四川大地震があぶり出すODA事業手抜き工事の有無 (大島信三)
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼四川大地震があぶり出すODA事業手抜き工事の有無 (大島信三)
日本政府は、中国で巨額のODA事業をおこなってきた。しかし、実際に現地で仕事をするのは、日本政府ではない。それは中国政府、あるいは中国の地方政府の関係機関、ないしそれぞれの政府から委託された業者であり、また日本政府、あるいは関係機関から委託された団体や業者などであり、いずれも個別のケースによってちがってくる。
中国に旧日本軍が遺棄してきたという、いわゆる遺棄化学兵器にかんしては、異論があるが、それはひとまずおいて、この処理もODA事業のひとつである。この場合、日本政府、もっと具体的にいえば内閣府は、海外での建設コンサルタント大手、PCI(パシフィックコンサルタンツインターナショナル)に、その処理を発注していた。周知のようにPCIの前社長は、人件費を水増しして、約1億4100万円をだましとっていた。
けさの朝日新聞によれば、今回の大地震で、倒壊した校舎が、四川省だけで6898棟にのぼることを、中国教育省当局者があきらかにしたという。また、同記事によると、16日に記者会見した住宅都市農村建設相は、倒壊した建物に安い材料をつかわれたり、手抜き工事がされたりした可能性について、「復旧作業を進める過程で、関係部門とともに調査する」と述べ、不正があれば、厳重に処分する考えをあきらかにしたとか。
日本の主導によって中国で建てられた学校、いわゆるODA校舎が、四川大地震でどうなったのか。その調査をしてほしいと、先日、当欄で書いたが、日本の外務省は、校舎にかぎらず、他の事業にかんしても中国当局と協力しつつも、できるだけ独自の検証をおこなう必要がある。国民の税金が、適正につかわれているかどうかのチェックは、とても大切である。化学兵器処理事件のような、甘いチェックでは、国民も納得できない。四川大地震は、手抜き工事を容赦なくあぶり出している。日本のODA事業の成果も、有無をいわさず、手抜きかどうか、一目瞭然の状態にある。係員を現地に派遣して、状況を検分しなければなるまい。
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ようちゃんの意見。↓
★何か、今度の地震は中国の実態を嫌でも白日の下に曝け出すと言う神の審判のような・・・・。
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▼「朝鮮」族議員?中川秀直は総理を目指す。(大日本セキュリティ)
族議員という言葉があります。定義はいろいろあって難しいんですが、各々の利権を代表し、官僚・業界団体・ロビイストと密接に連携し、活動を行う政治家という事でしょうか?ところで、最近この人がまた話題になっているようです。
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オフイス・マツナガさん
officematsunaga.livedoor.biz/archives/50643279.html ・中川秀直 「官僚国家の崩壊」 永田町で話題になっているのが、自民党の中川秀直元幹事長の著作。「官僚国家の崩壊」(講談社刊)。発売は5月26日。まだ、書店にはならんでいないが、発売前から話題になっている。「劣化したエリートは『安心できる社会』『弱者救済』の旗を掲げるだろうが、自らの身分保障と既得権益の確保の言い換えにすぎない」と霞が関改革の必要性を強調。基礎年金の全額税方式化や道州制の導入なども掲げている。中川氏といえば、2000年に女性スキャンダルで官房長官を辞任したことでしられているが、その経緯にも触れ「すべては私の不徳のいたすところである。脇の甘さ、危機管理の甘さがあった」と記述している
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上杉隆さん
