稲田朋美から皆様へ! (日本人、必読!!)
ようちゃん、おすすめ記事。↓クライン孝子の日記。
■2008/04/12 (土) 閑話休題、フランクフルト滞在の日本の若者と再会
■2008/04/12 (土) 映画「靖国」に関し やはり、騙まし討ちだった!
昨日金曜日は、フランクフルトの日本映画祭で
ボランチア活動をしていた日本の若者と再会を約束していたので
早速、カフエで会いました。何人くらい来るのかな、2-3人かなと思っていたら、何と8人(うち男子学生一人)最も若い子は24歳、あとは30代で、うち二人はドイツ人と日本で知り合い結婚し、一人は妊娠5ヶ月。
というわけで、話が弾むこと!
日独ボランテイア活動の相違とか
学生生活とか、
日独ライフスタイルとか。
映画の話とか。
フランクフルトえの映画「靖国」上映がきっかけになっただけに、
これも「靖国神社」のお陰かと、気分はるんるんでありました。
早速
<<前回に引き続き気さくにお話下さって楽しかったです。またお会いできるのを楽しみにしています。P、ブログこまめにアップされていますね。今後も楽しみに拝見します。またメールします!有村直美>>
<<昨日、3時のティータイムをご一緒させていただいた
Emi.Moritz-國武と申しま~す。左斜め前に座っていた、元気な九州女といえばお分かりでしょうか?ニッポンコネクションで出会ったご縁から、こんなに気さくにお茶に誘って頂くとは思ってもなく、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
じつは皆、クライン孝子さんに会うのに緊張していたんですよ~。
ご察しの通り、歴史の背景などよく知らずにドイツ在住している私達、
果たして、お話が合うものかとドキドキ。
でも、そんな心配もお話をしているうちに吹っ飛んでしまいました。
在独40年、さすが!大先輩です。いろいろと興味深いお話ばかりでした。
私はドイツに来てから孝子さんのHPを知り、日記を拝見しています。
ネットでニュースや新聞記事を見るよりも、数倍、とにかく読んでいて面白いのです。平和ボケの日本で生活していたころと違い、今は海外から日本の姿を見ています。
学校やOL生活では知りえなかった事を、孝子さんの日記を通して
勉強させていただいてるといっても、過言ではないでしょう。
HPを作成されて、ブログも書かれて、テレビ電話で報道番組に
ご出演されたりと、デジタルにもお強い! 若さの秘訣はそこでしょうか?!そんな我らが誇れるクライン孝子さんとお知り合いになれて光栄です!これからも、ドイツ在住の私達の為にも、いろんな情報を
発信してくださいね。追伸:次は鮨元のカウンターでお会いしましょうねー(笑)>>
■2008/04/12 (土) 映画「靖国」に関し やはり、騙まし討ちだった!
靖国神社ホームページ
http://www.yasukuni.or.jp/
靖国神社が映画「靖国」へ映像削除要求
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080411/plc0804112313022-n1.htm
「靖国」出演の刀匠 「出演場面と名前を映画から削って」と明言
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080411/plc0804112104017-n1.htm
制作経緯に不信感 「靖国」出演の刀匠
http://203.139.202.230/?&nwSrl=225477&nwIW=1&nwVt=knd
http://www.kochinews.co.jp/
「正論」文化庁の映画助成 衆議院議員、弁護士・稲田朋美
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804090413003-n1.htm
有村治子参院議員の
映画「靖国」上映中止と参院内閣委での質問
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/529429/
(前)
映画「靖国」オフイシャルサイト
http://feature.movies.jp.msn.com/news/080411/default.htm
<<映画「靖国」:出演の刀匠「カットして」 政治的と批判
■2008/04/12 (土) 映画「靖国」に関し やはり、騙まし討ちだった!
昨日金曜日は、フランクフルトの日本映画祭で
ボランチア活動をしていた日本の若者と再会を約束していたので
早速、カフエで会いました。何人くらい来るのかな、2-3人かなと思っていたら、何と8人(うち男子学生一人)最も若い子は24歳、あとは30代で、うち二人はドイツ人と日本で知り合い結婚し、一人は妊娠5ヶ月。
というわけで、話が弾むこと!
