宮崎正弘の国際ニュース ・ 早読み・軍事情報 ・ 太田述正 有料メルマガ
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年)6月3日(火曜日) 弐
通巻第2209号
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
李鵬の息子、李小鵬が近く山西省副省長へ転出か?
水力発電とエネルギー利権との相関関係はどうなる
********************************
李鵬(元首相、前全人代常務委員長)の息子は二人おり、長男の李小鵬(49歳)はカナダ留学、91年から華能国際公司の社長、会長を歴任してきた。次男の李小勇は広東省の随所で不動産投棄に興じて、一時失敗、外国へ逃げていた噂もあった。 長女の李小琳は、いまも中国電力投資公司の社長のポストにあり、買い物にリムジンで乗り付け、多くのボディガードを従えている現場をパパラッチされている。ともかく李鵬一家の醜聞はよく聞こえ、庶民は蛇蝎の如く李鵬を嫌っている。あの89年の天安門広場を埋めた百万学生のスローガンをご記憶ですか。「李鵬下台」(李鵬辞めろっ!)でしたね。
6月3日付けの博訊新聞網は、その李小鵬の山西省副省長入りを予測している。現在の山西省書記は張宝順。ちかく北京へ出世の模様で、そのあとは現在山西省省長をつとめる孟学農が襲うとされる。李小鵬の山西省副省長就任説は、その後の人事展望を物語っている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪(読者の声1)胡錦濤が来日土産に持ってきた日中友好とは名ばかりの「レンタルパンダ」はいらない! 胡錦濤率いる中国共産党はチベット弾圧を繰り返し行い、そこから“盗んで”きた「パンダ」を「日中友好の象徴」と言っている事も可笑しいですが、それを喜んで受け取る福田康夫もどうかしている。 そこで、「レンタルパンダいらない」署名運動を始めました。より多くの方に、ご署名頂きたく、各地で署名運動を行っております。(KM生)。
<<署名方法は以下の三通りになります>>
1、下記にある署名用紙(PDFファイル)を、各自でプリントアウトして頂き、 署名が集まりましたら、メールにて送付先住所をお知らせ致しますので、郵送でお送り下さい。 ※署名用紙を印刷出来ない方は、ネットプリント(セブンイレブンのマルチコピー機)で‘05529872’(有効期限5月31日まで)と入力すると20円(白黒)で印刷が出来ます。他はFAX又は郵送でお送り致します。
2、下記に記載のメールアドレスへ氏名(名字のみも可)・ご住所を送信して頂き、当方が署名用紙に代筆させて頂きます。 (ご家族の名前も記載して頂けると助かります)panda_ukeirenai@yahoo.co.jp
3、各地で行われる署名活動に出向き、署名して頂く。(今後の運動告知などを参照下さい) 署名用紙はこちらでダウンロードして下さい。
http://
レンタルパンダいらないブログ
http://
mixiコミュニティー「レンタルパンダいらない」
http://
(宮崎正弘のコメント)パンダはチベットのものです。チベットに返そう!
