早稲田大学OBが、胡錦濤を招待した大学当局に抗議 ピンポン外交に大学を利用するな。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年)5月7日(水曜日)弐
通巻第2175号
早稲田大学OBが、胡錦濤を招待した大学当局に抗議
高池弁護士、水島監督(桜チャンネル社長)南丘主幹(月刊日本)らが呼びかけ
(呼びかけ本文)
拝啓
憂うべき事態になっています。
5月8日午後、チベット人に対する民族自決権及び人権蹂躙の最高責任者・中華人民共和国国家主席・胡錦濤が北京五輪強行のための地ならし為、我らが母校で学生に演説を行い、早稲田を政治的に利用しようとしています。
4月16日、上海紙「解放日報」(電子版)が伝えたところによると、胡主席は5月6日訪日の予定で、同8日、早稲田大学で開かれる日中青少年友好交流年の式典に福田首相と出席。その後、両首脳が卓球で汗を流すことが予定されているそうです。
当方の質問に対し大学広報課窓口では、「国賓待遇なので申し出を受けた」などと言っています。
在野反骨の批判精神、「学の独立」の建学の理想はどこへ行ったのでしょうか。このままでは早稲田大学は世界人道への敵対者=中国共産党政府に阿り利用された「客寄せパンダ」として失笑を買い、日本の未来や国際社会に大きな負い目を負うことになります。OB個々においても然りです。
母校の名誉を守るために今こそ明確な意志表示が必要です。
そこで早稲田にも胡錦濤を歓迎しないOBが居ることを示す為、「中国政府によるチベット人虐殺・人権弾圧に抗議する早大OBの会」を結成し、白井克彦総長に下記の「声明」を提出、各方面に参考送付しようと思います。
諸先生方におかれましては、是非、ご賛同いただきたく、お願い申し上げます。
呼び掛け人
高池勝彦(昭和41年第一法学部卒、弁護士)、南丘喜八郎(昭和44年第一政経学部卒、「月刊日本」主幹)、水島総(昭和47年第一文学部卒、!)日本文化チャンネル桜代表取締役)、小田内陽太(昭和61年政経学部卒、会社員)卒業年順。ほか。
「声明」(案)
私たち早稲田大学OBは、中国共産党政府によるチベット人虐殺・人権弾圧に強く抗議し、真相の究明とチベットにおける自由の回復を求めます。
母校久遠の理想とOBの社会的な名誉を守るため、「日中青少年友好交流年式典」への会場提供と胡錦濤国家主席の来学を辞退するよう白井克彦総長をはじめ早稲田大学当局に要請します。
中国政府によるチベット人虐殺・人権弾圧に抗議する早大OBの会
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
抗議行動をおこないます
追伸:胡錦濤早稲田来学の8日(木曜日)にはOB有志として合法的な抗議を行うべく、下記の要項で集合いたします。
集合時間: 5月8日12時半
集合場所:穴八幡境内
世話人(小田内)がチベット国旗をあしらったプラカードを持ってお待ちします。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F42%2F26.565&lon=139%2F43%2F5.673&layer=0&sc=3&mode=map&size=l&pointer=on&p=&type=static&CE.x=609&CE.y=546
持ち物:各自でご検討ください。
下記ページからダウンロードしたチベット国旗を拡大カラーコピーするのも有用です。http://suchi.srs.ne.jp/today/image/199807/xtibetflag.gif
添付ファイルのものについては当日プリントアウトの余分をお持ちします。
◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
(読者の声1)福田の天皇陛下利用は日本人に大変な恐怖と怒りを生み出した。
政変が起こる可能性がある。支那人は水のような民族であり、弱ければ襲い、強ければ引く。ただそれだけである。
言い分はすべて偽装である。
正邪はなく生存と征服あるのみである。したがって日本が丸腰では到底敵わない。核自衛以外に対抗する方法はない。
幸いまだ時間はある。政府を変える。既成政党では日本の子供を守れない。いよいよ時代が動き出した。
(MC生、東京)
(宮崎正弘のコメント)それが幻像に終わりませんように。。しかしながら、いまの日本人には、怒る熱意も、キレるエネルギーさえなくなっているのでは?