日独ボランテイア活動の相違とか
学生生活とか、
日独ライフスタイルとか。
映画の話とか。
フランクフルトえの映画「靖国」上映がきっかけになっただけに、
これも「靖国神社」のお陰かと、気分はるんるんでありました。
早速
<<前回に引き続き気さくにお話下さって楽しかったです。またお会いできるのを楽しみにしています。P、ブログこまめにアップされていますね。今後も楽しみに拝見します。またメールします!有村直美>>
<<昨日、3時のティータイムをご一緒させていただいた
Emi.Moritz-國武と申しま~す。左斜め前に座っていた、元気な九州女といえばお分かりでしょうか?ニッポンコネクションで出会ったご縁から、こんなに気さくにお茶に誘って頂くとは思ってもなく、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
じつは皆、クライン孝子さんに会うのに緊張していたんですよ~。
ご察しの通り、歴史の背景などよく知らずにドイツ在住している私達、
果たして、お話が合うものかとドキドキ。
でも、そんな心配もお話をしているうちに吹っ飛んでしまいました。
在独40年、さすが!大先輩です。いろいろと興味深いお話ばかりでした。
私はドイツに来てから孝子さんのHPを知り、日記を拝見しています。
ネットでニュースや新聞記事を見るよりも、数倍、とにかく読んでいて面白いのです。平和ボケの日本で生活していたころと違い、今は海外から日本の姿を見ています。
学校やOL生活では知りえなかった事を、孝子さんの日記を通して
勉強させていただいてるといっても、過言ではないでしょう。
HPを作成されて、ブログも書かれて、テレビ電話で報道番組に
ご出演されたりと、デジタルにもお強い! 若さの秘訣はそこでしょうか?!そんな我らが誇れるクライン孝子さんとお知り合いになれて光栄です!これからも、ドイツ在住の私達の為にも、いろんな情報を
発信してくださいね。追伸:次は鮨元のカウンターでお会いしましょうねー(笑)>>
■2008/04/12 (土) 映画「靖国」に関し やはり、騙まし討ちだった!
靖国神社ホームページ
http://
靖国神社が映画「靖国」へ映像削除要求
http://
「靖国」出演の刀匠 「出演場面と名前を映画から削って」と明言
http://
制作経緯に不信感 「靖国」出演の刀匠
http://
http://
「正論」文化庁の映画助成 衆議院議員、弁護士・稲田朋美
http://
有村治子参院議員の
映画「靖国」上映中止と参院内閣委での質問
http://
映画「靖国」オフイシャルサイト
http://
<<映画「靖国」:出演の刀匠「カットして」 政治的と批判
-- 監督「了承得た」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080411ddm041040123000c.html
刈谷さんは毎日新聞の取材に「映画は刀作りのドキュメンタリーと聞いていた。李纓監督はもう信用できない。出演場面をカットしてほしい」と話した。映画では、靖国神社に軍服姿で参拝する団体など、境内でのさまざまな出来事とともに、第二次世界大戦中、軍人に贈る「靖国刀」を作った刈谷さんへのインタビューなどが全編にわたって登場する。
刈谷さんによると、05年10月ごろ、知人を介して 出演依頼があった。数カ月後、李監督ら3人が訪れて2日間撮影。昨年春ごろ、刈谷さん宅で試写が行われた。貞猪さんが「政治的な内容でダメだ」と言うと、李監督は「近いうちに代わりのものを送る」と話したが、連絡はないという>>
この映画は私も見て、これでは刈谷さん、納得なさらないだろうなと、一瞬思いました。これって、刈谷さんご夫婦を騙しただけでなくまさに刈谷さんご夫婦に対する人権蹂躙ではないのか。日ごろ人権、人権とヒステリックに叫ぶ人権団体、こういう時こそ、声を挙げて、刈谷さんの人権をフオローして頂きたいものです。
~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)
http://
刈谷さんは毎日新聞の取材に「映画は刀作りのドキュメンタリーと聞いていた。李纓監督はもう信用できない。出演場面をカットしてほしい」と話した。映画では、靖国神社に軍服姿で参拝する団体など、境内でのさまざまな出来事とともに、第二次世界大戦中、軍人に贈る「靖国刀」を作った刈谷さんへのインタビューなどが全編にわたって登場する。
