イスラエルからのニュース(シオンへの架け橋)
2008年4月30日(水)
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*多くのテロ組織がイスラエル建国60周年を狙って大規模な
テロを計 画していると、国防軍の情報担当者が警告。また、
ガザのハマスはイ スラエル人の誘拐を目指しているもよう。
(H,P,Y)
*オルマート首相がガザでの母子の死に「深い遺憾」を表明。
しかし、 母子を危険に晒したのは、住民を「人間の盾」として
利用する武装組織の責任だと非難した。(H,P,Y)
*イスラエルのシリア核施設攻撃の詳細を発表したのは
イランへの警告だとブッシュ大統領。シリア、イラン、北朝鮮
に対して、核兵器開発を思いとどまるように呼びかけた。(P,Y)
*シリアがイスラエルとの和平のためにイランと断交すること
などありえないと、シリアの専門家がヒズボラのTVで語った。
(H,Y)
*ブッシュ大統領はカーター元大統領のハマスとの会談を
批判せず。ただし、ハマスをテロ組織とする見方に変化は
ないと確認した。(H)
*エジプトの仲介による和平を受け入れるよう、ハマスの
ザハルがイスラエルに要求。「我々には20万人の自爆テロ
リストがいる」と語り、和平を拒否した場合は報復テロを行う
と警告した。(P,Y)
*スデロット市などに11発の
カッサム砲が着弾。バラク国防相は「今は
和平を進める時ではない」と語った。(P,Y)
*国防軍のアシュケナジ参謀長がワルシャワのゲットー跡を
訪問。現代イスラエル国家の建設はホロコーストへの応答だ
と語り、ワルシャワ の武装蜂起は、現代の国防軍にとっても
手本になると語った。(H)
2008年5月1日(木)
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*昨日夕方からホロコースト記念日の行事がスタート。虐殺
記念館(ヤ ッド・バシェム)での式典で演説したオルマート
首相は、ホロコース ト否定論が堂々と論じられていると懸念
を表明した。(H,P,Y)
*ADLがイスラエルの青年に行った世論調査で、イスラエル
の生存が 危機的状態にあるとの意見が52%。しかし、
59%がホロコーストのような民族虐殺は起こらないとの
意見だった。(H,Y)
*ヨルダンのアンマンでアブドラ国王とオルマート首相が会談。
国王は、パレスチナ和平は年末までに合意すべきだと語った。
(H,P,Y)
*イスラム聖戦がイスラエルとの停戦を受け入れへ。ただし
ガザ封鎖の解除が条件。イスラエルの首相官邸は、イスラ
エルへの攻撃中止のほ かに、武器密輸の停止も必要だと
の見方を示した。(H,Y)
*リビアの国連代表が「ガザの状態はホロコーストよりひどい」
との先週の発言の撤回を拒否。発言に怒った西側諸国を
批判した。(H,Y)
*英国のユダヤ人学者らが「現代イスラエルはテロと虐殺に
より作られた」と、イスラエルの存在を否定する発言。イス
ラエルのパレスチナ人に対する行為とホロコーストは同列だ
と批判した。(P)
*昨日もガザから15発のカッサム
ロケット砲。うち1発は小学校の
すぐ近くに着弾。他に、民家の庭
への着弾もあった。(P,Y)
*国防軍が、ガザでの母子死亡事件に関して再調査を開始。(Y)
*バーレーンの次期駐米大使に、ユダヤ人のノノ氏を指名か。
アラブ諸 国がユダヤ人を上級外交官に指名するのは前例が
ない。(H)
2008年5月2日(金)
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*ホロコーストを記念し、昨日は全国でサイレンの音を合図に
一斉黙祷 が行われた。各地では記念式典が挙行。(P,H,Y)
*オルマート首相を今日、警察が事情聴取へ。マズズ検事
総長が、警察 に対して捜査を進めるよう要請したもよう。
首相は現在、3件の疑惑 で捜査を受けているが、どの件で
の事情聴取かは不明。(H,P,Y)
*2年前の兵士誘拐を指揮したハマスの司令官を国防軍が
ガザでミサイ ル攻撃により殺害。他にも多くのテロを指揮し
たという。(H,Y,P)
*ガザの全ての武装勢力が停戦に原則合意したとエジプトが
発表。イスラム聖戦は合意に調印しないが「こちらからは
破らない」との方針。 イスラエル政府も停戦を受け入れか。
(H,P)
*アウシュビッツ跡地で1万人余りが今年も「生者の行進」。
国防軍のアシュケナジ参謀長も行進した。(H,P)
*元国防相のモファズ運輸相が訪米中。イェール大学での
講演で、イラ ンが年内に核兵器開発に成功するとの予想を
語った。(P,H,Y)
*ホロコーストはユダヤ人の自作自演だとするドキュメンタ
リー番組を ハマスのTVが放映。建国の重荷になる障害者
など「不要なユダヤ人」 を抹殺し、国際社会の同情を買う
目的と主張した。(P,H)
*ホロコースト生存者の息子が、父がホロコーストで受けたの
と同じ番号の刺青。ホロコースト生存者の子であることを
覚えるため。(H)
*毎年恒例の聖書クイズで、メシアニック・ジューの少女が
最終予選に残ったため、正統派ラビがボイコットを呼びかけ。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp