世界の水を大量消費する日本の使命 (大島信三)
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼世界の水を大量消費する日本の使命 (大島信三)
バーチャルウオーターということばをご存じだろうか。たとえば、目の前に一個のハンバーガーがあるとする。このハンバーガーをつくるために、一体、どのくらいの水が必要か。それを計算してはじき出したのが、バーチャルウオーター。日本語では、仮想水と訳している。昨晩のNHK「クローズアップ現代」のテーマは、「地球の水は人を救えるか」であった。アメリカやオーストラリアの深刻な農業用水の不足、枯渇などを報じた番組で、45グラムのハンバーガーをつくるには、900㍑の水が必要という計算が紹介された。細かな説明がなかったが、どういう計算法なのか。参考までに日本経済新聞5月11日付朝刊の記事を引用してみたい。
<牛丼1杯がペットボトル(1・5㍑)1260本、コップ1杯の牛乳が73本の水を消費する(略)。特に水の消費量が多いのは牛丼だ。牛肉は牛が口にする飲料水のほかに、エサとなるトウモロコシなどの農作物の栽培にも大量の水が必要になるからだ。牛1頭育てるには6540トン、牛肉1㌔㌘では約20トンの水が必要となる>食料自給率39%の日本は、大量の食料を輸入している。言い換えれば、生産国の膨大な量の水資源を消費している、ということでもある。「クローズアップ現代」によれば、アメリカからのバーチャルウオーターの量は、288億トンにものぼるという。
オーストラリアの農業用水の枯渇はほんとうにすさまじく、牧場がどんどん消えている。農業用水が商品として取引され、水価格が高騰している。いずれ、これは牛肉の価格に転嫁されて、日本の食卓をおびやかすにちがいない。水を湯水のごとくつかう時代は去ったのだ。いまや、人類を救うのは、海水しかない、という時代が、すぐそこまで来ている。海水を淡水にする日本の最先端技術が、スペインなどの農業をサポートしているが、大量の電気を消費するのが欠点。そのエネルギーとして化石燃料が使われているので、これが問題化している。ここを新エネルギー技術の開発、導入で早くクリアしてやることが、水の消費国日本に求められている使命といえよう。
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▼マケインの「完全、不可逆的、検証可能」な核放棄論 (島田洋一)
共和党の大統領候補に内定しているジョン・マケイン、「テロとの戦い」に関しては共和党ハードライナーに近いジョー・リーバーマン(無所属・写真)の両上院議員が、連名でアジア政策に関する文章を発表した。さほど具体性はないが、記録のため、北朝鮮に関する部分のみ引いておきたい。引用部分前半に、ブッシュ政権が、ライス・ヒル路線の下、事実上放棄した「完全」「不可逆的」「検証可能」な核放棄を確保するという表現が出てくる。そのために、2006年、北朝鮮の核実験後に通った国連安保理決議をテコに使うとも強調している。今後、選挙戦の中で、制裁強化をはっきり打ち出し、揺れるブッシュ政権を、共和党大統領候補の立場から牽制して欲しいところだ。後半は、無条件で金正日やアフマディネジャド(イラン)の類とサシで話し合うつもりだと失言し、無理な言いつくろいも手伝って、保守陣営のみならずヒラリー陣営からも、「軽量級」「ナイーブ」などの批判を受けているバラク・オバマを当てこすったものである。その中で、金正日のことを、「国際的な犯罪事業の展開、秘密核兵器開発、巨大な強制収容所システムに責任のある独裁者」と表現している。ブッシュも、当初こうした原則的姿勢を打ち出しながら、ハードライナーが政権を去るにつれ、腰砕けになった(まだ、残り7ヶ月、名誉回復の機会は残っているが)。マケインには、揺らぐことのないハードラインを期待したい。
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▼ チャンネル桜の収録と、日本の対外純債権 (新世紀のビッグブラザー)
本日、チャンネル桜の「日本よ、今・・・闘論!倒論!討論!
