<ミャンマー>対応遅い軍事政権にいら立ち 被害調査の国連チームにもビザ発給されず
<ミャンマー>対応遅い軍事政権にいら立ち 被害調査の国連チームにもビザ発給されず
ミャンマー史上最悪の自然災害となったサイクロン直撃を受け、国連などの国際機関や各国は、相次いで緊急支援を表明している。ミャンマー軍事政権も支援受け入れを明らかにしているが、被害調査のための国連専門家チームにも、まだビザが発給されず足止めされるなど、対応が遅い軍事政権に対する国際社会のいら立ちも募っている。
【写真特集】 ミャンマーのサイクロン被害を写真で 世界食糧計画(WFP)は6日、直撃を受けた最大都市ヤンゴンで食糧配給を開始。7日には最大の被災地のイラワジ河口地域などへの食糧輸送を開始する。また世界保健機関(WHO)は24万人分の緊急医療キットの搬送を開始した。 軍事政権への批判を強める欧米各国も、批判とは切り離して人道支援を進める構えだ。英国は500万ポンド(約10億3000万円)の緊急財政支援を表明。米国は、325万ドル(約3億3800万円)の緊急支援を発表した。 米国は行方不明者捜索など要請があれば、タイの沖合で演習中の米艦船を派遣する。しかし軍事政権は「支援に絡めた民主化圧力を警戒している」(東南アジア外交筋)模様で、米援助チームや艦船を受け入れる可能性は低いとみられている。 ドイツのシュタインマイヤー外相は、軍事政権に対し、効率的な救助活動を可能にし、国際民間支援組織の活動を受け入れるよう求める声明を発表した。 一方、軍事政権の最大の後ろ盾である中国は、緊急援助の第1弾として100万ドル相当の現金、物資支援を表明。近隣国のインドは7日、薬剤など計約10トン分の救援物資を軍の輸送機でヤンゴンへ搬送する。海軍の艦船でも飲用水を運ぶ計画だ。【北米、欧州、アジア、中国総局】 5月7日12時56分配信 毎日新聞
100万ドルしかあげないのか。
軍事政権の最大の後ろ盾の割には、ケチくさいな。
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