狙われたシャロン・ストーン(東アジアの黙示録)
狙われたシャロン・ストーン↓(東アジアの黙示録)
http://dogma.at.webry.info/200806/article_1.html
S・ストーンも問い掛けた五輪問題…福田首相の開会式出席が確定、首脳会談も複数開かれる。政治の祭典となる大会で、中共が警戒するのはマラソン時の抗議活動だ。
「謝罪するつもりはない」
米女優シャロン・ストーンさんは一転して“謝罪声明”を否定した。
シャロン・ストーンさんは5月22日、カンヌで香港のテレビ局からインタビューを受けた際、大地震に絡めて私見を述べた。カンヌ国際映画祭の華やかなレッドカーペットでの政治的な発言だ。実に堂々とした態度である。
しかし、発言は部分的に切り取られた上に歪められて翻訳され、シナ国内で批判が噴出。当人ばかりか関連企業への総攻撃も始まった。お得意の「吊るし上げ」である。
シャロン・ストーンさんがモデルを務めるクリスチャン・ディオール社は、5月29日に「深く謝罪する」とした声明を発表。ところが、このコメントもまた意図が曲解されていた。
「部分的に使われていて本意ではない。ディオール側に、事実でないことに対しては謝らないと伝えた」
当たり前である。そもそも謝るべき“問題発言”などなかったのだ。シナで槍玉にあげられたのは、カンヌ発言での「interesting」と「karma」の部分だった。
この内「interesting」は「面白い」と訳されたことで“被災者愚弄”に結び付けられたが、前後の文脈から「興味深い」が正解。
またサンスクリット語源の「karma」も「因果応報」的な扱いを受けた。発言した本人の定義は不明だが、それは「因果で被災した」という意味ではない。
発言で「karma」の対象になっているのは被災者ではなく、中共政府だ。つまり「チベット弾圧に手を染める中、中共が苦難に直面した」と解釈できる。これは事実を述べただけである。
【新たなスケープゴートが女優だった】
シナ国内で取り上げられたのはカンヌ発言の一部で、シャロン・ストーンさんが「チベット基金」に触れた部分は意図的にカットされた模様だ。「カルマなのかしら?」の後に続くセンテンスである。
「そしてチベット基金から『助けに行きたい』という手紙を貰い、それに私は涙しました」
ここに登場する『Tibetan Foundation』が米国に拠点を置く団体か、英国の組織か断定できないが、シャロン・ストーンさんがチベット支援グループと密接に関わっていることを物語っている。
以前、法王猊下がカリフォルニア大学バークレー校で講演した際に、シャロン・ストーンさんがステージに現れたこともあった。
リチャード・ギア氏のような熱烈なサポーターではないが、有力な支援者の1人で、他にもHIV問題など様々ン慈善活動を行っていることも知られている。
そのスタンスが、中共が一斉に「敵対者」として標的に選んだ可能性も高い。カンヌ発言後に『北京青年報』を初めとする党の宣伝機関など約30のメディアが「永久に封殺する」と息巻いてシナ人を煽動した。
在、国際非難を浴びる中共政府が欲しているのは、スケープゴートである。CNN、カルフールなども同様のターゲットだった。特に今回は、決定的な個人攻撃で「吊るし上げ」を試みている。
文化大革命時代に逆行していることを如実に示すケースだ。
そしてシナ国内の宣伝機関は恐らく無視しているだろうが、カンヌ発言で「interesting」だったのは、シャロン・ストーンさんが虐殺五輪に触れていた部分だ。
「how should we deal with the Olympics(五輪をどう取り扱うべきか)」
世界中のメディアが集まる映画祭で、有名女優が五輪問題を問い掛けたのである。組織的バッシングの背景には、このダイレクトな発言も影響しているに違いない。
開幕まであと2ヵ月余り…震災をよそに中共当局はジェノサイド五輪の“成功”に大きな不安を抱いている。その中で我が国から誤ったメッセージが発せられた
【無風状態で早々に開会式出席確定】
福田首相のジェノサイド五輪開会式出席が確定した。4日付の産経新聞によれば、複数の政府関係者が「参加内定」を明らかにしたという。官邸筋と外務省高官から裏が取れたのだろう。
これまで首相サイドは曖昧な態度で風圧を回避。5月7日の共同会見の際に福田は、こう発言していた。
「考えてみたらまだ先なんですね。事情が許せば前向きに検討してまいりましょうということであります
