政策、あるいはエネルギーをめぐる無策ぶりは、一極支配秩序の崩壊を促した大きな要因だ。1970年代の最初にオイルショックを経験して以降も、アメリカの石油消費は約20%増え、石油輸入量は2倍以上に増加し、しかも消費に占める輸入石油の比率が倍増した。この外国石油への需要増が、わずか10年足らずの間に1バレル当たりの原油価格を20ドルから100ドルへと押し上げた要因の一つでもある。そして、原油価格の高騰によって、エネルギー資源を持つ国への膨大な富の移転が起き、その結果、資源保有国に多くの手立てを与えることになった。要するに、アメリカのエネルギーをめぐる無策が、石油や天然ガスの供給国が主要なパワーセンターへと台頭する背景をつくりだしてしまったことになる。
アメリカの経済政策にも問題があった。かつてリンドン・ジョンソン大統領は、ベトナムでの戦争を戦いつつ、しかも国内支出を増やしたと広く批判されたが、ブッシュ大統領も同様だ。アフガニスタンとイラクにおいて、コストのかさむ戦争を戦う一方で、年平均で8%のペースでの国内支出を増大させ、しかも減税策をとっている。その結果、アメリカの財政黒字は瞬く間になくなり、2007年には、2500億ドルの赤字を抱え込んでいた。もっと重大なのは、GDPの6%規模に達する経常赤字の肥大化だろう。こうした双子の赤字がドル価値を低下させ、インフレを刺激し、世界の他の地域でのパワーセンターの出現を促した。抵当証券市場の規制の甘さ、およびそれが誘発した金融危機が事態をますます深刻にしている。
イラク戦争もアメリカの世界における立場を大きく悪化させた。イラク戦争は、人的な犠牲だけでなく、軍事的、経済的、外交的に大きなコストを強いる戦争となった。しかも、これはアメリカが選択した戦争だった。
「インペリアル・オーバーストレッチ=過剰関与」による帝国衰退論をかつて示した歴史家のポール・ケネディは、「これまでの大国同様に、いずれアメリカも手の広げ過ぎによって衰退していく」と指摘した。当時、ケネディの理論は、ソビエト帝国の解体を説明する理論とみなされていた。だが、自己修正機能のメカニズムを持っているにもかかわらず、アメリカもまた、この理論の呪縛から逃れられなかったことになる。実際、米軍がイラクでの痛手から立ち直るには一世代という長い時間がかかるだろうし、現在遂行している活動を継続するための軍事資源も持っていない。ましてや他の地域で軍事的責務をこれ以上担う力はない。
現在の無極秩序は、他の諸国や組織の台頭、そして、アメリカの政策の破綻や愚かさだけでは説明できない。これは、グローバル化の必然的な帰結でもある。これが第3のファクターだ。グローバル化は、麻薬、eメールに始まり、温室効果ガス、製品、人、テレビ、無線信号、ネットウイルスや病原体、そして兵器にいたるまでの、ほぼすべてのものに関する国境線を超えた流れの規模、勢い、重要性を劇的に増加させた。
グローバル化は、二つの意味で国際システムを無極化へと向かわせている。第1に、国境を超えたさまざまな流れは政府管理体制の外側、国があずかり知らぬところで起きている。つまり、グローバル化は国の影響力を弱めていく方向で作用している。一方で、同じ国境を超えた流れは、非国家アクターのパワーを高める作用をしている。例えば、(輸入国からの膨大な富の移転という現象に浴している)資源保有国の石油企業、(兵士のリクルートと訓練にインターネットを用い、資金を動かすために国際金融システムを、人を動かすためにグローバルな交通システムを利用している)テロリスト、(ブラックマーケット、グレーマーケットをうまく利用している)ならず者集団、(迅速に人材と投資を動かす)フォーチュン500に名を連ねる企業などだ。
いまや最強の国であってもパワーを独占できるわけではなく、一方で、個人や集団が、パワーを蓄積して、持続的な力として簡単に行使できるようになってきている・・・
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▼未知のウィルスに感染(中国で日本選手が)(瀬戸弘幸氏)
日本の有望選手が次々に不幸に遭遇
【恐怖!中国で感染か!絹川が謎のウイルスで北京断念へ】
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/news/20080606-OHT1T00047.htm
中国・昆明の高地トレで死亡 両親が日体大を提訴へ
http://www.asahi.com/kansai/sports/OSK200802020093.html
野口みずき、原因不明の発疹で緊急帰国
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/news/20080308-OHT1T00152.htm
高橋尚子、失速理由は突然の体調不良 今後は海外マラソンも視野
レース中にトイレにも駆け込んだが、直前の中国・昆明合宿で下痢になって数日間寝込んだこととの因果関係は不明とした。
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080310/oth0803101145014-n1.htm
Posted by ((;゚Д゚))ガクガクブルブル at 2008年06月06日 15:49
これは全てが原因が不明となっています。
特に絹川愛(めぐみ 18歳)の場合、謎のウィルス性感染症で出場断念に追い込まれたことです。治療方法も確立されていないというから、今後の選手生命すら危ういということにもなります。四川省の大地震で日本のテレビ局などが「感染症の恐れがあるので保健所が薬を撒いています」などと解説していましたが、よもやこのような恐ろしい感染症があるとは想像もしていませんでした。また、将来有望な水泳の日本選手が死亡していますが、この原因も不明のままです。未知のウィルス感染や、この水泳選手の謎の突然死は一体どのようなことなのでしょう?
