おすすめ記事2 | 日本のお姉さん

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ようちゃん、おすすめ記事。↓

▼【シナの変容】革命の変質(丸幸亭老人のシナにつける薬)
シナにおける革命とは、「天命を革める」ことに他ならない。しかし、ご承知のように「馬上天下をとる」ことがゲンジツであって、あらたに皇帝権力を手に入れたものが天命を云々するにすぎない。このゲンジツを毛沢東は、「鉄砲から政権が生まれる」(槍杆子出政権)と喝破した。この中共政権第一期の皇帝が、その死期を悟るに大隕石の落下をもってしたことは、シナの歴史に精通した毛らしさを表していた。閑話休題

さて、唐代にもどろう。そもそも唐とは、北朝の正統政権であった鮮卑系王朝・北周を継承した隋が二代目皇帝・煬帝の「世界遊戯」(大室幹雄氏の『干潟幻想』における命名)による財の放蕩と高句麗征伐に失敗してまさに滅びようとしていたとき、政権中枢近くにいた鮮卑人・李淵(煬帝の父・文帝と母親同士が姉妹)、李世民父子が東突厥の武力を借りて政権を簒奪したものであった。すなわちシナ人が「中華文明の絶頂」と自賛する唐代は、鮮卑人と突厥人が武力で打建てた王朝であった。そこではシナ人は例によって奴隷の役割を受け持つばかりであった。

・ここでいうシナ人とは漢・チャイニーズとはいえ、漢代の漢人とは血統の連続性の薄いあらたな民族であり、それを唐人と名づける。
いずれにせよ、シナ文明の絶頂期を支配した鮮卑人王朝・唐は、父皇帝が後継者に指名した兄を殺し二代目皇帝・太宗となった李世民の治世下に世に言う「貞観の治」という安定した治世を迎える。それは李世民がみずからの出自である鮮卑や突厥という西方のトルコ系民族を押さえ込むことができたからである。かれらトルコ系諸族は、李世民を「テングリ・カガン」(天可汗、カガンはモンゴル・トルコ語で、カーンあるいはハーンと同じく「大王」「皇帝」の意)と呼んでその統治に服した。その「平和」(つまり軍事的平定)があってこそ、例の三蔵法師の西域横断する天竺への取経の旅も可能であったのだ。このこと、後のモンゴル大帝国時代のユーラシア大陸に出現した「平和」・パクス・モンゴリアを想起させる。

さてしかし、唐朝をうちたてた李淵、李世民父子が異民族出身だったとはいえ、結局は武力で政権を奪取したのであるから、シナの革命伝統にそったものであった。しかし前回に述べた武照の革命は、それとはまったくちがっていた。それは歴史に範を求めれば、漢朝を中断させ新朝をうちたてた王莽の簒奪に似ている。なぜなら王莽は儒教イデオロギーによる王朝簒奪を謀ったからだ。短期で失敗したところもあわせて構造的にはそっくりである。しかし王莽はあくまで儒教という建前であったことは、シナ・イデオロギーのパラダイムのなかでの発想であり、武照の仏教というシナ外部からのイデオロギー注入による革命というパラダイム・シフトとはまったくことなっていた。