刈谷さんによると、05年10月ごろ、知人を介して 出演依頼があった。数カ月後、李監督ら3人が訪れて2日間撮影。昨年春ごろ、刈谷さん宅で試写が行われた。貞猪さんが「政治的な内容でダメだ」と言うと、李監督は「近いうちに代わりのものを送る」と話したが、連絡はないという>>
この映画は私も見て、これでは刈谷さん、納得なさらないだろうなと、一瞬思いました。これって、刈谷さんご夫婦を騙しただけでなくまさに刈谷さんご夫婦に対する人権蹂躙ではないのか。日ごろ人権、人権とヒステリックに叫ぶ人権団体、こういう時こそ、声を挙げて、刈谷さんの人権をフオローして頂きたいものです。
~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)
4月10日(木曜日)弐 通巻第2151号(2回目の掲載)
中国の五輪難題は、すでに次の人事確執に収斂しつつある
北京五輪後、責任転嫁の主導権争いが爆発するだろう
*************************
上海株式は絶頂から44%もの暴落を記録している。
チベット争乱の影で、もっと深刻なのは中国経済の失速なのである。
昨年10月16日が上海株のピークだった。指数は6092.05-
昨日(4月9日)のそれは3413.9。じつに44%もの暴落。4月9日一日だけでも5・5%の下落を記録した。
北京五輪の責任者は習近平。なにしろ太子党のボスであり、江沢民の庇護を受け、上海派を代弁する。胡錦濤が後継を託したかった李克強をだしぬいて国家副主席にも就いた。浙江省書記から上海市書記、そして政治局常務委員へと三階級特進。さらには四年後に党大会で胡錦濤のあとを襲うという設定されたコースに乗った。はずだった。そのために栄耀栄華の北京五輪を大成功せねばなるまいと、その首座に輝いた(共産党五輪責任者)。途端に雲行きが怪しくなり、チベットで抗議活動がおこった。当局は血の弾圧で対応し、多くのチベット人が虐殺され、聖火リレーは世界各地で寸断された。「開会式ボイコット」はいまや西側の合い言葉となった。
サンフランシスコの聖火リレー(日本時間10日午前六時頃)、第一走者が点火して倉庫に隠れ、そのまま装甲車のようなクルマに乗ってドロンしてしまった。コースは突如変更され、隠密作戦。
だれの見物のいない道路をときどきバスから降りて走り、またバスに乗って雲隠れという醜態。沿道の見物人もあっけにとられるという不名誉な仕儀となった。中国のメンツは丸つぶれである。五輪前に聖火リレーの寸断、開会式は西側から殆ど出席がない。五輪会場は合計200万人の私服も動員されて警備に当たり、北京市は警察国家となる。習近平は、責任を北京オリンピック委員会の劉棋におっかぶせるであろう。
▲北京五輪で景気は上向く筈ではなかったのか?
経済失速の責任は?
北京五輪をまたずに経済の失速が明確に始まっている。
責任をかぶるのは温家宝首相だろう。
すでに温家宝首相の失脚は時間の問題であり、降板が予定されていると北京の情報筋は推測している。
なぜなら温家宝は金銭スキャンダルの絶えなかい夫人と、形式的な離婚をしたが、「前夫人」は、いまも、「平安保険」との異常な癒着状態にあり、息子の陳松(ビジネスネーム)は、ありとあらゆるインサイダー取引や腐敗スキャンダルの影にでてくるからだ。
副首相は四人いる。実力者は王岐山(北京前市長代理)だが、広東からきた野心家の張徳江らが虎視眈々と次のポストを狙っていて、遠く重慶にとばされた薄キ来や、ライジングスター王洋(広東省書記)らも、そのつぎを狙っている。北京五輪直後から、中国は人事をめぐる熾烈な権力闘争に陥るだろう
~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)
4月11日(金曜日) 通巻第2152号
人民元、対米ドルレート、初の六元台へ
インフレ抑制に致し方なく決断か
**********************
これで雑貨、靴、アパレルなど「労賃の安さ」が売り物だった中国製品の輸出は壊滅的打撃を受けるだろう。
しかし石油などの輸入代金が劇的に下がるから、猛烈なインフレをすこしは抑制できる効果が期待できる。
昨日(4月10日)の市場では一人民元の為替レートが、6元台に突入した。3年前まで一ドル=8・2人民元の固定相場だった。
中国としても近代史始まって以来、未踏の分野、しかも準固定相場制度を維持してきたわけだから関係者のとまどいも多いだろう。
おととし7月に、欧米の圧力で2・1%の切り上げを行って以来、昨日までに人民元は対米ドル為替レートを累計14%ほど切り上げた。