2008『崩壊の予兆か?中国の行方』」の収録がありました。
内容については番組を見て頂ければいいのですが、
討論への出席者として幾つか感想と見所を。
放送予定日時は5月29日(木)20:00-21:30と翌30日(金)21:00-22:00の二回に分かれています。わたしの見せ場は、前半の方で、後半の方は控えめにさせて頂きました。(経済的な内容は、前半の方が濃いため)
前半の真ん中辺りで、絶対にニコ動とかで突っ込まれそうな三橋貴明が見れますので(要は、地が出たのですが)、ご期待下さい。
全般的な話をすると、中国経済の問題についてかなり語りたいことを語ることができたので、満足しています。しかし日本のメディアはお花畑系、保守系関係なく、本当にデータを使わないし、使い方を知らないですね。わたしは「ヤバ中」に載せた一部の表やグラフを、パネルとして使ったのですが、休憩時間にいたく感心されました。
正直、「おい!」と思いましたが、逆に言えばこの手の(データを用いた)手法はあまり他人がやらないので、差別化要因になると言えるのかもしれません。が、もしかしたら逆に説得力が失われるので、メディアはあまりデータを使わないのかも知れません。(そんなことは無いとは思うのですが)
番組をご覧頂くと分かりますが、わたしはかなり意識して、発言時には必ず数値的なデータを(地が出た時さえ)根拠として示しています。これが果たして説得力を持ったたかどうか、喋っている時にはよく分かりませんでした。この辺りについては、自分でも見て、確認したいと思います。一部のパネリストの方々について、簡単にご紹介と感想を。
宮崎氏:中国ウォッチャーとして名高いジャーナリスト。拓殖大学の客員教授でもいらっしゃいます。お会いした印象ですが、想像以上にお年を召されていたのに、まず驚きました。中国全土を駆け回っていらっしゃるので、もっと若い方を想像しておりました。お元気な方です。
陳恵運氏:いい人でした。しかもこう言っては失礼ながら、物凄く頭が良さそうな方でした(実際、良いのでしょうが)。ああ、この方のお話について、書きたいことは多々あるのですが、ご迷惑になりそうで書けません!
青木直人氏、田代秀敏氏:お二人とも「本当はヤバイ!韓国経済」をお読みになられていたのに、まず吃驚しました。以前、この本を切っ掛けにチャンネル桜に出演したせいかも知れませんが。
西村議員:皆さんのご存じの西村議員、そのままでした。議員の魯迅の小説のラストシーンに関するお話は大変面白かったのですが、ああ、これも書けない orz
しかし、あのメンバーの中に混じったわたしは、ひたすら場違いでした(笑)。何しろ政治家でもジャーナリストでもない、一2ちゃんねらですから。(しかも、最近はPCから書き込みは勿論、読み込みさえできないので、携帯で2チャンネルをしています。プロパイダの問題っぽいのですが orz)
さてご報告はこのくらいにして、日本の対外純資産について。
『対外純資産、過去最高 平成19年末で250兆円
日本のお姉さん。↓
なるほど、日本人は魅力的でないと生き残れないのですね。
資源も無い国だし、、、。でも、魅力があるから
チュウゴク人や韓国人の漁船が日本の海に勝手に
入ってきて魚をごっそりとったり、チュウゴク軍が
東シナ海の境界線まで出てきて、日本側のガスを吸ったり
するんでしょう?ロシアだって、北方領土を返さないのは、
日本の近海や島々が魅力があるからでしょう?
