頂門の一針
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大阪府知事「四面楚歌」
━━━━━━━━━━━毛馬 一三
大阪府の橋下知事は、想定外の初体験だったに違いない。17日、満面の
笑みを湛えて府庁内会議室に入ってきた知事は、異様な雰囲気に圧倒さ
れたのか、一瞬のうちに表情を強張らせた。
それもその筈1100億円の歳出削減試案の発表を受けて、怒りをブッケた
い41市町村の市町村長本人たちが、橋下徹知事を待ち受けていたのだ。協議は冒頭から大荒れ、市町村長から猛烈な批判や罵声が飛びだすなど、会合は修羅場の様相となった。
初協議は、まず橋下知事が叩頭、市町村への補助金を45億円削減する
ことなどを盛り込んだ直参改革プロジェクトPTが作った試案について、「修正の余地が全くないわけではないが、これくらいの目標を設定せざるを得ないと改革はできない。市町村にも少し我慢してもらって大阪府全体の財政再建を果たしていきたい」と協力を呼びかけた。
ところが知事が着席する間もなく、市町村長からいきなり「無責任なP
T案は白紙に戻せ」「血も涙も無い」などの罵声が飛び出して、知事の
唖然とした様子がひと際目立った。批判はよどみなく続く。
i)医療費の打ち切り案では、患者の負担増は増大。負担を引き上げる
ならその幅を示せ
i)府庁内部で阿修羅のごとく血を流す改革がなければ、府民に痛みは
押し付けられない
i)試案通り実施されたら大阪の道路は穴だらけ、学校もぼろぼろにな
る。あまりにも現実離れした案で、府政の方向を間違える
i)積み上げてきたものを急にやめるというのでは、双方の信頼関係は
崩壊する
i)当初予算を執行中に、削減しろとは明らかな行政のルール違反。一
切協力できない
助言する府職員も知事に近寄れる雰囲気ではなく、知事はまさに「四面
楚歌」。「政治経験が長い私たちの声にもしっかり耳を貸して欲しい」とのたしなめにわれに返えった知事は、1時間にわたる批判の嵐に立ち向かうように立ち上がり一転して強気の釈明。「府民に我慢を御願いするのも政治家の使命」と持論を訴えると、感極まったのか落涙。
最後に、「福祉を切る場合もあり、削減案を白紙に戻すことはない」と、知事は当初の話と違い、自信ありげに締めくくった。
その落涙と強気の発言が交錯する知事の姿を見た首長たちは、一様に白
け顔。「泣いた知事が善玉で、攻めた首長が悪者か!まるで吉本興業と
おなじやな」「泣きたいのは市町村の方。泣いたら話が続けられない」
と呆れた顔を返す様子が目立った。
市町村長と橋下知事との対決は今後も簡単に収まるとは思えない。知事
は市町村への補助金は45億円削減だから、府下全体としてはさしたる
ものではと踏んでいるようだが、この認識の違いが大きな紛争の火種に
なることは避けられそうに無い。
補助金に依存して財政運営をしている市町村にとって、補助金は生きる
か死ぬかの問題。まして施設補助や医療補助まで切られたのでは、「夕
張の二の舞」にならないとは言い切れない。日々の住民生活に直結して
いるからだ。
PT職員は「府に合わせて歳出を見直せば、市町村も減らせる筈」とた
かを括っているが、「府が止めるからといって、そうですかと従えるも
のではない」と府下市町の危機に無理解な若い知事に怒りをブッつける
首長は多い。財政削減の戦いは、17日から始まったばかりだが、今のままでは橋下知事が「四面楚歌」から抜け出せそうには中々なさそうだ。(了) 08.04.17
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話 の 福 袋
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◎ 「水都大阪」計画案、橋下知事が引っくり返す「効果ないと公金出
せぬ」
大阪府と大阪市、経済団体が連携して行う一大イベント「水都大阪2009」の実行委員会が16日開かれ、実施計画案など3議案を審議したが、橋下徹知事が「イベント後に何が残るのか具体的にみえない。効果がないと公金は出せない」と反対し、計画が白紙に戻った。
府は1カ月半後に新計画案を提出する。メーンイベントは来年夏だが今
年7月にサポーターらの会合拠点を開く予定もあり、今後の日程への影
響は必至だ。
委員会では、アートと市民参加を柱に、市内各所にある橋や建築物のラ
イトアップや、道頓堀川や堂島川など舟でめぐる「水の回廊」ツアーな
どを盛り込んだ実施計画案が説明された。
しかし、橋下知事は「水都の景観整備が最優先。イベントにかける金が
あるなら、橋や護岸壁のライトアップなど既存のものを最大限に生かし、人をひきつける景観を生み出すことが先決」と反対した。
このイベントは府、市と財界で事業費総額9億円を分担する計画で、府
の財政再建プログラム試案でも今年度1億400万円の出資が示されている
が、橋下知事は、現状の計画では出資しないとの考えを示した。1カ月
半後に府が提出する新計画案が了承されれば、予算を支出するという。
委員会後の会見で、橋下知事は「事業計画案を把握したのは15日で、
