国際社会が中国政府が主催する北京オリンピックをなぜ「恥辱」と断じるのか(古森義久氏)
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▼国際社会が中国政府が主催する北京オリンピックをなぜ「恥辱」と断じるのか(古森義久氏)
雑誌『諸君!』に掲載された私の論文の紹介を続けます。主題は国際社会における中国の異質性と同質性です。
今回の紹介部分では国際社会が中国政府が主催する北京オリンピックをなぜ「恥辱」と断じるのか、の説明が中心です。
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しかし中国が国際基準との均質性の印象によって北京オリンピック開催の栄を勝ち取ったとすれば、その同じオリンピックがいまや中国の異質性を世界に印象づける展開となってきたのだから皮肉である。私はその皮肉を世界各国でのオリンピック聖火リレーをめぐる騒ぎの光景を眺めながら痛感した。聖火リレーを国際的な騒ぎにしてしまったのは、明らかに中国当局によるチベットでの弾圧だった。三月中旬にチベットのラサから始まった、いわゆる「騒乱」はチベット人側の一部での略奪や襲撃もあったことだろう。その違法行為への鎮圧という側面もあろう。しかし事態の本質はあくまで武器を持たない僧侶や一般住民を中国人民解放軍と一体の武装警察が武力で弾圧し、銃撃までして殺した事実にある。中国当局の軍隊が僧衣を着た非武装の僧侶たちを射殺するというのがこの弾圧の本質である。チベット側はその犠牲となった死者が百数十人に達したと発表した。チベット住民たちが抗議を起こす背景には中国政府による長年の強圧的な異民族支配、とくにチベット人の漢民族化やチベット固有の宗教、信仰の抑圧がある。チベット側はダライ・ラマを含めて決していま独立を求めているわけではなかった。であるのに、中国共産党政権は僧衣をまとった僧侶たちを射殺してしまった。これが現代の国際社会での異質性でなくて、なんだろう。中国への国際的な抗議が起きたのは当然である。たまたまその直後に始まったのが北京オリンピックのための聖火リレーだった。国際的な抗議はごく自然に中国政府が仕切るこのイベントに向けてぶつけられた。オリンピックはその五輪マークが象徴するように各国、各民族がスポーツを通じて融和し、平和をうたいあう祭典である。その主催国が異民族を弾圧し、僧侶を射殺するというのでは当然、国際的な非難が起きる。その北京オリンピックのはなばなしい前奏となる聖火の採火式が三月二十四日、ギリシャのオリンピアで催されると、一団の男たちが乱入して、五輪のマークを手錠として描く、旗を掲げた。「国境なき記者団」の活動家三人だったが、そのリーダーは前日にフランスのサルコジ大統領からフランス国家の最高勲章を受けたばかりの人物だった。国際的な関心が一気に集中した。中国のチベット弾圧を北京オリンピック開催に結びつけて中国当局を糾弾するという運動が世界的に広まる幕開けだった。つまりは中国という国家の異質性への全世界的な反発だといえよう。国際社会でのこのあたりの中国への反発は以下のワシントン・ポストの社説に要約された観があるので、その一部を紹介しておこう。「恥辱のオリンピック」という見出しの三月二十六日の社説だった。
「中国共産党の指導者たちは北京オリンピックを自国のグローバル・パワーとしてのデビューに使おうとしているが、いまやこのオリンピックは警察国家以上にはなれない政権による暴力的な弾圧、言論の検閲、政治的な迫害などのショーケースになってしまいそうである」「チベット弾圧のほかにも、中国政府は全世界で最も犯罪的な政権への支援をやめていない。大量虐殺を支援するスーダンの政権や、残酷なビルマの軍事政権を助け、スターリン主義的な独裁の北朝鮮の政権を支援し、国連の決議を無視して核武装に走るイランの政権への国際制裁を阻止しているのだ」こうした激しい意見こそがその直後から世界各地で実施された聖火リレーへの抗議の母体となっていたのである。そしてその聖火リレーの特異な展開はオリンピックの長い歴史でもまったく異例の、ゆがんだ一章として記録されることとなった。聖火はロンドン、パリ、サンフランシスコという順番で運ばれていった。どの国でも騒ぎが起きた。中国政府への抗議として聖火リレーに圧力をかけ、妨害しようとする側と、聖火の進行を守ろうとする側と、おおざっぱにみれば、二つに分けられる。だが現実には、中国政府に抗議する側の行動を妨害しようとする中国パワーと、聖火リレーの予定どおりの進行を守ろうとするだけの側と、複雑な区分が重なった。聖火リレーが国から国へと移るにつれ、中国の国旗の真紅な五星紅旗を打ち振る男女の数が増えていった。留学生にみえる中国人の若者たちが中国政府の弾圧を非難する側を果敢に攻撃する光景が増えていった。「北京オリンピックのボイコットを!」とか「チベット支援!」という声は中国政府を擁護する大声にかき消されがちともなった。
どなりあい、こづきあい、殴りあい、そして負傷、逮捕・・・どこでもこんな光景が繰り広げられた。そうした混乱の光景をさらに異様にしたのは、聖火リレーの走者を囲み、ぴったりと張り付くようにいっしょに走る十数人の屈強な若者たちの姿だった。「中国聖火警備隊」と呼ばれたこの集団は中国の武装警察から選抜されたエリート戦闘員だと判明した。
青と白のユニフォームでロボットのように無表情のまま走るこの「警備隊」は聖火リレーの進行を仕切り、聖火を急に消し、コースを突然、変え、リレー走者が胸につけていた人権擁護アピールのバッジを外させた。その横暴さはパリでの走者だった柔道金メダリストのフランスのダビド・ドイエ氏までを激怒させた。「連中は私を取り巻き、走り方に干渉し、聖火を一時、勝手に消してしまった」とドイエ氏は怒り、警備隊員たちを「ロボット」とか「番犬」とまで評したという。(つづく)
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日本のお姉さんの意見。↓
外国に来てまで、チュウゴク式に動く頭の悪い青い
ジャージを来た武装警官の若者たちと暴れるチュウゴク人
留学生。チベット支持者たちに対する罵声と怒りの表情は
醜いったらありゃしない。あれは本気でチベット人を
憎んでいる顔だ。韓国では韓国人や外国人に大けがを
させたそうだ。(チュウゴク人が韓国人をなめている証拠だ。)
これでは世界の人から不気味がられるばかりです。
やっぱりチュウゴクは、おかしいと世界中が感じることが
できた。日本としては、チュウゴク政府が愚かで
世界中に嫌われているので有り難い。チュウゴク政府の
言う南京大虐殺とか従軍慰安婦とかいうウソも話し半分に
聞くようになってくれるだろう。
四川省の地震も核施設が壊れてくれて日本としては
有り難い。復興のお手伝いは、かわいそうな被災者に
だけ金がいくようにしないと、チュウゴクのことだから
先に核施設の復興を始めてしまうからね。