それでも米国議会が要求しているのは30-40%という猛烈な切り上げであり、連邦議会は納得しないだろう。
五輪前に中国経済は大混乱に陥っている。経済の混沌はサンフランシスコの聖火騒ぎを上回るほどの深刻な問題である。
△ △
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しかし石油などの輸入代金が劇的に下がるから、猛烈なインフレをすこしは抑制できる効果が期待できる。
昨日(4月10日)の市場では一人民元の為替レートが、6元台に突入した。3年前まで一ドル=8・2人民元の固定相場だった。
中国としても近代史始まって以来、未踏の分野、しかも準固定相場制度を維持してきたわけだから関係者のとまどいも多いだろう。
おととし7月に、欧米の圧力で2・1%の切り上げを行って以来、昨日までに人民元は対米ドル為替レートを累計14%ほど切り上げた。
それでも米国議会が要求しているのは30-40%という猛烈な切り上げであり、連邦議会は納得しないだろう。
五輪前に中国経済は大混乱に陥っている。経済の混沌はサンフランシスコの聖火騒ぎを上回るほどの深刻な問題である。
△ △
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♪(読者の声1)昨夜、「中国を糾弾する緊急国民集会」に駆けつけました。外は寒い雨もよいでしたが、それをものかはと集まった聴衆で満席となった会場内には朦朦とした熱気が立ち上がっていました。
会場に満ちた参集者の熱い思いはチベットの人々へ、そして丁度来日していて米国へと向かったダライラマ倪下へ届くほどでした。
宮崎さんのご講演大儀に存じます。やや聴き疲れ気味の聴衆は、日銀総裁がいなくても日本の金融は動き、総理大臣がいなくても日本は回る、とのご発言にドッと沸き拍手喝采でした。
国会議員は西村眞悟代議士が駆け付けられて、演壇に立ち、しかも三時間の集会の最後まで着座していました。国会議員はしゃべって自分をアピールしたらサッといなくなるものです。
国会開会中ですから多忙かつ疲労困憊の筈。中国政府によるチベットの人々への弾圧に対する西村氏の憤り、虐げられているチベットの人々への哀しみの気持ちを見た思いです。 西村氏は講演の中で中国の領土膨張欲は日本にも向けられるだろうと預言しました。韓国の李明博(リメイハクと発語する見識に賛意)大統領は北朝鮮が崩壊した場合、西ドイツが東ドイツを助ける形でしたような統一は望まず、北朝鮮を国連の信託統治とすることを表明しており、そうなれば信託統治する中国の勢力は朝鮮半島全域に及ぶことになり、三十八度線は対馬海峡に下がり、日本は脅威に曝されることになる。このことを分かっている政治家はいない。と述べていました。自国にだけは危機は降り掛からないと日本の政治家たちは思っているから、永田町集会所で毎日脳天気に政争をやっていられるんでしょう。百年前にロシアが朝鮮半島に勢力を伸ばしてきた時同様の危機が足音を立てて近づきつつあることを感知している政治家は西村眞悟氏以外日本にいないのでしょうか。彼らが近づいている危機に気付かないふりをしているとしたらこれほど罪深いことはありません。そんな永田町の住人たちはサッサと清掃してしまわないと、日本人は日本国を喪失してしまいます。ますます血気のボルテージが高まる一夕でした。(有楽生)
(宮崎正弘のコメント)ジャーナリストの西村幸祐氏がダライラマ法王の記者会見に出て、その足で成田から会場へ駆けつけ、報告をして呉れたのは、臨場感がありましたね。それから中国人が二人、ウィグルからも駆けつけて演壇に登って貰いました。圧巻はなんといっても昨日の主役ペマ・ギャルポさんでした。あの氷雨のなか、会場は満員。国民の意識の高さを見せつけられました。早速のご感想有り難う御座います。
♪(読者の声2) 老婆心ながら、白川方明日銀総裁の経歴です。1949年 福岡県生まれ、東大(経)卒、’72年日銀入行 、2006年7月 理事にて退官。同7月 京都大学大学院教授(金融政策)、2008年3月 日銀副総裁。生粋の「日銀マン」で、大学教授ではあり ません。(KI生、尼崎市)
(宮崎正弘のコメント)日銀プロパーのかたですか。印象の薄いのは何故でしょう。 日本の通貨、金利政策をこの御仁に託してもいいのでしょうか?
♪(読者の声3)いま、勇敢なひとりの女性代議士をわたしたちは目しています。下記のブログを転送します。
◎ 稲田朋美から皆様へ!