♪
(読者の声2)貴誌第2173号で品川の商社マン氏が、円高になる前の日本が世界中に魚の缶詰を輸出していたことを書かれたのを私自身昔よく食べていたことを思い出し懐かしく読みました。
また、中国の武器輸出と対比して書かれた慧眼にも同意いたします。
さて、2点追加させていただきたい点があります。
魚の缶詰とならんで円高になる前に日本からミカンが主に英国向けに輸出さていました。当時英国では、ミカンはSatsumaないしSatsuma orangeと呼ばれていました。薩英戦争の頃から在日英国人が食べ始め、それが縁でそうなづけられたのでしょう。
最近、Time誌でもミカンをsatsuma orange(米語では小文字)と書いたものを読みました。ミカンを英語ではmandarinorange (中共オレンジ)というとしたり顔で言う人がありますが、これは誤りです。
以下は非常に残念なだけでなく、早急かつ真剣に対処すべきことであると考えます。
もう一つは残念なことですが、実は、日本は現在大量に武器を輸出しています。
おそらく中国より金額では多いのではないかと推察いたします。日本からの猟銃の輸出は、数年前に一度統計を見ましたが当時約7千億円でした。その殆どが改造されて非常に信頼性の高い故障の少ない小火器としてつまり武器として、世界中の紛争地域で使われているということです。
人件費の高く猟銃の国内市場が小さく大量生産を行いがたい日本で作られた馬鹿高い猟銃を本来の用途だけでかくも大量に輸出することは非常に困難です。
こういった特殊な市場があるからこそなりたっているわけです。
しかも作っているのは中小企業で輸出を停止すれば倒産です。この日本の国体に反するビジネスを以下にスムーズに停止するか喫緊の問題と考えます。
そのうち、何かというと反日の口実にしたがる人権擁護団体が騒ぎ出す前になんとかしたいものです。
(ST生、神奈川)
(宮崎正弘のコメント)豊和工業は警察用けん銃をつくっていますが、量産に必要な最低ロットの注文も警察からなく、ついにはカーエアコンなど多角化に乗り出した。猟銃は、殺傷能力が低くて武器とは言えないのではありませんか? 少なくとも戦闘では。ま、先方が改造して武器にしているのなら、問題にもなりますが、たとえば高速ヨットを日本から買って機関銃を副え付ければ、立派なマリーン。これも武器輸出にあたることとなります。
♪
(読者の声3)コキントウ来日が嫌われる理由:
中共のコキントウが来日しますがブーイングがすごい。天皇陛下がコを引見されるのも不満である。そこでなぜ日本人がコキントウを軽蔑するのか考えてみました。
その第一はコキントウの地位が中共国民の信任を得ていないという事実でしょう。
彼は国民を暴力で支配する共産党という犯罪集団の一員なのです。
したがっていくら元首の肩書きを作っても所詮僭称であり正統性がないニセモノなのです。
かつてソ連共産党が強勢を誇りましたが、崩壊してみると恥ずかしい犯罪者集団でした。
今、ロシアはソ連共産党支配の汚濁の歴史を必死に隠蔽しています。だから米国のように中共で選挙が行われ元首が選出されるなら、それなりの権威があるでしょうが、今のような匪賊の頭では到底天皇陛下がお会いする相手ではありません。
天皇陛下は日本の正統性の象徴なのです。その意味で福田首相の不見識、不行跡は歴史に残るものになります。
国民の自民党政府への怒りは高まるばかりです。
この解決には既成政党ではダメでしょう。新しい政党がイヤでも必要になっています。
(一読者)
< 宮崎正弘の新刊予告 >
『北京五輪のあと 中国はどうなる』(仮題、五月下旬刊行予定。並木書房、予価1600円)。
(( 最新刊 ))
宮崎正弘・黄文雄共著
『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1500円プラス税)
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』 阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
宮崎正弘 全著作一覧 (これまでの128冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2008 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
