オバマ氏のある日の演説(下) | 日本のお姉さん

オバマ氏のある日の演説(下)

ようちゃん、おすすめ記事。↓頂門の一針

オバマ氏のある日の演説(下)
━━━━━━━━━━━━━━平井 修一

平井の注:オバマ氏の演説の最終章。「変化と希望、選択、

福祉」「汝 の欲するところを人に施せ

(聖書の言葉です。by日本のお姉さん)差別の問題から離れ

てしまえば結局は何も 変わりません」「病人に医療を、

失業者に仕事を、我々の子供たちへ教 育を」

「今が建国の精神を仕上げる出発点なのだ」と熱く語っている。

専属のスピーチライターがいるのだろうが、聴衆の感性と

理性にリズム 感良くアピールしていく。米国はスピーチの国、

ディベートの国なのだ なあと改めて思う。なお、機会があれ

ばマケイン氏の演説も紹介したい。・・・・

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皮肉というか、典型的な、つまり保守的なアメリカ人の

「自助の精神」 は、ライト師の説教で頻繁に語られています。

しかし、私の元牧師がし ばしば理解できなかったのは、

自助のプログラムに乗り出すことは、社 会を変えることが

できるという確信をも必要とするということです。

ライト師の説教の深い間違いは、彼が我々の社会で人種

差別主義につい て話したということでありません。まるで

我々の社会が静止(膠着)状 態であるように話したということ

です。あたかも、まるで進歩がなされ なかったように。


この国は、彼自身のメンバーのうちの1人(私)がその土地

の最高層のオ フィスに入居し、黒人と白人の連立を、

ラテンアメリカ系とアジア人、 富める者と貧しい者、

老いと若きとの連立を築くことを可能にした国なのです。

それにも拘わらず、この国が悲劇の過去にまだひどく縛られ

ているかの ようにライト師は語りました。しかし、我々が

知っているもの、我々が 見てきたたもの、それは

「アメリカは変化できる」ということです。

それが、この国の本当の天賦の才です。

我々がすでに成し遂げたものは、我々が明日成し遂げる

ことができ、成し遂げなければならないもののために大きな

希望を与えてくれます。白人のコミュニティで、より完全な

統合への道は、アフリカ系アメリカ人のコミュニティを悩ます

ことが、黒人の人々の心の中にだけにあるというのでは

ない現実、すなわち「差別の遺産」を認めることから

始まります。

現在の差別は過去に比べて露骨ではないのですが、そ

れは現実にあり、 触れなければなりません。言葉だけで

なく、行為で差別をなくしていか ねばなりません。

我々の学校と我々のコミュニティに投資することによって。

我々の公民 権法を実行し、我々の司法制度で公正さを確実

にすることによって。前 世代が利用できなかった機会の

はしご(支援策)をこの世代に提供する ことによって。

すべてのアメリカ国民は、夢は他者の犠牲、代価で実現する

ものではな いと理解する必要があります。黒、茶、白の子

供たちの健康、福祉、教 育に投資することは、最後に

アメリカ全てに繁栄をもたらすことになり ます。

結局、今求められることは、それ以上でもそれ以下でもなく、

全世界の 偉大な宗教が求めているものと一緒です。

すなわち、汝の欲するところ を人に施せ、ということです

(聖書の言葉です。by日本のお姉さん)