♪(読者の声2)宮崎さんがメルマガで「中国は国民国家を目指している」との推定・分析を披瀝されていて雷に撃たれた状態になりました。
相当な軋轢が中共政権内部、中共軍部内部、そしてその双方間で起こっているんだろう、と推測します。あそこまで歪(イビツ)な変化をし急激な経済発展を遂げたら、内部矛盾は相当なものでしょう。その高まっている矛盾の内圧は貧困層レベル、庶民レベル、富裕層レベル、政権中枢レベル、それぞれが固有な内実を有して高まっていることでしょう。
どのレベルの壁が先に綻び内部矛盾が弾け飛び出し、日本、東アジアをはじめ世界へどのようなとばっちりを撒き散らすか、恐ろしいものがあります。毛沢東が中国というものの本性を弁えて外部との連関を制限し、文化大革命という名の権力闘争を起こしても大混乱を国内内部に押し留めたことは、世界にとっては正しかったのです。登小平が政権を握ってから中国は、‘改革・解放’(主眼は解放)の名の下、世界のカネと人を中国に呼び込むかたちで中国のリスクと害毒を海外に拡散させ、それを世界が共有させられることになりました。ソ連が崩壊し共産主義やその思想への心理的脅威が消滅し、グローバル化の美名に隠れて危険で曖昧な観念(‘脱国家の思想’)が国際社会に蔓延しそこに中国が浸け入りました。中国という異界のコワサを体験していない欧米はもとより健忘症の日本人もシナ大陸に誘き寄せられて行きました。中国は増大する人民を養う為、強権体制護持の為に、海外からのカネと物と人の流入口を開く大バクチを打ち、生じる内部矛盾を強権で抑えてきました。生じる矛盾は反日デモや排日運動を誘発し、テロリストとしてウイグル人を、秩序破壊者としてチベット人を弾圧してガス抜きをし、欧米には微笑外交で固塗してきました。 ウイグル人弾圧、チベット人虐殺、そして四川大地震の天変地異は、中国の内部矛盾が噴き出す綻びとなり、それらへの対応に対する国際社会の関心と批判を集めそれが中国の体制を大きく揺り動かしています。来る北京五輪大会も内部矛盾の噴出口となります。国民国家を志向しないと国家として保たない臨界点に中国はあるのでしょう。ゴウゴウ、ギシギシと鳴り響く中国の軋みが聞こえてきます。(HN生、品川)
(宮崎正弘のコメント)ところで、四川省大地震で中国が隠匿してきた核戦力が総合的にどれほどの被害をうけ、それは中国の全体の軍事力の、どれだけのマイナスになったのか、なぜ米国が評価を公表しないのか。CIAとペンタゴンの沈黙は何を意味するのでしょうか?地震湖、土砂ダムの衛星写真は、なぜか台湾のものばかりじゃありませんか。この点に焦点をあてた論文を、アメリカの文献のなかに探しています。読者の皆さんもご協力下さい。 yukokuki@hotmail.com(投書の宛先です ↑)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
軍事情報 (【転載】「国立追悼施設」化する千鳥ヶ淵)
━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本日配信された『斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」vol.34』に、以下のような記事がありました。
http://
国民多数が敬愛し、祖国への思いを馳せる鎮魂の場「靖国」を政治ツール化している一部エリートは、一体誰のために何をしようとしているのでしょうか?畏れ多くも皇族の方々を利用してまで。国難に殉じた英霊への敬意を忘れ、わが歴史の何たるかも理解せず、政治ともいえぬ小手先細工に汲々とする人々には、シナで起きた地震の如く天罰が下るでしょう。以下、全文を転載します。
□□□□□□□□ 「国立追悼施設」化する千鳥ヶ淵 □□□□□□□
以下は斎藤吉久メールマガジン(5月30日、No.399)からの転載です。
http://
先日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で厚労省が主催する拝礼式が行われ、新たに629柱の遺骨が納骨されたと伝えられます。高円宮妃殿下が出席され、福田首相ほか政府関係者、遺族関係者が出席してそれぞれ献花し、桝添厚労相が式辞を述べたようです。靖国神社に代わる、国立の追悼施設を建設する、という議論がすっかりカゲを潜めている状況で、この千鳥ヶ淵墓苑がいわば、なし崩し的に国立施設の役割を果たし、既成事実化しているように見えます。しかしそれには大きな矛盾があります。つまり、いわゆるA級戦犯の問題です。同墓苑は概念的にA級戦犯を追悼対象としていますから、靖国神社に代わりようがありません。しかし、そのことは見て見ぬふりがされています。
▽靖国神社に代わる国立施設