diamond.jp/series/uesugi/10028/ ・「ポスト福田」候補を決定的に変えた2つの記事。所詮、政治とは権力闘争である。古今東西、それは絶対の現実である。今週、永田町では2つの雑誌記事が話題に上った。ひとつは〈中川秀直・自民党元幹事長「愛人スキャンダル」告白した〝政策本〟の中身〉(週刊現代)、もうひとつは〈救国提言 日本よ、「大きな政治」にかえれ/麻生太郎・与謝野馨〉(文藝春秋)、それぞれが政界のキーマンを主役にした政治記事である。永田町ではこの2つの記事は、麻生氏に続いて、中川秀直、与謝野馨の両氏も「ポスト福田」へ名乗りを上げたものと受け止められている。国会議員や政治記者の間でのみに通用するきわめて内輪の論理であるかもしれない。だが、それでも自民党内の勢力図を変えるには充分な根拠をもつと考えられている。通常国会終盤を迎えて、永田町周辺は俄然、騒がしくなってきた。支持率低迷に喘ぐ福田政権を横目で見ながら、超党派での「勉強会」や「議員連盟」が次々と立ち上げられている。与野党を問わず、各派閥や政策グループの動きも活発化している。さらには首相候補と目される政治家たちが「ポスト福田」、さらにはその先の「政界再編」を睨んで政治的な動きを顕在化させている。そうした中で、この2つの記事は「ポスト福田」の流れを決定付ける大きな役割を果たすといえそうだ。ーーーー自らスキャンダルを吐露し“禊”を済ませた中川氏ーーーーまずは、週刊現代の中川秀直氏の記事の方から検証してみよう。一見スキャンダル記事に思える内容だがそれは違う。実際は今月末、講談社から発売予定の中川氏の著書の宣伝に過ぎない。これまでも中川氏は何冊も政策本を著している。だが今回、話題になっているのは、政治的な傷として残っているスキャンダルに自ら言及した点だ。愛人問題、暴力団との黒い交際などによって中川氏が官房長官の職を辞したのは2000年のことだ。それ以来、閥務や党務を中心に汗を掻いてきたと中川自身は自負している。官房長官辞任直後、インタビューした筆者に対してもこう語っている。「いろいろと不徳の致すところがあったのは事実です。だから、今は表舞台で動くよりも、外国に通って政治的なパイプを作ったり、若手の諸君と勉強して一緒に政策を考えていこうと思っています」その後、選挙で当選を繰り返し、自民党幹事長にも就任、安倍内閣崩壊後には派閥の領袖にもなった。ほとんどの点で「禊」は果たしたようにみえるが、唯一、総裁候補の有資格者としては「入閣」だけが欠けていた。中川氏自身もまた「入閣」を拒み続けてきた。なぜか。その理由は、党幹部が政党という比較的安全な壁に守られているのと違って、閣僚は、公人中の公人としてマスコミの攻撃に耐えうる厳密な「身体検査」が求められ、国会でも野党からの厳しい質問に晒される覚悟が必要だからだ。ところが今回、中川氏が自らスキャンダルに言及することで、永田町的にはすべての「禊」を済ませたということになる。ということは、これまでのように、小池百合子氏などを「傀儡」に立てようという戦略の必要性もなくなり、自ら総裁候補として声を挙げる権利を獲得した。 最近の自民党総裁選は、最大派閥でかつ4代連続で首相を輩出している「清和会」の動向がカギになっている。その領袖である中川氏は、派内最大の政治献金額を誇り、共同代表でもある町村信孝官房長官との求心力の差を見せ付けている。また、キングメーカーである同派顧問の森喜朗元首相からは、「次の首相は中川君」とすでに事実上の後継指名を受けている。このように、今月末の著書の発表をもって、中川氏は「ポスト福田」に名乗りを上げたとみることができるのだ。
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中川秀直(旧姓・佐藤秀直)が総理大臣を目指すそうです。女問題でヤクザに強請られて4億円払ったヤツがです。官房機密費から2億2千万とプラス自腹で2億ぐらいか....。本当に自民党はこんなヤツを総理大臣候補にするつもりでしょうか?愛人を持たず真面目に政務に励んでいると言っているそばから、川崎のああいう所で、写真を撮られちゃった話も聞きますし...。自民党のセンセイ方本気ですか?って感じです。
あと、この人は森前首相からもカネを引っ張ってくる能力の高い政治家と評価されているようですが、カネづるは朝鮮系の多いパチンコ屋や消費者金融みたいな所ばっかりです。中川秀直は新聞業界の意見を代表する「新聞」族議員と言われていますが、そういう意味では「朝鮮」族議員でもあるわけです。まぁ。文字通りの意味でもそうなのですが....。
