インドネシアが原油の純輸入国となっている現状を踏まえてOPECを脱退する方針を表明
インドネシア、OPEC脱退へ=東南アジアの加盟国不在に
【ジャカルタ28日時事】インドネシアのプルノモ・エネルギー鉱物相は28日、石油輸出国機構(OPEC)を脱退する方針を表明した。東南アジア唯一の加盟国であるインドネシアが脱退すれば、OPEC内に東南アジアの産油国は不在となる。
同エネルギー鉱物相は予算関連の閣議の際、ユドヨノ大統領からOPEC脱退に関する指示があったと説明。近く脱退に必要な書類に署名すると語った。ただ、将来的に原油生産が増加し、純輸出国となった場合には、OPECに再加盟することもあり得るとの考えを示した。 ユドヨノ大統領は先に、インドネシアが原油の純輸入国となっている現状を踏まえて、「まずOPECから脱退し、国内の産油量が十分になった後に再加盟する選択肢もある」と述べ、脱退を検討していることを認めていた。 5月28日17時1分配信 時事通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080528-00000109-jij-int |