~~~~~~~~
映画「靖国」の助成金問題について産経新聞正論に書きました。
新聞では字数に限りがありましたので割愛していないものをこちらに掲載させていただきます。
表現の自由、言論の自由が保障されているわが国で、どのような政治的、宗教的宣伝意図のある映画を制作し公開しようと自由である。日本は政治的圧力により映画の上映を禁止し、書物を発禁にするような非民主主義国家ではない。私と若手自民党議員の「伝統と創造の会」(「伝創会」)は、映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)自体ではなく、そこに文化庁所管の日本芸術文化振興会が750万円の公的助成金を出していること、その一点を問題にした。
発端は「反日映画『靖国』は日本の助成金750万円で作られた」という平成昨年12月20日号の週刊新潮の記事だった。この映画を試写会で観た複数の人が映画のなかに弁護士時代の私が映っていると教えてくれた。もちろん私はこの映画で観客の眼にさらされることを同意したことはない。今年の2月に伝創会で助成金支出の妥当性を検討することになり、文化庁に上映をお願いした。当初文化庁からは映画フィルムを借りて上映するという話があり、日時場所も設定したが、直前に制作会社が一部の政治家だけにみせることはできないというので、すべての国会議員向けの試写会になった。一部のマスコミに歪曲されて報道されたような私が「事前の(公開前)試写を求めた」という事実は断じてない。公開前かどうかは私にとって何の意味もなく、映画の「公開」について問題にする意図は全くなかったし、今もない。
結論からいって同振興会が助成金を出したのは妥当ではない。日本映画である、政治的、宗教的宣伝意図がない、という助成の要件を満たしていないからだ。
会場に満ちた参集者の熱い思いはチベットの人々へ、そして丁度来日していて米国へと向かったダライラマ倪下へ届くほどでした。
宮崎さんのご講演大儀に存じます。やや聴き疲れ気味の聴衆は、日銀総裁がいなくても日本の金融は動き、総理大臣がいなくても日本は回る、とのご発言にドッと沸き拍手喝采でした。
国会議員は西村眞悟代議士が駆け付けられて、演壇に立ち、しかも三時間の集会の最後まで着座していました。国会議員はしゃべって自分をアピールしたらサッといなくなるものです。
国会開会中ですから多忙かつ疲労困憊の筈。中国政府によるチベットの人々への弾圧に対する西村氏の憤り、虐げられているチベットの人々への哀しみの気持ちを見た思いです。 西村氏は講演の中で中国の領土膨張欲は日本にも向けられるだろうと預言しました。韓国の李明博(リメイハクと発語する見識に賛意)大統領は北朝鮮が崩壊した場合、西ドイツが東ドイツを助ける形でしたような統一は望まず、北朝鮮を国連の信託統治とすることを表明しており、そうなれば信託統治する中国の勢力は朝鮮半島全域に及ぶことになり、三十八度線は対馬海峡に下がり、日本は脅威に曝されることになる。このことを分かっている政治家はいない。と述べていました。自国にだけは危機は降り掛からないと日本の政治家たちは思っているから、永田町集会所で毎日脳天気に政争をやっていられるんでしょう。百年前にロシアが朝鮮半島に勢力を伸ばしてきた時同様の危機が足音を立てて近づきつつあることを感知している政治家は西村眞悟氏以外日本にいないのでしょうか。彼らが近づいている危機に気付かないふりをしているとしたらこれほど罪深いことはありません。そんな永田町の住人たちはサッサと清掃してしまわないと、日本人は日本国を喪失してしまいます。ますます血気のボルテージが高まる一夕でした。(有楽生)
(宮崎正弘のコメント)ジャーナリストの西村幸祐氏がダライラマ法王の記者会見に出て、その足で成田から会場へ駆けつけ、報告をして呉れたのは、臨場感がありましたね。それから中国人が二人、ウィグルからも駆けつけて演壇に登って貰いました。圧巻はなんといっても昨日の主役ペマ・ギャルポさんでした。あの氷雨のなか、会場は満員。国民の意識の高さを見せつけられました。早速のご感想有り難う御座います。
♪(読者の声2) 老婆心ながら、白川方明日銀総裁の経歴です。1949年 福岡県生まれ、東大(経)卒、’72年日銀入行 、2006年7月 理事にて退官。同7月 京都大学大学院教授(金融政策)、2008年3月 日銀副総裁。生粋の「日銀マン」で、大学教授ではあり ません。(KI生、尼崎市)
(宮崎正弘のコメント)日銀プロパーのかたですか。印象の薄いのは何故でしょう。 日本の通貨、金利政策をこの御仁に託してもいいのでしょうか?
♪(読者の声3)いま、勇敢なひとりの女性代議士をわたしたちは目しています。下記のブログを転送します。
◎ 稲田朋美から皆様へ!