・武照の弥勒信仰という外部思想を利用した革命は空前ではあったが、しかし絶後ではなかった。彼女の仏教革命は後世に深甚な影響を及ぼす事になったのである。一つは、革命の新しい形を示した事。それは誤解を恐れずにいえば毛沢東の「文化大革命」の雛形なのである。だからその当時、江青がもっぱら武照をもちあげて見せたのであった。その意とするところは明らかであろう。二つ目は、仏教(そこでは弥勒下生の思想であったが)を国家が革命思想と認知したこと。これがそれ以降くりかえされた仏教徒叛乱の思想的背景となっていることを忘れてはならない。
これ以降、弥勒思想を中心にすえた農民叛乱が、後代の各王朝をゆるがす、または崩壊させるに至ったことは偶然ではないのである。
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▼中国、脱北者一掃作戦で密告報奨金を引き上げ(iza)
北朝鮮からの脱出住民(脱北者)を支援する「北朝鮮難民救援基金」(東京)は10日、北朝鮮に隣接する中国吉林省延辺朝鮮族自治州が脱北者の一掃作戦に乗り出し、情報提供者への報奨金を脱北者1人につき8000元(約11万円)以上に引き上げたと明らかにした。自治州政府の宗教局関係者らの話としている。チベット暴動を受けた措置とみられ、同基金の加藤博理事長は「北京五輪を前に、すべての不安要素を排除しようと強硬策に出たようだ」と話した。同基金によると、これまで報奨金は500元程度だった。脱北者をかくまった者に対する罰金を引き上げ、報奨金に充てているという。自治州当局者は脱北者保護の拠点になってきたキリスト教会への監視を強め、韓国や米国など外国からの支援が発覚した教会が強制閉鎖の対象になっている。(共同)
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▼111人がA型肝炎感染 中国、飲料水が原因か(iza)
10日付の上海紙、新聞晨報によると、中国貴州省にある大学、貴陽学院の学生計111人が先月下旬以降、A型肝炎と診断された。貴州省衛生庁当局者は同紙に対し、給水器に取り付けられた大型ボトル入りミネラルウオーターが感染源との見方を示したが、水自体がウイルスに汚染されていたのか、給水器に問題があったのか判明しておらず、原因特定に向けて調査を続けているという。同紙によると、水を飲んだ学生が下痢になったため、学院は2月末に飲用を中止。学生食堂などの消毒作業を行うとともに、教師と学生計約1万人にワクチンを接種した。ミネラルウオーターのメーカーは操業停止処分を受けたが、学生の間では「不衛生な食堂などが真の感染源」との見方も広がっているという。(
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▼高層ビルからの女性の飛び降りがつづく中国(HEAVEN)
大洋網―昨日夕方、広州市海珠区の新港中路麗影広場で、20代とみられる女性が、ビルの25階屋上から飛び降り、死亡しました。
女性は身元などは不明ですが、目撃者の話によると、2時半ごろにこの場所にあらわれ、下に集まった野次馬たちを煽るかのように屋上の手すりを跨いだりしていたといいます。駆けつけた警官らは女性の説得をはじめ、救急車が現場に待機、下には救命クッションが敷きつめられましたが、女性は説得には耳を貸さず、携帯をしっかりと握りしめたままで、5時5分、とつぜん手足を大の字に広げて飛び降りました。人々のあいだから悲鳴があがるなか、女性は落下中に逆さとなり、6階部分の張り出しに足をぶつけて両脚を膝から断裂。上着は脱げ、そのまま救命クッションの上に落ちましたが、全身骨折および内臓破裂で即死でした。携帯は地面に着くまで放さず、説得にあたった婦警は、すこしアルコールが入っていたようだったと話しています。なお女性が飛び降りてから地面に届くまでは4秒、と元記事には記されています。連日の女性の飛び降りですが、画像のない記事もあわせると、ここのところポータルに載る分だけでも一日二、三件。週で二十件近くにもなるでしょうか。理由は先生に怒られたから、失恋など。若い世代が自信をなくしているのは世界的な傾向なのかもしれません。
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▼何があるのか、台湾近海に米空母を増強派遣(株式投資と市場研究の兜町通信)
3月の台湾の総統選挙にあわせて、米国海軍は、台湾と中国の緊迫化を懸念して空母、キティホークなどを台湾近海に派遣したが、今後、原子力空母、リンカーンも台湾近海に派遣するという。朝鮮日報電子版が4月11日、「米軍、空母3隻を台湾海峡周辺に展開」と題して報じた。
先の総統選では、独立派の民進党候補の謝氏が、国民党の馬英九に敗れ、中国にとっては、歓迎すべき結果となったはずだが、それでも、中国軍部は暴走する、と米軍は見ているのだろうか。(朝鮮日報によれば、)『中国外務省の姜瑜報道官は今月1日、キティホークが今月下旬に香港に一時停泊するための入港申請を受け取り、検討中であることを明らかにした。これに先立ち、ニミッツも中国政府の許可を受け、3日に香港に入港した。これに関連し、香港紙明報は、ペルシャ湾を管轄する第5艦隊所属の空母リンカーンが台湾海峡付近を航行しており、5月20日台湾総統就任式以降も台湾海峡に留まる見通しと報じた。台湾軍関係者によると、台湾総統選挙の当日、空母キティホークは日本の宮古島付近、空母ニミッツは台湾南東沖に待機し、それ以外に原子力潜水艦4隻が一帯を巡航していたという。明報は「台湾海峡に米空母3隻が一度に集結するのは初めて。キティホークとニミッツは2カ月以上台湾海峡にとどまっており、これにリンカーンが加わるのは前例がない」と報じた。』

