クライン孝子の日記 ・ 国際派日本人の情報ファイル | 日本のお姉さん

クライン孝子の日記 ・ 国際派日本人の情報ファイル

ようちゃん、おすすめ記事。↓クライン孝子の日記
■2008/05/19 (月) 四川地震、やらせ義捐金で、お涙頂戴とは!
■2008/05/19 (月) チベット問題が四川地震で、見事消えた!
今回の地震でも、中国政府の強かさを思い知らされました。地震を利用して、点稼ぎに余念がないからで、しかも着々と成果を挙げている。

1)ミャンマーのサイクロン災害で、軍政府が外国の人道支援
を拒み続けているのを逆利用し、、
災害地に外国メデイアを入れ、「それ見ろ中国は『表現の自由』を実施しているではないか」と、凄んでみせ、国際社会に対し居直り、政府宣伝に躍起になっている。政府のトップが現地へ出かけ被害者を慰労しているのもそう。これはいい写真になりますからね。一方で、国内宣伝にもなるから一石二鳥です。

生徒は見ていた、史上最も恥知らずな募金活動=中国広東省
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/05/html/d38066.html



2)これまで海外からの人道支援を拒否していたというのに、初めて日本を始め一部の国に許可を出したことで、国際社会は、中国も変わりつつあるなという印象を持たせることに成功した。とはいえ、制限付である。例えば、日本など中国にとっては赤子の手を捻るよりたやすい存在だから支援を許可する。事実、日本のメデイアは早速、日本の救援隊に
スポットライトを充てて、反日から親日に代わったと中国宣伝よいしょニュースを流している。今ひとつ、日本には『諜報機関』がないから、救援隊に彼らを紛れ込ませ、情報収集に携わる心配がない。それに、そういう訓練を日ごろから行っていない日本の救援隊員にそんな意図など毛頭ないと信じている。

国際メディアよ、情報封鎖からミスリードを狙う中共政権に注意せよ
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/05/html/d34051.html



3)何よりも、チベット問題ニュースがこれでかき消されることになった。ただし、国際社会はそんな中国政府の海外工作をとっくに見抜いて。実は見て見ぬふりをしつつ、中国を上げたり下げたりし、時にはお世辞を振りまきつつニュースを流しています。とりわけ欧米諸国は「チベット問題に関しては忘れていない」というサインを出すために役割分担というのか、当地では、目下ダライ・ラマ14世が来独し、精力的に講演活動に携わり、『世界は我々を助けるべき』と訴え、人気を博している。今後、中国に関しては何が起こるか、良くも悪くも思いがけない事態に発展する。米国の動きと重ね合わせ観察すると、面白い展開になるのではないか。そんな気がしてなりません。

■2008/05/19 (月) チベット問題が四川地震で、見事消えた!
チベット問題が四川地震で、見事消えましたね。そこで菊地正氏より
<<チベット亡命政府への義捐金の送付先が分かりました。
以下のとうりです。

    口座名: 自由チベット協議会
    郵便振替口座: 00180-7-36566
    代表者: 酒井信彦、元東大教授

なお、この協議会にはペマ・ギャルポ先生や、「チベット問題を考える会」の代表・小林秀英師も関与されているそうです>>
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日本への原爆投下を阻止しようとしたアインシュタイン

■原爆開発の提案■
1937年7月、アメリカに亡命していたアルバート・アインシュタインのもとに、同じくナチスの迫害から逃れてきたハンガリー系ユダヤ人物理学者レオ・シラードとユージン・ワグナーがある情報を伝えた。

最近になってドイツは原子力エネルギーの制御に成功した、このままではナチスが原子爆弾を作ってしまう、というのである。二人はアインシュタインに、ドイツより先に原子爆弾を開発するようアメリカ政府に訴えてくれ、と頼み込んだ。アインシュタインはこの依頼に応えて、1939年8月2日にルーズベルト大統領に書簡を送って、原子力兵器の開発計画を立てるよう進言した。ルーズベルト大統領はこの提案を受け入れ、
マンハッタン計画がスタートした。マンハッタン計画には多くのユダヤ人科学者が必死に協力し た。ユダヤ人抹殺を進めるヒトラーが核兵器で武装して世界制 覇を成し遂げることは、想像するだに恐ろしい悪夢であったからだ。

■日本に原爆を落とさないよう要請■
しかし、ドイツの敗北が確定的になり、米国政府が原子爆弾を日本に対して使う計画を持っている、という事を知って、ユダヤ人科学者達はショックを受けた。日本は、ナチスドイツの同盟国ではあったが、人種差別的 イデオロギーに反対し、逆にヒトラーに追われた多くのユダヤ人 たちを助けていた。[a]

1944年12月、ユダヤ人銀行家で大統領の親友アレクサンダー・サックスは、科学者たちの代表として、適切な事前警告なしに日本に原爆を落とさないよう要請した。大統領はそれを約束したとサックスは主張しているが、その記録は残っていない。1935年3月、レオ・シラードはふたたびアインシュタインに連絡をとり、今度は、日本に対して原爆を使わないよう大統領に要請してくれ、と頼んだ。この時も、アインシュタインは同 意して、3月25日に大統領宛の手紙を書いて、この問題に関 してシラードの意見を聞き入れるよう要請した。しかし、ルー ズベルト大統領はその手紙を読む機会のないまま、4月12日に死亡した。

この後も、レオ・シラードはユダヤ人科学者たちと力を合わせて、トルーマン大統領宛の請願書を2度も書いたり、大統領顧問ジェームズ・バーンズに面会し、陸軍長官ヘンリー・スティムソンに報告書を送ったりして、日本への原爆投下を中止するよう訴えた。しかし、米国政府はそれを聞き入れることなく、8月6日、人類最初の原爆を広島に投下した。レオ・シラードに代表されるユダヤ人科学者たちが、日本への原爆投下をやめさせようと必死に努力を続けた事を忘れてはならない。

■アインシュタインの思いは■
アインシュタインはかつて日本を訪れ、西洋と出会う以前に日本人が本来もっていて、つまり生活の芸術化、個人に必要な謙虚さと質素さ、日本人の純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って忘れずにいて 欲しいものです。[b]
とまで述べて、日本を賛嘆した。その日本が、自らの提唱した原子爆弾によって無差別攻撃を受けたと知った時、アインシュタインがどのような思いを持ったか、想像に難くない。

伊勢雅臣