~~~~~~~~
映画「靖国」の助成金問題について産経新聞正論に書きました。
新聞では字数に限りがありましたので割愛していないものをこちらに掲載させていただきます。
表現の自由、言論の自由が保障されているわが国で、どのような政治的、宗教的宣伝意図のある映画を制作し公開しようと自由である。日本は政治的圧力により映画の上映を禁止し、書物を発禁にするような非民主主義国家ではない。私と若手自民党議員の「伝統と創造の会」(「伝創会」)は、映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)自体ではなく、そこに文化庁所管の日本芸術文化振興会が750万円の公的助成金を出していること、その一点を問題にした。
発端は「反日映画『靖国』は日本の助成金750万円で作られた」という平成昨年12月20日号の週刊新潮の記事だった。この映画を試写会で観た複数の人が映画のなかに弁護士時代の私が映っていると教えてくれた。もちろん私はこの映画で観客の眼にさらされることを同意したことはない。今年の2月に伝創会で助成金支出の妥当性を検討することになり、文化庁に上映をお願いした。当初文化庁からは映画フィルムを借りて上映するという話があり、日時場所も設定したが、直前に制作会社が一部の政治家だけにみせることはできないというので、すべての国会議員向けの試写会になった。一部のマスコミに歪曲されて報道されたような私が「事前の(公開前)試写を求めた」という事実は断じてない。公開前かどうかは私にとって何の意味もなく、映画の「公開」について問題にする意図は全くなかったし、今もない。
結論からいって同振興会が助成金を出したのは妥当ではない。日本映画である、政治的、宗教的宣伝意図がない、という助成の要件を満たしていないからだ。
まずこの映画は日本映画とはいえない。
同振興会の平成20年度芸術文化振興基金助成金募集案内によれば「日本映画とは、日本国民、日本に永住を許可された者又は日本の法令により設立された法人により製作された映画をいう。
ただし、外国の制作者との共同制作の映画については振興会が著作権の帰属等について 総合的に検討して、日本映画と認めたもの」としている。
映画「靖国」の制作会社は日本法により設立されてはいるが、取締役はすべて(名前からして)中国人である。
映画の共同制作者は北京映画学院青年電影製作所と北京中坤影視制作有限公司である。製作総指揮者、監督、プロデューサーはすべて中国人である。このような映画が日本映画といえるだろうか。
ちなみに政治資金規正法では、日本法人であっても外国人が出資の過半を有する会社からは寄付を受けてはいけない扱いが原則である。
さらに映画「靖国」は、政治的存在である靖国神社をテーマとして扱っておりそもそもが政治的宣伝である。
さらに映画「靖国」は、政治的存在である靖国神社をテーマとして扱っておりそもそもが政治的宣伝である。
これらを総合的に判断すると、映画「靖国」が、「日本映画」であり「政治的宣伝意図がない」とし、助成金を支出したことに妥当性はない。
なお、この映画には肖像権侵害や靖国刀が靖国神社のご神体だという虚偽の事実の流布など法的にも問題があることが有村治子参議院議員の国会質疑で明らかになった。
私たちが文化庁に上映を依頼したとき、映画は既に完成し国内外で試写会が行われていた。配給会社によれば、釜山映画祭(韓国)、サンダンス映画祭(米国)、ベルリン映画祭(ドイツ)等の国際映画祭で高い評価を得たという。
私は弁護士出身の政治家として、民主政の根幹である表現の自由を誰よりも大切に考えている。だからこそ人権擁護法案にも反対の論陣を張っているのだ。今回の上映の要請が「事前検閲であり表現の自由に対する制約」という捉え方をされ、そのような誤った報道をされたことは、私の意図をまったく歪曲したものであり、許し難い。
民主政の根幹である表現の自由によって私の政治家としての発言の自由を規制しようという言論があることにも憤りを感じる。
私たちが文化庁に上映を依頼したとき、映画は既に完成し国内外で試写会が行われていた。配給会社によれば、釜山映画祭(韓国)、サンダンス映画祭(米国)、ベルリン映画祭(ドイツ)等の国際映画祭で高い評価を得たという。
私は弁護士出身の政治家として、民主政の根幹である表現の自由を誰よりも大切に考えている。だからこそ人権擁護法案にも反対の論陣を張っているのだ。今回の上映の要請が「事前検閲であり表現の自由に対する制約」という捉え方をされ、そのような誤った報道をされたことは、私の意図をまったく歪曲したものであり、許し難い。
民主政の根幹である表現の自由によって私の政治家としての発言の自由を規制しようという言論があることにも憤りを感じる。
外国による政治的宣伝の要素のある映画への助成は極力慎重に行われる必要があるだろう。
表現や言論は自由であり、最大限尊重されなくてはならないのは当然だが、そのことを理由に税金の使われ方の妥当性を検証する政治家の言論の自由を封殺しようとすることは背理である。(引用止め)
(X生)
(宮崎正弘のコメント)稲田代議士とは政治家になられる以前、弁護士時代からの知り合いでその活躍ぶりを目撃してきました。こういう勇敢な女性代議士がもっと増えることを祈っております。ちなみに台湾は34人が女性代議士です(定員123名ですから、実に参割です)。
大和撫子よ、政治を改革するために立ち上がろう!