また、『香港の政治・軍事専門家らは、「チベットでの暴動が長期化し、台湾では政権交代期を迎え、中台間の緊急事態のようなリスクが高まっている複雑な情勢と関係があるとみられる」と指摘した。台湾軍は中台間での緊急事態に備え、米軍と緊密に連携している。台湾の蔡明憲国防部長(国防相)は、「米軍が今年3~5月を不安定な時期とみて、毎日台湾軍と連絡を取っており、空母の移動や配置に関する事前通報を受けている」と述べた。』

『リスクが高まっている複雑な情勢』とは、一体、何を意味するのか。
すでに、当ブログでも触れたが、中国の潜水艦が米空母を追跡したり、軍が衛星破壊をした事を中共首脳部が知らなかったことから、米国側は、胡錦濤政権が、軍部を完全に掌握していないと見ている。チベット問題で、世界中から北京五輪への不参加の声が上がっている状況下、軍部は、力の誇示のためもあり、何らかの威嚇運動をとる可能性がある、と見ているのかもしれない。一方、日本を母港とする米艦船は、台湾派遣や訓練などが続いて、その燃料貯蔵庫の備蓄量が大幅に減少したと見られているが、その補給のために中国の国策会社のタンカーが、佐世保、横須賀の米海軍基地を訪れたという。

『追跡! 在日米軍』(4月4日)によれば、米海軍佐世保基地に、
『4月3日には「長航友誼」というタンカーも寄港し、赤坂貯油所に燃料を補給した。「長航友諠」は約5万トンのタンカーで、香港を船籍地としている。所有者および運送組織は「中国長江航運集団」(所在地中国武漢市)に所属する「長江貨運総公司(CSC)」が保有し運用している。また、「中国長江航運集団」は国家経済貿易委員会の管理下にあるものと思われる。つまり、れっきとした中国の国策会社のタンカーといえる。』また、この「長航友誼」という中国国策のタンカーは、佐世保から横須賀に回り、米軍への燃料補給を行ったという(『追跡、在日米軍』4月7日)。

チベットでの暴動でも、中国の警察官がチベット人に扮装して暴動を演出していたことが発覚したが、あるいは、それらも中共首脳陣の知らなかったことなのかもしれない。共産党幹部は、不正蓄財で財を成しているが、軍部は、これといった収賄の手段がない。昨今の中国の物価高騰もあり、中国軍部や武装警察の不満も高まっていよう。待遇改善のためにも、軍部の力を誇示する必要があるのかもしれない。台湾近辺に派遣する米空母や戦闘郡の燃料を中国国策会社のタンカーが補給したということは、米空母による警戒体制の整備は、中国の要請による可能性が高い。

表面的には、米と中が対立するかのような場面があったとしても、その実体は、密なる関係にある。米国債を大量保有してもらっているだけでなく、サブプライム問題で混乱したウォール街は、中国の政府系ファンドの支援を受けている。米国が、中国のために一肌脱ぐのは当然だろうし、また、中国の混乱は、米国にとっても、困っことであろう。ブッシュ大統領は、よほど米国民の反対の声が高まらない限り、北京五輪に出席せざるを得ないだろう。それはまた、声高に人権問題を叫んできた米国のダブルスタンダードと、そして、経済的弱さを世界中に知らしめることにもなる。いずれにしろ、米海軍が、わざわざペルシャ湾から原子力空母、リンカーンを移動させたということは、中国軍部が、何かを起こそうとている可能性が高いということだろう。
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ようちゃんの意見。↓
★で、その台湾海峡の米艦隊に燃料を供給しているのが中共の国家経済貿易委員会の管理下にある中国長江航運集団所属のタンカーだというのですから、こりゃトンでもないマッチポンプですね。要するに、中共中央の統制が困難になっている人民解放軍と、台湾当局の双方に対する牽制という意味で、中共中央と藪政権は利害が一致したということでしょう。