イスラエルからのニュース
2008年4月23日(水)
****************************************************
*米国の技術者が20年前にイスラエルに情報を流していた容疑で逮捕。
同時期にスパイ罪で逮捕され服役中のポラード氏と同じルートだった
ため、他にもスパイ活動があった可能性が浮上。(H,P,Y)
*米国での新たなスパイ疑惑の発覚で、ポラード氏のスパイ活動が単発
的なものだったとのイスラエル政府の米国に対する説明が崩れ、両国
の信頼関係に影響が出る懸念も出ている。(H,P)
*テロで止まっていたガザへの援助物資などの搬入がスーハとエレズの
検問所で再開された。燃料の供給も再開されている。(H,Y)
*エジプトの仲介によるガザでの停戦を受け入れるかどうかを、ハマス
が検討中。停戦はガザ地区に限定される。(H,P)
*9月11日の同時多発テロがイスラエルの陰謀だとの説は、
スンニ派に英雄はいないと思わせるシーア派の策略だと、
アルカイダのザワヒリが演説。
噂を流布しているイランを非難した。(H,Y)
*ヒズボラが武器を運搬中に国連軍に発見され、銃撃で抵抗
して逃走。 ヒズボラの国連決議違反が明らかになった。(P,Y)
*パレスチナの名門、ビルザイト大学の学生会選挙でファタハが
ハマスに勝利。ハマスは「自治警察に弾圧されたため」と主張
した。(Y)
*過越の祭にパン類の販売を許可したことへの抗議集会を、
エルサレムで超正統派が開催。しかし、参加者は少なかった。(P,Y)
*砂山で生き埋めになり死亡した少年の臓器を5人に移植。少年
は生前に「ぼくが死んだら臓器で他の人を助けて」と語っていた。(H)
2008年4月24日(木)
****************************************************
*イスラエルがゴラン高原返還に前向きな姿勢を、トルコ経由で
シリアに示していたとの報道。ただし、シリアがヒズボラや
ハマスなどと絶縁し、各組織の事務所を追放するのが条件。
(H,P,Y)
*ヨルダンのアブドラ国王が米国でブッシュ大統領と会談。国王
は、中東和平の実現に向けた米国の努力を要請した。(P,Y)
*自治政府のアッバス議長が米国でライス国務長官と会談。今日
はブッシュ大統領との会談が予定されている。(P)
*ハマス指導者のハニエが、イスラエルとの停戦は西岸地区も
含まれるべきだと主張。しかし、停戦受入に前向きの姿勢を
示した。(H,P)
*イスラエルがシリア攻撃に関して米国に提供した機密情報が、
米国議会で開示される。イスラエル政府は米国に懸念を伝え
た。(P,Y)
*ペンシルベニア州の民主党予備選でクリントン氏がオバマ氏に
勝利。ユダヤ人票の6割はクリントン氏に流れた。(H)
*米国のカーター元大統領に、ハマス指導者と会わないように
警告した とのライス国務長官らの発言を、カーター氏が否定。
そうした警告は全く受けていないと、事務所がコメントを出した。(H,Y)
*米国で全国的にマッツァが品薄に。生産工場の一部で機器が
故障したためだとの説もあるが、原因ははっきりしない。(H,P)
*アンネ・フランクが親友に送ったクリスマスカードが発見された。
単なる絵葉書状のもので、特にメッセージは書かれていない。(H)
2008年4月25日(金)
****************************************************
*昨年に破壊されたシリアの核施設の盗撮映像を米議会の
秘密会で上映。
威信を傷つけられたアサド大統領が、イスラエルへの報復を
決行する可能性もあると見て、国防軍は警戒を強めている。
(H,P,Y)
*自治政府のアッバス議長が米国でブッシュ大統領と会談。
大統領は、中東和平に積極的に取り組み、来年1月までの
任期中にパレスチナ国家の枠組みを決めると語った。(H,Y)
*ハマスが態度を軟化させ、ガザのみでの停戦を受入れへ。
ただし、後 に停戦を西岸地区にも拡大させるとの条件つき。
誘拐されている国防軍兵士の返還に向けた交渉が進展する
可能性も。(P,H,Y)
*ゴラン高原の返還交渉に住民が反発。ラビたちもゴラン高原
は約束の地の一部であり、返還はユダヤ法違反だとの見解を
表明した。(P,Y)
*国連がガザでの食料配布を中止。「イスラエルが運搬用燃料
を供給しないため」との理由。食料支援に頼る人は70万人も
いる。(P,H,Y)
*イスラエルがガザに送った燃料が、ガザ側でほとんど運ばれ
ていないことが判明。ハマスは自分で使う燃料を十分に確保
した上で、民間への燃料配布を止め、危機を演出していると
見られている。(P,H)
*ガザの状況についての対策を議論していた国連安保理で、
リビア代表がガザの状況とナチスの強制収容所は同じだとする
趣旨の発言。怒ったフランスなど西側諸国代表が議場を退席
した。(Y,H)
*ヨルダンとの国境地帯でアルカイダがイスラエル人を誘拐
する危険性 が高まっているため、軍が警備を強化。国境
フェンスの向こう側に畑を持つ農民は、農作業時に国防軍と
の連携を求める。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
~~~~~~~~~~~~~~
国連安保理など、イスラム教国が好きなことを言う場所であって、
あっても、なくても一緒だ。むしろ、あったほうが害だ。
イスラム教国に乗っ取られているみたいじゃん。
世界には話せば分かる国と、そうではない国があるのだ。
9・11陰謀説はイランが流しているのか。
スンニ派が怒っている。スンニ派のアルカイダがやったのは
間違いないのに、いつのまにかアメリカの陰謀になってしまっては
アルカイダも気分が悪いのだ。なるほどね。