国立の無宗教の恒久施設が必要だ、とする報告書をまとめた追悼懇が設置されたのは、ほかならぬ福田首相が内閣官房長官時代だった、7年前の平成13年です。同年夏に小泉首相が靖国神社に参拝し、中国、韓国から激しい反発を呼んだのがきっかけでした。誰でも「わだかまり」なく、戦没者に追悼の誠をささげられる施設の在り方を議論することを目的に、福田長官の諮問会議が設置されたのです。「わだかまり」の核心は、要するに靖国神社に祀られているA級戦犯問題でした。そして福田長官の諮問会議は、靖国神社に代わる国立施設の建設を提案したのですが、その後は棚上げされています。しかし現実において、靖国神社に代わる施設はマスコミにしばしば登場しています。1つは防衛省のメモリアル・ゾーンであり、もう1つがこの千鳥ヶ淵墓苑です。
▽A級戦犯も追悼の対象
明治以来、靖国神社が国家的追悼施設の中心的存在であることは間違いありませんが、A級戦犯を祀っていることにおいて、国家的施設として相応しくないからといって、千鳥ヶ淵墓苑がそれに代わりうるか、といえば、否です。なぜなら、引き取り手のない遺骨を収める納骨施設である千鳥ヶ淵墓苑は、時代的には「支那事変以降」という限定的な戦没者が対象とされ、墓苑での追悼式は、政府の収納遺骨によって象徴される支那事変以降の戦没者に対して行なうもの、とされているからです。つまり概念上、戦争状態が続いている、サンフランシスコ講和条約発効以前の、戦争裁判による法務死を公務死と認めているのが日本政府の立場だとすれば、千鳥ヶ淵墓苑の追悼式がA級戦犯を追悼の対象としていることは明らかです。
▽要は靖国神社はずし
少しでも事情を知る人なら、そんなことを百も承知のはずのですが、A級戦犯を祀る千鳥ヶ淵墓苑に首相は参拝するな、とは誰もいいません。
千鳥ヶ淵墓苑だけではありません。政府が主催する終戦記念日の全国戦没者追悼式も同様です。それはなぜか、といえば、要するに、問題の核心がA級戦犯にあるのではなくて、靖国神社外しにある、ということでしょう。官僚たちのやり方は手が込んでいます。高円宮妃殿下にご出席をたまわったのは、反対封じではないか、とも疑われます。皇族が参列されれば、国民としては、公然と反対の声を上げることがはばかれるからです。戦没者追悼式も同様です。
▽いまこそ本格的な議論を
明治以来、戦没者追悼の中心的な施設といえば、靖国神社以外にはありません。自国の宗教的伝統から生まれ、日々、追悼の誠を捧げている施設として、靖国神社より古いものは世界にはありません。靖国神社はどうあるべきか、いまこそ本格的な議論が求められています。
-----------------------------------------------
━─━─━[太田述正 有料メルマガ]━─━─━─━─━─
3 一日後の状況
昨日のコラムでライトの発言を読まれてどう思われましたか。私自身は、おおむね共感を覚えましたね。おおむね、というのは、ライトが言及した事柄の細部について土地勘がないからつけたまでです。ところが、米英のメディアは・・私が参照しているのはリベラルなメディアが大部分ですが・・、その掲載記事・論説のほとんどがライト非難一色なのですね。こと有色人種問題(黒人や日本人)に歴史認識問題(奴隷制や「太平洋」戦争)がからむと、米英のリベラル(黒人を含む)の馬脚が顕れてしまう、ということでしょう。面白いのは、28日のワシントンでの米国記者クラブ(National Press Club)でのライトの発言の抜粋と、それを見せられた民主党支持者、無党派、共和党支持者の感情の起伏を同時に示すユーチューブ動画(http://
この動画については、英語ができない方でも、感情起伏グラフをご覧になるだけでも一興かと存じます。英語ができる方には、ライトが、原爆投下を行った米国と9.11同時多発テロの下手人とをいずれもテロリストと括った上で、英国が(奴隷貿易について)アフリカに謝罪したように米国が奴隷制について黒人に謝罪しておらず、また、米国が原爆投下についても日本に謝罪していない以上、米国は9.11同時多発テロを喰らっても文句は言えないと主張しているくだりがお奨めです。上記感情起伏グラフで、頭の部分以外で一番反発が強かったのが、の発言のくだりであることにもご注目ください。