平成20年(2008年)5月7日(水曜日)弐
通巻第2175号
早稲田大学OBが、胡錦濤を招待した大学当局に抗議
高池弁護士、水島監督(桜チャンネル社長)南丘主幹(月刊日本)らが呼びかけ
(呼びかけ本文)
拝啓
憂うべき事態になっています。
5月8日午後、チベット人に対する民族自決権及び人権蹂躙の最高責任者・中華人民共和国国家主席・胡錦濤が北京五輪強行のための地ならし為、我らが母校で学生に演説を行い、早稲田を政治的に利用しようとしています。
4月16日、上海紙「解放日報」(電子版)が伝えたところによると、胡主席は5月6日訪日の予定で、同8日、早稲田大学で開かれる日中青少年友好交流年の式典に福田首相と出席。その後、両首脳が卓球で汗を流すことが予定されているそうです。
当方の質問に対し大学広報課窓口では、「国賓待遇なので申し出を受けた」などと言っています。
在野反骨の批判精神、「学の独立」の建学の理想はどこへ行ったのでしょうか。このままでは早稲田大学は世界人道への敵対者=中国共産党政府に阿り利用された「客寄せパンダ」として失笑を買い、日本の未来や国際社会に大きな負い目を負うことになります。OB個々においても然りです。
母校の名誉を守るために今こそ明確な意志表示が必要です。
そこで早稲田にも胡錦濤を歓迎しないOBが居ることを示す為、「中国政府によるチベット人虐殺・人権弾圧に抗議する早大OBの会」を結成し、白井克彦総長に下記の「声明」を提出、各方面に参考送付しようと思います。
諸先生方におかれましては、是非、ご賛同いただきたく、お願い申し上げます。
呼び掛け人
高池勝彦(昭和41年第一法学部卒、弁護士)、南丘喜八郎(昭和44年第一政経学部卒、「月刊日本」主幹)、水島総(昭和47年第一文学部卒、!)日本文化チャンネル桜代表取締役)、小田内陽太(昭和61年政経学部卒、会社員)卒業年順。ほか。
「声明」(案)
私たち早稲田大学OBは、中国共産党政府によるチベット人虐殺・人権弾圧に強く抗議し、真相の究明とチベットにおける自由の回復を求めます。
母校久遠の理想とOBの社会的な名誉を守るため、「日中青少年友好交流年式典」への会場提供と胡錦濤国家主席の来学を辞退するよう白井克彦総長をはじめ早稲田大学当局に要請します。
中国政府によるチベット人虐殺・人権弾圧に抗議する早大OBの会
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
抗議行動をおこないます
追伸:胡錦濤早稲田来学の8日(木曜日)にはOB有志として合法的な抗議を行うべく、下記の要項で集合いたします。
集合時間: 5月8日12時半
集合場所:穴八幡境内
世話人(小田内)がチベット国旗をあしらったプラカードを持ってお待ちします。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F42%2F26.565&lon=139%2F43%2F5.673&layer=0&sc=3&mode=map&size=l&pointer=on&p=&type=static&CE.x=609&CE.y=546
持ち物:各自でご検討ください。
下記ページからダウンロードしたチベット国旗を拡大カラーコピーするのも有用です。http://suchi.srs.ne.jp/today/image/199807/xtibetflag.gif
添付ファイルのものについては当日プリントアウトの余分をお持ちします。
◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
(読者の声1)福田の天皇陛下利用は日本人に大変な恐怖と怒りを生み出した。
政変が起こる可能性がある。支那人は水のような民族であり、弱ければ襲い、強ければ引く。ただそれだけである。
言い分はすべて偽装である。
正邪はなく生存と征服あるのみである。したがって日本が丸腰では到底敵わない。核自衛以外に対抗する方法はない。
幸いまだ時間はある。政府を変える。既成政党では日本の子供を守れない。いよいよ時代が動き出した。
(MC生、東京)
(宮崎正弘のコメント)それが幻像に終わりませんように。。しかしながら、いまの日本人には、怒る熱意も、キレるエネルギーさえなくなっているのでは?