~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)
(X生)
(宮崎正弘のコメント)稲田代議士とは政治家になられる以前、弁護士時代からの知り合いでその活躍ぶりを目撃してきました。こういう勇敢な女性代議士がもっと増えることを祈っております。ちなみに台湾は34人が女性代議士です(定員123名ですから、実に参割です)。
大和撫子よ、政治を改革するために立ち上がろう!
~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)
4月12日(土曜日) 通巻第2153号 (11日発行)
△△△△△△△△△△△△△△△△△△
『馬英九の台湾』はどこへ?
宮崎正弘
第十三代台湾総統に当選した馬英九は長身でスポーツマン。その上にハンサムだから若い女性の「追っかけ」がでるほどの人気者である。ハーバード大学で博士号。
若き日の石原慎太郎に似ているので、イデオロギーにこだわらない若い世代と中間層が外省人の馬に投票した。彼の得票率は58%だった。
浮動票をかっさらい、国民党のイメージ戦略がずばりあたった。
直後から台湾株式指数は跳ね上がり、台湾ドルも高騰を示した。市場は明確に馬当選を祝福、そこに不安よりも希望を見いだしたのだ。
台湾民衆はさりとて国民党の独裁強権政治、あの白色テロの恐ろしい時代を忘れているわけではない。
馬英九を嫌悪し民進党を支持した鉄票の42%は不動である。六十歳台以上の本省人は「なんで外来政権を支持するのか、再び屈辱と被支配に忍従しようとするのか」と激しく激昂する。
しかし時代は急速に変化していた。
「独立」「統一」論議を脇に置いて底流には目に見えない台湾社会の様変わりと世代間の認識の格差拡大だ。
統一は長期目標で、当面は経済協力の話し合いの政治日程しかなく、今後、決定的失策がないかぎり馬英九新政権は二期八年になる可能性が高い。
経済政策がもたついた陳水扁(民進党)政権を見限った最大勢力は台湾の財界、経済界だ。かれらこそ現状維持が全てなのである。
世界の集積回路を代表する台湾の「TSMC」(台湾積体電路製造、曹興誠会長)が「両岸和平法」の制定を提唱し、財界人の多くが賛同、このあたりから流れは変わった。
▲民進党を大胆に見限ったのは台湾財界だった
すでに六万社、百万人の台湾人マネジャー、エンジニアが中国大陸で工場をつくり、店舗を開き、大きな商売を展開している。
北京が批判する民進党より、国民党政権のほうが商売がやりやすいと台湾人ビジネスマンは判断した。国民党は産業界をさらに引きつけるため中国との「共同市場」構想を掲げた。
当選直後の会見で馬英九は勝ちすぎた嬉しさを隠しつつ、「独立しない」「統一しない」「武力を用いて問題解決にあたらない」という「三不」(三つのNO)路線を繰り返し、現状維持を前面に出した。
当選翌日、海外から取材に来ていたおよそ300名の外国人ジャーナリストをあつめて緊急に馬英九会見が行われ、一時間半の熱演があった。馬英九が一番先に表明したのはブッシュ大統領からの祝賀メッセージだった。米国との緊密な関係を誇示し、国民に安心感を与えた。そう、彼は親米派なのである。反日姿勢を問うため筆者が質問した。 「あなたは反日活動家の前歴があり日本でいまも『反日家』とされている。どうやって日本と台湾との関係改善をするのか?」
馬英九次期総統は「それは今世紀最大の誤解。わたし自身、日本で誤解されている事実認識があったので昨秋十一月にも訪日し多くの人に会って理解を深めた。訪日は有益だった。自民党、民主党、公明党に友人もできた。日本のマスコミはわたしが尖閣諸島の帰属問題で反日的と言っているが、世界中どの国も領土係争を抱えており、偶発的衝突をさけ、貿易や投資を増大させてゆくことが重要だ」。台湾にも新しいタイプの政治家が現れた。(この文章は『北国新聞』、4月7日付けコラム「北風抄」からの再録です)△ △
小泉総理の靖国神社参拝をめぐっては、国内外で議論があった。特に日中関係は小泉総理の参拝をめぐって首脳会談ができなくなるほど政治問題化した。 △△△△△△△△△△△△△△△△△△
『馬英九の台湾』はどこへ?