ところで、民主党支持者と無党派の感情起伏はほぼ同じ動きをしており、全般的にライトの発言に対する反発は少ないのに対し、共和党支持者は大きく反発し続けています。これを見ると、ライト問題のオバマへの悪影響はそんなに大きくないのではないかという感じがする一方で、オバマが共和党支持者の一部を取り込むことはほとんど不可能になったのかな、と思います。なお、英語のできる方は、ライトが27日のデトロイトでの全米有色人地位向上協会(National Association for the Advancement of Colored People)の夕食会で行った「非政治的」な演説全文も一読の価値があります。黒人は右脳的思考を行い白人は左脳的思考を行うという学説を引用して、黒人は白人的な意味では学習することが不得手であるけれど、違った形で学習をすることには白人より長けていると主張したり、黒人の英語がおかしいと言うのなら、ケネディ大統領やジョンソン大統領やエドワード・ケネディ上院議員の英語だって訛っていると指摘したり、私はオバマの人種問題についての演説より感心しましたね。
(4 ライトへの批判
(1)リベラル(記者・論者)の批判
・ライトは黒人教会を代表しているようなことを言っているが、解放神学を唱える黒人教会は黒人教会中のほんの一部だし、そのほんの一部のうちのほんの一部しかライトは代表していない。大部分の黒人教会では、魂の救済だけを追求しているし、差別への不満を表明するのではなく白人黒人共通の夢について説いている。また、多くの黒人牧師達が、米国政府や白人がエイズの感染拡大について責任があるとの説を非難している。
・黒人教会には、黒人が他の黒人を従属せしめたり、黒人が白人におべっかを使ったりする役割を担ったという歴史もある。
・米国には、白人も黒人も、宗教者には一目を置くというばかげた風潮がある 。ライトが単なる政治学者であったならば、こんな注目を浴びることはなかった ろう。
・ライトは自己顕示欲にかられて露出を続けているだけなのだ。
・ライトはオバマが大統領になるのを妨害しようとしているのだ。彼にとっては米国は永久に黒人を差別し続ける存在でなければならないからだ。
・ライトが黒人差別を解消し黒人の地位向上を図りたいのなら、オバマが大統領になるのを妨げるようなことは控えるべきだ。
・ライトはオバマが自分を遠ざけようとしていることに反発したのだ。
・ライトがケネディとジョンソンの訛りに触れたのは非生産的だった。
・白人と黒人の学習能力が質的に異なるとの主張は、差別を正当化するものであって、奴隷所有者や、その後の白人黒人分離主義者達が用いた屁理屈を思い起こさせる。
→この点については、次のようなライト弁護を行う論者がいる。「バーナード・ショー(George Bernard Shaw)は、イギリスと米国は共通の言語で隔てられた二つの国だと述べた。リチャード・コーエン(Richard Cohen)は、米国の白人と黒人の関係も同じだと述べた。一方から見て無害な声明ももう一方から見ると不快な場合がありうる。何年か前にジョージタウン大学の言語学者のタンネン(Deborah Tannen)は『あなたは理解することができない--男女間の会話』というベストセラーを書いた。この本は、男と女な同じ言語を使っていても、聞こえ方が異なっていると指摘している。男女にあてはまることは、黒人と白人にもあてはまる。いや白人とあらゆる少数派(minorities)にあてはまるのではないか。」と。(太田)
(2)黒人牧師の批判
聖職者は直接政治に関わらない方がよい。そもそも、ライトは言葉ではなく行いによって語ることに徹するべきだ。
→ただし、黒人達の間では、ライトにむしろ熱烈なエールを送る者が多いように見える。ある黒人牧師は、ライトは不当にもリンチをくらっているが、彼の払った犠牲に触発されて立ち上がる人々が出てくることで、よりよい未来が招来されることだろう、と語っている。(太田)
5 オバマへの批判
(1)最初に
オバマは、1988年にライトの“The Audacity to Hope.”(後にオバマの著書のタイトルに使用)という説教を聞いてキリスト教に入信し、1992年に当時ライトが主宰していたTrinity United教会に入会したこと、このことによりオバマは黒人達との交流が始まったこと、また、ライトはアフリカをしばしば訪問しており、アフリカ的な儀式を教会での儀式に取り入れたりもしており、オバマに父親の出身地であるアフリカへの目を啓かせたこと、更に、オバマが録音したライトの説教集を携えてハーバード・ロースクールに赴いたこと、を念頭に置いて以下を読んでください。(続く)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本のお姉さんの意見。↓
「ライトが、原爆投下を行った米国と9.11同時多発テロの下手人とをいずれもテロリストと括った上で、英国が(奴隷貿易について)アフリカに謝罪したように米国が奴隷制について黒人に謝罪しておらず、また、米国が原爆投下についても日本に謝罪していない以上、米国は9.11同時多発テロを喰らっても文句は言えないと主張しているくだりがお奨めです。」
わたしには、ライト牧師は正しいことを言っているように
聞こえます。どこが間違っているの?