兄弟のごとくに接せよ、と聖書が我々に示しています。姉妹の

ごとくに接せよと。みんながお互いの共通利益を見つけよう、

そして、我々の政治にその精神を反映させていきましょう。

我々は、この国で選択ができます。我々は、分裂と対立、

シニシズム (冷笑主義)を育む政治を受け入れることも

できます。我々は、ただの 野次馬として人種問題に関わる

こともできます、OJシンプソン裁判でそ うしたように。

または悲劇の跡をたどることもできます、ハリケーン・カト

リーナの余 波をたどったように。または毎夜のニュースの

ネタとして。我々はライ ト師の説教をあらゆるチャンネルで、

毎日楽しみ、今から選挙までそれ について語ることができ、

この選挙キャンペーンで唯一の質問をします。

私が彼の最も攻撃的な言葉を信じるのか、共鳴するのかと。

我々はヒラ リー・サポーターによる若干の失態、すなわち

彼女が人種カードをもて あそんでいるというのを証拠として

非難することができます。

あるいは、我々はジョン・マケインに彼の政策に関係なく

白人全員が総 選挙で群がるかどうかについていろいろ

思索することができます。 我々はそうすることができます。

しかし、我々が差別の問題から離れてしまえば、次の選挙で

我々は他の問題を話題にしていることでしょう。

次の次の選挙でも別のテーマで、その繰り返し。

結局は何も変わりません。

それは、ひとつのオプション(選択肢)です。現在、この選挙で

我々は 一緒に集っていますが「今は人種を論ずる時ではない」

と言うこともで きます。

今回、我々は、黒人の子供たち、白人の子供たち、アジアの

子供たち、 ヒスパニックの子供たち、アメリカインディアンの

子供たちの未来を奪っている学校崩壊について話したいの

です。

今回、我々は、これらの子供たちは学習能力がないんだ、

それらの子供 たちは我々(白人)に似ていないから他の

誰かの問題だというシニシズ ムを拒絶したいです。

アメリカの子供たちは、他国の子供でありません、

彼らは我々の子供なのです。

そして、我々は彼らに21世紀の経済社会で遅れをとらせて

はなりません。今日ではなく明日のためなのです。

今回、我々は、健康保険から漏れている白人、黒人、

ヒスパニックが治 療を受けられる方法について話したい

のです。彼らはワシントンにおい て自分達だけでこの

問題を克服する力はなくても、我々が一緒になれば
彼らは治療を受けられるのです。

今回、我々は、シャッターが下ろされた工場について

話したいのです。
かつてこの工場はあらゆる人種の男性と女性に適切な

生命の糧を与えた のです。そして「売家」の看板がつけら

れた家は、あらゆる宗教、あら ゆる地域、あらゆる分野の

アメリカ人がかつて所有していたのです。

今回、我々は、本当の問題は「あなたに似ていない誰かが

あなたの仕事 を奪うかもしれない」ということではないという

事実について話したい のです。問題は、あなたの会社が

利益もなくただ同然で会社を海外へ移 転するという

(産業空洞化の)ことなのです。

今回、我々は、誇り高い旗の下で一緒に仕事をし、一緒に

戦い、一緒に 血を流したあらゆる色と信条の男性と女性に

ついて話したいのです。我 々は、決して認めるべきでは

なかった戦争から兵士を家に連れ戻す方法 について

話したいのです。そして、我々は、彼らとその家族のケアをし、

給付金によって我々の愛国心を示す方法について

話したいのです。

私が心の底から「これが大多数のアメリカ人がこの国の

ために望むもの なのだ」と思っていないのならば、私は

大統領に立候補してはいないで しょう。この統合は決して

完璧ではないかもしれませんが、世々代々そ れが続けば

仕上がっていくでしょう。私自身がこの可能性について疑念
を持ったときに、最も多くの望みを与えてくれるは次世代の

若者です。
この選挙において、変化へ向けての彼等の態度と信条と

開放性は、歴史 に刻まれることでしょう。

特に今日、皆さんに残したいひとつの物語があります。

キング博士の誕 生日に私は彼のアトランタにあるエベネ

ゼル・バプティスト教会で話す 大きな名誉をいただき、

この物語を語りました。

アシュリー・バイアという23才の白人の若者がいます。

サウスカロライ ナ州フローレンスで我々の選挙キャンペーンを

組織しました。彼女はこ のキャンペーンが始まって以来、

大部分はアフリカ系アメリカ人のコミュニティを組織するために

働いていました。そしてある日、彼女は誰もが自由に彼らの

話や、キャンペーンに参加した理由を語る円卓集会で

こう話しました。

アシュリーが9才のとき、母親がガンにかかってしまいました。

母親は仕 事を休みがちになり、やがて解雇され、健康保険

資格を失いました。彼 らは自己破産を申し込まなければ

ならなくなり、そしてアシュリーはお 母さんを助けるため

に何かしなければならないと決意したのです。

彼女は、食糧費が彼らの最も高い経費のうちのひとつである

ということ を知りました。そして、アシュリーはお母さんの

大好物がマスタード風 味サンドイッチということも知って

いました。最も安上がりの方法でし た。お母さんが快方に

向かうまで、彼女は1年間それでしのぎました。そして彼女は、

親を助けたい、助ける必要があるという、この国の何百万もの

子供たちを助けることが、彼女が我々のキャンペーンに

加わった理由であったと円卓集会で語りました。

アシュリーは異なる選択をしたかもしれません。母親の困難の

原因が 「生活保護を受けてる怠惰な黒人、または不法入国

したヒスパニックだ」などと誰かが言ったかもしれません。

しかし、彼女は不正、不公正との彼女の戦いにおいて我々

との連帯を求めたのです。アシュリーは彼女の話を終えると

部屋を見回し、キャンペーンを支持している他の参加者に

尋ねます。彼ら全員にはそれぞれの異なる物語と理由が

あります。多くは特定の問題をあげます。

そして最後に彼らはずっと静かに座っていた初老の黒人の

ところへ行き ます。そして、アシュリーは彼がなぜそこにいる

かと彼に尋ねます。彼 は特定の問題をあげませんし、

健康保険のことも経済のことも言いませ ん。彼は教育や

戦争についても言いません。

彼は「バラク・オバマのためいるんだ」とは言いません。

彼は誰にでも 「私はアシュリーのためにここにいるんだよ」と

言うのです。「アシュリーのためにここにいる」。その短い言葉

自体では、若い白人の女の子と年を経た黒人の間の連帯を

語るには十分でありません。それは病人に医療を、失業者に

仕事を、我々の子供たちへ教育を与えるのに は十分で

ありません。

しかし、そこが我々のスタートラインなのです。そこから我々の

統合が 強くなっていく出発点なのです。そして、愛国者の

一団がフィラデルフィアでその独立宣言文書に署名した時から

221年が経ち、その完成が今始まるところなのです。(おわり)
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3人乗り自転車に援助を
━━━━━━━━━━内田一ノ輔

現在のママチャリで、子供を乗せた3人乗りは絶対に反対だ。たまには、私もママチャリでスーパーに行く事がある。当然、スーパーで購入したビールや食品を、ハンドルの前のカゴに入れて走るわけであが、その場合、誰でもが感じるように、ハンドルをしっかり掴んでいないと危ないと分かる。

これは、自転車のハンドルを固定する軸を境に、その前方に重い荷物の荷重がかかることになる。これは、車両の直進性をつかさどる「キャス ター効果」を著しく損なうものであり、「ハンドルが取られる」「ハンドル操作が重くなる」「直進しにくい」という非常に不安定な状況にな ってしまう。後席にも子供を乗せていれば、さらに不安定となる。

この荷物が食品であればまだ良いが、大事な子供であれば、転んだ時重 大な事になってしまう。傍を車が走っているような状況では、安全ロー プを付けない綱渡りと同じだ。法律では、3人乗りを禁止しており、罰則もある。当然のことであると思う。しかし、子育て中の母親からしてみれば、これを完全に禁止されれば生活は成り立たないことになる。

昔なら、おばあさんが子守をしてくれていたが、今はそういう家庭は少 ない。幼い子供を家に置いたまま買い物に行く事も出来ない。

新聞紙上で、3人乗り自転車が交通事故にあったという話は目にしていな い。私が知らないだけなのかもしれないが、大切な子供を危険に晒していることを当然自覚している母親の自転車運転中の集中力や、自然と身についた危険予知能力。これは「戦場の兵士」とおなじである。

そして我々車のドライバーは、もし油断して子供を乗せた自転車と接触 し、そこで予想される悲劇の当事者には絶対になりたくないと特別の注 意をしているからに他ならない。

これは歩道を暴走する自転車とは全く異なる問題であって、3人乗りをせ ざるを得ないという、命がけで子育てをしている母親を、さらに絶望の 淵に落とし込ませ、より小子化を煽る事にもなってしまう。3月5日の紙面では、警察庁は子育て中の母親のニーズに応え再検討することになったそうだ。大賛成だが、安易な容認は問題をより複雑にしてしまう。

日本の技術力をもってすれば、安全性の高い3人乗り自転車を開発する事 は難しくないはずだ。問題は、改良された自転車の価格が高くなる事で あるのは間違いない。例えば、予算消化の為に、必要も無い道路工事等に無駄に使われている「ガソリン税」や、我ら愛煙家の血税である「タバコ税」から援助する手もある。なんなら、タバコ1箱10円値上げして援助に当てるという「限定タバコ税」というなら賛成したい。

当然、自転車として法律上の許されるサイズを超える事になる為、法律 の改定も必要となる。これなら、党派を超えた議員も反対の意見は無いと思うし、国民も納得すると思う。もっとも、こんな程度の事は「とっとと」やれる国になってもらいたい。(080305w-080403r)
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話 の 福 袋
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 ◎3人乗り用自転車開発 カワムラサイクル
発売を目指す3人乗り自転車の完成予想図
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0000907168.shtml
カワムラサイクル(神戸市西区)は、子ども2人を安全に乗せられる自
転車を開発した。自転車の3人乗りは道路交通法で禁止されているが、
警察庁は安全性が確保できる構造なら子ども2人を乗せる場合に限り認
める方針。同社は公認第1号を目指す。新製品「かるがも(仮称)」で、運転者の後ろに設けた専用シートに子ども2人を乗せる。後輪の左右にサスペンション付きの補助輪がある4輪構造を採用した。

従来の4輪自転車は、補助輪が縁石などに乗り上げた際に車体が大きく
傾くため、転倒の危険性が大きかった。はサスペンションが段差を吸収し、転倒しにくい。信号待ちなどの停止時は、ハンドルのレバー操作で車輪を固定でき、安定を保つという。警察庁の認可を得られれば、6月以降に発売する。価格は4万円前後で検討中。電動タイプは7-8万円を見込んでいる。警視庁は昨年末、自転車の3人乗りの禁止を徹底しようとしたところ、子どもを持つ保護者らが反発。このため、今年3月、自転車業界団体に安全な自転車の開発を検討するよう求めていた。神戸新聞 3日