宮崎正弘
第十三代台湾総統に当選した馬英九は長身でスポーツマン。その上にハンサムだから若い女性の「追っかけ」がでるほどの人気者である。ハーバード大学で博士号。
若き日の石原慎太郎に似ているので、イデオロギーにこだわらない若い世代と中間層が外省人の馬に投票した。彼の得票率は58%だった。
浮動票をかっさらい、国民党のイメージ戦略がずばりあたった。
直後から台湾株式指数は跳ね上がり、台湾ドルも高騰を示した。市場は明確に馬当選を祝福、そこに不安よりも希望を見いだしたのだ。
台湾民衆はさりとて国民党の独裁強権政治、あの白色テロの恐ろしい時代を忘れているわけではない。
馬英九を嫌悪し民進党を支持した鉄票の42%は不動である。六十歳台以上の本省人は「なんで外来政権を支持するのか、再び屈辱と被支配に忍従しようとするのか」と激しく激昂する。
しかし時代は急速に変化していた。
「独立」「統一」論議を脇に置いて底流には目に見えない台湾社会の様変わりと世代間の認識の格差拡大だ。
統一は長期目標で、当面は経済協力の話し合いの政治日程しかなく、今後、決定的失策がないかぎり馬英九新政権は二期八年になる可能性が高い。
経済政策がもたついた陳水扁(民進党)政権を見限った最大勢力は台湾の財界、経済界だ。かれらこそ現状維持が全てなのである。
世界の集積回路を代表する台湾の「TSMC」(台湾積体電路製造、曹興誠会長)が「両岸和平法」の制定を提唱し、財界人の多くが賛同、このあたりから流れは変わった。
▲民進党を大胆に見限ったのは台湾財界だった
すでに六万社、百万人の台湾人マネジャー、エンジニアが中国大陸で工場をつくり、店舗を開き、大きな商売を展開している。
北京が批判する民進党より、国民党政権のほうが商売がやりやすいと台湾人ビジネスマンは判断した。国民党は産業界をさらに引きつけるため中国との「共同市場」構想を掲げた。
当選直後の会見で馬英九は勝ちすぎた嬉しさを隠しつつ、「独立しない」「統一しない」「武力を用いて問題解決にあたらない」という「三不」(三つのNO)路線を繰り返し、現状維持を前面に出した。
当選翌日、海外から取材に来ていたおよそ300名の外国人ジャーナリストをあつめて緊急に馬英九会見が行われ、一時間半の熱演があった。馬英九が一番先に表明したのはブッシュ大統領からの祝賀メッセージだった。米国との緊密な関係を誇示し、国民に安心感を与えた。そう、彼は親米派なのである。反日姿勢を問うため筆者が質問した。 「あなたは反日活動家の前歴があり日本でいまも『反日家』とされている。どうやって日本と台湾との関係改善をするのか?」
馬英九次期総統は「それは今世紀最大の誤解。わたし自身、日本で誤解されている事実認識があったので昨秋十一月にも訪日し多くの人に会って理解を深めた。訪日は有益だった。自民党、民主党、公明党に友人もできた。日本のマスコミはわたしが尖閣諸島の帰属問題で反日的と言っているが、世界中どの国も領土係争を抱えており、偶発的衝突をさけ、貿易や投資を増大させてゆくことが重要だ」。台湾にも新しいタイプの政治家が現れた。(この文章は『北国新聞』、4月7日付けコラム「北風抄」からの再録です)△ △
映画「靖国」のメインキャストは小泉総理と靖国神社を訴えていた裁判の原告らである。
私も弁護士として、靖国神社の応援団としてその裁判にかかわった。その裁判で、原告らは一貫して「靖国神社は国民を死ねば神になるとだまして、侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」と主張していた。
映画「靖国」からは同様のメッセージが強く感じられる。映画の最後でいわゆる「南京大虐殺」にまつわるとされる真偽不明の写真が多数映し出され、その合間に靖国神社に参拝される若かりし日の昭和天皇のお姿や当時の国民の様子などを織り交ぜ、巧みにそのメッセージを伝えている。
いわゆる「南京大虐殺」の象徴とされる百人斬り競争―私は、戦犯として処刑された少尉の遺族が、百人斬り競争は創作であり虚偽であることを理由に提起した裁判の代理人もつとめた。結論は遺族らに対する人格権侵害は認められなかったが、判決理由の中で「百人斬りの内容を信用することが出来ず甚だ疑わしい」とされた。
ところが映画「靖国」では、この百人斬り競争の新聞記事を紹介し、「靖国刀匠」をクローズアップすることにより、日本軍人が日本刀で残虐行為を行ったというメッセージを伝えている。この会社は、平成5年に中国中央テレビの日本での総代理として設立されたという。