きょうの反対になった」と説明。しかし、大阪市と財界にとって寝耳に
水。
実行委員会の会長の平松邦夫市長は「驚いている。(橋下知事が批判的
だった)水路活用などの議論は、すでに終わっている。なんとか認めて
いただけないかという気持ち」と述べ、新案は「水都大阪をやるんだと
いう案でないと、完全に空中分解してしまう」とイベントの継続へ懸念
を表明した。
実行委副会長の下妻博・関西経済連合会長は「(橋下知事との間で)理
解の熟成度や理念的な部分で差があるのできょうはうまくいかなかった。『民』の立場としては、残念ながら4年間は、知事と市長を立てなければならないので、知事が反対したからといって何もいうことはない」とぶぜんとした表情で話した。 4月17日7時8分配信 産経新聞
◎思わず、涙もポロリ 橋下知事に府内市町村長から反発相次ぐ
「知事がこだわっている数字は非現実的」「まず、府庁内部で阿修羅の
ごとく血と汗を流すべき」。17日、橋下徹知事が府内43市町村の首
長に財政再建試案を説明した意見交換会では、出席した首長から反発す
る意見が相次いだ。
橋下知事は懸命に理解を求めたが、最後には「大阪を立ち直らせたい」
と涙も。試案の前途は多難となりそうだ。
意見交換会では冒頭のあいさつから、府市長会会長の倉田薫・池田市長
が「今日は思いの丈を述べさせてほしい。時間が限られているので、身
のある議論をしたい」と“先制攻撃”。
これに対し橋下知事は「ご迷惑を掛けて申し訳ない」とあらためて頭を
下げた。その上で「府庁だけでなく、市町村におかれても財政再建を果
たしてほしい。府が一丸となって少しずつ我慢をして、全国初のモデル
として実現していきたい。私としては財政再建を果たそうと思えば、こ
れぐらいの改革は必要だと思う」と理解を求めた。
しかし、首長から納得する声は聞かれない。
平松邦雄・大阪市長は「まず削減ありきで、知事の指示に従って削るこ
としか見えてこない。具体的な我慢の内容を示して協力を求めないと、
後になってこんなはずではなかったということになる」と注文した。
阪口善雄・吹田市長も「まず府庁内部で阿修羅のごとく血と汗を流した
うえでないと、府民に負担をしいることはできない」。さらに「35人
学級は『子供の笑顔のために』ぜひとも、残してほしい」と知事選の際
の橋下知事の公約を逆手にとって要望した。
「知事がこだわっている(収支改善の)1100億円という数字は非現実的。あの通りにやれば、5年後には大阪の道路は穴ぼこだらけになる」と指摘したのは、前大阪府教育長の竹内脩・枚方市長。「府民に少しずつの我慢というが、対象者にとっては少しずつではない。そこは論理の飛躍だという認識がないと府政の方向性を誤る」とも述べ
た。
注文は知事に対するものだけでは収まらず、副知事に対しても「300
億や400億という人件費カットは法律的にできるのか。トップが法律
に抵触しなければできないようなことは、身を挺しても止めるべきでは」と府庁OBとして苦言を呈した。 4月17日13時37分配信 産経新聞
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反 響
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大阪府とは誠に失礼な人ばかりが行政機関にいるようだ。橋下知 事の予算の歳出削減案の説明会に出席した各市町村長は知事に対する質 問や意見を述べる際に「貴方」と呼びかけ「~しなさい」と命令口調か 何か諭して聞かせるような態度であった。
これはいつぞやの曰く付きの女性従業員と同じ穴の狢の集まりではない
か!?
私に言わせればあの態度は非礼であり、自分たちの上司に向かって何と いう失礼な態度だと言うことである。自社の社長に「貴方」と呼びかけ る社員、いや部長クラスがいるか?
彼らにしたら「なんや知らんがけったいなにーちゃんが来よって、訳が 解らんこと言うとる。ここは一丁いわしたろか」くらいの調子であると 見ている。
こんなことだから1,100億円も減らさねばならないことになるのだ。
そもそも、あのような市長を選んだ人たちが、今度は橋下知事を選んで はないか?!大阪府の民度はそんなものかとは言わないが、知事もして きたように人件費が高くなったことくらいを反省して貰わねばなるま い。以上 前田正晶
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日本のお姉さんの意見。↓
大阪府の人間は大阪府が借金だらけでも、
今のところ、自分の生活に関係ないと思っている。
借金があることすら知らない人もいる。
芸能人や、いもしない秘書の給料をピンハネしていた
北朝鮮の王様大好きな元在日の女性も、
威勢がいいからという理由で、議員にしてしまう。
本気で大阪をよくしたいと思っていないのです。
だから、橋下知事が出てきたときは、始めて
赤字をなんとかしてもらいたくて、彼に知事になって
もらいたいと思って選挙で選んだのだから、
大阪の市町村長は、彼を大事にしてもらわないと
困ります。失礼な言葉使いだけでも、止めてほしい。