イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2008年5月14日(水)
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*昨日からエルサレムで始まった建国60周年を記念する

 会議「明日に向かって」で、パレスチナとの和平交渉に重要

 な進展があったとオルマート首相が演説。しかし、内容は

 明らかにしなかった。(P,H,Y)

*ブッシュ大統領が今日からイスラエルを訪問へ。出発前の

 記者会見で、年末までに中東和平合意を成立させるとの

 決意を表明。しかし、ライス国務長官は「不可能かも

 知れない」と語った。(P,H)

*オルマート首相の汚職疑惑で警察が米国の実業家から

 事情聴取。事件に関与したとされる75歳のエーデルソン

 氏は「昔のことなので思い出せない」と語っているもよう。(P,H,Y)

*イスラエルに迫撃砲攻撃を行っていたハマスの武装

 メンバーを国防軍が殺害。イスラエルには

6発のカッサム砲攻撃があった。

(P,Y)

*自治政府のファイヤド首相が、和平が成立していないのに

 イスラエルが建国60周年を祝うのは間違いだと反発。

 自治区では木曜にイスラエル建国を非難するナクバ(破局)

 の催しが行われる。(H)

*イスラエルとの停戦合意に国防軍兵士の解放が含ま

 れることはないとの方針を、ハマスが確認。(H,Y)

*神の存在を否定し、聖書やユダヤ人の選びは迷信だと

 するアインシュタインが晩年に書いた自筆の手紙が公開

 された。(H)

*ハマスの情報担当「大臣」ナエムが、ホロコーストは近代

 史上類を見ない犯罪だとの論説を発表。最近ハマス系の

 メディアがホロコースト否定論を取り上げているのは、

 ハマスの見解ではないとした。(P)

2008年5月15日(木)
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グラッド型ロケット砲が

 アシケロン市の市場を直撃。

 3歳の少女を含む15人が

 負傷した。イスラム聖戦が

 犯行声明。軍事兵器の 

 グラッドはガザでは生産不能

 で、イランの提供と見られて

 いる。(P,H,Y)

*アシケロン市に攻撃があった際、ミサイル警報システムが

 切られていて警報が出なかったことが判明。誤報で混乱

 する害の方が大きいとの判断によるものだが、市民からは

 国防軍に非難の声。(H,P)

*多数の負傷者を出した攻撃を、オルマート首相が激しく非

 難。「適切な対応を取る」と語ったが、反撃については明言

 せず。(H)

*「明日に向かって」の会議で演説したブッシュ大統領は、

 敵を倒すためには希望と自由を推進するしかないと指摘。

 (P,H,Y)

*レバノンの内閣が、ヒズボラ系の空港治安責任者の解任と、

 ヒズボラ網の非合法化を撤回へ。80人以上の死者を出した

 内戦は、ヒ ズボラの一方的勝利で終結する見込み。(P,Y)

*国防軍がガザでハマスのメンバーをミサイルで攻撃し、

 2人を殺害。3人が負傷したもよう。(H,Y)

*現時点でパレスチナ自治区で選挙を行うと、アッバス

 現議長がハニエに僅差で負けるとの予想。しかし、現在

 イスラエルで服役中のバルグティが立候補すれば、大差で

 ハニエを敗れる。(Y)

レバノンの政変で大麻農家が「漁夫の利」。軍隊や警察が

 政変の対応に追われて取り締まりができないため。

 大麻はイスラエルやヨーロッパに密輸されている。(H)

2008年5月16日(金)
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*ブッシュ大統領は昨日、ユダヤ人が全滅したマサダ要塞

 跡を訪問した、国会で演説。「マサダは繰り返さない」と

 語り、米国とイスラエ ルの同盟関係の強さをアピールした。

 (P,H)

*「独裁者と交渉し融和策を取るのは間違い」とのブッシュ

 大統領の国会演説にオバマ候補が「外交を利用した個人

 攻撃」と反発。(P,H,Y)

*ブッシュ大統領が国会演説で「神の約束」「選民の

 土地」などという用語を多用したため「ラビの説教か」と

 ハマスが酷評。(Y)

*「明日に向かって」の会議の最後に、リブニ外相が

 「パレスチナ国家 が独立すれば、ナクバという言葉は

 使われなくなる」と演説。(P)

*国防軍はガザに対する攻撃を強化する構え。しかし、

 エジプト政府の仲介による停戦交渉も進行中。来週には

 バラク国防相がシナイ半島の シャルムエルシェイクで

 エジプト政府関係者と会談する。(P)

*ブッシュ大統領は今日、イスラエル訪問を終え出国。

 大統領がイラン に強く対抗する考えを示したため、政府

 関係者は満足を表明。(P,H)

*パレスチナでは昨日、イスラエル建国に反対するナクバ

 の日の催し。 レバノンやガザでは、イスラエル国境への

 行進が計画されていたが、予想をはるかに下回る参加者

 しか集まらなかった。(P)

*オルマート首相の運転手が、米国の大富豪タランスキー

 氏から受け取った現金入りの封筒を首相に渡したことが

 あると証言。(P,H)

スデロットのシナゴグの横に

 ある幼稚園の庭をカッサム砲

 が直撃し かし、幸いにも負傷者は無かった。(H,Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp