米国はきちんとチェックしているのか
<米国産牛肉>政府、消費者不安火消しに躍起 危険部位混入
輸入された米国産牛肉に牛海綿状脳症(BSE)の病原体が蓄積しやすい特定危険部位が混入したことに対し、政府は「安全システム上は問題はない」と、事態の沈静化に躍起になっている。日本が世界で最も厳しい水準の輸入条件を維持していることに米国内の反発は強く、日本の過剰な反応が両国間の摩擦を生むことを懸念しているとみられる。
今回、危険部位が混入していたのは吉野家が輸入した700箱のうちの1箱。米農務省の衛生証明書が添付されていたが、1箱だけ誤って箱詰めされた可能性が高いと農林水産省はみている。 06年1月に危険部位を含む牛肉が輸入された際は、米国の検査官が背骨付きであることを確認しながらも、衛生証明書を発行していた。このため、検査体制の不備が問題になって全面的な輸入禁止措置を取ったが、今回は当該の加工工場のみにとどめた。 若林正俊農相は「誤って危険部位などが混入することを想定し、流通段階で確認するよう指導している。今回は吉野家が見つけたことでチェック体制が機能した」と強調する。 日本は「月齢20カ月以下」という厳しい輸入条件を採用しているが、米国は条件の撤廃を要請している。今月に入って日本と並ぶ米国産牛肉輸入国の韓国が条件緩和で米国と合意したこともあり、米食肉業界などは「特異な国」と日本に対する強い不満がある。 日本側は「月齢30カ月未満」に条件を緩和することを妥協点に交渉を進めたい考えだが、今回の問題で消費者の不信感が高まれば、緩和に応じるのは難しい。すでに「米国はきちんとチェックしているのか」(自民党議員)との批判が出ているほか、スーパーなどで販売停止の動きが相次いでいる。【工藤昭久】 4月24日21時57分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000159-mai-pol きちんとチェックしていないから、脊椎が混入したんですよね。 by日本のお姉さん
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