下記は2006年の事件です。
【中国】昆明で日体大の競泳選手が体調崩し死亡 (男子自由形1500メートルで2位)
日体大水泳部に所属する競泳男子の宮嶋武広選手(20)が25日、 中国・昆明での合宿中に体調を崩して死亡したことが28日、分かった。
大阪・近大付高出身の同選手は昨年の日本選手権で男子自由形の1500メートルで2位、 800メートルで3位に入った有望株。同大では4月の日本選手権に備え、 競泳の男女有力選手が2日から同地で高地合宿を行っていた。 日体大に入った連絡によると、宮嶋選手は25日午後、プールでの練習中に突然けいれんを起こしたため応急処置を受けたが、 搬送先の病院死亡した。現時点で死因は不明。残る選手らは予定を早め、28日夜に帰国する。 日本の有望な選手が次々と、このような不幸な事態に陥っていることは単なる偶然とは思えません。何か非常に嫌な気持ちにさせる〝事故〟です。何故、日本の新聞社、テレビ局はこれを大々的に報じないのか?
今日の夕方のテレビ・ニュースでは流していたが、これらの件についてはもっと以前から報道すべきでした。特にこの水泳選手の突然死が報道されていれば、絹川愛選手の事件は防げた筈です。今回、同じ昆明という場所で訓練しており、前の事故が大きく報道されていれば、この昆明を避けていたと考えられるからです。素人が余計なことを口にすべきではないとは思いますが、この絹川選手の場合、放射線を故意に浴びせられたということは考えられないのでしょうか。
社会人デビュー戦と考えていた4月の織田記念(広島)などを次々キャンセル。仙台育英高卒業後も指導を続ける渡辺高夫監督は「練習による痛みとは思えない」と治療方針を変更した。都内の病院で放射線を利用したアイソトープ検査を受けると、骨の異常が判明。さらに特殊な方法による血液検査を行った結果、未知のウイルスに侵されていたことが分かった。
治療に当たっている松元整形外科クリニックの松元司院長によると、赤血球を破壊し、白血球を変形させる凶悪なウイルスが血液を通じて骨や筋肉に付着。その炎症によって痛みなどを引き起こしていたという。絹川は同クリニックを訪れる前にも血液検査を受けていたが、異常は検出されていなかった。気になるのが、その感染場所だ。絹川は昨年3月に中国・昆明で高地合宿を行っているが、松元氏は国内で同様の例がなく、ほかの国へは行っていないことから「昆明の可能性が高い」と指摘した。昆明といえば、北京五輪でマラソン連覇を目指す野口みずき(シスメックス)らも合宿を行っている場所。それが事実なら、日本長距離界をも揺るがす問題だ。専門家の先生が未知のウィルスと言っているので間違いはないのでしょうが、白血球を変形させるという表現があったので、そのように感じました。
話は変わりますが、シナ人の留学生と松代PCで「毒入餃子」問題でやりあった時に「日本人と違って中国人の体は頑丈だから何ともないよ、日本人弱過ぎね」と笑っていた女のシナ人留学生がいたことを思い出しました。 シナ人は未知のウィルスでも適応しているから大丈夫などということなのだろうか?戦慄すべきことが近い将来起きるような気がしてならない。
▼謎のウイルスが日本陸上のホープを襲う 中国雲南省昆明で感染か(天漢日乗)
陸上長距離・絹川、五輪出場厳しく…謎の感染症完治せず
昨年の大阪世界陸上女子一万メートル代表の絹川愛(ミズノ)が、今月末に行われる日本選手権を欠場する可能性が高いことが5日、明らかになった。原因不明の感染症が完治しなかったため。同選手権は北京五輪代表選考会を兼ねており、絹川の五輪出場は厳しくなった。指導する渡辺高夫監督によると、絹川は昨年12月から今年2月にかけ、右と左の骨盤を疲労骨折。その後、左ひざに痛みが出た。通常の治療で治癒せず、痛みの部位が次々転移したため、4月に放射性同位元素診療と特別な血液検査を実施。通常の血液検査で正常値だった血液に異常が見つかり、ウイルス感染と診断された。担当医の松元司医師は、「未知のウイルス感染で赤血球と白血球が変形していた。国内では報告のない症例。中国の昆明合宿での感染が疑われる」として、昨年3月の昆明合宿中に感染、潜伏期間を経て発症した疑いを指摘する。7月に英国で開かれる学会で、症例の発表を予定しているという。
(2008年6月6日03時07分 読売新聞)
血液に悪さをするウイルスで、これまで国内で報告されてない症例だとか。絹川選手には実にお気の毒である。まだ18歳。北京五輪出場が期待されていた。
