中国がリスク管理体制ができていなかっただけ?
yutakarusonさんの意見を紹介します。↓
■自衛隊機派遣を見送り、アジア安保会議でも話題に-結果的には日本外交の勝利か?
こんにちは。今回の出来事は、日中軍事同盟がどうのこうのという大きな問題とは関係なく、中国のリスク管理体制ができていなかっただけだと思います。中国の分裂ぶり、混乱ぶりを示しているだけだと思います。
私は今回の自衛隊機派遣の見送りは、結果として日本外交の勝利だったと思います。なにしろ、中国の異常ぶり、壊れぶりを国内外にはっきりと晒すことができました。もし、自衛隊機の派遣が実施されたら、これも歴史的転換点ということで、日本側にとって良い結果をもたらしたと思います。今回の現場レベルの折衝者、どっちに転んでも日本にとって良いと判断したと思います。中国側の言質をとり、うまく立ち回ったと思います。ある意味で計算高くえげつないほどの狡猾さだとも思えるくらいです。中国上層部も「やられた!」と感じていると思います。↓
http://yutakarlson.blogspot.com/2008/06/blog-post.html
国の政府高官や軍幹部が参加するアジア安全保障会議では31日、中国・四川大地震の被災地支援のための自衛隊機派遣が見送りになったことが話題になっ た。当事国の日中に加え、ホスト国であるシンガポールのリー・シェンロン首相も石破茂防衛相との会談で言及。アジア各国の関心の高さを裏付けた。
リー首相は日本による中国への被災地支援を高く評価する一方で「対中関係は政府だけでなく、世論も考慮する必要がある。歴史問題をクリアすればより積極 的な役割を果たせる」と助言した。石破氏は「戦争の記憶は引き継ぐ」と言明。そのうえで「自衛隊機での輸送は歴史的だと受け止められるだろうが、日の丸を 付けた自衛隊機が行くのはなかなか簡単ではない」と応じた。
午前の講演会では石破氏と中国人民解放軍の馬暁天副総参謀長が並ぶ場面も。会場から見送りの理由を質問されると、石破氏が「中国の文化や伝統、国民感情 に理解と敬意を示した」と説明、馬氏は「中国の歴史と伝統を理解してくれたことに感謝する」と答えた。(シンガポール=河野俊)(07:02)
日本外交の結果的勝利か?
この程度の話題だと、先日立て続けに2回も自衛隊機派遣に関する話題をとりあげていますので、私は普通だとわざわざブログには掲載しません。1回目は、自衛隊機派遣が本決まりになりそうということで掲載、2回目は、1回目とは裏腹に一転して見送りになった話でした。しかし、私は第一回目ではこの出来事は、「歴史上の転換点となるか?」、「2回目は歴史上の転換点?」として掲載するほど、重要な出来事とみなしているので、本日も掲載します。
アジア安全保障会議での、様子から私は、今回の一連の騒動とも言って良い出来事は、結果として日本の外交上(外務省ではない)の勝利だと思います。なぜなら、仮に自衛隊が当初の予定通りに中国に向けて飛び立つことができれば、誰の目から見ても歴史上の転換点であり、世界的な話題となるからです。
実際には、見送りになったのですが、見送りになったとしても、まずは、中国側が言っているように、複雑な国民感情などへの配慮としているのですが、すでに実績のある自衛隊派遣という通常の事柄が中国ではできないという、他国にはない中国独自の特殊性を海外に印象付けることができたからです。中国中央政府が今回の要請に関して一枚岩で行っていたとしたら、国民感情など、圧殺できるのでしょうが、国民感情以上の、はっきり言ってしまえば、人民解放軍とか、上海派閥などの声を無視できなかったということです。
さらに、どのような経緯があったにしても、自衛隊機派遣という要請が早い段階に、仮に自衛隊機でもかまわない程度の要請であったとしても、間違いなくあったという事実が浮き彫りにされたということです。もし、早い段階で自衛隊による輸送を拒否していれば、今回の会議でも、中国馬暁天副総参謀長も、もっと強い調子で日本側に対して日本はミスを犯したと発言できたものと思いますし、したと思います。ところが、中国側の意思決定の遅さや、危機管理システムがしっかり構築されていないということが露呈し、通常の国家ではありえない内部分裂の実体も明確になったため、いつもの調子で日本側のミスを糾弾することは不利なると判断したものと思います。