魅力があるから築地の最高級なマグロが1位から3位まで
チュウゴク人に落札されてしまうのです。
魅力があるから、毎年チュウゴク人留学生が
日本で就職して日本国籍をとるために、ぞくぞくとやってくる。
韓国スリ集団も、どんどん日本に入ってくる。魅力があるって
ことでしょう。外国の方が日本の魅力を知っているってこと。
日本人は、外国に資源や島を盗られないように、
まじめに自衛できる軍隊を持つべきです。
官僚なんかに、コントロールされるような、存在であっては、
イザというときに、自衛隊は役に立たない。
http://額賀福志郎財務相が23日の閣議に報告した平成19年末の対外資産・負債残高によると、国内の民間企業や個人、政府が海外に保有する資産から、海外から国内への投資(負債)残高を差し引いた対外純資産残高は前年末比16・3%増の250兆2210億円となった。現行の統計を始めた8年以降の過去最高を2年連続で更新した。海外の債券などへの投資拡大が寄与した一方、海外からの投資を国内に十分に呼び込めていない姿も浮き彫りになった。対外資産残高は9・4%増の610兆4920億円、対外負債は5・0%増の360兆2710億円と、いずれも過去最高となったが、資産の伸びが負債上回ったため、純資産が増加した。
これは海外への投資が海外からの投資を上回ったことを示す。低金利で、利息が小さい預貯金から、投資信託などへシフト。投信に組み込まれた海外の債券への投資が拡大し、資産の増加につながった。負債の伸びが小さかった背景には、日本の法人の実効税率の高さなどがあり、海外からの投資を呼び込めていないとの指摘がある。海外の企業や個人が保有する国内企業の株価下落も、負債の増加を抑える要因となった。日本の対外純資産は、公表している国の中では17年連続1位。ただ、中東諸国などは非公表のため、財務省は「世界一かどうかは不明」としている。大和総研経済金融調査部の神田慶司エコノミストは「純資産は国の力を表す指標の一つで、過去最高となったのはいいこと」としつつ、「企業が(経営の支配を目的とした)対外直接投資を増やすとともに、税制改革などで投資を国内に呼び込むことが経済の活性化につながる」と指摘している。』
韓国が対外純債務国に転落する日が目前に迫って来ましたが、日本は相変わらず経常収支黒字を積み上げ、対外純債権を増加させていっています。この日本の巨額の対外純債権ですが、必ずしも喜ばしいばかりではありません。*憲法により軍隊の戦闘行為を制限されている日本は、債務国が開き直り、一方的に債務不履行を宣言した際に、返済を軍事的に強制することができません。世界では、日本のように「借りたものは返す」が常識な国は、むしろ少数派であることを、債権国日本は常に意識する必要があるでしょう。基軸通貨の下落を図り、対外債務を激減させる反則技を使う超大国さえあるのですから。*(★日本の国内でもサラ金の取立てには、怖いヤクザに頼まないと、担保無しの借金の返済はしませんよ。実力行使と言う手段が常套です。これが国家間となると、強力な大量破壊兵器をチラつかすか、大軍隊の派遣、駐留を許可せるかの二者択一で恐喝するしか無いでしょう)
極端な話、対日債務国が一斉に債務不履行を宣言し、開き直った場合、果たして日本はどうするのでしょうか? 地球市民の好きな「国際協調」とやらに、訴えますか? 訴えて、やはり債務返済を拒否されたら、果たしてどうするのでしょうか。
ちなみに、債務返済を強制する力は軍事力だけではありません。わたしは別に「対外債権を守るために、軍事力を強化しろ!」と主張しているわけではありませんので、念のため。要は、世界最大の債権国である以上、一方的な債務不履行を債務国から宣言されることを考慮し、何らかの対応策を用意しておく必要があるということです。
産経の報道にある海外資金の対日投資の件は、まあ数十年前から言われ続けているにも関わらず、ちっとも増えないので、元々無茶な話のような気がします。日本の民族資本が強すぎるということは、確かにグローバル標準からはかけ離れていますが、別にわざわざグローバルに合わせる必要もないでしょう。
わたしはグローバル化の進展により世界が狭くなったとき、長期間にわたり繁栄を維持できる国は、差別化要因を多く持っている国だと考えています。つまり世界の国々と「違う国」の方こそが、グローバルの中で却って付加価値を高められると考えているのです。
グローバリズムの世界では、製造やサービスなどの産業は、最もコストが安い国に流れます。この環境下では、他国との違いが大きい国こそが、逆に影響力を高める事になります。グローバルな世界で他国と同じ事をしようとしても、コストが低い国に産業や職が流れてしまうだけです。(まさに今の韓国が、この状況だと考えています。)民族資本が超強力というのも、他国との違い、即ち付加価値の源泉になりうると考えているのですが、いかがでしょうか。
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ようちゃんの意見。↓
★スマートに借金の取立てを促すには、それだけ借金をちょことでも返して機嫌を損なわない付き合いを日本と続けるほうが、長い目で見てお得だと相手国を、承服させるだけの魅力ある提案やアイデアや個性のある、発明や発見を継続して打ち出して行けるだけの、魅力ある国家と思われるか、又は、相手国の得意分野とか、特定な農産物とか、資源を生かして製品化して輸出の促進の手助けをしてやる、コーディネートが出来るだけの、ノウハウを持つ頼りになる国家になるとか、 魅力ある国作りは日本国民の能力と特質とを生かさないと生まれない。
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