昆明合宿はいろんなチームが行っているが、このウイルス感染が昆明でのものであるとすると、他にも感染者が出る恐れがある。常春の雲南と称されるように、雲南省は気候が穏やかで、日本人に人気がある観光地が点在する。一体、原因となっているウイルスがどんなもので、どうやって絹川選手が感染したのか、経路の解明が進むことを祈りたい。
続き。medtoolz先生が 未知のウイルスという診断自体に疑問を呈しておられる。詳しくは2008.06.06「未知のウィルス感染症」のことhttp://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/59
をご一読下さい。
問題はなぜ絹川選手しか感染者がいないのか? というところに尽きると思う。上にも書いたけど、雲南省は日本人がこれまでも多く入っている地域で、陸上などスポーツ合宿が行われている場所だ。もし、昆明に独自の風土病ならとっくに感染者がいて報告されているだろう。本当に、昆明の合宿で「感染」 したのか。そして間違いなく「ウイルスによる病気」なのか。記事に書かれているとおり、血液の病気というのなら、血液内科の範疇だろう。1999年と2000年に昆明に行った。昆明は、水や食事に関しては、普通に気をつけていれば問題はなかった。もし昆明で何かトラブルがあるとすれば海鮮料理屋などで火が十分通ってない食べ物を口にしたのが、一番ありそうなトラブルである。昆明は山の中なのだが、なぜか生きている海鮮を店頭に並べ、中で調理する形式のレストラン がたくさんある界隈があって賑わっていたのを見た。ホテルでおすすめの料理はあるか?と聞いたときも、あそこがいい。という場所に行くと、この海鮮料理屋がたくさん立ち並ぶ界隈のことだった。山の中の海鮮料理というのは、ぞっとしない。一緒に行った北京大学出身の研究者もなんで海鮮なのかな~。やっぱり、山の中だとご馳走なのかしら。と言ってたけど、実に不思議な光景だった。2000年の暮れの話なので、いまはすっかり変わってるかも知れないが、ひょっとすると日本で食べているものを、昆明の街中で食べたとか、そうしたことはなかったのか。中国の流通は日本ほど発達していない。鮮度の保持も、日本と同レベルではない。まさかとは思うが、この手の海鮮料理屋のような、日本人にはあまり勧められない食品を口にしたというようなことはなかったのか。
雲南料理は、基本的によく火を通した料理が多い。2000年の調査の際には、北京大学出身の研究者と雲南料理の店に足を運んだが、薄味で日本人の口に合う、おいしい料理だった。名物は 「汽鍋鶏」で、これはどこで食べても、実においしい。水蒸気を通す「煙突」が中に立っている「汽鍋」の中に材料を入れて、下に水を張った鍋を置き、下から汽鍋に上がってくる水蒸気で材料を蒸すのが「汽鍋」料理で、汽鍋鶏は、ぶつ切りにした鶏と雲南名産の漢方薬が入って、鶏のおいしいスープと鶏肉を楽しむ。かなり庶民的な店で食べても、間違いのない料理だった。あとは「 過橋米線」という米の麺も名物。科挙の試験勉強をしている夫のために、麺が冷えないよう 熱した油を麺の上に掛けた、という工夫をしたもので、油で中のスープは沸き立った丼が運ばれてくる。これにたくさんの具がついてくるので、次々と沸き立つスープの中に入れると、すぐに煮える。具が煮えたのを見計らって、最後に麺を投入するのだ。これも高級店から庶民的な店まで、あちこちにある。99年には、ホテルの近所にあった、表の道路に木のテーブルを並べているような誠に庶民的な店で食べたが、煮えたぎるスープのおかげで、お腹を壊すことはなかった。過橋米線は、昆明の物価からすると高級品の類で、その庶民的な店でも、15元か25元で、結構な値段だった。高級店でも食べたけど、こちらは100元近かった。突き出しに「スズメバチの幼虫と成虫の唐揚げ」が出てきてちょっとびっくりしたけど。スズメバチは成虫も幼虫もよく揚がっていて香ばしかった。芋虫かと思ったら、漢方薬である植物の根で、それに黒砂糖が絡めてあって、花林糖のようでおいしかった。日本で再現しようと思ったら、漢方薬としては高い値段で取引されていることがわかって諦めた。昆明の空港に袋詰めが安い値段で売っていたのに買わなかったのを後悔した。
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昆明では普通の料理を食べていれば問題なさそう。
チュウゴク軍が開発した新型ウイルスを盛られたのではないか?
昆明に特有の病気でも無さそう!
by日本のお姉さん