通常の国家対国家の関係であれば、たとえ現場レベルの折衝で一度自衛隊での輸送でも構わないという消極的な要請であっても、一度要請しておき、その後断るということになれば、断った側の意思決定の遅さなどとは関係なく、何らかの方法で謝罪するのが国際儀礼というものです。しかしながら、対外的に謝罪もできない、あるいはしない中国の異常ぶりが、国際舞台に晒されたというのが実体だと思います。
この自衛隊機派遣の要請に関して、どのレベルで受けたかはわかりませんせんが、おそらく担当者は上記のように、どっちに転んでも日本にとって有利だと踏んだのだと思います。これを認識していて、相手側の言質をとって、うまく立ち回ったのだと思います。中国の上層部も「やられた!」と思ったのではないでしょうか?日本の外交センス(外務省とは言っていませんよ)も、なかなかのものだと思います。
さて、私はこの出来事がこれから起こる大きな出来事の一つの兆候だと思います。なぜなら、今回の出来事は今までにない、中国指導層の混乱振りと、分裂振りの査証であると考えるからです。
先のブログでも示したように、これを契機に今後10年間で中国を巡って怒涛のような動きが始まる予感がします。皆さんはどう思われますか?
<6月2日時点での付加>-----------------------
この出来事に関して、その後報道されたり、わかったことがあります。この記事の内容をさらに、補強できる内容であることと、他の記事にするまでもないことなのでここに掲載します。
■馬暁天副総参謀長、直後に記者会見を開く
この席上で、馬暁天副参謀長は「自分としては中国の歴史の特殊性などから、やはり自衛隊の派遣は反対である」との趣旨の発言しています。自分の意見としていますが、やはり人民解放軍としての見解なのだと思います。それにしても、全く愚かな発言だと思います。これによって、中国内のリスク管理体制はできておらず、危機的状況にあっても中国は一枚岩で動けないことを世界に晒してしまいました。さらに、人民解放軍の上層部の頭の悪さを露呈してしまいました。何か、旧日本陸軍の参謀本部の頭の悪さとも共通しているような気がします。
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日本のお姉さんの意見。↓
チュウゴク軍と自衛隊が話し合った結果、そういう話が出た
だけで、チュウゴク共産党政府トップは聞いていなかったとか、
強行に反対する人が現れたからだとか、とにかくチュウゴク
にはいろんな種類の権力者がいて、一枚岩ではないどころか
二枚三枚四枚とありそうな様子が世界に知れて日本としては
良かった。人民がネットで騒いでも、いつもの調子で
チュウゴク軍がどんどん消したり、ネットの接続をカットしたり
つながりにくくすればいいだけのこと。人民の気持ちを考慮
して断ったりするもんか。共産国なのにさ。
それに、最近では、日本が一生懸命救助したニュースを
流しすぎで危険だと怒る高級幹部も出てきた。
あくまでも、日本を敵にしておこうという魂胆だ。
日本人は、コロコロ変わるチュウゴクに対して、冷静な目で
熱くならずに見ている方がいい。だって毒ギョーザ問題も
解決していないし、東シナ海のガス田も今日もチュウゴクは
日本側のガスを吸っているんだし、チベット人は今日も殺されて
いるし、監獄で拷問にあって死んでいるのだから。
法輪功の信者も今日も拉致されて臓器移植のスペアーとして
殺されている。日本とチュウゴクの問題は何一つ解決して
いないし、チュウゴク人は幼稚園の頃から
反日なんだから、甘い期待はしないほうがいい。
長野ではチュウゴク人留学生は、日本人をチュウゴク国旗で
包んで殴ったり突いたりしていたんだから。