♪
(読者の声2)貴誌第2173号で品川の商社マン氏が、円高になる前の日本が世界中に魚の缶詰を輸出していたことを書かれたのを私自身昔よく食べていたことを思い出し懐かしく読みました。
また、中国の武器輸出と対比して書かれた慧眼にも同意いたします。
さて、2点追加させていただきたい点があります。
魚の缶詰とならんで円高になる前に日本からミカンが主に英国向けに輸出さていました。当時英国では、ミカンはSatsumaないしSatsuma orangeと呼ばれていました。薩英戦争の頃から在日英国人が食べ始め、それが縁でそうなづけられたのでしょう。
最近、Time誌でもミカンをsatsuma orange(米語では小文字)と書いたものを読みました。ミカンを英語ではmandarinorange (中共オレンジ)というとしたり顔で言う人がありますが、これは誤りです。
以下は非常に残念なだけでなく、早急かつ真剣に対処すべきことであると考えます。
もう一つは残念なことですが、実は、日本は現在大量に武器を輸出しています。
おそらく中国より金額では多いのではないかと推察いたします。日本からの猟銃の輸出は、数年前に一度統計を見ましたが当時約7千億円でした。その殆どが改造されて非常に信頼性の高い故障の少ない小火器としてつまり武器として、世界中の紛争地域で使われているということです。
人件費の高く猟銃の国内市場が小さく大量生産を行いがたい日本で作られた馬鹿高い猟銃を本来の用途だけでかくも大量に輸出することは非常に困難です。
こういった特殊な市場があるからこそなりたっているわけです。
しかも作っているのは中小企業で輸出を停止すれば倒産です。この日本の国体に反するビジネスを以下にスムーズに停止するか喫緊の問題と考えます。
そのうち、何かというと反日の口実にしたがる人権擁護団体が騒ぎ出す前になんとかしたいものです。
(ST生、神奈川)
(宮崎正弘のコメント)豊和工業は警察用けん銃をつくっていますが、量産に必要な最低ロットの注文も警察からなく、ついにはカーエアコンなど多角化に乗り出した。猟銃は、殺傷能力が低くて武器とは言えないのではありませんか? 少なくとも戦闘では。ま、先方が改造して武器にしているのなら、問題にもなりますが、たとえば高速ヨットを日本から買って機関銃を副え付ければ、立派なマリーン。これも武器輸出にあたることとなります。
♪
(読者の声3)コキントウ来日が嫌われる理由:
中共のコキントウが来日しますがブーイングがすごい。天皇陛下がコを引見されるのも不満である。そこでなぜ日本人がコキントウを軽蔑するのか考えてみました。
その第一はコキントウの地位が中共国民の信任を得ていないという事実でしょう。
彼は国民を暴力で支配する共産党という犯罪集団の一員なのです。
したがっていくら元首の肩書きを作っても所詮僭称であり正統性がないニセモノなのです。
かつてソ連共産党が強勢を誇りましたが、崩壊してみると恥ずかしい犯罪者集団でした。
今、ロシアはソ連共産党支配の汚濁の歴史を必死に隠蔽しています。だから米国のように中共で選挙が行われ元首が選出されるなら、それなりの権威があるでしょうが、今のような匪賊の頭では到底天皇陛下がお会いする相手ではありません。
天皇陛下は日本の正統性の象徴なのです。その意味で福田首相の不見識、不行跡は歴史に残るものになります。
国民の自民党政府への怒りは高まるばかりです。
この解決には既成政党ではダメでしょう。新しい政党がイヤでも必要になっています。
(一読者)
< 宮崎正弘の新刊予告 >
『北京五輪のあと 中国はどうなる』(仮題、五月下旬刊行予定。並木書房、予価1600円)。
(( 最新刊 ))
宮崎正弘・黄文雄共著
『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1500円プラス税)
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』 阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
宮崎正弘 全著作一覧 (これまでの128冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2008 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。