いったい何の事情が許されたのか…チベット問題の他に我が国はガス田盗掘・殺人ギョーザ事件を抱えている。何ひとつ、中共側に好意的な態度が見られない中での決断だ。媚中派首相の暴走である。
福田の参加は一方で、皇太子殿下の御訪支取りやめ確定に直結するが素直に喜べない。この時期に我が国の首相の出席が確定したことは、他の国々にも影響を与え、五輪問題でミス・リードを招く。中共の思惑通りだ。
福田首相は3日、ローマで開かれている食糧サミットの会場で仏のサルコジ大統領と初会談したが、開会式対応を巡り両者の違いは際立っている。我が国のトップの対シナ弱腰姿勢は余りにも情け無い。
その差は、野党などから開会式不参加を求める声が上がっていないことにも原因がある。政局好きの小沢にしても五輪問題で政権を追及する構えを見せず、無風状態に近い。
「国民は喜ばないし、世界の笑いものだ」
自民党の一部大物議員からは批判が出た模様だが、これまでにハッキリと開会式不参加を要求したのは平沼元経産相ら極少数に留まっている。中共にとっては敵の少ない余裕の政治状況だ。
中共は各国に対して元首・首脳クラスの出席を求め、工作を続けてきた。それは、やはり単に元首らを集めるだけではなかった。
【8月8日は首脳会談の集中日か】
米国議会では大統領の開会式ボイコットを求める動きも活発化したが、ブッシュ大統領は5月12日にプーチン首相との電話会談で出席を表明。北京で会談することで一致した。
反対論が渦巻く中、これまでブッシュ大統領は「米国選手を応援する為に行く」と述べて批判をかわしてきた。しかし、福田は滞在中にブッシュや屠殺鬼との会談を検討しているという。
選手の応援など端から無関心だ。8月8日前後には北京で各国首脳による会談が相次いで行われる。顔合わせレベルの会談に過ぎないが、北京は“華やか”な外交の舞台に一変する。
それこそ中共の意図する所だろう。北京ジェノサイド五輪の開会式は大規模な政治ショーに他ならない。国際的スポーツ・イベントの最悪の政治利用である。
中共や虐殺支持勢力は、チベット問題に絡めた五輪批判に対して「政治利用をするな」と、お題目のように唱えてきた。更に2日には北京五輪組織委が珍妙な「法律ガイド」を公表。そこには、こう明記されているという。
「五輪競技場などで宗教、政治、人種に関するいかなるスローガンを掲げることも禁止する」
五輪開催中に選手・観光客ら外国人が順守すべき事柄として60項目近くを掲げ、紅旗を燃やしたケースでは刑事罰に問うと強調。シナ国内ではシナ人がトリコロールを陵辱しても許されるが、紅旗では厳罰を下すようだ。二重基準も甚だしい。前近代国家丸出しである。
シナ棒回し同様に中共当局が心から恐れているのは、開催期間中の抗議活動だ。「法律ガイド」が牽制しているのは、法輪功やチベット支援者などであることは容易に想像できる。
我が国のメディアは黙殺したが、国際スポーツ大会では異例の事態が起きていた。
【支那チームへ観客席からの伝言】
今年3月にカナダ・バーノンで開かれたカーリング世界選手権。シナ女子チームが入場した時だった。突然、観客席に「FREE TIBET」のカードと雪山獅子旗が掲げられたのである。競技場を訪れたチベット支援者の効果的なアピールだ。それは主催者に排除されることなく、シナ女子チームの試合中も掲げられたままだった。
中共当局は、同じような抗議が北京の競技中にも起きることを強く警戒。「法律ガイド」で“違法・厳罰”を強調して事前に防ごうと躍起だ。もっとも事前に規制する段階で既に北京大会は失敗確定である。
各種競技の中でも、中共当局がアピールを恐れているのは、男女2回のマラソンだ。スタジアム内の競技では入場の際に厳重な手荷物チェックを行って徹底排除する。それも前代未聞の恐怖支配だ。
しかし、沿道に不特定多数の見物人が集まるマラソン競技には限界がある。これまでにチベット支援者が北京に直接乗り込む動きは出ていないが、当局は厳重態勢で臨むだろう。
そして、虐殺五輪で開会式に続いて政治性が高いのが、このマラソンだ。
【アボリジニの旗が翻ったシドニー五輪】
五輪のマラソン競技は、毛沢東の肖像を仰いで天安門広場からスタートする。これに関しては一昨年12月のエントリ『天安門虐殺コースを走る…北京五輪マラソンの非道』で述べた。だが、その予想を上回り、公表されたコースは天安門を周回して2度も毛沢東の肖像が映り込むという最悪のものだった。六四事件19周年に合わせて問題点を再び指摘しておこう。
