クライン孝子の日記 (重要!)
■2008/05/16 (金) 中国政府、なぜ米欧でなく日本の人的支援なのか。
■2008/05/15 (木) 地震を美談ですり替え点稼ぎする中国政府?
四川大地震:中国、日本を初の人的援助受け入れ国に決定
http://mainichi.jp/select/today/news/20080515k0000e030073000c.html
ドイツも上記のニュースを流していました。
ところで、なぜ、米欧でなく日本の人的支援を受けたか。
1)中国はチベット問題以後、
欧米社会が、中国タタキの根源と見て、
内心、怒り狂っている。
2)欧米諸国の人的支援とは、
ある種の情報収集=スパイ行為であると、頭から疑がって、
逆に国内混乱に手を貸すと警戒している。
理由は自国の海外派遣学生、研究者、社員などにスパイ教育を
徹底している中国政府としては、どうしても疑心暗鬼になる、
他にも、千葉の山田氏より、
<<なぜ、中国は米欧の人的支援を受けずに、日本の人的支援を
受けたのか?しかも、初期救援で生死を分けるといわれている、
72時間を目安にしたのか。
1.日本政府に恩義を抱かせる。
これは、先のチベットの問題で、北京オリンピック開催に関して
窮地になったので、ここで、日本政府に対し『日本の恩義が中国に
通じた』と幻想を抱かせ、人的支援のお礼に日本首相、最終的に
皇族(天皇陛下もしくは皇太子殿下)をオリンピック開会式へ出席
させるための布石にしたい。
2.米欧に対するパフォーマンス
今回地震が起きた地域は、チベット族がいる地域である。
人的支援等の受け入れを拒否もしくは遅らすことは、被災者達
(チベット族)を見殺しにしたという疑念を米欧が抱く。
それを回避するため、まずお人好しの日本の人的支援を受けた。
3.日本国民の心証を良くしたい
中国主席が日本訪問しましたが、中共が思っている以上に、
チベット虐殺、毒餃子、聖火リレーでの中国人の振る舞いに
日本人が本気で怒っていることを感じた。
そこで、将来日本を手中にしたい中共は、日本国民の感情を
緩ませるため、人的支援を受け入れた。
大変ひねくれた見方ですが、以上のようなことから、支援を受け入れた
と考えています。
支援を受け入れたぐらいで、日本人の怒り、世界の怒りひいてはチベット
の怒りは収まらないと思いますがね。
あと、誰に頼まれたのか、日本政府の5億超の支援金額もどうかと
思いますが。(米は5000万でしたっけ?)
『そんなに出してどうする?人的支援で十分!中国は
外貨準備高世界一位なんだから、お金は自腹でがんばってくれ』って
思います>>
■2008/05/15 (木) 地震を美談ですり替え点稼ぎする中国政府?
二次被害生む"政治の壁"...チベット高原東端に激震
http://dogma.at.webry.info/200805/article_6.html
当地のニュースによると
余震千回以上。
現地は悪天候で冷え込みが激しい。
ようやく軍はヘリコプター五百機を調達。
ダムにひびが入り、決壊の恐れが出てきている。
政府の救済遅滞で、民衆の不満が高まり、
その火消しに躍起となっている中国政府は
大規模な軍による市民救出シーンを、頻繁に美談=
お涙頂戴としてテレビで流し、市民の不満を少しでも
和らげようと試みている
一方
ミャンマーでは軍政府が、災害20週間めの今日、
ドイツ救援にゴーサインを出した。
遅すぎる救援で、現地では二次被害が出始めている。
こんな中、ダライ・ラマ14世、15日から来週月曜日まで
来独。
これは恒例行事でして、氏は毎年、必ず、
この時期、既に数十年、ドイツを訪問されます。
実は私が住んでいるエッシュボーン出身のヘッセン州のコッホ首相
とは,数十年も親交があり、早速
フランクフルト空港にて、出迎え、再会となりました。
今回は、メルケル首相、目下南米訪問で留守にしている。
その代わりに連邦議会議長が会見に臨みます。
そこでドイツでは、メデイアはどこもかしこも特集を組み、
大々的にチベット問題を取り上げています。
60年前の人民軍による侵略から始まって現在に至るまで
の過程を、非常に緻密に分析している
中味の濃い報道で、中国の侵略の仕方がいかに
狡猾なものか!
手に取るように分かりました。
文化大革命でのチベット弾圧がもっとも酷く、
当時6千もの寺院が破壊されています。
日本もこの調子でいつの日か、うかうかしていると
中国の植民地下におかれる
=呑み込まれるのではないか、と思ったらぞっとしました。
そうならないよう、国民一人一人が、しっかりしなければ!
さて 1読者氏より
<<今回の中国の大地震、被災地にチベット人をはじめ
少数民族の顔が全く見えない。
恐らく中国政府は救出でも復興でも、少数民族は見殺しに
するだろう。
災害義援金等は、中国に送る必要はない。
送るのであればチベット亡命政府に送るべきだ。
マスコミをはじめとする国際社会は、中国政府の演出に
騙されてはいけない。
漢民族の被災者は中国政府が面倒をみるだろう。
中国政府に義援金を送るな、
チベット亡命政府に義援金を送ろう >>
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30余
年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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