「ライト牧師は、アフリカ的な儀式を教会での儀式に取り入れ
たりもしており、」という部分は納得がいかない。
教会はアフリカ的である必要が無い。聖書的であれば
いいのだ。黒人だから、アフリカ的な儀式をしないと
いけないのか?体を揺らしながら、手をたたきながら、
にぎやかに神さまに賛美歌や聖歌を歌うだけで、十分
黒人っぽいと思うけどな。
アフリカのドラムなども取り入れてるのだろうか?
友達が参加した教会は白人も黒人も一緒に集まっている
教会で、アフリカから黒人のクリスチャンのダンサーたちを
呼んで、礼拝中ではないけど、カンファレンスの際に
舞台で踊ってもらっていた。
ライト牧師はアクが強い人なんだなと思った。日本人で
クリスチャンのわたしとしては、ライト牧師の言っていることは、
正しいと思うよ。
アメリカは、日本に謝罪していないし、日本人に
原爆を落としたのは戦争を早く終わらせるためだとか、
アメリカ兵に犠牲を出さないためだとか言って洗脳して
いるけど、実際は、トルーマンが日本に原爆を落としたかった
から落としただけ。
わざわざ広島と長崎に
違うタイプの原爆を落として、その後調査団を送って調査
しているんだから、実験したかったのだと思うよ。
ネバダ州の砂漠で実験済みだとアメリカ人は言うけど
実際に日本人で試してみたかったのは、間違いない。
トルーマンをそそのかしたのは、側近の
ソ連の息がかかったスパイ野朗たちだった。
ユダヤ人の科学者たちは、日本に原爆を落とさないでくれと
必死で懇願してくれたんだけど、聞く耳も持たなかったし、
嘆願書も、トルーマンに届いていなかったとか。
アメリカは、原爆の威力を大きめの爆弾ぐらいにしか
考えていなかったようで、その後、朝鮮戦争の時に、
マッカーサーが原爆を満洲で使いたいと言ったら、
そのままマッカーサーは更迭されてしまった。
朝鮮半島を共産主義から守ろうと思えば、満洲を支配下に
収めていないと、どうしようもないんだ。マッカーサーは、
朝鮮戦争の時に、やっと、日本が満洲にこだわった理由を
理解したようで、「日本は自衛の戦いを戦ったのです。」と、
アメリカの議会で言ってくれた。
朝鮮戦争の時には、原爆は大きめの爆弾というより、
民間人を無差別に死に追いやる、恐ろしい大量破壊兵器だ
とアメリカは認識していたようだ。
広島、長崎の様子を見た者は、簡単に原爆を使えないのだ。
そのためにも、日本人は、広島、長崎の悲惨な写真を
世界中の人に見せないとね。
でも、平和会館の会長はアメリカ人で、展示物の悲惨な
写真をかたずけてしまったそうですよ。
アメリカ人が、大勢の民間の日本人を殺して、原爆の後遺症で
長い間、大勢を苦しめたということを世界に知られたく
ないんだろうね。