言われてみれば確かに中川秀直は総理大臣を目指していたフシがあります。まず、「上げ潮」路線ってヤツです。消費税を上げずに(厳密に言えば、消費税に触れずに)経済成長を達成する事によって、財政を再建させるという路線のようですね。また、今回発売される著書「官僚国家の崩壊」とも絡むのでしょうが、官僚の隠し持っている「埋蔵金」を捻り出したり、支出を削減すれば増税無き財政再建は可能だと言っているわけです。この路線は新聞業界にとってはありがたい。新聞も表立っては消費税アップを否定できないところまで来ていますが、消費税を上げられたら、購読者が減り、経営危機に追い込まれる事を知っているので、「上げ潮」路線でお茶を濁してくれる中川秀直みたいな政治家は大歓迎なのです。また、消費税率アップ無しの財政再建など荒唐無稽だという意見に対して、「上げ潮」路線を強化する為に持ち出したのが、「移民受け入れ一千万人構想」です。当然、人間が増えればGDPも増えますし、労働力不足の財界の支持も得られるでしょう。その証拠に、中川秀直が移民庁構想をぶち上げたその日に、財界新聞の日本経済新聞が社説で移民庁構想支持を匂わすような事を書いておりました。元日経記者の中川秀直(記者当時は佐藤秀直)と完全に連動しているわけです。まぁ。移民を一千万人も受け入れたら、日本の経済が良くなる前に、日本の治安、文化、政治が全て崩壊するでしょうが、「朝鮮」族議員の中川秀直には関係の無い話のようです....。
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方、文藝春秋の麻生、与謝野両氏の対談記事だが、これは明確に、麻生氏の戦略ミスとして記憶されることになるだろう。〈麻生(略)それにしても、与謝野さんと直接コンビを組んだのは、安倍政権時代の幹事長と官房長官のときですが、前々から私より実務能力ははるかに上だと思っていました。政策立案も国会対策もプロ中のプロ。短いコンビ期間だったが、考えがズレていないから、以心伝心というか、一言二言で仕事の話は済んだ。与謝野 いやいや(笑)。麻生さんにはやはり国民的人気がありますよ。話は上手だし(略)〉(「文藝春秋」六月号)この記事は、次期総裁選に麻生氏を推そうとしていた自民党保守勢力の一部に不快感をもって受け入れられたようだ。麻生派のひとりで「真・保守政策研究会」のメンバーのひとりは、この論文を読んだ直後、筆者にこう電話してきた。「語るに落ちたよなぁ。これでは安倍政権末期の『麻生クーデター』というデマを認めたことになるじゃないか。だいたい与謝野さんの言い方は、麻生さんは『人気』と『話上手』なだけの政治家で総理の器ではないということになってしまう。それにこの時期に与謝野さんとくっついて何の得があるんだろう。まったく理解に苦しむよ」
◎与謝野本命、中川対抗――自民党の勢力図が変わった
この議員の指摘どおりではないか。前回の総裁選で、麻生派を除く自民党の8派閥が、なぜ福田康夫首相を推したのか、麻生氏はそれを忘れているかのようだ。その時の総裁選で、自民党は積極的に福田政権誕生を望んだのではない。麻生氏に対する共通の拒否反応が、福田総裁誕生へと勢力を集結させたのだ。つまり、麻生氏は、与謝野氏との関係を明確にすることで、再び「麻生クーデター」騒動と同じ構図を自ら作ってしまったのである。その麻生氏は同僚議員との懇談で次のように語っているという。与謝野という最高のブレーンが来てくれた。これで準備は整った」だが、残念ながらそう思っている自民党議員はそれほど多くはない。またそうなる可能性も高くないだろう。おそらく、前回、麻生氏を敬遠した8派連合は、次の総裁選では中川氏に、もしくは与謝野氏に流れることになるだろう。つまり、この文藝春秋の対談記事によって、与謝野氏が麻生氏を従える形になり、結果、与謝野氏が「ポスト福田」の本命に躍り出たといえるのだ。昨年9月の自民党総裁選の構図からみれば、ちょうど福田首相の役割を与謝野氏が担うことになるだろう。その意図は別として、この2つの記事は確かに自民党の勢力図を変えたようだ。〈与謝野本命、中川秀直対抗――〉「ポスト福田」をめぐる自民党の権力闘争は、通常国会終盤、いよいよ本番が始まろうとしている。