ランナーは、数百人以上が殺された場所を走るのだ。事件から僅か19年、手を下した独裁政党もそのまま。その血塗られたコースを走ることは、虐殺の犠牲者を踏み躙り、大量殺人犯を讃える行為である。
また、政治的なプラカード以前に、雪山獅子旗の持ち込みはNGだ。マラソンの沿道で外国人が持てば直ちに拘束の憂き目に遭う。4月10日、北京で会見したIOCの独裁者ジャック・ロゲは、こう明言している。
「地域の旗を掲げることは認められるが、外国人がそれを掲げ、プロパガンダとみられる場合は許されない」
シドニー五輪では、陸上女子400mで金メダルを獲得した豪州のキャシー・フリーマン選手がウイニングランの際、豪州国旗と共にアボリジニの旗を高々と掲げた。
その光景は、同大会で最も印象的なシーンで世界に感動を与えた。
京ジェノサイド五輪で、そのような場面に出会うことはない。豪州でアボリジニの旗を持つことは自由だ。しかしシナでは、IOCや地元五輪委の方針とは別に、雪山獅子旗など植民地の国旗は違法とされ、重罪適用・監獄送致となる。
根本的な違いである。表現の自由という生易しいレベルではない。正に異形のオリンピック…
メディアを通じて五輪を観戦する人々は、背後に隠された問題の深さを同時に見詰める必要がある。狂気の祭典は、中共という暗黒国家を認識する数少ないチャンスでもあるのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます。
狙われたシャロン・ストーン↓(東アジアの黙示録)
http://dogma.at.webry.info/200806/article_1.html
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Sharon Stone's response to the Sichuan earthquake: IT'S KARMA!
Here's what Sharon Stone said on the sidelines of the Cannes Film Festival when asked about the earthquake that has devastated the Sichuan Province:
"Well you know it was very interesting(興味深い) because at first, you know, I am not happy about the ways (やり方)the Chinese were treating the Tibetans because I don’t think anyone should be unkind to anyone else. And so I have been very concerned about how to think and what to do about that because I don’t like THAT.
And I had been this, you know, concerned about, oh how should we deal with the Olympics because they are not being nice to the Dalai Lama, who is a good friend of mine.
And all these earthquake and stuff happened and I thought: IS THAT KARMA... (業)when you are not nice that bad things happen to you?
And then I got a letter, from the Tibetan Foundation that they want to go and be helpful. And that made me cry. And they ask me if I would write a quote about that and I said, “I would.” And it was a big lesson to me, that some times you have to learn to put your head down and be of service even to people who are not nice to you. And that’s a big lesson for me..."