イスラエルからのニュース
2008年5月25日(日)
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*シリアが防衛相をイランに緊急派遣。イスラエルとの和平
交渉再開について、イラン首脳部が不快感を表明したため、
事情を説明するために訪問するものと見られている。(H,P,Y)
*ハマス指導者のマシャールが、シリアとイスラエルの和平
交渉に懸念を表明。事務所をシリアからイランに移す方針
を示唆した。(P,Y)
*ハルツ参謀長が、ゴラン高原の返還を真剣に検討すべきだ
との見解を表明。ゴラン高原は国民の意識では国の一部に
なっているが、真の平和のためには代価を払う必要がある
と語った。(H,Y)
*ガザへの燃料供給拠点となっているナハル・オズの検問
所に対して、また砲撃。国防軍も反撃し、武装勢力に負傷
者が出た。(H)
*昨年9月から西岸地区における道路封鎖の箇所が7%も
増えていると、国連が報告。政府は道路封鎖の削減を
約束している。(H,Y)
*リブニ外相が、今日からフランスを訪問。6月末にイスラ
エルを訪問するサルコジ大統領との意見調整が重要課題
の一つ。(H,Y)
*労働党のスネア議員が今日にも新党結成を宣言か。閣僚
を降ろされたのを不満として離党を決意したもよう。(H)
*反イスラエル発言で知られる米国のフィンケルスタイン教授
が、イスラエルへの入国を拒否され送還されていたことが
判明。(P,Y)
*カルテットの特使、ブレア元英首相が乗った飛行機を、正体
不明の領空侵犯機として国防軍がスクランブルしていた
ことが判明。無線機の故障で連絡がつかなかったのが原因
と見られている。(H,P)
2008年5月26日(月)
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*イランの援助で射程の長い軍用ミサイルがガザに持ち込ま
れていると、シンベトのディスキン長官が閣議報告。エジプ
トとの国境を完全封鎖しない限り、ハマスの軍備拡大は
止められないと語った。(P,H,Y)
*レバノンの新大統領となるスレイマン氏が、ヒズボラのイス
ラエルとの戦いぶりを賞賛。しかし、ハリリ元首相の暗殺
事件の裁判を進め、ヒズボラの武力を政府の支配下に置く
方針を示唆した。(H,P,Y)
*スネア議員が労働党からの離党を宣言したため、次点で
落選していたドルーズ人のシャノン氏が議員に。(P,Y)
*フランスがハマスと接触したとの報道を、サルコジ大統領
が否定。「ハマスとは接触しない」とリブニ外相に約束した。
(P,Y)
*オルマート首相の起訴は、早くても夏の終わり頃だと、検察
関係者が語った。贈収賄の実証には時間がかかるため。(Y)
*イスラエル人の死因で、ガンが心臓病を抜いて1位に。心臓
病の治療 技術が進歩したため、相対的にガンの率が上昇
したため。(H)
*米国在住のスーダン難民代表がイスラエルを訪問し、虐殺
記念館を見学。収容センターの難民らとも面会し「世界は
ホロコーストの教訓を学ばず、スーダンの人々が見殺しに
されている」と語った。(P)
*数学のウォルフ賞で10万ドルの賞金を受け取った米国の
教授が、全額をパレスチナ自治区のビルザイト大学などに
寄付。(H,P)
*聖地に来た興奮で自分がメシアなどと思い込む「エルサレ
ム症候群」にかかった米国人が、ティベリヤの病院から
飛び降り、重傷。(Y)
2008年5月27日(火)
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*イスラエルで服役中のテロリスト、クンタルらの帰還は近い
とヒズボラが発表。イスラエルとヒズボラが兵士とテロリスト
の身柄交換で合意か。しかし、誘拐された国防軍兵士の
安否は未確認。(P,H,Y)
*イランの核開発を監査している国際原子力機関が、イラン
政府が非協力的だと非難する報告を発表。(P,Y)
*ハマスとの軍事対決は避けられないと、バラク国防相。
仮に停戦合意が成立しても、数ヵ月後には戦争になると
語った。(P,Y)
*和平交渉の一方で、シリアはヒズボラへの武器供給を続け
ていると、国防軍の情報担当者が国会で報告。(P,H,Y)
*右派のエルダド議員が「領土的譲歩は死に値する」との
過激な発言。議員の間から非難が出ている。(P,H,Y)
*反イスラエルの立場で知られる米国のカーター元大統領が
「イスラエルは150発の核爆弾を保有している」と発言。
(P,H,Y)
*ガザからのカッサム砲や迫撃砲を迎撃できるシステム
「アイアンドー ム」の実験が数ヶ月のうちに開始される
見込み。システムの正式稼動は2010年の予定だと
関係者は語った。(H,Y)
*西岸地区の91%余りをパレスチナ国家領にするとのイス
ラエルの提案を、自治政府が拒否したことが判明。(H)
*オルマート首相に贈賄した疑いをかけられているタランス
キー氏が、今日法廷で証言へ。首相はまだ起訴されていな
いが、裁判に備えて正式な証言を確保しておくため。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本のお姉さんの意見。↓
シリアは、完全にイランの属国って感じ。
イランが不快感を表明したら、直ぐに説明に行っている。
シリアは、イスラエルと和平交渉をしながら、ヒズボラに
武器を提供している。アラブ人は、そういうことをよくやる。
悪口ではなくて、事実だからそう言うしかない。
アメリカ人の教授が、パレスチナの大学に
寄付金を贈った。アメリカの中にも、イスラエルが嫌いで
パレスチナが好きな人もいるんだね。
誘拐された国防軍兵士の安否は不明と書いてあるのは、
以前にも、イスラエル人の捕虜とパレスチナ人の
テロリストを大勢と交換したら、イスラエル人の捕虜は
すでに死んでいたってことが何度もあったから。
死んでいるイスラエル人と生きているテロリスト
200人を交換しようっていうなんて、パレスチナ人も
あくどいと思うよ。道徳観が欠如している。
交換しようとしている捕虜が生きているのか死んでいるのか
分からないままイスラエルは、パレスチナ人のテロリストを
解放しないといけないようだ。
反イスラエルの立場で知られる米国のカーター元大統領が
「イスラエルは150発の核爆弾を保有している」と発言。
よけいなことを言う人だ。もともとイスラエルは、核爆弾を
100発から200発持っていると言われている。
カーター元大統領が150発だと発言すると、有名人の発言
なので、妙に現実味が出てくる。
しかし、イスラエルがうらやましい。核を持っているから
周りの国に対して優位に立てるし、滅ぼされるかもしれない
という気持ちにならずにすむ。日本の場合は、もしも日本の
トップが核で脅されて、外国の言いなりになっていても、
日本国民は多分知らされないだろうからブツブツ文句を
言っているだけだと思う。アメリカは、日本がピンチの時に
助ける気があるのか?アメリカは、チュウゴクとの関係が
大事になっていて、チベット問題でも発言を控えているのに。